150万km ― 2018年01月09日 13:35
150万km
太陽と地球の距離は、およそ1億5千万キロだからな。
たった1パーセントにすぎない。
とはいえ、毎日1kmずつ、休まずに泳いでも、4千年以上かかる。
ベラボーに遠いことは確かだ。
しかし、イーロンマスクが目指している火星というのは、そんなもんじゃ効かない。
(2018年 火星大接近について)
https://www.nao.ac.jp/astro/feature/mars2018/about.html
「(2018年)7月31日16時50分に、地球と火星は、5,759万キロメートルの距離まで接近」
それって、接近なのかと思う程遠い・・・。
150万kmの38倍も遠い。
さらに言えば、これは、近い時だからな。
実際にあるかどうかは分からないが、火星の遠日点距離は、1.666auだから、太陽の反対側に行っているとすると、2.666au離れることになる。
殆ど、4億キロということになる。
(火星の大きさや地球からの距離ってどのぐらい?接近周期や重力等)
http://xn--q9jb1h748y.com/?p=1561
「一番近い時の距離は約5,400万km
一番遠い時の距離は約4億km」
まあ、いずれも理論的な距離で、近々その距離になるということではない。
しかし、まあ、見当もつかん。
150万kmの約267倍ということになる。
火星に行く思いをすれば、150万kmなんて、たやすい距離だと思うんだがな。
で、150万kmって、なによ?。
(ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%83%E3%83%96%E5%AE%87%E5%AE%99%E6%9C%9B%E9%81%A0%E9%8F%A1
「JWST(James Webb Space Telescope)は、ハッブル宇宙望遠鏡(以下「HST」と記す)のように地球の周回軌道を飛行するのではなく、地球からみて太陽とは反対側150万kmの位置の空間に漂わせるように飛行する。」
「HSTは地表から約600kmという比較的低い軌道上を飛行している。このため、光学機器にトラブルが発生してもスペースシャトルで現地へ行って修理することが可能であった。これに対し、JWSTは地球から150万kmもの遠距離に置かれるため、万が一トラブルが発生してもHSTのように修理人員を派遣することは事実上不可能」
えーっ、そんなあ・・・。
「打ち上げ後JWSTは、太陽 - 地球のラグランジュ点の1つ(L2)に置かれることになっている。」
たった5年の寿命だ(目標は10年)。
もったいない。
修理効かないからな。
仕方ない・・・。
しかし、また、なんでそんな遠いところに置かなくっちゃならんのか。
「宇宙誕生初期の星や星雲をとらえるためには非常にエネルギーの小さい赤外線をとらえる必要があり、反射鏡を-220℃にまで冷却しておかなければならない。その冷却のためにも、JWSTは地球から遠く、また地球によって太陽光が遮られるラグランジュ点(L2)に送り込まれるのである。」
しかし、150万kmくらい、なんとか修理に行く方法はないのか。
(衛星の寿命)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2018/01/07/8764682
「なお、バッテリや太陽電池の耐久性なども寿命を左右しますが、たいていの場合燃料が底を尽きて運用は停止となります。」
燃料補給さえすればいいのなら、給油用の人工衛星を飛ばして、補給してやればいいだけだ。
あるいは、ドッキングして、姿勢制御を行うようにしてもいい。
とっかえひっかえ、そういうサービス衛星を送り込めば、100年くらい寿命を延ばしてやることも出来るんじゃないのかあ?。
まあいい。
どうしても、人間が行って修理しなければならないということになれば、SLSで打ち上げたオリオンで行って直してくるというのもアリかもしれない。
金掛かるけどな(1000億円くらい?)。
月行くのの4倍以上だからな。
十分遠いと言えよう。
きっと、業界の常として、次の宇宙望遠鏡の話は、既に始まっているに違いない。
(List of proposed space observatories)
https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_proposed_space_observatories#Proposed_space_observatories
切れ目のない宇宙開発・・・。
衛星寿命を延ばすということは、次期宇宙望遠鏡の開発を抑制することに繋がる。
ハッブルを延命させたことにより、可視光の汎用宇宙望遠鏡の打ち上げは、30年は停滞している。
上がっているのは、地球大気を透過できない波長を観測する衛星だけ。
あるいは、ケプラーのような特殊用途の衛星に限られる。
延命というのも、諸刃の剣なわけだ。
それでも、1回くらいは延命してもいいんじゃないか。
赤外領域の観測は、結構面白いと思うんだがな。
太陽と地球の距離は、およそ1億5千万キロだからな。
たった1パーセントにすぎない。
とはいえ、毎日1kmずつ、休まずに泳いでも、4千年以上かかる。
ベラボーに遠いことは確かだ。
しかし、イーロンマスクが目指している火星というのは、そんなもんじゃ効かない。
(2018年 火星大接近について)
https://www.nao.ac.jp/astro/feature/mars2018/about.html
「(2018年)7月31日16時50分に、地球と火星は、5,759万キロメートルの距離まで接近」
それって、接近なのかと思う程遠い・・・。
150万kmの38倍も遠い。
さらに言えば、これは、近い時だからな。
実際にあるかどうかは分からないが、火星の遠日点距離は、1.666auだから、太陽の反対側に行っているとすると、2.666au離れることになる。
殆ど、4億キロということになる。
(火星の大きさや地球からの距離ってどのぐらい?接近周期や重力等)
http://xn--q9jb1h748y.com/?p=1561
「一番近い時の距離は約5,400万km
一番遠い時の距離は約4億km」
まあ、いずれも理論的な距離で、近々その距離になるということではない。
しかし、まあ、見当もつかん。
150万kmの約267倍ということになる。
火星に行く思いをすれば、150万kmなんて、たやすい距離だと思うんだがな。
で、150万kmって、なによ?。
(ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%83%E3%83%96%E5%AE%87%E5%AE%99%E6%9C%9B%E9%81%A0%E9%8F%A1
「JWST(James Webb Space Telescope)は、ハッブル宇宙望遠鏡(以下「HST」と記す)のように地球の周回軌道を飛行するのではなく、地球からみて太陽とは反対側150万kmの位置の空間に漂わせるように飛行する。」
「HSTは地表から約600kmという比較的低い軌道上を飛行している。このため、光学機器にトラブルが発生してもスペースシャトルで現地へ行って修理することが可能であった。これに対し、JWSTは地球から150万kmもの遠距離に置かれるため、万が一トラブルが発生してもHSTのように修理人員を派遣することは事実上不可能」
えーっ、そんなあ・・・。
「打ち上げ後JWSTは、太陽 - 地球のラグランジュ点の1つ(L2)に置かれることになっている。」
たった5年の寿命だ(目標は10年)。
もったいない。
修理効かないからな。
仕方ない・・・。
しかし、また、なんでそんな遠いところに置かなくっちゃならんのか。
「宇宙誕生初期の星や星雲をとらえるためには非常にエネルギーの小さい赤外線をとらえる必要があり、反射鏡を-220℃にまで冷却しておかなければならない。その冷却のためにも、JWSTは地球から遠く、また地球によって太陽光が遮られるラグランジュ点(L2)に送り込まれるのである。」
しかし、150万kmくらい、なんとか修理に行く方法はないのか。
(衛星の寿命)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2018/01/07/8764682
「なお、バッテリや太陽電池の耐久性なども寿命を左右しますが、たいていの場合燃料が底を尽きて運用は停止となります。」
燃料補給さえすればいいのなら、給油用の人工衛星を飛ばして、補給してやればいいだけだ。
あるいは、ドッキングして、姿勢制御を行うようにしてもいい。
とっかえひっかえ、そういうサービス衛星を送り込めば、100年くらい寿命を延ばしてやることも出来るんじゃないのかあ?。
まあいい。
どうしても、人間が行って修理しなければならないということになれば、SLSで打ち上げたオリオンで行って直してくるというのもアリかもしれない。
金掛かるけどな(1000億円くらい?)。
月行くのの4倍以上だからな。
十分遠いと言えよう。
きっと、業界の常として、次の宇宙望遠鏡の話は、既に始まっているに違いない。
(List of proposed space observatories)
https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_proposed_space_observatories#Proposed_space_observatories
切れ目のない宇宙開発・・・。
衛星寿命を延ばすということは、次期宇宙望遠鏡の開発を抑制することに繋がる。
ハッブルを延命させたことにより、可視光の汎用宇宙望遠鏡の打ち上げは、30年は停滞している。
上がっているのは、地球大気を透過できない波長を観測する衛星だけ。
あるいは、ケプラーのような特殊用途の衛星に限られる。
延命というのも、諸刃の剣なわけだ。
それでも、1回くらいは延命してもいいんじゃないか。
赤外領域の観測は、結構面白いと思うんだがな。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。