何かが変わっても変わらないもの ― 2018年01月08日 07:36
何かが変わっても変わらないもの
ズーマの新しいプレスキットが出た。
(Zuma Mission:NEW)
http://www.spacex.com/sites/spacex/files/zumapresskit_2018.pdf
以前のプレスキットはここ。
(Zuma Mission:OLD)
http://www.spacex.com/sites/spacex/files/zumapresskit.pdf
発射後のシーケンスを比べてみる(一部のみ)。
NEW時間(OLD時間):イベント
00:01:16(00:01:10) Max Q (moment of peak mechanical stress on the rocket)
00:02:20(00:02:16) 1st stage main engine cutoff (MECO)
00:02:24(00:02:19) 1st and 2nd stages separate
00:02:25(00:02:21) 2nd stage engine starts
00:03:08(00:03:08) Fairing deployment
1段目が分離して、ブーストバックしてから戻ってくるまでは割愛した(まあ、ここも気になるんですが)。
軌道が変わったのか、荷物が重くなったのか、2段目の点火までは、4秒程度遅くなっている。
しかし、フェアリングの分離は変わらない。
そう、なんだかんだとワケワカの言い訳をしていたフェアリングだ。
何かが変わっても、このタイミングだけは変わらない。
うーん気になる。
フェアリングを投棄するタイミングは、到達高度に左右される。
軽いペイロードで、バンバン上昇できれば早く捨てられるし、クソ重いペイロードでは時間が掛かる。
ファルコン9史上、最も軽い衛星を上げたFORMOSAT-5(475 kg)の場合は、低軌道で2分53秒後である。
最も重いペイロードを上げているのはイリジウム衛星を10機積んでいるやつ(分離器込みで9,600 kg:20倍以上)だが、低軌道に上げるのでも3分9秒だ。
打ち上げる軌道によっても異なるんだろうが、6,761 kgのインテルサット35e(GTO)は、フェアリングを分離したのは3分39秒後だからな。
ひょっとしたら、ズーマはフェアリングの重さが変わったのかもしれないな(そうなのかあ?)。
極秘衛星だから、2段目の燃焼時間とかは公表されていない。
前回と今回とで比較できるのは、フェアリングの分離までだ。
さっきも書いたが、1段目が分離してから戻ってくるまでの時間は、全く変わらない(5分32秒間)。
これも気になる。
燃焼時間が長くなっているのに、回収するまでのシーケンスは変わらないわけだ。
燃料調節して、回収に必要なだけ残るようにしてるから、当然かもな。
とにかく、フェアリングの分離時刻が同じというのが気になって仕方ない。
たまたま偶然なのか、何か理由があるのか。
同じ高度に到達するのが、たまたま同時なのかもな。
軌道を変えたのかもしれない。
うーん、分からん・・・。
ズーマの新しいプレスキットが出た。
(Zuma Mission:NEW)
http://www.spacex.com/sites/spacex/files/zumapresskit_2018.pdf
以前のプレスキットはここ。
(Zuma Mission:OLD)
http://www.spacex.com/sites/spacex/files/zumapresskit.pdf
発射後のシーケンスを比べてみる(一部のみ)。
NEW時間(OLD時間):イベント
00:01:16(00:01:10) Max Q (moment of peak mechanical stress on the rocket)
00:02:20(00:02:16) 1st stage main engine cutoff (MECO)
00:02:24(00:02:19) 1st and 2nd stages separate
00:02:25(00:02:21) 2nd stage engine starts
00:03:08(00:03:08) Fairing deployment
1段目が分離して、ブーストバックしてから戻ってくるまでは割愛した(まあ、ここも気になるんですが)。
軌道が変わったのか、荷物が重くなったのか、2段目の点火までは、4秒程度遅くなっている。
しかし、フェアリングの分離は変わらない。
そう、なんだかんだとワケワカの言い訳をしていたフェアリングだ。
何かが変わっても、このタイミングだけは変わらない。
うーん気になる。
フェアリングを投棄するタイミングは、到達高度に左右される。
軽いペイロードで、バンバン上昇できれば早く捨てられるし、クソ重いペイロードでは時間が掛かる。
ファルコン9史上、最も軽い衛星を上げたFORMOSAT-5(475 kg)の場合は、低軌道で2分53秒後である。
最も重いペイロードを上げているのはイリジウム衛星を10機積んでいるやつ(分離器込みで9,600 kg:20倍以上)だが、低軌道に上げるのでも3分9秒だ。
打ち上げる軌道によっても異なるんだろうが、6,761 kgのインテルサット35e(GTO)は、フェアリングを分離したのは3分39秒後だからな。
ひょっとしたら、ズーマはフェアリングの重さが変わったのかもしれないな(そうなのかあ?)。
極秘衛星だから、2段目の燃焼時間とかは公表されていない。
前回と今回とで比較できるのは、フェアリングの分離までだ。
さっきも書いたが、1段目が分離してから戻ってくるまでの時間は、全く変わらない(5分32秒間)。
これも気になる。
燃焼時間が長くなっているのに、回収するまでのシーケンスは変わらないわけだ。
燃料調節して、回収に必要なだけ残るようにしてるから、当然かもな。
とにかく、フェアリングの分離時刻が同じというのが気になって仕方ない。
たまたま偶然なのか、何か理由があるのか。
同じ高度に到達するのが、たまたま同時なのかもな。
軌道を変えたのかもしれない。
うーん、分からん・・・。
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