APD122012年09月17日 20:48

APD12
APD12


久々のCCRネタである(お待たせです)。

昨日、今日とプールでトレーニング。芋の子を洗うような状態だった昨日に比べて(皆さんが水から上がると、深い方のプールの水が20cmも減っていました!)、今日は占有状態でリールを張ってシビアな浮力コントロール(3m以浅!)。

しかし、問題は、ベイルアウト用のネックストラップを付け忘れたり、マーカーブイを射出しようとして、リールを付けていないことに気づいたり(ありえねー!)、プールサイドにヘッドユニットを置きっぱなしにしたまま車に乗ろうとする、若年性健忘症の私ではなく(いえいえ、十分問題ですが)、画像のAPD純正の酸素センサーである。

PO2の値が安定しない。

キャリブレーションの際には、0.85位しか上昇しないし、上昇速度も遅い。大気圧で見ても、0.17くらいにしかならない(普通は0.21)。

そのくせ、水中での追従性は良く、他の旧式(2009年4月製造)の2個が追いつけないほど反応が良い。

シリアルナンバーが打ってあるが、製造年月日を記載した「D9」とかいう記号は廃止されてしまった。去年、オーバーホールした時に、付いてきたセンサーである。

既に、2個成仏した。

チーン。

最新式なのに、性能は悪いし、寿命も短い。値段は同じくらいなんだが、一体どうなっているんだか。

(Oxygen Sensor (Coaxial))
http://www.apdivingdirect.com/int/catalog/product_info.php?products_id=466&osCsid=b340f21420bf86118dc043c2ecd77ae2

リブリーザーワールドでも、話題にはなっているようだが、詳細な情報はない。

(APD12 O2 Cells)
http://www.rebreatherworld.com/inspiration-evolution-rebreathers/41977-apd12-o2-cells.html

この問題は、しばらく尾を引きそうな気がする。

酸素センサーは、減圧コンピューター(ダイコン)や、PO2制御のコンピューターと共に、CCR(SCRも)を成立させているコアテクノロジーである。極端なことをいえば、マニュアル操作で潜ることだって可能だ。人間がコントロールすればいいんだから。

しかし、酸素センサーなしのCCRは考えられない。最も重要な部品である。水中でこいつがイカレた時は、浮上するしかない。

APDには、もう少し自覚を持ってもらいたいもんだ。医療機器と同じクオリティを要求されてるんだから。

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