宇宙人探索センター!? ― 2016年12月02日 22:38
宇宙人探索センター!?
浮沈子が、哲学的にも、科学的にも、心情的(!)にも認めていない地球外生命。
どーせ、金の使い道に困っている米国の研究所辺りが、暇に飽かせて御託を並べたり、論文書いてるだけだろうと思ったら、なんと、我が国にもそういう不埒な(!)研究を、堂々と行っている機関が最近出来たらしい。
(自然科学研究機構
アストロバイオロジーセンター)
http://abc-nins.jp/
省略名が、「ABC」(Astro Biology Center)と、如何にも怪しい(そうかあ?)。
そもそも、組織図では「宇宙生命探査プロジェクト室」となっているのに、他の表記は「系外生命探査プロジェクト室」になっている(センター長のあいさつでは、前者ですが)。
(アストロバイオロジーセンターとは)
http://abc-nins.jp/about_ABC.html
「系外生命探査プロジェクト室:
ハビタブル惑星における大気の分析とバイオマーカーの確認」
(ABC Staff list:)
http://abc-nins.jp/member.html
「BIO: 系外生命プロジェクト室」(誰もいません)
(アストロバイオロジーセンター開所式 センター長挨拶)
http://abc-nins.jp/ABC_opening_remark151120web.pdf
「二つ目の宇宙生命探査プロジェクト室(平成 28 年度以降設置予定)では、ハビタブル惑星における生命の存在確認を目標とします。」
ますます怪しい・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
このセンターは、実際には国立天文台の中にあって、数人の研究者が組織内異動で登録されている程度だ。
どうやら、太陽系内の地球以外の惑星や衛星などの生命探査とかには、関わらないようにしているのかもしれない。
そっちは、他でやってくれと。
また、地球近傍の宇宙空間に浮遊する生命体(たぶん、地球由来)についても、知らん顔を決め込むつもりだ(そうなのかあ?)。
出自が、天文台だからな。
あいさつの中では、TMTやすばる望遠鏡の話が出てくる。
そこで使われる観測装置の開発というのが、メインになるんだろう。
そのためには、ベースとなる研究をやってますという形が必要なのかもしれない。
宇宙望遠鏡なくても、地上の望遠鏡で頑張るぞと。
(生命がいるかもしれない惑星の”影”の観測に成功
〜将来の地球外生命探索への重要な足がかり〜)
http://abc-nins.jp/press/20161128_K2-3d.html
赤色矮星の惑星の影による減光を観測したという。
(GROUND-BASED TRANSIT OBSERVATION OF THE HABITABLE-ZONE SUPER-EARTH K2-3D:原論文)
https://arxiv.org/pdf/1610.01333v2.pdf
こんな記事もあった。
(生命誕生のカギを宇宙に探す新拠点誕生!)
http://www.natureasia.com/ja-jp/ndigest/v13/n2/%E7%94%9F%E5%91%BD%E8%AA%95%E7%94%9F%E3%81%AE%E3%82%AB%E3%82%AE%E3%82%92%E5%AE%87%E5%AE%99%E3%81%AB%E6%8E%A2%E3%81%99%E6%96%B0%E6%8B%A0%E7%82%B9%E8%AA%95%E7%94%9F%EF%BC%81/71662#.VrMkLtGAl0Q.twitter
「田村センター長は、「天文学、惑星科学、生物学など、興味を持っている分野をまず学ぶことから始めるのがいいと思います。ポスドク以降は、当機構やELSIのような受け皿ができつつありますから、チャレンジングな分野ですが安心して研究に参画できるはずです」と話す。」
ELSIは、東工大の研究機関のようだ。
(The Earth-Life Science Institute (ELSI))
http://www.elsi.jp/ja/
就職の不安から、研究者がいなくなるのを食い止めようという方策なんだろう。
涙ぐましいな。
生命科学は、応用分野でいくらでも人材が欲しい状況があるので、宇宙人を探せプロジェクトに身を投じるというのは、ちょっと考え物だ。
渡米して、NASAのプロジェクトにでも潜り込んだ方がいいかもしれない。
実際、そういうケースが多いんだろうな。
日本でも、宇宙人探せますよ・・・(そうなのかあ?)。
まあいい。
「技術の進歩により、第二の地球の発見どころか、そこに生命を求めることができる時代が来たのだ。」
煽るなあ。
重要なことは、実際に見つかるかどうかではない。
いるかも知れない状況を引っ張って、探査を続けることが重要だ。
「現在NASAは火星における生命探査に力を注いでおり、2015年4月には「地球外生命体の兆候は10年以内に見つけることができるだろう」と宣言した。これに対しABCは、太陽系を超えた場所でのアストロバイオロジーの展開を目指しているといえるだろう。」
浮沈子的には、どっちもいない方に1票なんだが、一昔前は、SFネタでしかなかった地球外生命が、我が国においても、国費を投じて研究される対象となったというのは感慨深いものがある。
見つけちまった日には、大変なことになる。
系外惑星なら、毒にも薬にもならないが、太陽系で、火星とか、小惑星とか、地球近傍で見つかったということになれば、地球生命の起源にとっても影響は大きい。
生命は、宇宙にとって必然なのか、偶然なのか。
広くあまねく遍在するのか、唯一無二の存在なのか。
そして、ひょっとしたら、地球生命は、太古の昔に火星から飛んできた種(?)から生まれた火星生命の末裔だったりするのかもしれない。
火星は、早々に干からびてしまって、イカタコ星人は生まれなかったかもしれないが、運よく、地球では繁栄することが出来たわけだ。
そして、そのたった1回の生命の種まきだけが成功して、地球は植物によるテラフォーミングに成功した。
酸素を利用する生態系が生まれ、何度か絶滅しかかって、人類という変種まで生み出した。
まあ、あまり長くは続かないだろうけどな。
なあんてことになったら、ABCへの就職活動が盛んになって、やっぱポスドクの就職浪人であふれ返っちゃうんじゃないのかあ?。
でも、まあ、太陽系内の生命探査は対象じゃないからな。
地道に分光観測して、生命由来の分子の兆候を探すしかない。
仕掛け的には、TMT対策なんだろうな。
遠い星々の話なら、生臭いことはないだろう。
火星に見つかっちゃったりすると、環境問題になるかもな。
火星の環境を壊すなとかな。
どっかの、電気自動車会社の社長と喧嘩したりしてな。
地球外生命探査は、浮沈子には、そのことだけでも畏れ多い話に聞こえる。
タブーとは言わないけど、慎重に扱うべき命題だ。
こうして、ヨタブログのネタにしているだけでも、罰当たりな気分になる。
しかしなあ、我が国政府が、宇宙人を探せプロジェクト(?)を組織化して、人モノ金を付けるというのも時代を感じさせる話だ。
21世紀だからな。
ちっとは、未来的な話がないとな。
宇宙は不思議に満ちている。
その、最も理解し難い存在が、地球上の生命であり、人類という種の出現であり、その発達した脳が、限りない好奇心に満ち溢れていることだ。
我々は、どこから来たのか。
我々は、何者か。
我々は、どこへ行くのか。
初めの2つの問いは、答えが何であれ、変えようはない。
3つ目だけが、選択しうる。
いや、ひょっとしたら、選択の余地はないのかもしれないけどな・・・。
浮沈子が、哲学的にも、科学的にも、心情的(!)にも認めていない地球外生命。
どーせ、金の使い道に困っている米国の研究所辺りが、暇に飽かせて御託を並べたり、論文書いてるだけだろうと思ったら、なんと、我が国にもそういう不埒な(!)研究を、堂々と行っている機関が最近出来たらしい。
(自然科学研究機構
アストロバイオロジーセンター)
http://abc-nins.jp/
省略名が、「ABC」(Astro Biology Center)と、如何にも怪しい(そうかあ?)。
そもそも、組織図では「宇宙生命探査プロジェクト室」となっているのに、他の表記は「系外生命探査プロジェクト室」になっている(センター長のあいさつでは、前者ですが)。
(アストロバイオロジーセンターとは)
http://abc-nins.jp/about_ABC.html
「系外生命探査プロジェクト室:
ハビタブル惑星における大気の分析とバイオマーカーの確認」
(ABC Staff list:)
http://abc-nins.jp/member.html
「BIO: 系外生命プロジェクト室」(誰もいません)
(アストロバイオロジーセンター開所式 センター長挨拶)
http://abc-nins.jp/ABC_opening_remark151120web.pdf
「二つ目の宇宙生命探査プロジェクト室(平成 28 年度以降設置予定)では、ハビタブル惑星における生命の存在確認を目標とします。」
ますます怪しい・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
このセンターは、実際には国立天文台の中にあって、数人の研究者が組織内異動で登録されている程度だ。
どうやら、太陽系内の地球以外の惑星や衛星などの生命探査とかには、関わらないようにしているのかもしれない。
そっちは、他でやってくれと。
また、地球近傍の宇宙空間に浮遊する生命体(たぶん、地球由来)についても、知らん顔を決め込むつもりだ(そうなのかあ?)。
出自が、天文台だからな。
あいさつの中では、TMTやすばる望遠鏡の話が出てくる。
そこで使われる観測装置の開発というのが、メインになるんだろう。
そのためには、ベースとなる研究をやってますという形が必要なのかもしれない。
宇宙望遠鏡なくても、地上の望遠鏡で頑張るぞと。
(生命がいるかもしれない惑星の”影”の観測に成功
〜将来の地球外生命探索への重要な足がかり〜)
http://abc-nins.jp/press/20161128_K2-3d.html
赤色矮星の惑星の影による減光を観測したという。
(GROUND-BASED TRANSIT OBSERVATION OF THE HABITABLE-ZONE SUPER-EARTH K2-3D:原論文)
https://arxiv.org/pdf/1610.01333v2.pdf
こんな記事もあった。
(生命誕生のカギを宇宙に探す新拠点誕生!)
http://www.natureasia.com/ja-jp/ndigest/v13/n2/%E7%94%9F%E5%91%BD%E8%AA%95%E7%94%9F%E3%81%AE%E3%82%AB%E3%82%AE%E3%82%92%E5%AE%87%E5%AE%99%E3%81%AB%E6%8E%A2%E3%81%99%E6%96%B0%E6%8B%A0%E7%82%B9%E8%AA%95%E7%94%9F%EF%BC%81/71662#.VrMkLtGAl0Q.twitter
「田村センター長は、「天文学、惑星科学、生物学など、興味を持っている分野をまず学ぶことから始めるのがいいと思います。ポスドク以降は、当機構やELSIのような受け皿ができつつありますから、チャレンジングな分野ですが安心して研究に参画できるはずです」と話す。」
ELSIは、東工大の研究機関のようだ。
(The Earth-Life Science Institute (ELSI))
http://www.elsi.jp/ja/
就職の不安から、研究者がいなくなるのを食い止めようという方策なんだろう。
涙ぐましいな。
生命科学は、応用分野でいくらでも人材が欲しい状況があるので、宇宙人を探せプロジェクトに身を投じるというのは、ちょっと考え物だ。
渡米して、NASAのプロジェクトにでも潜り込んだ方がいいかもしれない。
実際、そういうケースが多いんだろうな。
日本でも、宇宙人探せますよ・・・(そうなのかあ?)。
まあいい。
「技術の進歩により、第二の地球の発見どころか、そこに生命を求めることができる時代が来たのだ。」
煽るなあ。
重要なことは、実際に見つかるかどうかではない。
いるかも知れない状況を引っ張って、探査を続けることが重要だ。
「現在NASAは火星における生命探査に力を注いでおり、2015年4月には「地球外生命体の兆候は10年以内に見つけることができるだろう」と宣言した。これに対しABCは、太陽系を超えた場所でのアストロバイオロジーの展開を目指しているといえるだろう。」
浮沈子的には、どっちもいない方に1票なんだが、一昔前は、SFネタでしかなかった地球外生命が、我が国においても、国費を投じて研究される対象となったというのは感慨深いものがある。
見つけちまった日には、大変なことになる。
系外惑星なら、毒にも薬にもならないが、太陽系で、火星とか、小惑星とか、地球近傍で見つかったということになれば、地球生命の起源にとっても影響は大きい。
生命は、宇宙にとって必然なのか、偶然なのか。
広くあまねく遍在するのか、唯一無二の存在なのか。
そして、ひょっとしたら、地球生命は、太古の昔に火星から飛んできた種(?)から生まれた火星生命の末裔だったりするのかもしれない。
火星は、早々に干からびてしまって、イカタコ星人は生まれなかったかもしれないが、運よく、地球では繁栄することが出来たわけだ。
そして、そのたった1回の生命の種まきだけが成功して、地球は植物によるテラフォーミングに成功した。
酸素を利用する生態系が生まれ、何度か絶滅しかかって、人類という変種まで生み出した。
まあ、あまり長くは続かないだろうけどな。
なあんてことになったら、ABCへの就職活動が盛んになって、やっぱポスドクの就職浪人であふれ返っちゃうんじゃないのかあ?。
でも、まあ、太陽系内の生命探査は対象じゃないからな。
地道に分光観測して、生命由来の分子の兆候を探すしかない。
仕掛け的には、TMT対策なんだろうな。
遠い星々の話なら、生臭いことはないだろう。
火星に見つかっちゃったりすると、環境問題になるかもな。
火星の環境を壊すなとかな。
どっかの、電気自動車会社の社長と喧嘩したりしてな。
地球外生命探査は、浮沈子には、そのことだけでも畏れ多い話に聞こえる。
タブーとは言わないけど、慎重に扱うべき命題だ。
こうして、ヨタブログのネタにしているだけでも、罰当たりな気分になる。
しかしなあ、我が国政府が、宇宙人を探せプロジェクト(?)を組織化して、人モノ金を付けるというのも時代を感じさせる話だ。
21世紀だからな。
ちっとは、未来的な話がないとな。
宇宙は不思議に満ちている。
その、最も理解し難い存在が、地球上の生命であり、人類という種の出現であり、その発達した脳が、限りない好奇心に満ち溢れていることだ。
我々は、どこから来たのか。
我々は、何者か。
我々は、どこへ行くのか。
初めの2つの問いは、答えが何であれ、変えようはない。
3つ目だけが、選択しうる。
いや、ひょっとしたら、選択の余地はないのかもしれないけどな・・・。
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