911はハイブリッドの夢を見るか ― 2017年11月21日 09:07
911はハイブリッドの夢を見るか
空冷から水冷になり、全車ターボ化された911のパワートレイン(一部車種を除く)。
RRという稀有なレイアウトを維持しているだけでも特筆すべきクルマだが、エンジンは時代の流れに沿って変遷を続けている。
初期の頃は4気筒という廉価版もあったけれど、水平対向6気筒も維持している。
ボクスターとかは、早々に4気筒にされちまったけどな。
そんな911に、またまた災難(?)が降りかかろうとしている。
(【電子版】ポルシェ、スポーツカー「911」ハイブリッド検討)
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00451531
「「911」の新たなトップエンドモデルをハイブリッド車にすることを検討」
トップエンドモデルのハイブリッド化というのは、スーパーカーの918スパイダーの流れを汲んでいるわけだし、既にパナメーラでも実証済みの手法だから、想定の範囲内ではある。
あんま、評判良くないけどな。
(パナメーラ・ターボS E-ハイブリッド 思惑に反し「あと一歩」 価格が理由)
https://www.autocar.jp/firstdrives/2017/07/27/230646/
ポルシェのハイエンドモデルを乗ろうというのに、価格が高いとか言ってる場合じゃないんだろうが、追い込んだときの挙動が乱れる点は気になる。
重量バランスが、足回りに悪影響を与えているのだ。
もちろん、P社のことだから、マイナーチェンジ毎に改善されていくことは間違いないだろうが、一番速いの持ってこい的ノリで買ったオーナーは憮然とするかもしれない。
逆に、現時点でのターボSの完成度が高いということなのかもしれないけどな。
初出の記事では、意外に早くハイブリッド911がお目見えする感じだ。
「8世代目の911は2018年末前後の公表を予定しており、同モデルの販売サイクル中にハイブリッドモデルが投入される可能性」
「現在、ポルシェの技術者らはハンドル操作に影響せずにEV走行距離約70キロメートルを達成するためにバッテリーの軽量化に取り組んでいる。」
やはり、バッテリー搭載による重量増加と、ハンドリングに与える悪影響がネックだ。
軽量化といっても、物理的な限界はあるし、エンジン本体や車両本体の軽量化でカバーできるかどうか。
いよいよポルシェも、炭素繊維の大幅な導入に踏み切るしかないのか。
浮沈子は、電動化と軽量化は不可分の関係にあると思っている。
ガソリンなら、燃やせば軽くなるし、エネルギー密度も高い。
バッテリー搭載型の電動自動車は、モーターと電池という重量固定の貨物を抱え続けて走らなければならないからな。
ハイブリッドの場合は、完全に余分な重量になるわけで、どこかで帳尻を合わせなければならない。
エンジンをダウンサイジングして軽くするとしても、何百キロも軽くは出来ない。
ボディの素材から考えなければ、とても実現は出来ない。
BMWが、ⅰ3やⅰ8で見せた手法しかないのだ。
電動化が避けて通れない道だとすれば、同様に炭素繊維素材化も避けて通れない。
ネックは、生産性の問題だろうが、そこは解決可能だろう。
ぶつかった時の修理も問題だが、まあ、その頃は自動運転だからな。
何の心配もいらないだろう。
人間が運転することはないわけだしな。
じゃあ、何のためのスポーツカーのハイパワー化と炭素繊維素材のボディ化なのかということになる。
911の電動化は、自動運転というパンドラの箱を開けることになりはしないか。
浮沈子が心配するのは、そっちの方なんだがな・・・。
空冷から水冷になり、全車ターボ化された911のパワートレイン(一部車種を除く)。
RRという稀有なレイアウトを維持しているだけでも特筆すべきクルマだが、エンジンは時代の流れに沿って変遷を続けている。
初期の頃は4気筒という廉価版もあったけれど、水平対向6気筒も維持している。
ボクスターとかは、早々に4気筒にされちまったけどな。
そんな911に、またまた災難(?)が降りかかろうとしている。
(【電子版】ポルシェ、スポーツカー「911」ハイブリッド検討)
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00451531
「「911」の新たなトップエンドモデルをハイブリッド車にすることを検討」
トップエンドモデルのハイブリッド化というのは、スーパーカーの918スパイダーの流れを汲んでいるわけだし、既にパナメーラでも実証済みの手法だから、想定の範囲内ではある。
あんま、評判良くないけどな。
(パナメーラ・ターボS E-ハイブリッド 思惑に反し「あと一歩」 価格が理由)
https://www.autocar.jp/firstdrives/2017/07/27/230646/
ポルシェのハイエンドモデルを乗ろうというのに、価格が高いとか言ってる場合じゃないんだろうが、追い込んだときの挙動が乱れる点は気になる。
重量バランスが、足回りに悪影響を与えているのだ。
もちろん、P社のことだから、マイナーチェンジ毎に改善されていくことは間違いないだろうが、一番速いの持ってこい的ノリで買ったオーナーは憮然とするかもしれない。
逆に、現時点でのターボSの完成度が高いということなのかもしれないけどな。
初出の記事では、意外に早くハイブリッド911がお目見えする感じだ。
「8世代目の911は2018年末前後の公表を予定しており、同モデルの販売サイクル中にハイブリッドモデルが投入される可能性」
「現在、ポルシェの技術者らはハンドル操作に影響せずにEV走行距離約70キロメートルを達成するためにバッテリーの軽量化に取り組んでいる。」
やはり、バッテリー搭載による重量増加と、ハンドリングに与える悪影響がネックだ。
軽量化といっても、物理的な限界はあるし、エンジン本体や車両本体の軽量化でカバーできるかどうか。
いよいよポルシェも、炭素繊維の大幅な導入に踏み切るしかないのか。
浮沈子は、電動化と軽量化は不可分の関係にあると思っている。
ガソリンなら、燃やせば軽くなるし、エネルギー密度も高い。
バッテリー搭載型の電動自動車は、モーターと電池という重量固定の貨物を抱え続けて走らなければならないからな。
ハイブリッドの場合は、完全に余分な重量になるわけで、どこかで帳尻を合わせなければならない。
エンジンをダウンサイジングして軽くするとしても、何百キロも軽くは出来ない。
ボディの素材から考えなければ、とても実現は出来ない。
BMWが、ⅰ3やⅰ8で見せた手法しかないのだ。
電動化が避けて通れない道だとすれば、同様に炭素繊維素材化も避けて通れない。
ネックは、生産性の問題だろうが、そこは解決可能だろう。
ぶつかった時の修理も問題だが、まあ、その頃は自動運転だからな。
何の心配もいらないだろう。
人間が運転することはないわけだしな。
じゃあ、何のためのスポーツカーのハイパワー化と炭素繊維素材のボディ化なのかということになる。
911の電動化は、自動運転というパンドラの箱を開けることになりはしないか。
浮沈子が心配するのは、そっちの方なんだがな・・・。
往生際 ― 2017年11月21日 20:43
往生際
(火星の“しま模様”は水ではなく砂)
https://www.oricon.co.jp/article/344121/
「こうしたしま模様が乾燥した状態にあるのなら、最近の火星には多量の液体状の水は存在していないことになる」
もちろん、液体の水がなければ、生命の発生とかは覚束ない。
「まだ多くの疑問点が残っており、さらなる調査が必要だ」
業界の決まり文句だな。
分からないから、もっと金よこせというわけだ。
「火星が乾燥しているか湿っているかをめぐっては、最新データに基づく科学者の見解は長らく行きつ戻りつしている。」
「それでもまだ、火星には歴史の早い段階で生命が存在していた可能性が高い」
ひそかに存在しているかもしれないし、うまく隠れているだけかもしれない」
往生際が悪いというか何というか・・・。
火星の初期の頃に、液体の水があったらしいことは、概ね認められるようになってきた。
それでも、現在、生命の痕跡らしき情報は限られている。
万人が認める痕跡は、皆無だ。
生命が発生する条件が整っていたにもかかわらず、その痕跡が見いだせないというところがミソだな。
つまり、生命の発生というのは、宇宙で普遍的に起こる事象ではないことの何よりの証拠だ。
宇宙探査が進めば進むほど、そのことは明らかになっていくに違いない。
もちろん、大どんでん返しは何時でも起こり得る。
地球外生命を否定し続けるには、観測や探査を続けるしかないが、ひとたびそれが見つけられれば、オセロゲームの盤面のように、一気に常識が覆ってしまう。
百万の否定的事実の積み上げも、たった一つの発見でひっくり返る。
断定的に地球外生命を否定することができないという、構造的な問題があるわけだ。
さらには、生命というのが、化学進化の結果だということについては、一部の宗教家以外は既に広く認識されるに至っている。
神様とかそういう超自然的存在を仮定しなくても、十分説明できるというわけだ。
必要な時間と安定した環境が確保されれば、地球以外での生命の発生を否定することは困難になる。
まあ、今のところは見つからないけどな。
それは、条件が合わなかったり、合う条件のもとでの時間が足りなかったりして失敗しているだけで、一定の確立で生命は無生命から発生するといえるかもしれない。
そう考えれば、この宇宙は生命に満ち溢れていて、当然、人間くらいに進化した生命も履いて捨てるほどあり、そこそこの文明を築いているに違いないのだ。
まあ、浮沈子は、そうは思わないがな。
百歩譲って、仮にそんな文明があったとしても、我々がその文明を認識することはない。
太陽系近傍の恒星は、十分過ぎる程離れていて、そこに文明を見出すには遠過ぎるというわけだ。
観測技術が発達して、候補となる惑星の存在は多く知られるようになったが、そのことと地球外生命の存在そのものとは別の話だ。
将来確認されるかどうかも分からない。
手っ取り早いのは、生命発生のメカニズムを解き明かし、それが宇宙で普遍的に起こる可能性を示すことだろう。
それは、なかなか困難だ。
何億年という時間を掛けて、この地球上でたまたま成功しただけかもしれない偶然を、宇宙における必然として、そのプロセスを解明するわけだからな。
最近流行りの人工知能を駆使しても、簡単には分かるまい。
浮沈子に言わせれば、そういう正統的な方法ではなく、宇宙の果てに生命の存在を求めるというのは、テストの答えを探すようなもんだな。
カンニング、ズル、手抜き、八百長、何でもいい。
宇宙には、地球で生命と呼ばれているような自己増殖的な化学反応はないだろう。
仮に、そんなもんが普遍的に存在するなら、宇宙は生命だらけで、大変なことになっているはずだからな。
現状で、どう考えても地球の近所に宇宙人が出入りしていないところを見ると、生命の発生は極めて稀か、地球だけに起こった稀有な現象と考えるのが健全だろう。
幸いにも、今のところ、地球外生命の存在を示唆する科学的な根拠は皆無だ。
もちろん、可能性は常にある。
全宇宙を調べつくすことが出来ない以上、ゼロだと言い切ることは不可能だ。
つい先日も、恒星間飛行をしている天体が発見されて話題になったが、ひょっとしたら生命の痕跡が残っていたかもしれないしな。
(太陽系来訪の星は葉巻形 NASAが発表 観測史上初の恒星間天体)
http://www.sankei.com/life/news/171121/lif1711210043-n1.html
「観測史上初めて太陽系外から飛んできた「恒星間天体」と認定された小惑星が、細長い葉巻のような形をしていることが分かった」
「小惑星は米ハワイ大などのチームが先月発見し、ハワイ語で偵察者を意味する「オウムアムア」と名付けられた。」
偵察者が乗った宇宙船だったのかも。
銀河宇宙線にズタズタにされた遺伝子とかが、岩石の中にこびり付いていたりしてな。
そもそも、遺伝子などという不安定な化合物に存在を委ねている生命が、その棲息する環境を離れて飛び回ると考えること自体が荒唐無稽だ。
有り得ない。
我が人類は、月とか火星とかに進出して、そこで生活することを試みようとしているが、失敗に終わることは目に見えている。
移民なんてとんでもない話だ。
仮に地球外生命が一定の文明を築き、同じようなことを試みるかもしれないが、同じように失敗し、挫折し、断念し、諦めることになるだろう。
宇宙は、アバンダンに満ちているかも知れないな。
「いずれは太陽系を離れて飛び去る。」
そして、また、遥かな未来に、どこかの恒星の重力に引き寄せられてスイングバイするのかもしれない。
その恒星系に生命体がいれば、同じように考えるやつもいるに違いない。
「何億年も宇宙空間を旅して宇宙線を浴びたため表面は赤みを帯びていると推定される。」
永遠に飛び続ける主無き天体だな。
もちろん、地球だって、太陽に飲み込まれなければ、同じような運命を辿るかもしれない。
(自由浮遊惑星)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E7%94%B1%E6%B5%AE%E9%81%8A%E6%83%91%E6%98%9F
「惑星程度の質量であるが、それらが形成された恒星系から弾き出され、恒星や褐色矮星、あるいはその他の天体に重力的に束縛されておらず、銀河を直接公転している天体のことである」
ああ、銀河系の重力の支配下にはあるわけだな。
「銀河系全体の恒星の数の2倍は存在するとみられ、数千億個になると予想されている」
記事によれば、こんな惑星でも液体の水や大気を保持したまま、地熱や衛星の潮汐力だけで熱を発生しうるとある。
恒星に依存しない生命圏の存在を示唆する話だ。
太陽系内でも、エウロパやエンケラドゥスなどが候補に挙げられているが、浮沈子的には与太話だと思っている。
そんなところに住みたいとは思わないしな。
まあいい。
我々は、この地球で生まれ、進化し、生き延びてきた。
先のことは分からないが、いずれは宇宙の塵に還る。
往生際が悪いのは、仕方ないのかもしれない。
生命は、そうしてしつこく生き残ってきた化学反応系だからな・・・。
(火星の“しま模様”は水ではなく砂)
https://www.oricon.co.jp/article/344121/
「こうしたしま模様が乾燥した状態にあるのなら、最近の火星には多量の液体状の水は存在していないことになる」
もちろん、液体の水がなければ、生命の発生とかは覚束ない。
「まだ多くの疑問点が残っており、さらなる調査が必要だ」
業界の決まり文句だな。
分からないから、もっと金よこせというわけだ。
「火星が乾燥しているか湿っているかをめぐっては、最新データに基づく科学者の見解は長らく行きつ戻りつしている。」
「それでもまだ、火星には歴史の早い段階で生命が存在していた可能性が高い」
ひそかに存在しているかもしれないし、うまく隠れているだけかもしれない」
往生際が悪いというか何というか・・・。
火星の初期の頃に、液体の水があったらしいことは、概ね認められるようになってきた。
それでも、現在、生命の痕跡らしき情報は限られている。
万人が認める痕跡は、皆無だ。
生命が発生する条件が整っていたにもかかわらず、その痕跡が見いだせないというところがミソだな。
つまり、生命の発生というのは、宇宙で普遍的に起こる事象ではないことの何よりの証拠だ。
宇宙探査が進めば進むほど、そのことは明らかになっていくに違いない。
もちろん、大どんでん返しは何時でも起こり得る。
地球外生命を否定し続けるには、観測や探査を続けるしかないが、ひとたびそれが見つけられれば、オセロゲームの盤面のように、一気に常識が覆ってしまう。
百万の否定的事実の積み上げも、たった一つの発見でひっくり返る。
断定的に地球外生命を否定することができないという、構造的な問題があるわけだ。
さらには、生命というのが、化学進化の結果だということについては、一部の宗教家以外は既に広く認識されるに至っている。
神様とかそういう超自然的存在を仮定しなくても、十分説明できるというわけだ。
必要な時間と安定した環境が確保されれば、地球以外での生命の発生を否定することは困難になる。
まあ、今のところは見つからないけどな。
それは、条件が合わなかったり、合う条件のもとでの時間が足りなかったりして失敗しているだけで、一定の確立で生命は無生命から発生するといえるかもしれない。
そう考えれば、この宇宙は生命に満ち溢れていて、当然、人間くらいに進化した生命も履いて捨てるほどあり、そこそこの文明を築いているに違いないのだ。
まあ、浮沈子は、そうは思わないがな。
百歩譲って、仮にそんな文明があったとしても、我々がその文明を認識することはない。
太陽系近傍の恒星は、十分過ぎる程離れていて、そこに文明を見出すには遠過ぎるというわけだ。
観測技術が発達して、候補となる惑星の存在は多く知られるようになったが、そのことと地球外生命の存在そのものとは別の話だ。
将来確認されるかどうかも分からない。
手っ取り早いのは、生命発生のメカニズムを解き明かし、それが宇宙で普遍的に起こる可能性を示すことだろう。
それは、なかなか困難だ。
何億年という時間を掛けて、この地球上でたまたま成功しただけかもしれない偶然を、宇宙における必然として、そのプロセスを解明するわけだからな。
最近流行りの人工知能を駆使しても、簡単には分かるまい。
浮沈子に言わせれば、そういう正統的な方法ではなく、宇宙の果てに生命の存在を求めるというのは、テストの答えを探すようなもんだな。
カンニング、ズル、手抜き、八百長、何でもいい。
宇宙には、地球で生命と呼ばれているような自己増殖的な化学反応はないだろう。
仮に、そんなもんが普遍的に存在するなら、宇宙は生命だらけで、大変なことになっているはずだからな。
現状で、どう考えても地球の近所に宇宙人が出入りしていないところを見ると、生命の発生は極めて稀か、地球だけに起こった稀有な現象と考えるのが健全だろう。
幸いにも、今のところ、地球外生命の存在を示唆する科学的な根拠は皆無だ。
もちろん、可能性は常にある。
全宇宙を調べつくすことが出来ない以上、ゼロだと言い切ることは不可能だ。
つい先日も、恒星間飛行をしている天体が発見されて話題になったが、ひょっとしたら生命の痕跡が残っていたかもしれないしな。
(太陽系来訪の星は葉巻形 NASAが発表 観測史上初の恒星間天体)
http://www.sankei.com/life/news/171121/lif1711210043-n1.html
「観測史上初めて太陽系外から飛んできた「恒星間天体」と認定された小惑星が、細長い葉巻のような形をしていることが分かった」
「小惑星は米ハワイ大などのチームが先月発見し、ハワイ語で偵察者を意味する「オウムアムア」と名付けられた。」
偵察者が乗った宇宙船だったのかも。
銀河宇宙線にズタズタにされた遺伝子とかが、岩石の中にこびり付いていたりしてな。
そもそも、遺伝子などという不安定な化合物に存在を委ねている生命が、その棲息する環境を離れて飛び回ると考えること自体が荒唐無稽だ。
有り得ない。
我が人類は、月とか火星とかに進出して、そこで生活することを試みようとしているが、失敗に終わることは目に見えている。
移民なんてとんでもない話だ。
仮に地球外生命が一定の文明を築き、同じようなことを試みるかもしれないが、同じように失敗し、挫折し、断念し、諦めることになるだろう。
宇宙は、アバンダンに満ちているかも知れないな。
「いずれは太陽系を離れて飛び去る。」
そして、また、遥かな未来に、どこかの恒星の重力に引き寄せられてスイングバイするのかもしれない。
その恒星系に生命体がいれば、同じように考えるやつもいるに違いない。
「何億年も宇宙空間を旅して宇宙線を浴びたため表面は赤みを帯びていると推定される。」
永遠に飛び続ける主無き天体だな。
もちろん、地球だって、太陽に飲み込まれなければ、同じような運命を辿るかもしれない。
(自由浮遊惑星)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E7%94%B1%E6%B5%AE%E9%81%8A%E6%83%91%E6%98%9F
「惑星程度の質量であるが、それらが形成された恒星系から弾き出され、恒星や褐色矮星、あるいはその他の天体に重力的に束縛されておらず、銀河を直接公転している天体のことである」
ああ、銀河系の重力の支配下にはあるわけだな。
「銀河系全体の恒星の数の2倍は存在するとみられ、数千億個になると予想されている」
記事によれば、こんな惑星でも液体の水や大気を保持したまま、地熱や衛星の潮汐力だけで熱を発生しうるとある。
恒星に依存しない生命圏の存在を示唆する話だ。
太陽系内でも、エウロパやエンケラドゥスなどが候補に挙げられているが、浮沈子的には与太話だと思っている。
そんなところに住みたいとは思わないしな。
まあいい。
我々は、この地球で生まれ、進化し、生き延びてきた。
先のことは分からないが、いずれは宇宙の塵に還る。
往生際が悪いのは、仕方ないのかもしれない。
生命は、そうしてしつこく生き残ってきた化学反応系だからな・・・。
思い違い ― 2017年11月21日 23:19
思い違い
最近も、地球に似た惑星が発見されたとかで、地球外生命体の存在を肯定する(期待する?)方面では、大いに盛り上がっている(たぶん)。
(地球そっくりな惑星、11光年先の銀河系で発見)
http://www.asahi.com/articles/ASKCJ3PQPKCJUBQU007.html?iref=comtop_photo
「生命の存在に欠かせない液体の水や穏やかな環境があるとみられる。」
素晴らしい!。
「惑星の表面温度は熱くなりすぎず零下60度~20度に保たれているという。」
さっき、ダイビングの器材を積み込むのに500Eの温度計を見たら、なんと4度だった・・・。
「ロス128b」並みだな。
「研究チームは、南米チリにあるESOの大型望遠鏡で惑星を観測。」
ここまではいい。
問題はその次だな。
「近くに建設を目指している次世代の超大型望遠鏡(ELT、直径39メートル)で、この惑星の大気を観測し、生命の存在につながる酸素の有無などを調べる計画」
酸素があれば、生命の存在が証明されるとでもいうのだろうか?。
もちろん、「など」となっているので、それだけではないだろうが、こんな記事もある。
(生命がいなくても酸素が豊富な地球型惑星は存在しうる)
https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/525_abiotic_oxygen
「地球に類似した環境の惑星を仮定した場合、惑星表層の0.05%程度(地球でいえば北海道の面積以下)で酸化チタンの光触媒反応が継続すると、現在の地球と同程度の酸素大気が発生・維持されることが推定できた。」
つまり、酸素なんか見つかっても、何の証明にもならないということだ。
「先に非生物的に発生した酸素を保持する星で生命が後から誕生することが可能なのかどうかについても、今後明らかにしていかなければなりません」
まあ、それもそうだな。
他に何らかのバイオマーカーが必要なわけだ。
酸素だって、季節によって量が変動するようなら、何等かの生命作用があるかもしれないしな。
まあどうでもいいんですが。
この研究組織については、以前にもこのブログで取り上げている。
(宇宙人探索センター!?)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2016/12/02/8267105
また、火星に着いてはメタンの濃度の変化をバイオマーカーとする研究もあるようだ。
(火星で一時的に急増したメタンと有機分子の発見)
https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/131_mars
「メタンが一時的に増加したのは、供給源があるからに違いありません。原因として、生物的なプロセス、水と岩石との作用によるものなど、多くの可能性が考えられます」
探査機を打ち上げる惑星探査は金が掛かる。
系外惑星の観測も、巨大天体望遠鏡など、湯水の如くだ。
しかし、それだけでは十分ではないのだ。
地球大気で吸収されてしまう電磁波については、地上の望遠鏡では逆立ちしても観測できない。
これからは、宇宙望遠鏡との連携で考えていかなければならないだろう。
月面に巨大望遠鏡を設置したり、従来の枠組みでは捉え切れないメガサイエンスが展開する可能性もある。
メンテナンスが大変そうだけどな。
ロボットにでもやってもらうしかないだろうが、そのロボットのメンテは、誰がやるんだろうな・・・。
最近も、地球に似た惑星が発見されたとかで、地球外生命体の存在を肯定する(期待する?)方面では、大いに盛り上がっている(たぶん)。
(地球そっくりな惑星、11光年先の銀河系で発見)
http://www.asahi.com/articles/ASKCJ3PQPKCJUBQU007.html?iref=comtop_photo
「生命の存在に欠かせない液体の水や穏やかな環境があるとみられる。」
素晴らしい!。
「惑星の表面温度は熱くなりすぎず零下60度~20度に保たれているという。」
さっき、ダイビングの器材を積み込むのに500Eの温度計を見たら、なんと4度だった・・・。
「ロス128b」並みだな。
「研究チームは、南米チリにあるESOの大型望遠鏡で惑星を観測。」
ここまではいい。
問題はその次だな。
「近くに建設を目指している次世代の超大型望遠鏡(ELT、直径39メートル)で、この惑星の大気を観測し、生命の存在につながる酸素の有無などを調べる計画」
酸素があれば、生命の存在が証明されるとでもいうのだろうか?。
もちろん、「など」となっているので、それだけではないだろうが、こんな記事もある。
(生命がいなくても酸素が豊富な地球型惑星は存在しうる)
https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/525_abiotic_oxygen
「地球に類似した環境の惑星を仮定した場合、惑星表層の0.05%程度(地球でいえば北海道の面積以下)で酸化チタンの光触媒反応が継続すると、現在の地球と同程度の酸素大気が発生・維持されることが推定できた。」
つまり、酸素なんか見つかっても、何の証明にもならないということだ。
「先に非生物的に発生した酸素を保持する星で生命が後から誕生することが可能なのかどうかについても、今後明らかにしていかなければなりません」
まあ、それもそうだな。
他に何らかのバイオマーカーが必要なわけだ。
酸素だって、季節によって量が変動するようなら、何等かの生命作用があるかもしれないしな。
まあどうでもいいんですが。
この研究組織については、以前にもこのブログで取り上げている。
(宇宙人探索センター!?)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2016/12/02/8267105
また、火星に着いてはメタンの濃度の変化をバイオマーカーとする研究もあるようだ。
(火星で一時的に急増したメタンと有機分子の発見)
https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/131_mars
「メタンが一時的に増加したのは、供給源があるからに違いありません。原因として、生物的なプロセス、水と岩石との作用によるものなど、多くの可能性が考えられます」
探査機を打ち上げる惑星探査は金が掛かる。
系外惑星の観測も、巨大天体望遠鏡など、湯水の如くだ。
しかし、それだけでは十分ではないのだ。
地球大気で吸収されてしまう電磁波については、地上の望遠鏡では逆立ちしても観測できない。
これからは、宇宙望遠鏡との連携で考えていかなければならないだろう。
月面に巨大望遠鏡を設置したり、従来の枠組みでは捉え切れないメガサイエンスが展開する可能性もある。
メンテナンスが大変そうだけどな。
ロボットにでもやってもらうしかないだろうが、そのロボットのメンテは、誰がやるんだろうな・・・。
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