何かが変わっても変わらないもの ― 2018年01月08日 07:36
何かが変わっても変わらないもの
ズーマの新しいプレスキットが出た。
(Zuma Mission:NEW)
http://www.spacex.com/sites/spacex/files/zumapresskit_2018.pdf
以前のプレスキットはここ。
(Zuma Mission:OLD)
http://www.spacex.com/sites/spacex/files/zumapresskit.pdf
発射後のシーケンスを比べてみる(一部のみ)。
NEW時間(OLD時間):イベント
00:01:16(00:01:10) Max Q (moment of peak mechanical stress on the rocket)
00:02:20(00:02:16) 1st stage main engine cutoff (MECO)
00:02:24(00:02:19) 1st and 2nd stages separate
00:02:25(00:02:21) 2nd stage engine starts
00:03:08(00:03:08) Fairing deployment
1段目が分離して、ブーストバックしてから戻ってくるまでは割愛した(まあ、ここも気になるんですが)。
軌道が変わったのか、荷物が重くなったのか、2段目の点火までは、4秒程度遅くなっている。
しかし、フェアリングの分離は変わらない。
そう、なんだかんだとワケワカの言い訳をしていたフェアリングだ。
何かが変わっても、このタイミングだけは変わらない。
うーん気になる。
フェアリングを投棄するタイミングは、到達高度に左右される。
軽いペイロードで、バンバン上昇できれば早く捨てられるし、クソ重いペイロードでは時間が掛かる。
ファルコン9史上、最も軽い衛星を上げたFORMOSAT-5(475 kg)の場合は、低軌道で2分53秒後である。
最も重いペイロードを上げているのはイリジウム衛星を10機積んでいるやつ(分離器込みで9,600 kg:20倍以上)だが、低軌道に上げるのでも3分9秒だ。
打ち上げる軌道によっても異なるんだろうが、6,761 kgのインテルサット35e(GTO)は、フェアリングを分離したのは3分39秒後だからな。
ひょっとしたら、ズーマはフェアリングの重さが変わったのかもしれないな(そうなのかあ?)。
極秘衛星だから、2段目の燃焼時間とかは公表されていない。
前回と今回とで比較できるのは、フェアリングの分離までだ。
さっきも書いたが、1段目が分離してから戻ってくるまでの時間は、全く変わらない(5分32秒間)。
これも気になる。
燃焼時間が長くなっているのに、回収するまでのシーケンスは変わらないわけだ。
燃料調節して、回収に必要なだけ残るようにしてるから、当然かもな。
とにかく、フェアリングの分離時刻が同じというのが気になって仕方ない。
たまたま偶然なのか、何か理由があるのか。
同じ高度に到達するのが、たまたま同時なのかもな。
軌道を変えたのかもしれない。
うーん、分からん・・・。
ズーマの新しいプレスキットが出た。
(Zuma Mission:NEW)
http://www.spacex.com/sites/spacex/files/zumapresskit_2018.pdf
以前のプレスキットはここ。
(Zuma Mission:OLD)
http://www.spacex.com/sites/spacex/files/zumapresskit.pdf
発射後のシーケンスを比べてみる(一部のみ)。
NEW時間(OLD時間):イベント
00:01:16(00:01:10) Max Q (moment of peak mechanical stress on the rocket)
00:02:20(00:02:16) 1st stage main engine cutoff (MECO)
00:02:24(00:02:19) 1st and 2nd stages separate
00:02:25(00:02:21) 2nd stage engine starts
00:03:08(00:03:08) Fairing deployment
1段目が分離して、ブーストバックしてから戻ってくるまでは割愛した(まあ、ここも気になるんですが)。
軌道が変わったのか、荷物が重くなったのか、2段目の点火までは、4秒程度遅くなっている。
しかし、フェアリングの分離は変わらない。
そう、なんだかんだとワケワカの言い訳をしていたフェアリングだ。
何かが変わっても、このタイミングだけは変わらない。
うーん気になる。
フェアリングを投棄するタイミングは、到達高度に左右される。
軽いペイロードで、バンバン上昇できれば早く捨てられるし、クソ重いペイロードでは時間が掛かる。
ファルコン9史上、最も軽い衛星を上げたFORMOSAT-5(475 kg)の場合は、低軌道で2分53秒後である。
最も重いペイロードを上げているのはイリジウム衛星を10機積んでいるやつ(分離器込みで9,600 kg:20倍以上)だが、低軌道に上げるのでも3分9秒だ。
打ち上げる軌道によっても異なるんだろうが、6,761 kgのインテルサット35e(GTO)は、フェアリングを分離したのは3分39秒後だからな。
ひょっとしたら、ズーマはフェアリングの重さが変わったのかもしれないな(そうなのかあ?)。
極秘衛星だから、2段目の燃焼時間とかは公表されていない。
前回と今回とで比較できるのは、フェアリングの分離までだ。
さっきも書いたが、1段目が分離してから戻ってくるまでの時間は、全く変わらない(5分32秒間)。
これも気になる。
燃焼時間が長くなっているのに、回収するまでのシーケンスは変わらないわけだ。
燃料調節して、回収に必要なだけ残るようにしてるから、当然かもな。
とにかく、フェアリングの分離時刻が同じというのが気になって仕方ない。
たまたま偶然なのか、何か理由があるのか。
同じ高度に到達するのが、たまたま同時なのかもな。
軌道を変えたのかもしれない。
うーん、分からん・・・。
ZUMA上がる ― 2018年01月08日 10:25
ZUMA上がる
(ZUMA Mission:動画出ます。)
https://www.youtube.com/watch?time_continue=7&v=0PWu3BRxn60
11月中旬から、延期に延期を繰り返していたズーマが上がった。
やれやれ・・・。
当初は、11月11日といわれ、その後、15日から17日に延期され、期限未定で再延期された。
1月になって4日から5日に予定されていたのが、またまた延期。
とうとう、さっき上がった。
夜間の打ち上げで、1段目の回収は真っ暗で見えず、秘密衛星の打ち上げということで、2段目の中継映像はなし。
が、まあ、うまく上がったようで、LZ-1への回収にも成功。
危なげない打ち上げ。
イベントはなし。
2時間の打ち上げウインドウが設けられていたので、ささやかれていたようなISSとの関連もないだろう。
衛星の方は、クリティカル運用期間を終えれば、何等かの活動を始める。
秘密だからな。
北朝鮮情勢との関連も不明だ。
ノースロップグラマンが、何を乗せたのか。
謎が謎を呼ぶズーマミッションは、始まったばかりだ・・・。
(ZUMA Mission:動画出ます。)
https://www.youtube.com/watch?time_continue=7&v=0PWu3BRxn60
11月中旬から、延期に延期を繰り返していたズーマが上がった。
やれやれ・・・。
当初は、11月11日といわれ、その後、15日から17日に延期され、期限未定で再延期された。
1月になって4日から5日に予定されていたのが、またまた延期。
とうとう、さっき上がった。
夜間の打ち上げで、1段目の回収は真っ暗で見えず、秘密衛星の打ち上げということで、2段目の中継映像はなし。
が、まあ、うまく上がったようで、LZ-1への回収にも成功。
危なげない打ち上げ。
イベントはなし。
2時間の打ち上げウインドウが設けられていたので、ささやかれていたようなISSとの関連もないだろう。
衛星の方は、クリティカル運用期間を終えれば、何等かの活動を始める。
秘密だからな。
北朝鮮情勢との関連も不明だ。
ノースロップグラマンが、何を乗せたのか。
謎が謎を呼ぶズーマミッションは、始まったばかりだ・・・。
石橋を叩くと亀裂が! ― 2018年01月08日 17:20
石橋を叩くと亀裂が!
昨年12月11日に、新幹線のぞみの台車に亀裂が走って、あわや大惨事という話は既にこのブログでも取り上げた。
(600m)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2017/12/20/8751646
「巷では、新幹線の台車枠に亀裂が入ったことが話題になっている。」
この時点では、あまり詳しくは調べなかったが、いくつかの記事を見つけたので、気になったものを適当に拾っていく。
まだ、結論は出ていないし、そもそも、鉄道台車に亀裂が入るなんて聞いたことがなかったんだが、どっこい、2016年には東京の私鉄で脱線事故を起こしている。
まずは、この記事からだな。
(東武東上線脱線「台車の亀裂」が原因だった「亀裂は事故前から」中間報告で明らかに:2016年10月18日)
http://toyokeizai.net/articles/-/140986
「事故は(2016年)5月18日の午後0時12分ごろ発生。東武東上線の中板橋―大山間で、10両編成の池袋行き普通電車のうち、5両目の後ろ寄り台車2軸が脱線した。」
「東武によると、脱線の原因は台車の「側(がわ)ばり」と呼ばれる部分に亀裂が入ったことにより、本来は各車輪に均等に伝わるはずの車体重量がアンバランスとなり、かかっている荷重の小さい車輪がレールに乗り上がったことと推定されるという。」
亀裂が入った場所的には、のぞみと同じようなところだ。
「亀裂が入った台車は、東武によると新日鉄住金製。」
「今回亀裂が確認された部分に関しては検査部位となっていなかった。」
「今のところ亀裂が入った原因そのものについてはまだ判明していない。」
昨今、神戸製鋼の品質偽造事件が報道されたりして、同社に疑いの目が行きがちだが、鉄道台車の亀裂に限っては、その名は登場しない。
そう、のぞみの台車の材料は、JFEスチールが川重に納品していた。
(新幹線台車亀裂 製造の川重「調査に全面協力」)
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201712/0010832675.shtml
「JR西によると、台車の骨格部分となる鋼材はJFEスチール、モーターの動力を車輪に伝える継手(つぎて)は三菱電機、歯車箱は新日鉄住金がそれぞれ製造。川重がそれらを台車に組み立てていたという。」
また、台車の製造は、日本車両製造や日立製作所など4社も納入しているそうだ。
素材メーカー、加工メーカーはバラバラ・・・。
発生頻度は低く、あまり聞かない話であることは確かだ。
まあ、定期検査で、どのくらい跳ねられているのかは分からないけどな。
東洋経済は、この件を丁寧に追っているようで、記事にもしている。
(新幹線の「亀裂」はなぜ発見できなかったのか
専門家がわかりやすく解説する技術的背景)
http://toyokeizai.net/articles/-/202810
「東海道新幹線開通2年後の1966年、高速走行中に車軸が折れ、車掌が異常振動に気づき緊急ブレーキをかけて事なきを得た。」
へえーっ、そんなことがあったんだあ・・・。
「車軸は1回転ごとに(300km/hでは1秒間に約30回転)繰り返し大きな力を受け、台車枠よりはるかに厳しい条件で使われている。車軸の傷は即重大事故につながるため、全般検査または台車検査で超音波探傷(発信した超音波の反射で判断)を徹底し、疑わしい車軸は惜しげもなく廃棄処分にしている。」
まあ、そうだろうなあ。
浮沈子的には、検査を徹底して、その結果を製造にフィードバックさせていければいいんだろうが、どこまでやるかというのは難しい問題だろう。
ただ、現実に脱線事故が起こっているし、あわや大惨事という一歩手前まで行ったんだから、合理的な検査強化策を避けて通ることは出来ない。
今更、何十年も前の打音検査に戻るというのは、効率からいっても、検査の品質管理から言ってもあり得ない。
もちっと、21世紀的な方法で片を付けることになるだろうな。
(内部の傷探る「超音波検査」導入検討 従来検査では表面の傷しか判明せず JR西・東海)
http://www.sankei.com/west/news/171230/wst1712300014-n1.html
「新幹線の台車に超音波を当てて内部に傷があるか調べる「超音波探傷(たんしょう)検査」の導入を検討していることが29日、分かった。」
いずれにしても、適切な方法で検査の徹底を行うべきだろうな。
運行で止められなかったことを問題視する傾向のようだが、まあ、現実的な話、今回は、止まったのが奇跡といっていい。
JR西から引き継いだJR東海が、よく停めたと褒めるのが正しい。
新幹線が高速走行時に脱線して、対向列車と衝突し、住宅密集地で線路外に逸脱した場合、万単位の死傷者が発生する可能性があるといわれている。
ヤバイ話なのだ。
テロ対策とかも必要だしな。
(新幹線大爆破)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E5%B9%B9%E7%B7%9A%E5%A4%A7%E7%88%86%E7%A0%B4
この中に、ハッとする記述が出てくる。
「新幹線は地上最速の輸送機関でありながら、最も安全である。何故ならば、新幹線の安全対策は多岐に渡るが、その根本思想は、何かあったら直ちに停止するということだからだ」
映画は、この運用思想を逆手にとって展開するが、確かに今回ののぞみ事件では、その根本思想が欠けていたと言われそうだな。
浮沈子的な関心は、そもそも確率も低く、従来、あまり関心をひかなかった台車の亀裂が、なぜ立て続けに発生しているかという点だな。
それが、実際の事故に繋がり、あるいは、事故寸前まで進行するということも、社会の安寧を考えれば大きな問題だろう。
(のぞみの台車亀裂の件について、もうちょっとだけ詳しく調べてみた)
https://ncode.syosetu.com/n5052el/
特許関係のライターが書いたと思われる記事だが、印象に残ったのはこの部分。
「鉄道なんかは「国家単位」で熾烈な争いが繰り広げられているわけだから、「特許」なんかにする旨みなんて殆どない。」
「日本もドイツもその他も基本的に殆ど出願しないのは鉄道とは「国家的事業」であり、戦闘機やミサイルといったモノとはまた別の「国の技術的な意味での国宝」だからだ。」
「そういうのはね、特許にしちゃいけないんです。」
うーん、そういうものなのかなあ。
安心して乗れる公共機関の代表だった新幹線。
一度、大きな事故を起こしてしまうと、安全率は極端に下がってしまうだろう。
打音検査じゃあないが、石橋を叩いて渡る慎重さが求められる。
あんま叩くと、ヒビ入っちゃうかもしれないけどな・・・。
昨年12月11日に、新幹線のぞみの台車に亀裂が走って、あわや大惨事という話は既にこのブログでも取り上げた。
(600m)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2017/12/20/8751646
「巷では、新幹線の台車枠に亀裂が入ったことが話題になっている。」
この時点では、あまり詳しくは調べなかったが、いくつかの記事を見つけたので、気になったものを適当に拾っていく。
まだ、結論は出ていないし、そもそも、鉄道台車に亀裂が入るなんて聞いたことがなかったんだが、どっこい、2016年には東京の私鉄で脱線事故を起こしている。
まずは、この記事からだな。
(東武東上線脱線「台車の亀裂」が原因だった「亀裂は事故前から」中間報告で明らかに:2016年10月18日)
http://toyokeizai.net/articles/-/140986
「事故は(2016年)5月18日の午後0時12分ごろ発生。東武東上線の中板橋―大山間で、10両編成の池袋行き普通電車のうち、5両目の後ろ寄り台車2軸が脱線した。」
「東武によると、脱線の原因は台車の「側(がわ)ばり」と呼ばれる部分に亀裂が入ったことにより、本来は各車輪に均等に伝わるはずの車体重量がアンバランスとなり、かかっている荷重の小さい車輪がレールに乗り上がったことと推定されるという。」
亀裂が入った場所的には、のぞみと同じようなところだ。
「亀裂が入った台車は、東武によると新日鉄住金製。」
「今回亀裂が確認された部分に関しては検査部位となっていなかった。」
「今のところ亀裂が入った原因そのものについてはまだ判明していない。」
昨今、神戸製鋼の品質偽造事件が報道されたりして、同社に疑いの目が行きがちだが、鉄道台車の亀裂に限っては、その名は登場しない。
そう、のぞみの台車の材料は、JFEスチールが川重に納品していた。
(新幹線台車亀裂 製造の川重「調査に全面協力」)
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201712/0010832675.shtml
「JR西によると、台車の骨格部分となる鋼材はJFEスチール、モーターの動力を車輪に伝える継手(つぎて)は三菱電機、歯車箱は新日鉄住金がそれぞれ製造。川重がそれらを台車に組み立てていたという。」
また、台車の製造は、日本車両製造や日立製作所など4社も納入しているそうだ。
素材メーカー、加工メーカーはバラバラ・・・。
発生頻度は低く、あまり聞かない話であることは確かだ。
まあ、定期検査で、どのくらい跳ねられているのかは分からないけどな。
東洋経済は、この件を丁寧に追っているようで、記事にもしている。
(新幹線の「亀裂」はなぜ発見できなかったのか
専門家がわかりやすく解説する技術的背景)
http://toyokeizai.net/articles/-/202810
「東海道新幹線開通2年後の1966年、高速走行中に車軸が折れ、車掌が異常振動に気づき緊急ブレーキをかけて事なきを得た。」
へえーっ、そんなことがあったんだあ・・・。
「車軸は1回転ごとに(300km/hでは1秒間に約30回転)繰り返し大きな力を受け、台車枠よりはるかに厳しい条件で使われている。車軸の傷は即重大事故につながるため、全般検査または台車検査で超音波探傷(発信した超音波の反射で判断)を徹底し、疑わしい車軸は惜しげもなく廃棄処分にしている。」
まあ、そうだろうなあ。
浮沈子的には、検査を徹底して、その結果を製造にフィードバックさせていければいいんだろうが、どこまでやるかというのは難しい問題だろう。
ただ、現実に脱線事故が起こっているし、あわや大惨事という一歩手前まで行ったんだから、合理的な検査強化策を避けて通ることは出来ない。
今更、何十年も前の打音検査に戻るというのは、効率からいっても、検査の品質管理から言ってもあり得ない。
もちっと、21世紀的な方法で片を付けることになるだろうな。
(内部の傷探る「超音波検査」導入検討 従来検査では表面の傷しか判明せず JR西・東海)
http://www.sankei.com/west/news/171230/wst1712300014-n1.html
「新幹線の台車に超音波を当てて内部に傷があるか調べる「超音波探傷(たんしょう)検査」の導入を検討していることが29日、分かった。」
いずれにしても、適切な方法で検査の徹底を行うべきだろうな。
運行で止められなかったことを問題視する傾向のようだが、まあ、現実的な話、今回は、止まったのが奇跡といっていい。
JR西から引き継いだJR東海が、よく停めたと褒めるのが正しい。
新幹線が高速走行時に脱線して、対向列車と衝突し、住宅密集地で線路外に逸脱した場合、万単位の死傷者が発生する可能性があるといわれている。
ヤバイ話なのだ。
テロ対策とかも必要だしな。
(新幹線大爆破)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E5%B9%B9%E7%B7%9A%E5%A4%A7%E7%88%86%E7%A0%B4
この中に、ハッとする記述が出てくる。
「新幹線は地上最速の輸送機関でありながら、最も安全である。何故ならば、新幹線の安全対策は多岐に渡るが、その根本思想は、何かあったら直ちに停止するということだからだ」
映画は、この運用思想を逆手にとって展開するが、確かに今回ののぞみ事件では、その根本思想が欠けていたと言われそうだな。
浮沈子的な関心は、そもそも確率も低く、従来、あまり関心をひかなかった台車の亀裂が、なぜ立て続けに発生しているかという点だな。
それが、実際の事故に繋がり、あるいは、事故寸前まで進行するということも、社会の安寧を考えれば大きな問題だろう。
(のぞみの台車亀裂の件について、もうちょっとだけ詳しく調べてみた)
https://ncode.syosetu.com/n5052el/
特許関係のライターが書いたと思われる記事だが、印象に残ったのはこの部分。
「鉄道なんかは「国家単位」で熾烈な争いが繰り広げられているわけだから、「特許」なんかにする旨みなんて殆どない。」
「日本もドイツもその他も基本的に殆ど出願しないのは鉄道とは「国家的事業」であり、戦闘機やミサイルといったモノとはまた別の「国の技術的な意味での国宝」だからだ。」
「そういうのはね、特許にしちゃいけないんです。」
うーん、そういうものなのかなあ。
安心して乗れる公共機関の代表だった新幹線。
一度、大きな事故を起こしてしまうと、安全率は極端に下がってしまうだろう。
打音検査じゃあないが、石橋を叩いて渡る慎重さが求められる。
あんま叩くと、ヒビ入っちゃうかもしれないけどな・・・。
似て非なるヘリコ ― 2018年01月08日 19:05
似て非なるヘリコ
沖縄では、ヘリコプター絡みの事故が続いている。
浮沈子は、最近の事象については、米軍(海兵隊)の動きが活発化しているのが原因と疑い、第二次朝鮮戦争の勃発が近いのではないかと不安なんだがな。
報道では、冬季オリンピックをきっかけにして、一時的にせよ緊張が緩和されそうなので、ホッとしている。
先日も、中型のヘリコプターが、島の海岸に緊急着陸した。
(大型輸送ヘリで不時着ヘリをつり上げ撤去 米軍、沖縄・伊計島から)
http://www.sankei.com/photo/story/news/180108/sty1801080005-n1.html
「沖縄県うるま市の伊計島の砂浜に6日不時着した米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)所属のUH1ヘリコプターについて、米軍は8日、CH53大型輸送ヘリでつり上げて現場から撤去した。」
この報道には、産経らしからぬ瑕疵がある。
不時着したのは、他紙によれば、UH-1Yという機種だそうだ。
(不時着ヘリをつり下げ撤去 伊計島からホワイトビーチへ)
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-642960.html#prettyPhoto
「うるま市与那城の伊計島に6日不時着した米軍普天間飛行場所属のUH1Yヘリが8日午前10時18分、米軍CH53ヘリにつり下げられ、約10キロ先にある市勝連の米軍ホワイトビーチへと撤去された。」
しかしながら、この記事にも誤りがある。
吊り下げているデカいヘリは、CH-53Eという改良型だ。
両方の機種を正確に報道している記事は、浮沈子には見つけられなかった。
(UH-1 (航空機))
https://ja.wikipedia.org/wiki/UH-1_(%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F)#%E4%B8%BB%E8%A6%81%E8%AB%B8%E5%85%83%E3%83%BB%E8%83%BD%E5%8A%9B
「エンジンを双発した型については「UH-1N ツインヒューイ」をご覧ください。」
「UH-1Nのアップグレード型については「UH-1Y ヴェノム」をご覧ください。」
素のUH-1は、エンジン1機掛け、ツインローターで空虚重量は、せいぜい2トン半程度。
「主要諸元・能力:
・空虚重量:
・・UH-1B:2,047kg
・・UH-1D:2,365kg
・・UH-1H:2,255kg
・・UH-1J:2,473kg
・・UH-1HP:2,552kg」
(UH-1N ツインヒューイ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/UH-1N_%E3%83%84%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%92%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%A4
エンジン2機掛けのツインブレード仕様だ。
それでも、空虚重量は3トンに満たない。
「仕様 (USMC 改修型 UH-1N):
・空虚重量:2,721.5kg(6,000lb)」
(UH-1Y ヴェノム)
https://ja.wikipedia.org/wiki/UH-1Y_%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%8E%E3%83%A0
エンジン2機掛けで、4ブレードになっている。
「性能・諸元:
・空虚重量:5,370kg(11,840lb)」
そう、最後の1文字がYであるか、そうでないかで、空虚重量が倍も違うことになる。
ここ、吊り下げられる身としては(!)重要じゃね?。
まあいい。
浮沈子も、あまり詳しくないので、写真を見ただけでは分からない。
ひょっとしたら違ってるかもしれないが、少なくとも4枚羽根であることは確かだ。
(米軍ヘリ不時着 伊計区民、月内に抗議集会)
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-642461.html
「沖縄県うるま市伊計島の海岸に不時着した米軍UH1Yヘリ=6日午後5時50分ごろ(小型無人機で撮影)」
写真を見ると、ちゃあんと4枚のブレードが付いている。
さて、5トンを超える重量のヘリコを、ブレードを外しただけで持ち上げられるものなんだろうか。
ウィキの記事を見ると、CH-53でも、CH-53Eでも可能のようだ。
(CH-53 (航空機))
https://ja.wikipedia.org/wiki/CH-53_(%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F)
「CH-53A:
貨物の積載量は3,630kgで、9,070kgまでの大型機材を吊り下げ輸送することもできた。」
しかしながら、産経の記事の写真を見ると、間違いなくCH-53Eだな。
例のIBISの蓋の件で、詳細は把握している。
(CH-53E (航空機))
https://ja.wikipedia.org/wiki/CH-53E_(%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F)#%E6%80%A7%E8%83%BD%E3%83%BB%E4%B8%BB%E8%A6%81%E8%AB%B8%E5%85%83(MH-53E)
「CH-53 シースタリオンの機体中央部左側に3基目のエンジンを増設した機体である。」
「ローターのブレード数が6枚から7枚に増え、直径も2m拡大された。テール形状も変更され、テールローターは左側に20度傾けられている。」
「積載能力は30,000lb(13,610kg)、吊り下げ能力も36,000lb(16,330kg)と大幅に増加」
記事の写真を見ると、増設されたエンジン、7枚のブレード、傾斜したテールローターを確認することが出来る。
基地を抱える沖縄は、その不安を日々感じながら暮らしていかなければならない。
運用する方だって、何か起こしてやろうと思っているわけじゃないんだろうが、民間航空と違って、クリティカルな運用を訓練する必要があるからな。
事故率も高くなる可能性は大きい。
なあんて書いている最中に、またもやヘリの不時着のニュースが飛び込んできた。
(米軍ヘリが海岸沿いに着陸か 沖縄・読谷村)
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000118254.html
「8日午後4時50分ごろに読谷村で、農作業中の男性から「ホテル近くの海岸沿いにアメリカ軍機とみられるヘリが着陸した」と警察に通報がありました。」
「警察が近くにいって確認したところ、けが人はなく火災の恐れもないということです。」
いつか、取り返しのつかない事態になるかもな。
それを押してまで、運用を進めなければならない事態が起こっているということか。
今度は、どんなヘリがエンコしちゃったのかな。
また、スーパースタリオン(CH-53E)の出番になるのかな・・・。
(米軍ヘリ、沖縄でまた不時着 ホテルから数百m海岸付近:追加)
https://www.asahi.com/articles/ASL1861M4L18TPOB006.html?iref=comtop_8_01
「現場はリゾートホテル「ホテル日航アリビラ」の数百メートル北の海岸近く。」
「不時着したのは米軍普天間飛行場所属の攻撃ヘリAH1とみられる。」
写真を見ると、戦闘ヘリコのAH-1Zみたいだな。
また、調べなくっちゃ・・・。
沖縄では、ヘリコプター絡みの事故が続いている。
浮沈子は、最近の事象については、米軍(海兵隊)の動きが活発化しているのが原因と疑い、第二次朝鮮戦争の勃発が近いのではないかと不安なんだがな。
報道では、冬季オリンピックをきっかけにして、一時的にせよ緊張が緩和されそうなので、ホッとしている。
先日も、中型のヘリコプターが、島の海岸に緊急着陸した。
(大型輸送ヘリで不時着ヘリをつり上げ撤去 米軍、沖縄・伊計島から)
http://www.sankei.com/photo/story/news/180108/sty1801080005-n1.html
「沖縄県うるま市の伊計島の砂浜に6日不時着した米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)所属のUH1ヘリコプターについて、米軍は8日、CH53大型輸送ヘリでつり上げて現場から撤去した。」
この報道には、産経らしからぬ瑕疵がある。
不時着したのは、他紙によれば、UH-1Yという機種だそうだ。
(不時着ヘリをつり下げ撤去 伊計島からホワイトビーチへ)
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-642960.html#prettyPhoto
「うるま市与那城の伊計島に6日不時着した米軍普天間飛行場所属のUH1Yヘリが8日午前10時18分、米軍CH53ヘリにつり下げられ、約10キロ先にある市勝連の米軍ホワイトビーチへと撤去された。」
しかしながら、この記事にも誤りがある。
吊り下げているデカいヘリは、CH-53Eという改良型だ。
両方の機種を正確に報道している記事は、浮沈子には見つけられなかった。
(UH-1 (航空機))
https://ja.wikipedia.org/wiki/UH-1_(%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F)#%E4%B8%BB%E8%A6%81%E8%AB%B8%E5%85%83%E3%83%BB%E8%83%BD%E5%8A%9B
「エンジンを双発した型については「UH-1N ツインヒューイ」をご覧ください。」
「UH-1Nのアップグレード型については「UH-1Y ヴェノム」をご覧ください。」
素のUH-1は、エンジン1機掛け、ツインローターで空虚重量は、せいぜい2トン半程度。
「主要諸元・能力:
・空虚重量:
・・UH-1B:2,047kg
・・UH-1D:2,365kg
・・UH-1H:2,255kg
・・UH-1J:2,473kg
・・UH-1HP:2,552kg」
(UH-1N ツインヒューイ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/UH-1N_%E3%83%84%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%92%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%A4
エンジン2機掛けのツインブレード仕様だ。
それでも、空虚重量は3トンに満たない。
「仕様 (USMC 改修型 UH-1N):
・空虚重量:2,721.5kg(6,000lb)」
(UH-1Y ヴェノム)
https://ja.wikipedia.org/wiki/UH-1Y_%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%8E%E3%83%A0
エンジン2機掛けで、4ブレードになっている。
「性能・諸元:
・空虚重量:5,370kg(11,840lb)」
そう、最後の1文字がYであるか、そうでないかで、空虚重量が倍も違うことになる。
ここ、吊り下げられる身としては(!)重要じゃね?。
まあいい。
浮沈子も、あまり詳しくないので、写真を見ただけでは分からない。
ひょっとしたら違ってるかもしれないが、少なくとも4枚羽根であることは確かだ。
(米軍ヘリ不時着 伊計区民、月内に抗議集会)
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-642461.html
「沖縄県うるま市伊計島の海岸に不時着した米軍UH1Yヘリ=6日午後5時50分ごろ(小型無人機で撮影)」
写真を見ると、ちゃあんと4枚のブレードが付いている。
さて、5トンを超える重量のヘリコを、ブレードを外しただけで持ち上げられるものなんだろうか。
ウィキの記事を見ると、CH-53でも、CH-53Eでも可能のようだ。
(CH-53 (航空機))
https://ja.wikipedia.org/wiki/CH-53_(%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F)
「CH-53A:
貨物の積載量は3,630kgで、9,070kgまでの大型機材を吊り下げ輸送することもできた。」
しかしながら、産経の記事の写真を見ると、間違いなくCH-53Eだな。
例のIBISの蓋の件で、詳細は把握している。
(CH-53E (航空機))
https://ja.wikipedia.org/wiki/CH-53E_(%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F)#%E6%80%A7%E8%83%BD%E3%83%BB%E4%B8%BB%E8%A6%81%E8%AB%B8%E5%85%83(MH-53E)
「CH-53 シースタリオンの機体中央部左側に3基目のエンジンを増設した機体である。」
「ローターのブレード数が6枚から7枚に増え、直径も2m拡大された。テール形状も変更され、テールローターは左側に20度傾けられている。」
「積載能力は30,000lb(13,610kg)、吊り下げ能力も36,000lb(16,330kg)と大幅に増加」
記事の写真を見ると、増設されたエンジン、7枚のブレード、傾斜したテールローターを確認することが出来る。
基地を抱える沖縄は、その不安を日々感じながら暮らしていかなければならない。
運用する方だって、何か起こしてやろうと思っているわけじゃないんだろうが、民間航空と違って、クリティカルな運用を訓練する必要があるからな。
事故率も高くなる可能性は大きい。
なあんて書いている最中に、またもやヘリの不時着のニュースが飛び込んできた。
(米軍ヘリが海岸沿いに着陸か 沖縄・読谷村)
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000118254.html
「8日午後4時50分ごろに読谷村で、農作業中の男性から「ホテル近くの海岸沿いにアメリカ軍機とみられるヘリが着陸した」と警察に通報がありました。」
「警察が近くにいって確認したところ、けが人はなく火災の恐れもないということです。」
いつか、取り返しのつかない事態になるかもな。
それを押してまで、運用を進めなければならない事態が起こっているということか。
今度は、どんなヘリがエンコしちゃったのかな。
また、スーパースタリオン(CH-53E)の出番になるのかな・・・。
(米軍ヘリ、沖縄でまた不時着 ホテルから数百m海岸付近:追加)
https://www.asahi.com/articles/ASL1861M4L18TPOB006.html?iref=comtop_8_01
「現場はリゾートホテル「ホテル日航アリビラ」の数百メートル北の海岸近く。」
「不時着したのは米軍普天間飛行場所属の攻撃ヘリAH1とみられる。」
写真を見ると、戦闘ヘリコのAH-1Zみたいだな。
また、調べなくっちゃ・・・。
ブラフなのかマジヤバか ― 2018年01月08日 22:52
ブラフなのかマジヤバか
いくら何でも立て続けのような気がするんだがな。
(米軍の全機種、飛行停止要求へ 沖縄県)
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/192246
「米軍普天間飛行場所属のAH1攻撃ヘリコプターが読谷村の廃棄物処分場に不時着した問題で、沖縄県の謝花喜一郎知事公室長は、在沖米軍の全航空機の点検とその間の飛行停止を求める」
無理もない。
毎月、何等かの事故を起こしていたんだが、先週末に引き続いて、今日の不時着(予防措置?)。
まあ、ムリして飛んで大事故になるよりはいいけれど、ちょっと頻度が高い。
(米軍ヘリ不時着 今度は読谷村で 沖縄の反発高まる)
https://mainichi.jp/articles/20180109/k00/00m/040/079000c
「最近は米軍の訓練も多く、整備が追いついていないのではないか。これだけの事故が立て続けに起きるということは、異常事態だ」
浮沈子も同感だな。
AH-1Zについては、去年も伊計島に不時着している。
(米軍ヘリが農道に不時着 沖縄・伊計島、けがなし)
http://www.sankei.com/photo/story/news/170121/sty1701210007-n1.html
「(2017年1月)20日午後7時半ごろ、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属のAH1攻撃ヘリコプターが、同県うるま市の伊計島の農道に不時着した。」
「ヘリは午後7時ごろ普天間飛行場を離陸し、約20分後に機体の警告ランプが点灯」
うーん、最近の話じゃないしな。
沖縄駐留の海兵隊は、運用能力を失っているのではないか。
マジヤバな感じだな。
こんなことで、敵基地を攻撃できるんだろうか?。
相手に攻撃を思いとどまらせるには、アットーテキな「力の差」を見せつけるしかないんだがな・・・。
アットーテキな、「力無さ」・・・。
まあいい。
浮沈子は、これは北朝鮮に対する情報戦の一つで、訓練が激化して、いろいろ不祥事を起こしているという状況の演出の一つかもしれないと思ってたんだが、ブラフどころじゃなくて、天然で不祥事起こしてる感じだ。
演出不要・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
こう立て続けに事故が起こると、いろいろ支障が出てくるに違いない。
すんなりと、全機種飛行停止を認めたりしたら、なんだ、やっぱブラフだったんじゃん、となりかねない。
突っ張って、タカビーに対応すれば、今後の運用に支障を来すしな。
外務・防衛も、黙って見過ごすわけにはいかない。
キャップとか、窓枠どころか、航空機本体が降ってくるわけだからな。
マジヤバだとすれば、ムリして飛ばずに、整備を重ねた方がいいような気がするんだがな。
その能力が落ちているということになれば、それこそ問題だからな。
(緊急着陸相次ぐ米軍ヘリ、防衛相「ちょっと多すぎる」)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3258804.html
「いずれにしても、ちょっと多すぎる、続いています。沖縄の皆さん、地元の皆さんの心配は当然のことだと思います」
「小野寺防衛大臣はこのように述べた上で、アメリカ側にヘリコプターなどの整備や点検の徹底や、再発防止策を講じるよう求める考えを明らかにしました。」
基地の地元対策だけではない、マジヤバの状況ならなおのことだ。
ヘリコは、基本的に不安定な航空機だからな。
素材や仕掛けを工夫して、やっと飛べるようにしているわけだから、整備の重要性は固定翼機以上だ。
それでも、大事故に至らないように、安全を取って、無難なところに不時着できるうちはいい。
AH-1Zみたいな戦闘ヘリは、機動性を高めるために、意図的に不安定にしているかも知れないからな。
何かあった際の余裕が少ない。
それにしても、沖縄は、すぐに不時着できるところがあるからいいが、東京みたいなところで同じ状況が発生したらと思うとドキドキする。
自衛隊だって、みんながみんな、ベテランパイロットじゃないからな。
IBISのキャップも付いてなかったりしたしな。
人のことは言えない。
明日は我が身だと思って、気を引き締めてもらいたいもんだ。
ところで、我が国の攻撃ヘリコについて調べていたら、悲惨な状況にあることが分かってきた。
今後、実戦を想定した武装配備が求められていく中で、今までのようなぬるい考え方ではまずかろう。
米軍が撤退した後でも、国土を防衛しなければならなくなるわけだからな。
もう、21世紀も前半の半ばに差し掛かっているわけだからな。
駐留米軍がいつまでもいると思ってたら、大間違いになるからな。
災害対応は、あくまでも余技だ。
戦って勝たなくてどーする?。
前方展開しないなら、押し込まれるのは覚悟しなければならない。
敵兵力を押し戻すには、攻撃力が必要だ。
攻撃ヘリを戦闘ヘリとか言い換えている場合じゃなかろう?。
用兵をしっかり考えて、身の丈に合った国防をしていかないとな。
高性能だが値段が高い兵器を小数揃えるのではなくて、必要な防衛力を確保するための配置を行わなくてどーする?。
戦って勝てる軍事力を持っているからこそ、外交のツールになる。
よその国に出て行って、積極的平和とか言ってる暇があったら、足元すくわれないように、しっかり固めておく方がいいと思うんだがな・・・。
(不時着ヘリ、普天間帰還:追加)
https://jp.reuters.com/article/idJP2018010901001081
「9日午前7時20分すぎ、沖縄県読谷村の廃棄物処分場に不時着した米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)所属のAH1攻撃ヘリコプターが離陸、6分後に同飛行場に到着した。」
いやあ、廃棄物処分場に緊急着陸したんだから、そのまま置いていくのかと思ったけど。
今回は、自力で飛べたんだな・・・。
いくら何でも立て続けのような気がするんだがな。
(米軍の全機種、飛行停止要求へ 沖縄県)
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/192246
「米軍普天間飛行場所属のAH1攻撃ヘリコプターが読谷村の廃棄物処分場に不時着した問題で、沖縄県の謝花喜一郎知事公室長は、在沖米軍の全航空機の点検とその間の飛行停止を求める」
無理もない。
毎月、何等かの事故を起こしていたんだが、先週末に引き続いて、今日の不時着(予防措置?)。
まあ、ムリして飛んで大事故になるよりはいいけれど、ちょっと頻度が高い。
(米軍ヘリ不時着 今度は読谷村で 沖縄の反発高まる)
https://mainichi.jp/articles/20180109/k00/00m/040/079000c
「最近は米軍の訓練も多く、整備が追いついていないのではないか。これだけの事故が立て続けに起きるということは、異常事態だ」
浮沈子も同感だな。
AH-1Zについては、去年も伊計島に不時着している。
(米軍ヘリが農道に不時着 沖縄・伊計島、けがなし)
http://www.sankei.com/photo/story/news/170121/sty1701210007-n1.html
「(2017年1月)20日午後7時半ごろ、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属のAH1攻撃ヘリコプターが、同県うるま市の伊計島の農道に不時着した。」
「ヘリは午後7時ごろ普天間飛行場を離陸し、約20分後に機体の警告ランプが点灯」
うーん、最近の話じゃないしな。
沖縄駐留の海兵隊は、運用能力を失っているのではないか。
マジヤバな感じだな。
こんなことで、敵基地を攻撃できるんだろうか?。
相手に攻撃を思いとどまらせるには、アットーテキな「力の差」を見せつけるしかないんだがな・・・。
アットーテキな、「力無さ」・・・。
まあいい。
浮沈子は、これは北朝鮮に対する情報戦の一つで、訓練が激化して、いろいろ不祥事を起こしているという状況の演出の一つかもしれないと思ってたんだが、ブラフどころじゃなくて、天然で不祥事起こしてる感じだ。
演出不要・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
こう立て続けに事故が起こると、いろいろ支障が出てくるに違いない。
すんなりと、全機種飛行停止を認めたりしたら、なんだ、やっぱブラフだったんじゃん、となりかねない。
突っ張って、タカビーに対応すれば、今後の運用に支障を来すしな。
外務・防衛も、黙って見過ごすわけにはいかない。
キャップとか、窓枠どころか、航空機本体が降ってくるわけだからな。
マジヤバだとすれば、ムリして飛ばずに、整備を重ねた方がいいような気がするんだがな。
その能力が落ちているということになれば、それこそ問題だからな。
(緊急着陸相次ぐ米軍ヘリ、防衛相「ちょっと多すぎる」)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3258804.html
「いずれにしても、ちょっと多すぎる、続いています。沖縄の皆さん、地元の皆さんの心配は当然のことだと思います」
「小野寺防衛大臣はこのように述べた上で、アメリカ側にヘリコプターなどの整備や点検の徹底や、再発防止策を講じるよう求める考えを明らかにしました。」
基地の地元対策だけではない、マジヤバの状況ならなおのことだ。
ヘリコは、基本的に不安定な航空機だからな。
素材や仕掛けを工夫して、やっと飛べるようにしているわけだから、整備の重要性は固定翼機以上だ。
それでも、大事故に至らないように、安全を取って、無難なところに不時着できるうちはいい。
AH-1Zみたいな戦闘ヘリは、機動性を高めるために、意図的に不安定にしているかも知れないからな。
何かあった際の余裕が少ない。
それにしても、沖縄は、すぐに不時着できるところがあるからいいが、東京みたいなところで同じ状況が発生したらと思うとドキドキする。
自衛隊だって、みんながみんな、ベテランパイロットじゃないからな。
IBISのキャップも付いてなかったりしたしな。
人のことは言えない。
明日は我が身だと思って、気を引き締めてもらいたいもんだ。
ところで、我が国の攻撃ヘリコについて調べていたら、悲惨な状況にあることが分かってきた。
今後、実戦を想定した武装配備が求められていく中で、今までのようなぬるい考え方ではまずかろう。
米軍が撤退した後でも、国土を防衛しなければならなくなるわけだからな。
もう、21世紀も前半の半ばに差し掛かっているわけだからな。
駐留米軍がいつまでもいると思ってたら、大間違いになるからな。
災害対応は、あくまでも余技だ。
戦って勝たなくてどーする?。
前方展開しないなら、押し込まれるのは覚悟しなければならない。
敵兵力を押し戻すには、攻撃力が必要だ。
攻撃ヘリを戦闘ヘリとか言い換えている場合じゃなかろう?。
用兵をしっかり考えて、身の丈に合った国防をしていかないとな。
高性能だが値段が高い兵器を小数揃えるのではなくて、必要な防衛力を確保するための配置を行わなくてどーする?。
戦って勝てる軍事力を持っているからこそ、外交のツールになる。
よその国に出て行って、積極的平和とか言ってる暇があったら、足元すくわれないように、しっかり固めておく方がいいと思うんだがな・・・。
(不時着ヘリ、普天間帰還:追加)
https://jp.reuters.com/article/idJP2018010901001081
「9日午前7時20分すぎ、沖縄県読谷村の廃棄物処分場に不時着した米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)所属のAH1攻撃ヘリコプターが離陸、6分後に同飛行場に到着した。」
いやあ、廃棄物処分場に緊急着陸したんだから、そのまま置いていくのかと思ったけど。
今回は、自力で飛べたんだな・・・。
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