宇宙資源競争 ― 2013年04月15日 03:51
宇宙資源競争
小惑星の資源をめぐる熾烈な争いは、既に始まっているのかもしれない。
(2001夜物語)
http://ja.wikipedia.org/wiki/2001%E5%A4%9C%E7%89%A9%E8%AA%9E
「21世紀初頭に海王星軌道のはるか外側で発見された新惑星ルシファー(魔王星)は、太陽に拮抗しうる質量を備えた反物質星であった。」と、いきなりSFチックなのだが、地球外の資源を利用しようという稀有壮大な話に、圧倒された記憶がある。
ハヤブサが、小惑星イトカワの「粉」を持ち帰ったのはついこの間だが、地球近傍の小惑星の鉱物資源を確保しようという「民間企業」のことについては、このブログでも触れた。
(宇宙の山師)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2012/05/06/6437227
記事の最後にある「山師の玄関」については、このページ。
(山師の玄関)
http://kotobank.jp/word/%E5%B1%B1%E5%B8%AB%E3%81%AE%E7%8E%84%E9%96%A2
「〔山師が玄関を特に立派にすることから〕みかけばかり立派なたとえ。こけおどし。」とある。
まあいい。
究極の投機、博打、ハッタリ、出まかせだと思っていたら、こんな記事が出ていて驚いた!。
(小惑星を袋でキャッチ NASA、移動技術開発へ)
http://www.asahi.com/tech_science/update/0412/TKY201304120336.html?ref=com_top_photo
大真面目な話らしい。予算要求までした、とある。
(NASA's Asteroid Initiative Benefits From Rich History:元記事)
http://www.nasa.gov/mission_pages/asteroids/news/asteroid_initiative.html
先日の隕石落下を絡めて要求するところなんざ、NASAにも、なかなかの知恵者がいるらしいですな。
(2013年チェリャビンスク州の隕石落下)
http://ja.wikipedia.org/wiki/2013%E5%B9%B4%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%AA%E3%83%A3%E3%83%93%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%AF%E5%B7%9E%E3%81%AE%E9%9A%95%E7%9F%B3%E8%90%BD%E4%B8%8B
「今回の隕石の落下では、事前に小惑星としての観測はなされていなかった。このサイズの小惑星は元々観測が難しい上に、地球に接近した側は当時日中であったため、事前の観測による落下の把握は極めて困難であった」とあるので、実際には捕捉は困難だろう。
(NASA「小惑星捕獲計画」が実現か:予算1億ドル)
http://wired.jp/2013/04/08/nasa-asteroid-capture-2/
当初予算は1億ドルでも、26倍に膨れ上がるらしい。
このあたりも、いずこも同じ感じがする。
このプランを、米国だけで行うというのはいかがなものか。
衝突の危険回避だけでなく、資源の取り合いのことである。
実際のミッションを遂行できる能力は、限られた国にしかないので仕方ないが、資金を出すとか技術の一部を提供するとかして、分け前をもらえるようにしなければならないだろう。
さもないと、それでなくても資源小国の我が国は、立つ瀬がない。
単純に、日本もロケットを打ち上げて、という話ではないのだ。そんな資金も、技術力も、我が国にはない。
現実には、応分のリスクを取って、応分の利益を得るしかないのである。
小惑星の資源をめぐる熾烈な争いは、既に始まっているのかもしれない。
(2001夜物語)
http://ja.wikipedia.org/wiki/2001%E5%A4%9C%E7%89%A9%E8%AA%9E
「21世紀初頭に海王星軌道のはるか外側で発見された新惑星ルシファー(魔王星)は、太陽に拮抗しうる質量を備えた反物質星であった。」と、いきなりSFチックなのだが、地球外の資源を利用しようという稀有壮大な話に、圧倒された記憶がある。
ハヤブサが、小惑星イトカワの「粉」を持ち帰ったのはついこの間だが、地球近傍の小惑星の鉱物資源を確保しようという「民間企業」のことについては、このブログでも触れた。
(宇宙の山師)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2012/05/06/6437227
記事の最後にある「山師の玄関」については、このページ。
(山師の玄関)
http://kotobank.jp/word/%E5%B1%B1%E5%B8%AB%E3%81%AE%E7%8E%84%E9%96%A2
「〔山師が玄関を特に立派にすることから〕みかけばかり立派なたとえ。こけおどし。」とある。
まあいい。
究極の投機、博打、ハッタリ、出まかせだと思っていたら、こんな記事が出ていて驚いた!。
(小惑星を袋でキャッチ NASA、移動技術開発へ)
http://www.asahi.com/tech_science/update/0412/TKY201304120336.html?ref=com_top_photo
大真面目な話らしい。予算要求までした、とある。
(NASA's Asteroid Initiative Benefits From Rich History:元記事)
http://www.nasa.gov/mission_pages/asteroids/news/asteroid_initiative.html
先日の隕石落下を絡めて要求するところなんざ、NASAにも、なかなかの知恵者がいるらしいですな。
(2013年チェリャビンスク州の隕石落下)
http://ja.wikipedia.org/wiki/2013%E5%B9%B4%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%AA%E3%83%A3%E3%83%93%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%AF%E5%B7%9E%E3%81%AE%E9%9A%95%E7%9F%B3%E8%90%BD%E4%B8%8B
「今回の隕石の落下では、事前に小惑星としての観測はなされていなかった。このサイズの小惑星は元々観測が難しい上に、地球に接近した側は当時日中であったため、事前の観測による落下の把握は極めて困難であった」とあるので、実際には捕捉は困難だろう。
(NASA「小惑星捕獲計画」が実現か:予算1億ドル)
http://wired.jp/2013/04/08/nasa-asteroid-capture-2/
当初予算は1億ドルでも、26倍に膨れ上がるらしい。
このあたりも、いずこも同じ感じがする。
このプランを、米国だけで行うというのはいかがなものか。
衝突の危険回避だけでなく、資源の取り合いのことである。
実際のミッションを遂行できる能力は、限られた国にしかないので仕方ないが、資金を出すとか技術の一部を提供するとかして、分け前をもらえるようにしなければならないだろう。
さもないと、それでなくても資源小国の我が国は、立つ瀬がない。
単純に、日本もロケットを打ち上げて、という話ではないのだ。そんな資金も、技術力も、我が国にはない。
現実には、応分のリスクを取って、応分の利益を得るしかないのである。
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