🐱グアム弾丸ツアー(その5:気温差30度の帰国)2023年01月29日 08:38

グアム弾丸ツアー(その5:気温差30度の帰国)
グアム弾丸ツアー(その5:気温差30度の帰国)


2日間のグアムダイビングは、想定の範囲内とはいえ、あっという間に終わった。

ただ春の夜の夢の如し・・・。

器材をマリーナの桟橋で洗い、メッシュに詰めるとろこから帰国準備になる。

なるべく考えないようにしていたんだが、気温差は30度あるわけだ。

やれやれ・・・。

Tシャツ、短パン、サンダルの生活との別れ。

まあいい。

中根さんのお話では、明日からグアムの海も荒れるそうだ。

日本に寒波が来てから数日のタイムラグなんだそうだ。

世界は一つ、人類は皆兄弟なわけだな。

2500kmの海で隔てられているとはいえ、その海は繋がっているし、大気は循環しているからな。

その地球大気圏のうっすい層を3時間半も飛べば、最低気温-3度の東京に戻れるわけだ(帰りたくねー!)。

ボートキャプテンに別れを告げ、マリーナを後にする。

タンクを充填所に返して、一路ホテルへ。

次回はいつになるか分からないけど、グアムで潜る時は、また中根さんにお世話になるかも知れない。

ホテルの前でご挨拶して別れた。

ダイビングは、後片付けまでがダイビングだ。

ダイコンとライトは漬け置きにする。

水気を切るために吊るしたり、床置きにして乾かす。

完全には乾かなくても、空港での重量チェックをクリアしなければならないからな。

帰りは、フードやライトはナップザックに移すことにする。

手荷物検査で引っかかりそうなやつだけは預け入れの方にする(着替えとかは軽いのでそっちにして、ナップザックのスペースを空けることに)。

器材の部屋干しとパッキングの段取りをして、タモンの街に繰り出す。

といっても、明日の帰国に備えて、英気を養っておかなければならず、とりあえずは藤一番で爆食か(それって、ただの爆食じゃね?)。

チャーハンと餃子だが、既に書いたように、量が半端ではなかった。

チャーハンは、完全に2人前だ。

餃子も10個ほどあって、これも半分くらいでいい。

が、まあ、トーゼン、完食した。

食後の散歩をしたけど、さっさと退散して、夕方からホテルで寝た。

潜ってるか、食ってるか、寝てるか・・・。

疲れもドッと出て、部屋のテレビを点けっぱなしにしたまま、朝まで寝てしまった。

ABCマートが開くのを待って、朝のコーヒーを仕入れ、生乾きのままパッキングを途中までしてから、帰国日の午前中の散歩に出かけた。

フロントでチェックアウト後の荷物の預かりを交渉しようと相談したら、チェックアウトの時刻(正午)をピックアップの時刻(13:25)まで延ばしてくれるという。

HISツアーということでのサービスなのかは確認しなかった(レイトチェックアウトの追加料金はなし)。

レアレアの窓口で、当日の短時間のツアーがあるか聞いてみたが、コロナで需要もないので、現在はツアーは中止しているという。

時間も中途半端で、シャトルバスで移動するにしても、本数が減っていて、いい時間に戻ってこられない。

階下の水族館とか紹介されたが、もう、さんざん見てるからな(クイズは、いつも満点だし!)。

仕方がないので、同じ建物の中のお土産屋さんをぶらぶらする。

突き当りの2階にあったPCR検査は、観光客でも無料でやってくれるようだったが、パスポートを持って出なかったので受けなかった(体調に不安はないし、ワクチン接種証明の審査は出国前に通っているから、日本入国時はフリーパスのはずだ)。

HISを通すと、225ドル取られる(日本語ガイド付きだけどな:暴利だ・・・)。

まあ、どうでもいいんですが。

人が絡むサービスは、必ず金を取られる。

欧米流だな(グアムは、一応、米国の準州です)。

DIYなのは、節約のためだ。

その真似を、ウエットな人間関係の日本に持ち込んで、何でも自分でやらせようという手抜きは許せん!。

そのくせ、ねちねちした義理と人情は強制してくるしな。

金の切れ目は、縁の切れ目。

それでいい。

コロナの時代、死ぬときは皆一人だ・・・。

話を戻す。

そろそろピックアップの時刻が迫ってきたので、ウエスチンの近くの藤一番に行ったんだが、閉まっていた(こっちは営業していないのかも:未確認)。

一度ホテルに戻って、パッキングを完了してから昼飯に出直す(カードキーの不具合で、何度かフロントと往復する。掃除のおばちゃんが、見かねて合鍵(万能カード?)で開けてくれたりした。:うーん、そういうセキュリティ管理でいいのかあ?:まあ、南の島ですから)。

時間が無くなり、急遽、目の前のグリーンドアで食べることにして店に入ったんだが、ちょうど昼時で満員。

調理場近くのカウンターに席を作ってもらい、チキンカツカレーとマンゴージュース。

混んでいて、なかなか料理が出てこないのでひやひやしたら、激辛のカレーが出来上がってきた。

熱いのと辛いのを我慢して、汗だくになりながら完食して、ホテルに戻る。

ここからは、帰国に集中しなければならない。

幸い、ピックアップの時刻には余裕で間に合った(浮沈子は一番乗り:他は若いカップル2組)。

マイクロバスは、空港直行。

チェジュ航空のカウンターまで案内してくれたスタッフに別れを告げ、荷物の計量。

21kg弱で、余裕だ。

ここで、初めてワクチン接種証明書の提示を求められた。

見せるだけで、返してくれたので、次回も使えるな。

予備を含めて、2枚持って行ったからな(余裕だ・・・)。

ツアーのいいところは、手続き関係での遺漏がないことだ(それでも、完全とは限りませんが)。

個人手配だと、それも含めて心配しなければならない。

手荷物検査などで引っかかることもなく(リチウムイオン電池:18650を4本と、外付けバッテリー1個)、成田と違って、パソコン出せとかも言われないし(その代わり、靴は脱がされる)。

入国審査を通って、ようやく一安心。

日本で受け取っていたWi-Fiルーターは、結局、ホテルのWi-Fi環境が良かったことと、街歩きでは持ち出さなかったので、帰国の際のグアム国際空港の待ち時間だけで使った。

まあ、ネット環境の保険みたいなもんだからな。

それでも、空港で搭乗するまでの暇つぶしには役に立った。

ターミナルの端っこ(4番ゲート)からの搭乗は時刻通り。

帰りの機内では、4ドルで缶コーヒー(しかも冷たいヤツ)を買ってみた。

LCCのくせに、こういうのは全然安くない(空港内と同じ感じ)。

まあいい。

何事も経験だ。

帰りは気流の関係で3時間半くらいで着く。

パソコンも起動して、久々の「機上の空論」を書いた。

まあ、直ぐ着きそうだったので、ちょこっとだけ。

で、パソコンを仕舞ってしばらくしたら、急に揺れ出してヤバい感じになった。

浮沈子が体験した揺れの中でも大きい方だ。

一番揺れたのは、若い頃に米国本土(ワシントンDC)に行った時だけどな(ANA直行便)。

それ以来の揺れ方だ。

が、5分ほどで収まり、安定した気流の中を無事に成田にランディング。

ほぼ予定通りの時刻(18時45分くらい?)。

廊下を延々と歩かされてから、スマホの画面(ビジットジャパンウェブ)を見せて検疫通過(体温は、赤外カメラで係官が見ているようです)。

入国審査は自動受付(パスポートスタンプなし)。

税関申告は、紙で書いて持っていたんだが、ウェブ申請の列に並んでしまって時間を損した(これも経験です)。

何事もなく入国に成功(って、ふつーの帰国ですけど)。

で、Wi-Fiルーターを返却するために、インフォメーションで第2ターミナルへの行き方を聞いたんだが、ここがそうだと言われた。

道理で、歩かされたわけだ。

返却ボックスもインフォメーションの近くにあって、あっという間に帰国関係の手続きは終わる。

後は、駐車場までてくてく歩くだけだが、さすがに第2ターミナルから歩くと遠い(1.5km位か)。

で、ターミナル間を巡回しているバスに乗って第3ターミナルまで移動。

降っていた雨もやみ、月まで出ていて、第3ターミナルから暗い夜道をてくてくと歩いて駐車場に着いた(夜8時過ぎだと、歩道が暗く、女性の一人歩きは不安だな)。

クルマは駐車場に無事にあった!(受付の係員は、またも不在!)。

開けっ放しのゲートを出て、高速に乗って一安心。

酒々井の上り線のパーキングエリアで着替えをして、気温差30度の態勢になる。

Nバンの温度計は摂氏4度。

べらぼーめ・・・。

高速を走っているうちに雨が降り出す。

途中から雨がみぞれになり、首都高に入ってからは雪に変わった。

雪の舞うレインボーブリッジを渡り、下道に降りる頃にはうっすらと積もり出す(気温は摂氏1度)。

ヤバいな・・・。

ヤバ過ぎ!。

が、暫くすると小やみになり、駐車場に着くころには完全に止んだ。

セーフだ・・・。

今回のグアム弾丸ツアーは終わった。

大きなトラブルもなく、無事に帰宅できたのは、単なる幸運に過ぎなかったのかもしれない。

人様の手を借り、助けられて楽しませていただく。

これからも、そういうダイビングライフを続けることにしよう。

あと何年潜り続けられるかは分からないが、それを苦痛と感じるようになったら、たとえ潜ることが可能であっても、ダイビングをやめると決めている。

トレーニングも、楽しめる範囲で行う。

浮沈子は、ダイビングが好きだからな。

それが苦痛になって、辛い思いをしてまで続けたくない。

余生は、楽しい思い出だけを反芻しながら生きていけるのがよろしい。

それも、ダイビングの楽しみの延長には違いない。

今回も、自前の2眼レンズ(水晶体は、人工に置き変わってますけど)と揮発メモリー(最近、容量がずいぶん減ってきているような気も)だけで、水中カメラとかは持って行かなかった。

中根さんが、素敵な写真を撮ってくれたので、それで十分な気がする(自分で自分の写真は撮れないからな)。

そのうち、気の利いた水中ドローンが開発されて、ダイバーのそばを泳ぎながらの自撮りも出来るようになるんだろう。

ガイドだって、いつまでも人間頼りとは限らないしな。

浮沈子は、そんな時代になるまで潜ろうとは思わない。

浅く、明るく、暖かい海で、ゆったりまったり、気楽に潜りたいだけだ。

老眼でも見えるガイドのフィンでも見ながらな・・・。

(この稿、終わり)

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