シグナス補給船とアンタレス:ジミーなISSトラックのジミーな軌跡 ― 2020年11月21日 07:37
シグナス補給船とアンタレス:ジミーなISSトラックのジミーな軌跡
ファルコン9とドラゴン1のような派手さ(空中で爆発したり、リハーサルの給油中に衛星積んだまま吹っ飛んだり)はないが、シグナスだって、一応、飛行中(打ち上げ直後ですが)のド派手な爆発をしている。
(アンタレス(ロケット))
https://en.wikipedia.org/wiki/Antares_(rocket)#Antares_200_series
「2014年10月28日の5回目の打ち上げ中に、ロケットは壊滅的に故障し、車両とペイロードが破壊されました。故障は、第1段階のエンジンの故障に起因していました。」
アンタレスロケットは、シグナスを打ち上げるために専用設計された打ち上げロケットだ。
それ以外の用途で使われたことはない。
爆発したロケットは、その後改良され(エンジン交換など)、2016年からは順調に飛行している。
改良されるまでの間(2回)とその後1回の計3回は、アトラスV(401構成)で代替打ち上げを行っている。
(シグナス(宇宙船))
https://en.wikipedia.org/wiki/Cygnus_(spacecraft)#Missions
以下のリストは、再構成している。
・2013年4月21日21:00:アンタレス110:Cygnus Mass Simulator(テスト飛行)
・2013年9月18日14:58:アンタレス110:シグナス(標準)Orb-D1G(デモ飛行)
・2014年1月9日18:07:アンタレス120:シグナス(標準)CRS Orb-1C(ロケット変更:CRS-1開始)
・2014年7月13日16:52:アンタレス120:シグナス(標準)CRS Orb-2
・2014年10月28日22:22:アンタレス130:シグナス(標準)CRS Orb-3(ロケット変更:失敗)
・2015年12月6日21:44:アトラスV401:シグナス(強化)CRS OA-4(会社名称変更:代替打ち上げ)
・2016年3月23日03:05:アトラスV401:シグナス(強化)CRS OA-6(ミッション番号入れ替え:代替打ち上げ)
・2016年10月17日23:45:アンタレス230:シグナス(強化)CRS OA-5(ロケット変更:ミッション番号入れ替え)
・2017年4月18日15:11:アトラスV401:シグナス(強化)CRS OA-7(代替打ち上げ)
・2017年11月12日12:19:アンタレス230:シグナス(強化)CRS OA -8E(EnhancedCygnus)
・2018年5月21日08:44:アンタレス230:シグナス(強化)CRS OA-9E(EnhancedCygnus)
・2018年11月17日09:01:アンタレス230:シグナス(強化)CRS NG-10(会社名変更)
・2019年4月17日20:46:アンタレス230:シグナス(強化)CRS NG-11(CRS-1終了)
・2019年11月2日13:59:アンタレス230+:シグナス(強化)CRS NG-12(ロケット変更:CRS-2開始)
・2020年2月15日20:21:アンタレス230+:シグナス(強化)CRS NG-13
・2020年10月3日01:16:アンタレス230+:シグナス(強化)CRSNG -14
テストフライトなどを含め、延べ16回の打ち上げとなる(失敗1回を含む)。
年に2回くらいの打ち上げペースだからな。
ついつい忘れてしまうが、コンスタントに輸送サービスを続けている。
せいぜい3トンから4トン以下の輸送量で、実験ラックなどを運ぶことはできず(HTVだけ)、ドラゴン1のように、成果物を持ち帰ることもなく(燃え尽きて終わり)、欧州輸送機のようにリブースト機能を持つわけでもない、最もジミーな輸送機だ。
フライト毎に、宇宙飛行士にちなんだニックネームが付けられているようだが、浮沈子的には関心がないので割愛する。
(商業補給サービスフェーズ2)
https://en.wikipedia.org/wiki/Commercial_Resupply_Services#Commercial_Resupply_Services_phase_2
「シグナスフェーズ2フライト
シグナスNG-12:2019年11月2日(済)
シグナスNG-13:2020年2月15日(済)
シグナスNG-14:2020年10月3日(済)
シグナスNG-15:2021年2月(予定:4月になるみたいです)
Cygnus NG-16:2021年7月(予定)
シグナスNG-17:2022年2月(予定)」
その後のフライトがあるかどうかは知らない。
NASAとしては、手堅い輸送手段として確保しておきたいかもしれないが、コスト的にはこれ以上下げられないだろうし、ロシア製エンジンの調達という政治的リスクも抱えている。
2段目の固体燃料ロケットに金を落とす必要があるから、切るに切れないということがあるのかも知れない(未確認)。
NASA的にノースロップグラマンをどう扱うかは難しいところだ(たぶん)。
米軍は、打ち上げロケットからはバッサリ切ったからな。
技術開発的には、同じ系列のドリームチェイサーに投資した方がいいかもしれない。
ものになれば、入れ替えになる。
「カーゴドリームチェイサーのフライト
SNCデモ-1:2021年秋(バルカンの2回目の飛行)
SNC 1:2021年9月
SNC 2:2023
SNC 3:2024
SNC 4:2024
SNC 5:2025
SNC 6:2026」
日程的にも、入れ替えを前提としているようだ。
補給機のメインストリームとしては、おそらくカーゴドラゴンだけで十分だろう(年4回)。
2系統確保という点では、シグナス+ドリームチェイサーでワンセットか。
ああ、HTV-Xもあるけどな。
あれは、オマケだ(そんなあ!)。
年に1度くらいしか飛ばないしな(実験ラックとか電池交換くらい?)。
もちろん、別系統のプログレスは頻繁に飛ぶ(年に3回から4回)。
まあ、どうでもいいんですが。
後詰のシグナス。
おそらく、CRSー3では消えてなくなる。
アンタレスも、それで打ち切りだろう。
使い捨て補給機と使い捨てロケットの最後の残渣(ドリームチェイサーは、もちろん再使用:バルカンも、エンジンユニットだけは、そのうち再使用すると言ってるけどな:浮沈子はしない方に1票)。
ああ、使い捨てならHTV-X(とH3)もあるか。
所詮はオマケだけどな・・・。
ファルコン9とドラゴン1のような派手さ(空中で爆発したり、リハーサルの給油中に衛星積んだまま吹っ飛んだり)はないが、シグナスだって、一応、飛行中(打ち上げ直後ですが)のド派手な爆発をしている。
(アンタレス(ロケット))
https://en.wikipedia.org/wiki/Antares_(rocket)#Antares_200_series
「2014年10月28日の5回目の打ち上げ中に、ロケットは壊滅的に故障し、車両とペイロードが破壊されました。故障は、第1段階のエンジンの故障に起因していました。」
アンタレスロケットは、シグナスを打ち上げるために専用設計された打ち上げロケットだ。
それ以外の用途で使われたことはない。
爆発したロケットは、その後改良され(エンジン交換など)、2016年からは順調に飛行している。
改良されるまでの間(2回)とその後1回の計3回は、アトラスV(401構成)で代替打ち上げを行っている。
(シグナス(宇宙船))
https://en.wikipedia.org/wiki/Cygnus_(spacecraft)#Missions
以下のリストは、再構成している。
・2013年4月21日21:00:アンタレス110:Cygnus Mass Simulator(テスト飛行)
・2013年9月18日14:58:アンタレス110:シグナス(標準)Orb-D1G(デモ飛行)
・2014年1月9日18:07:アンタレス120:シグナス(標準)CRS Orb-1C(ロケット変更:CRS-1開始)
・2014年7月13日16:52:アンタレス120:シグナス(標準)CRS Orb-2
・2014年10月28日22:22:アンタレス130:シグナス(標準)CRS Orb-3(ロケット変更:失敗)
・2015年12月6日21:44:アトラスV401:シグナス(強化)CRS OA-4(会社名称変更:代替打ち上げ)
・2016年3月23日03:05:アトラスV401:シグナス(強化)CRS OA-6(ミッション番号入れ替え:代替打ち上げ)
・2016年10月17日23:45:アンタレス230:シグナス(強化)CRS OA-5(ロケット変更:ミッション番号入れ替え)
・2017年4月18日15:11:アトラスV401:シグナス(強化)CRS OA-7(代替打ち上げ)
・2017年11月12日12:19:アンタレス230:シグナス(強化)CRS OA -8E(EnhancedCygnus)
・2018年5月21日08:44:アンタレス230:シグナス(強化)CRS OA-9E(EnhancedCygnus)
・2018年11月17日09:01:アンタレス230:シグナス(強化)CRS NG-10(会社名変更)
・2019年4月17日20:46:アンタレス230:シグナス(強化)CRS NG-11(CRS-1終了)
・2019年11月2日13:59:アンタレス230+:シグナス(強化)CRS NG-12(ロケット変更:CRS-2開始)
・2020年2月15日20:21:アンタレス230+:シグナス(強化)CRS NG-13
・2020年10月3日01:16:アンタレス230+:シグナス(強化)CRSNG -14
テストフライトなどを含め、延べ16回の打ち上げとなる(失敗1回を含む)。
年に2回くらいの打ち上げペースだからな。
ついつい忘れてしまうが、コンスタントに輸送サービスを続けている。
せいぜい3トンから4トン以下の輸送量で、実験ラックなどを運ぶことはできず(HTVだけ)、ドラゴン1のように、成果物を持ち帰ることもなく(燃え尽きて終わり)、欧州輸送機のようにリブースト機能を持つわけでもない、最もジミーな輸送機だ。
フライト毎に、宇宙飛行士にちなんだニックネームが付けられているようだが、浮沈子的には関心がないので割愛する。
(商業補給サービスフェーズ2)
https://en.wikipedia.org/wiki/Commercial_Resupply_Services#Commercial_Resupply_Services_phase_2
「シグナスフェーズ2フライト
シグナスNG-12:2019年11月2日(済)
シグナスNG-13:2020年2月15日(済)
シグナスNG-14:2020年10月3日(済)
シグナスNG-15:2021年2月(予定:4月になるみたいです)
Cygnus NG-16:2021年7月(予定)
シグナスNG-17:2022年2月(予定)」
その後のフライトがあるかどうかは知らない。
NASAとしては、手堅い輸送手段として確保しておきたいかもしれないが、コスト的にはこれ以上下げられないだろうし、ロシア製エンジンの調達という政治的リスクも抱えている。
2段目の固体燃料ロケットに金を落とす必要があるから、切るに切れないということがあるのかも知れない(未確認)。
NASA的にノースロップグラマンをどう扱うかは難しいところだ(たぶん)。
米軍は、打ち上げロケットからはバッサリ切ったからな。
技術開発的には、同じ系列のドリームチェイサーに投資した方がいいかもしれない。
ものになれば、入れ替えになる。
「カーゴドリームチェイサーのフライト
SNCデモ-1:2021年秋(バルカンの2回目の飛行)
SNC 1:2021年9月
SNC 2:2023
SNC 3:2024
SNC 4:2024
SNC 5:2025
SNC 6:2026」
日程的にも、入れ替えを前提としているようだ。
補給機のメインストリームとしては、おそらくカーゴドラゴンだけで十分だろう(年4回)。
2系統確保という点では、シグナス+ドリームチェイサーでワンセットか。
ああ、HTV-Xもあるけどな。
あれは、オマケだ(そんなあ!)。
年に1度くらいしか飛ばないしな(実験ラックとか電池交換くらい?)。
もちろん、別系統のプログレスは頻繁に飛ぶ(年に3回から4回)。
まあ、どうでもいいんですが。
後詰のシグナス。
おそらく、CRSー3では消えてなくなる。
アンタレスも、それで打ち切りだろう。
使い捨て補給機と使い捨てロケットの最後の残渣(ドリームチェイサーは、もちろん再使用:バルカンも、エンジンユニットだけは、そのうち再使用すると言ってるけどな:浮沈子はしない方に1票)。
ああ、使い捨てならHTV-X(とH3)もあるか。
所詮はオマケだけどな・・・。
そういえばあれはどうなった:ドリームチェイサーの野望 ― 2020年11月21日 10:24
そういえばあれはどうなった:ドリームチェイサーの野望
有人開発ではNASAの開発資金は貰えず、仕方がないから貨物仕様に縋って生き延びているシエラネバダコーポレーションのドリームチェイサー。
(夢探す人)
https://en.wikipedia.org/wiki/Dream_Chaser
「もともとは乗用車として意図されていたドリームチェイサースペースシステムは、貨物のバリエーションであるドリームチェイサーカーゴシステムが運用された後に製造されます。乗組員のバリアントは、低軌道との間で最大7人の人と貨物を運ぶことができます。」
「貨物ドリームチェイサーは、国際宇宙ステーションに加圧貨物と非加圧貨物の両方を補給するように設計されています。」
「2013年10月26日、最初のフリーフライトが発生しました。試験機はヘリコプターから解放され、1分も経たないうちに正しい飛行経路を飛行して接地しました。着陸直前に、左側の主脚が展開できず、不時着した。」
浮沈子が覚えているのはこのくらいまでだな。
「2016年1月、NASAは、ドリームチェイサーがCRS-2契約の1つを獲得し、ISSへの最低6回の補給ミッションの購入を約束したと発表しました。」
「2017年11月11日、ドリームチェイサーETAは高度3,700 mから解放され、エドワーズ空軍基地に着陸しました。」
やっと成功したか。
「私たちの判断(OIG監査スタッフ)では、シエラネバダが2024年までに6つのミッションのCRS-2貨物輸送要件を満たすために打ち上げに失敗した後、別のドリームチェイサーを構築する可能性はほとんどありません。すべての問題が解決されるまで同社は唯一の宇宙船を打ち上げることができないため、将来のシエラネバダ貨物ミッションに悪影響を及ぼします。」
失敗を許容できない開発なわけだ(どこかの開発中のロケットとは、大違いだな・・・)。
「2番目の宇宙船はNASAに追加費用をかけることなくスペアパーツから作ることができます。」
その宇宙船のスペアパーツは、NASAからの追加費用が頼りなのかあ?。
まあいい。
初打ち上げは、来年と言われていたが、どうやら延期になった様だ。
(最初のドリームチェイサーミッションは2022年にスリップ)
https://spacenews.com/first-dream-chaser-mission-slips-to-2022/
「時間枠は2020年代の終わりであり、それが起こる2030年に入ると思います」
つまり、ターゲットにしているのはISSではなく、ポストISSというわけだ。
長期計画というか、強気というか。
機体の後ろに追加のモジュールを付けて、多目的に使用する方策も追及されている。
(シエラネバダはドリームチェイサーの他の用途を探る)
https://spacenews.com/sierra-nevada-explores-other-uses-of-dream-chaser/
「ドリームチェイサーのもう1つの重要な要素は、ドリームチェイサーの後端に取り付けられたシューティングスターと呼ばれる貨物モジュールです。」
「そのモジュールは、ステーションに貨物を輸送するための追加の容量と、ステーションから貨物を処分する手段を車両に提供します。モジュールは、駅を出た後にドリームチェイサーから分離し、大気中で燃え尽きます。」
具体的に、何をどうするというのは分からないが、後ろにくっ付けて飛ばせるものなら何でもいいんだろう(未確認)。
「私たちは乗組員バージョンの作業をやめたことはありません」
やっぱ、本命はこっちなんだろうな。
有翼宇宙船のファンは多い。
米国の現在のメインストリームからは外れているが、その流れは途切れることなく続いている。
X-37Bは無人機だが、現在もOTV-6(USSF 7)として宇宙空間を飛んでいる。
打ち上げ時にフェアリングで保護されているとはいえ、宇宙空間では再突入時の熱保護を担う耐熱タイルは剥き出しになる。
それは、同じ様な再突入を試みるスターシップも同じだ。
スペースシャトルコロンビアの悪夢は、NASAや米国人の中に深く刻まれているに違いない。
長期間運用されれば、ISSズヴェズダのように、空気漏れだって起こすかもしれないしな。
微小隕石や宇宙デブリが飛び交う低軌道に、一か八かの宇宙船を飛ばして人間を運ぶわけにはいくまい。
が、シエラネバダコーポレーションは、ポストISSの宇宙ステーションへの往還機としてドリームチェイサーを位置付けている。
また、サブオービタルプレーンとして、なんちゃって宇宙旅行に使えれば、民間資金で開発を継続することができるかもしれない。
まあ、浮沈子的には、それはないだろうと考えている。
無人機として運用するには無駄が多いし、有人機として使用するにはリスクが高い。
軌道飛行性能を持ちながらサブオービタルで使うのはもったいない。
それに適した打ち上げロケットは存在しないしな。
全てにおいて中途半端で、最適化されていない。
カーゴドラゴンのように、クルードラゴンのサブセットとして使えるならともかく、カーゴドラゴンを先に作って、そこからクルードラゴンを開発するというのはそれなりのコストもかかる。
耐熱タイルが宇宙空間で剥き出しという、本質的なリスクは抱えたままだし。
折りたたみの翼というのも気になる。
蝶番のところは大丈夫なのか。
耐久性はどうか。
再使用に当たってのメンテナンスはどうか(翼は取り換えなのかあ?)。
全ては、これからの検証ということになる。
長期に渡る開発が続くということは、その間の技術的進歩から取り残されるリスクもある。
いや、それらを取り込むことができるというメリットでもあるが、それを検証するために更に時間がかかったりするしな。
出来上がった頃には、すっかり色褪せてしまうわけだ(そんなあ!)。
打ち上げロケット側でのパワードランディングが実現した現在、技術的にはリフティングボディで滑空着陸というのは時代遅れに思える。
ああ、もちろん、打ち上げ時の緊急脱出というスペースシャトルの抱えていた問題は残るしな。
スターシップは、そこんとこは完全にオミットしていて、最初から考えていない。
緊急脱出システムを装備することと、本体の安全性を高めることとの比較考量の問題と考えている(緊急脱出システムも、固有のリスクを抱えているし)。
再使用ロケットならではのアプローチと言える(スターシップ全体を、スーパーヘビーに対する緊急脱出システムとして使うのかも知れない:未確認)。
その点では、打ち上げシステムの信頼性に依存するドリームチェイサー単独では解決できない。
バルカンで上げる以上、有人化に向けて避けて通れない問題でもある。
ちなみに、スターライナーは、宇宙船側にしっかり緊急脱出システムを用意しているからな。
そういうメインストリームの安全確保からは、外れた存在なわけだ。
それを、貨物バージョンから開発して、有人バージョンに発展させるには、いくつもの困難な壁を乗り越えなければならない。
貨物バージョンで100回くらい連続で完璧な運用を行ってもなお、懸念は残るわけだからな。
無理筋と言えば無理筋だ。
それでも、頑なに拒んできたクルードラゴンの再使用を認めたように、NASAも有人ドリームチェイサーを認めるかもしれない。
ISSタクシーの需要がなくても、どこかの打ち上げロケットに上げてもらって、宇宙旅行を楽しませる道があるかも知れないしな。
民間宇宙ステーションが出来るかどうかは分からない。
とっておきの奥の手としては、中国の宇宙ステーションに参加するというのもある(って、アリなのかあ?)。
逸れ者同士手を組むというのは、良くある話だ。
まあ、どうでもいいんですが。
貨物バージョンの打上げは早くても2年後くらいだろうし、再突入が成功する保証もない。
翼の折れ目から分解したりしてな。
やっと成功しても、また、着陸脚が出なかったりして・・・。
有人開発ではNASAの開発資金は貰えず、仕方がないから貨物仕様に縋って生き延びているシエラネバダコーポレーションのドリームチェイサー。
(夢探す人)
https://en.wikipedia.org/wiki/Dream_Chaser
「もともとは乗用車として意図されていたドリームチェイサースペースシステムは、貨物のバリエーションであるドリームチェイサーカーゴシステムが運用された後に製造されます。乗組員のバリアントは、低軌道との間で最大7人の人と貨物を運ぶことができます。」
「貨物ドリームチェイサーは、国際宇宙ステーションに加圧貨物と非加圧貨物の両方を補給するように設計されています。」
「2013年10月26日、最初のフリーフライトが発生しました。試験機はヘリコプターから解放され、1分も経たないうちに正しい飛行経路を飛行して接地しました。着陸直前に、左側の主脚が展開できず、不時着した。」
浮沈子が覚えているのはこのくらいまでだな。
「2016年1月、NASAは、ドリームチェイサーがCRS-2契約の1つを獲得し、ISSへの最低6回の補給ミッションの購入を約束したと発表しました。」
「2017年11月11日、ドリームチェイサーETAは高度3,700 mから解放され、エドワーズ空軍基地に着陸しました。」
やっと成功したか。
「私たちの判断(OIG監査スタッフ)では、シエラネバダが2024年までに6つのミッションのCRS-2貨物輸送要件を満たすために打ち上げに失敗した後、別のドリームチェイサーを構築する可能性はほとんどありません。すべての問題が解決されるまで同社は唯一の宇宙船を打ち上げることができないため、将来のシエラネバダ貨物ミッションに悪影響を及ぼします。」
失敗を許容できない開発なわけだ(どこかの開発中のロケットとは、大違いだな・・・)。
「2番目の宇宙船はNASAに追加費用をかけることなくスペアパーツから作ることができます。」
その宇宙船のスペアパーツは、NASAからの追加費用が頼りなのかあ?。
まあいい。
初打ち上げは、来年と言われていたが、どうやら延期になった様だ。
(最初のドリームチェイサーミッションは2022年にスリップ)
https://spacenews.com/first-dream-chaser-mission-slips-to-2022/
「時間枠は2020年代の終わりであり、それが起こる2030年に入ると思います」
つまり、ターゲットにしているのはISSではなく、ポストISSというわけだ。
長期計画というか、強気というか。
機体の後ろに追加のモジュールを付けて、多目的に使用する方策も追及されている。
(シエラネバダはドリームチェイサーの他の用途を探る)
https://spacenews.com/sierra-nevada-explores-other-uses-of-dream-chaser/
「ドリームチェイサーのもう1つの重要な要素は、ドリームチェイサーの後端に取り付けられたシューティングスターと呼ばれる貨物モジュールです。」
「そのモジュールは、ステーションに貨物を輸送するための追加の容量と、ステーションから貨物を処分する手段を車両に提供します。モジュールは、駅を出た後にドリームチェイサーから分離し、大気中で燃え尽きます。」
具体的に、何をどうするというのは分からないが、後ろにくっ付けて飛ばせるものなら何でもいいんだろう(未確認)。
「私たちは乗組員バージョンの作業をやめたことはありません」
やっぱ、本命はこっちなんだろうな。
有翼宇宙船のファンは多い。
米国の現在のメインストリームからは外れているが、その流れは途切れることなく続いている。
X-37Bは無人機だが、現在もOTV-6(USSF 7)として宇宙空間を飛んでいる。
打ち上げ時にフェアリングで保護されているとはいえ、宇宙空間では再突入時の熱保護を担う耐熱タイルは剥き出しになる。
それは、同じ様な再突入を試みるスターシップも同じだ。
スペースシャトルコロンビアの悪夢は、NASAや米国人の中に深く刻まれているに違いない。
長期間運用されれば、ISSズヴェズダのように、空気漏れだって起こすかもしれないしな。
微小隕石や宇宙デブリが飛び交う低軌道に、一か八かの宇宙船を飛ばして人間を運ぶわけにはいくまい。
が、シエラネバダコーポレーションは、ポストISSの宇宙ステーションへの往還機としてドリームチェイサーを位置付けている。
また、サブオービタルプレーンとして、なんちゃって宇宙旅行に使えれば、民間資金で開発を継続することができるかもしれない。
まあ、浮沈子的には、それはないだろうと考えている。
無人機として運用するには無駄が多いし、有人機として使用するにはリスクが高い。
軌道飛行性能を持ちながらサブオービタルで使うのはもったいない。
それに適した打ち上げロケットは存在しないしな。
全てにおいて中途半端で、最適化されていない。
カーゴドラゴンのように、クルードラゴンのサブセットとして使えるならともかく、カーゴドラゴンを先に作って、そこからクルードラゴンを開発するというのはそれなりのコストもかかる。
耐熱タイルが宇宙空間で剥き出しという、本質的なリスクは抱えたままだし。
折りたたみの翼というのも気になる。
蝶番のところは大丈夫なのか。
耐久性はどうか。
再使用に当たってのメンテナンスはどうか(翼は取り換えなのかあ?)。
全ては、これからの検証ということになる。
長期に渡る開発が続くということは、その間の技術的進歩から取り残されるリスクもある。
いや、それらを取り込むことができるというメリットでもあるが、それを検証するために更に時間がかかったりするしな。
出来上がった頃には、すっかり色褪せてしまうわけだ(そんなあ!)。
打ち上げロケット側でのパワードランディングが実現した現在、技術的にはリフティングボディで滑空着陸というのは時代遅れに思える。
ああ、もちろん、打ち上げ時の緊急脱出というスペースシャトルの抱えていた問題は残るしな。
スターシップは、そこんとこは完全にオミットしていて、最初から考えていない。
緊急脱出システムを装備することと、本体の安全性を高めることとの比較考量の問題と考えている(緊急脱出システムも、固有のリスクを抱えているし)。
再使用ロケットならではのアプローチと言える(スターシップ全体を、スーパーヘビーに対する緊急脱出システムとして使うのかも知れない:未確認)。
その点では、打ち上げシステムの信頼性に依存するドリームチェイサー単独では解決できない。
バルカンで上げる以上、有人化に向けて避けて通れない問題でもある。
ちなみに、スターライナーは、宇宙船側にしっかり緊急脱出システムを用意しているからな。
そういうメインストリームの安全確保からは、外れた存在なわけだ。
それを、貨物バージョンから開発して、有人バージョンに発展させるには、いくつもの困難な壁を乗り越えなければならない。
貨物バージョンで100回くらい連続で完璧な運用を行ってもなお、懸念は残るわけだからな。
無理筋と言えば無理筋だ。
それでも、頑なに拒んできたクルードラゴンの再使用を認めたように、NASAも有人ドリームチェイサーを認めるかもしれない。
ISSタクシーの需要がなくても、どこかの打ち上げロケットに上げてもらって、宇宙旅行を楽しませる道があるかも知れないしな。
民間宇宙ステーションが出来るかどうかは分からない。
とっておきの奥の手としては、中国の宇宙ステーションに参加するというのもある(って、アリなのかあ?)。
逸れ者同士手を組むというのは、良くある話だ。
まあ、どうでもいいんですが。
貨物バージョンの打上げは早くても2年後くらいだろうし、再突入が成功する保証もない。
翼の折れ目から分解したりしてな。
やっと成功しても、また、着陸脚が出なかったりして・・・。
米国感染者数の推移:2千万人になるのは新大統領就任前 ― 2020年11月21日 13:10
米国感染者数の推移:2千万人になるのは新大統領就任前
1日160万人がPCR検査を受け(我が国はなぜか2万人:80分の1)、陽性率が10パーセントという開発途上国並みの水準に跳ね上がっている米国。
(Progression charts)
https://en.wikipedia.org/wiki/COVID-19_pandemic_in_the_United_States#Progression_charts
「Daily new tests・・・」及び「Test positivity rate・・・」参照。
各州政府が公表している公式統計の合算では、昨日の新規感染者は18万7千500人余り。
累計では、1200万人に迫っている。
べらぼーめ・・・。
東京都の新規感染者が2日連続で500人超えとか言っているが、海を隔てた隣のカリフォルニア州は1万3千人と過去最高を記録している(人口比でざっと30倍)。
隣はハワイだろうとか、いや、グアム(準州)だとかいうのは、この際どーでもいー!。
画像のグラフは、各州政府の公式統計を基にしているから、米国全体の速報値とは異なり、やや少ない数値となっているが多勢に影響はない。
1月20日は、どっちがなるにしても、新大統領の就任式だ。
彼は、新型コロナで2千万人を超える感染者を出し、30万人に及ぶ死者を出した世界最大の感染国を率いていくことになる。
年内にワクチンが認可され、医療従事者等を初めに、ハイリスク集団から順次接種が始まるだろうが、感染者数や死者数に影響を及ぼすレベルに広まるのは1年程度先になると言われている。
その間に、第三相試験でも明らかにならなかった重篤な副作用が出るようなことが起これば、別のワクチンに頼ることになる。
また、効果が継続する期間については、検証されるのはこれからということになる。
全てがうまくいって、1年後から徐々に感染者数の減少が始まったとしても、これだけの勢いで広がっている感染ルートを潰すことは容易ではない。
さらに1年程度はかかると見るのが普通だ。
その間に、数千万人から1億人の感染者が発生し、死者は100万人を超える可能性が高い。
いや、下手をすれば、医療崩壊が起こって、数百万人が治療の手が届かずに亡くなる可能性もある。
そうなれば、死者数を正確に把握することすらできなくなる。
市中で、PCR検査もされずにばたばたと死んでいく悪夢のような事態(第1波のイタリア状態)。
急ブレーキを踏むなら、感染者が少ない今しかないが、どこでもそんなことは出来ないでいる。
中国、台湾、ニュージーランド以外は。
欧州の爆増ぶりもすさまじい。
既に11月7日時点で累計感染者は1千万人を超え、死者も26万人に達している。
(欧州コロナ感染1500万人超に、フランス・ロシアが深刻な段階に)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/11/1500-1.php
「欧州ではこれまで、少なくとも感染者1504万6656人、死者34万4401人が報告されており、世界的に報告された感染者数と死者数の4分の1を占めている。」
ペースが速まっている感じだ。
状況は米国よりも悪いが、どの政府も有効な対策を打てない。
再び厳しいロックダウンなどすれば、国内経済が崩壊しかねないからな。
「英政府は、新規感染者数の伸びが落ち着いてきている兆しがあることから現在の厳しいロックダウン(都市封鎖)を緩和し、家族がクリスマスのために集まれるようにする可能性がある。」
あっちゃー・・・。
止むに止まれぬところか。
それは、程度こそ違え、我が国も同じだ。
(3週間短期集中で「Go To」見直しなど提言)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201120/k10012723531000.html
「これまでの知見から、感染がここまで拡大すると人々の行動変容だけでは感染を下火にできないことがわかっている。だからこそ『Go Toキャンペーン』の見直しを含めた強い対策が必要だと提言した」
その程度で収まるかどうか。
医療資源を圧迫しないための秘策は検査を抑制することだが、それでは何も変わらないどころか、かえって感染を広めることになる。
民間の検査が広まり、その陽性者が統計から漏れたり、隔離の対象にならないことから、市中感染の温床になりかねないという懸念もある。
そもそも、無症候性キャリアに対する対策は皆無だ。
どこか、根本のところでボタンを掛け違えている気がするんだがな。
まあ、どうでもいいんですが。
(コロナ拡大でも経済的既得権にしがみつく中高年を憎む若者が世界に急増、政治不安が増幅する)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/11/post-95025.php
「私たちが失業したり、貧しくなったりしていることに気づかない人々を守る必要があるの?」
「アメリカ、ヨーロッパ、南アジアの回答者は、年配の人々が行動制限に従わないことが感染をさらに悪化させていると述べた。一方で、20代半ばの回答者の多くが、自分もソーシャル・ディスタンスを守らないことで復讐している、と語っている。」
若い世代の感染者は、確かに死亡率は低いが、深刻な後遺症が残った場合、それを抱えて残りの人生を歩まなければならず、「復讐」とか言ってる場合じゃないと思うんだがな。
まあいい。
浮沈子の周りでも、マスクしなかったり、三密になってしゃべりまくる人が最近増えている。
医師会長でなくても、ゴーツーで気が緩んでいることは実感できる。
ワクチンが認可されそうだという話が広まれば、そういう風潮は更に広まるだろうが、自分たちがその恩恵を受けるようになるのは良くて数年先ということを忘れてはなるまい。
キレと持ち、普及への迅速なプロセスが待たれるところだが、この感染症とは気長に付き合う必要がある。
高齢者には気の毒だが、若者に復讐されないためにも、自衛のための引き籠りに徹するしかあるまい・・・。
1日160万人がPCR検査を受け(我が国はなぜか2万人:80分の1)、陽性率が10パーセントという開発途上国並みの水準に跳ね上がっている米国。
(Progression charts)
https://en.wikipedia.org/wiki/COVID-19_pandemic_in_the_United_States#Progression_charts
「Daily new tests・・・」及び「Test positivity rate・・・」参照。
各州政府が公表している公式統計の合算では、昨日の新規感染者は18万7千500人余り。
累計では、1200万人に迫っている。
べらぼーめ・・・。
東京都の新規感染者が2日連続で500人超えとか言っているが、海を隔てた隣のカリフォルニア州は1万3千人と過去最高を記録している(人口比でざっと30倍)。
隣はハワイだろうとか、いや、グアム(準州)だとかいうのは、この際どーでもいー!。
画像のグラフは、各州政府の公式統計を基にしているから、米国全体の速報値とは異なり、やや少ない数値となっているが多勢に影響はない。
1月20日は、どっちがなるにしても、新大統領の就任式だ。
彼は、新型コロナで2千万人を超える感染者を出し、30万人に及ぶ死者を出した世界最大の感染国を率いていくことになる。
年内にワクチンが認可され、医療従事者等を初めに、ハイリスク集団から順次接種が始まるだろうが、感染者数や死者数に影響を及ぼすレベルに広まるのは1年程度先になると言われている。
その間に、第三相試験でも明らかにならなかった重篤な副作用が出るようなことが起これば、別のワクチンに頼ることになる。
また、効果が継続する期間については、検証されるのはこれからということになる。
全てがうまくいって、1年後から徐々に感染者数の減少が始まったとしても、これだけの勢いで広がっている感染ルートを潰すことは容易ではない。
さらに1年程度はかかると見るのが普通だ。
その間に、数千万人から1億人の感染者が発生し、死者は100万人を超える可能性が高い。
いや、下手をすれば、医療崩壊が起こって、数百万人が治療の手が届かずに亡くなる可能性もある。
そうなれば、死者数を正確に把握することすらできなくなる。
市中で、PCR検査もされずにばたばたと死んでいく悪夢のような事態(第1波のイタリア状態)。
急ブレーキを踏むなら、感染者が少ない今しかないが、どこでもそんなことは出来ないでいる。
中国、台湾、ニュージーランド以外は。
欧州の爆増ぶりもすさまじい。
既に11月7日時点で累計感染者は1千万人を超え、死者も26万人に達している。
(欧州コロナ感染1500万人超に、フランス・ロシアが深刻な段階に)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/11/1500-1.php
「欧州ではこれまで、少なくとも感染者1504万6656人、死者34万4401人が報告されており、世界的に報告された感染者数と死者数の4分の1を占めている。」
ペースが速まっている感じだ。
状況は米国よりも悪いが、どの政府も有効な対策を打てない。
再び厳しいロックダウンなどすれば、国内経済が崩壊しかねないからな。
「英政府は、新規感染者数の伸びが落ち着いてきている兆しがあることから現在の厳しいロックダウン(都市封鎖)を緩和し、家族がクリスマスのために集まれるようにする可能性がある。」
あっちゃー・・・。
止むに止まれぬところか。
それは、程度こそ違え、我が国も同じだ。
(3週間短期集中で「Go To」見直しなど提言)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201120/k10012723531000.html
「これまでの知見から、感染がここまで拡大すると人々の行動変容だけでは感染を下火にできないことがわかっている。だからこそ『Go Toキャンペーン』の見直しを含めた強い対策が必要だと提言した」
その程度で収まるかどうか。
医療資源を圧迫しないための秘策は検査を抑制することだが、それでは何も変わらないどころか、かえって感染を広めることになる。
民間の検査が広まり、その陽性者が統計から漏れたり、隔離の対象にならないことから、市中感染の温床になりかねないという懸念もある。
そもそも、無症候性キャリアに対する対策は皆無だ。
どこか、根本のところでボタンを掛け違えている気がするんだがな。
まあ、どうでもいいんですが。
(コロナ拡大でも経済的既得権にしがみつく中高年を憎む若者が世界に急増、政治不安が増幅する)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/11/post-95025.php
「私たちが失業したり、貧しくなったりしていることに気づかない人々を守る必要があるの?」
「アメリカ、ヨーロッパ、南アジアの回答者は、年配の人々が行動制限に従わないことが感染をさらに悪化させていると述べた。一方で、20代半ばの回答者の多くが、自分もソーシャル・ディスタンスを守らないことで復讐している、と語っている。」
若い世代の感染者は、確かに死亡率は低いが、深刻な後遺症が残った場合、それを抱えて残りの人生を歩まなければならず、「復讐」とか言ってる場合じゃないと思うんだがな。
まあいい。
浮沈子の周りでも、マスクしなかったり、三密になってしゃべりまくる人が最近増えている。
医師会長でなくても、ゴーツーで気が緩んでいることは実感できる。
ワクチンが認可されそうだという話が広まれば、そういう風潮は更に広まるだろうが、自分たちがその恩恵を受けるようになるのは良くて数年先ということを忘れてはなるまい。
キレと持ち、普及への迅速なプロセスが待たれるところだが、この感染症とは気長に付き合う必要がある。
高齢者には気の毒だが、若者に復讐されないためにも、自衛のための引き籠りに徹するしかあるまい・・・。
生命は今も新たに生まれている:生命の起源で分かった新たな可能性 ― 2020年11月21日 21:01
生命は今も新たに生まれている:生命の起源で分かった新たな可能性
先日、生命の起源に関して進化の立場から解説した記事を読んだ。
(全生物の「共通祖先」は「地球最初の生物」ではなかったかもしれない)
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/68823?page=3
「別のテレビ番組では、「生命は地球で1度だけ生まれた」と説明していた。これについては、正しいか正しくないかわからない。わからないけれど、「生命は地球で1度だけ生まれた」と断言してはいけない。それだけは確実だ。」
まあ、断言できないというのは分かった。
現生生物の共通祖先が、原始生命体とは限らないという話は当然だろう。
(共通祖先)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%B1%E9%80%9A%E7%A5%96%E5%85%88
(原始生命体)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E5%A7%8B%E7%94%9F%E5%91%BD%E4%BD%93
浮沈子は、そこのところは勘違いしていた。
「たしかに今のところ、私たちと起源の異なる生物が地球にいた証拠はない。でも、だからと言って、いなかったと断言することはできない。」
わかった、わかった・・・。
調べていくうちに、現生生物の起源についてまとめてあるページを見つけた。
(生物の起源~細胞生命の起源~)
http://www2.tba.t-com.ne.jp/nakada/takashi/origlife/index.html#8
追加情報の日付が2010年だからな。
もう、10年も前の記事ということになる。
それ以降も、新たな知見が積み重なっているんだろうが、生物の起源としているところが分かりやすくていい。
我々は、地球にいる現生生物(滅んでしまって分からなくなったステムグループ除く)しか知り得ないからな(今のところ)。
いろいろ読んでいて、ふと素朴な疑問が浮かぶ。
新たなタイプの生命は、今、この瞬間に生まれてもいいのではないか。
原始地球よりも、現在の方が有機物は豊富だし、太陽も塩梅良く照り付けてるし、多少酸素は豊富で、嫌気性細菌にとっては生き辛い環境だが、まあ、そこは何とかしてもらうとして、今日が生命の起源であっても不思議はないような気もする。
やがて、現生生物は全て絶滅して、今日誕生したニュータイプだけが生き残り、進化し、新たな地球生命として君臨する。
そうならないという保証はないことになる(未確認)。
40億年前(テキトーです)に誕生した地球生物の共通祖先が、原始生命ではなくたまたま自然選択で生き残っただけの系統群だとしたら、同じことが今起こっても不思議はない。
もちろん、こんだけ生物が蔓延っている地球で、ニュータイプが誕生しても、食われちまうのがオチかも知れないしな。
40億年の進化は伊達じゃないだろうから、最初期の有象無象のタイプの生物たちとは違う。
どこかで、不可逆的なポイントがあって、それ以降は同じ根を持つ系統群だけが生き延び続けているのかも知れない。
途中で絶滅した系統(ステムグループ)は、数知れずだがな。
だから、一見、地球生物は一度だけ誕生して、以降は誕生しなかったように見えるだけなのかもしれない。
しかし、それだって、確かな話じゃないかもしれない。
本当に、一度だけの誕生かもしれないし、そうだとしたら、地球外生命の存在はグッと確率が下がる。
そもそも、ロジックとして、一度だけの誕生だったと示すことはできない。
共通祖先以外の、滅んでしまった無数の原始生命体を発見することは極めて難しいだろう。
もし、何らかの証明が可能だとすれば、ありとあらゆる化学進化をシミュレーションして原始生命体を無数に作り出し、現生生物に繋がる共通祖先と競争させ、勝負を付けるしかない。
将来、コンピューター内でそういう「実験」が行われないとは言えない。
それだって、何かを証明したことにはならないかもしれないしな。
想定された環境が正しいかどうかは分からず、バトルロワイアルの結果の正当性は怪しい。
そんなシミュレーションが可能だとしたら、浮沈子が妄想する未来のニュータイプだって作れるかもしれない。
現生生物を絶滅させ、彼らだけが生き残り、種を増やし、反映し、そして、また、新たな生命にとって代わられる(そうなのかあ?)。
最近(といっても、5億年とかそのくらい前)から、生物の大量絶滅というのが何度かあった様だが、現生生物に繋がるご先祖様たちは、それら絶体絶命の環境を生き延びてきた。
そう簡単に滅んだりはしない。
やっぱ、浮沈子的には地球生命唯一説(テキトーです)に一票だな。
共通祖先以外の原始生物の存在証明が出来れば、多少は譲ってもいいけど。
地殻変動が大きい地球という惑星では、そいつはかかなり困難だろう。
地球外生命体を捕まえてきて、ほれっ、と差し出す以上に困難かも知れない。
もちろん、ニュータイプの新たな生命体が確認され、現在の地球でも日常茶飯事で原始生命体が生まれているということなら話は別だ。
そっちの方が、可能性が高いような気がするし、そういうことなら地球外生命の存在確率もグッと高まる。
まあ、どうでもいいんですが。
複雑精緻な仕組みを持つ化学反応の系が、そう簡単に無生物から生まれることはないと思っているが、日常的な誕生と絶滅が三日単位くらいで繰り返されているなら話は別だからな。
そういう話にはなるまい。
生命の起源は、どうしても実証的に考えることが難しい話だ。
試験管の中で、グツグツやっても、なかなか上手くいかないだろう。
超高性能なコンピューターの中で、分子レベルで反応を管理してシミュレーションしても、環境を再現することは困難だからな。
一連の記事を読んで、最近の生命科学の現状に少しだけ理解が得られた。
それでも地球外生命がウヨウヨいるという認識にはなれない。
生命が存在できる環境があれば、一定の確率で生命が誕生するという発想にもなれない。
分かっていることは、地球に生物がいるということと、地球外生命が見つかっていないことだけ。
材料はそこら中にあったとしても、そう簡単には生命が誕生しそうもない気がするだけだ。
新型コロナの影響で、近々、ゴーツーキャンペーンに制限が加わりそうだというニュースが流れている。
制限がかかるのは、流行地に向けて移動する時だけだそうだ(未確認)。
うーん、流行地からウイルス持って出ていくのはいいのかあ?。
なんか、ちぐはぐな感じがする。
地球外生命探査も、似た様な感じがするんだがな。
地道に化学進化をトレースして、多くの原始生命体に辿り着き、そこから選択されて共通祖先に至るという、至極真っ当な道筋を歩むのが王道の気がする。
どっか行って、生命らしきものを見つけて証明するというのはカンニングのようなもんだろう。
特に、火星辺りで見つかる話は怪しい。
その昔、地球から飛ばされた地球の原始生命の一つかもしれないしな・・・。
先日、生命の起源に関して進化の立場から解説した記事を読んだ。
(全生物の「共通祖先」は「地球最初の生物」ではなかったかもしれない)
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/68823?page=3
「別のテレビ番組では、「生命は地球で1度だけ生まれた」と説明していた。これについては、正しいか正しくないかわからない。わからないけれど、「生命は地球で1度だけ生まれた」と断言してはいけない。それだけは確実だ。」
まあ、断言できないというのは分かった。
現生生物の共通祖先が、原始生命体とは限らないという話は当然だろう。
(共通祖先)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%B1%E9%80%9A%E7%A5%96%E5%85%88
(原始生命体)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E5%A7%8B%E7%94%9F%E5%91%BD%E4%BD%93
浮沈子は、そこのところは勘違いしていた。
「たしかに今のところ、私たちと起源の異なる生物が地球にいた証拠はない。でも、だからと言って、いなかったと断言することはできない。」
わかった、わかった・・・。
調べていくうちに、現生生物の起源についてまとめてあるページを見つけた。
(生物の起源~細胞生命の起源~)
http://www2.tba.t-com.ne.jp/nakada/takashi/origlife/index.html#8
追加情報の日付が2010年だからな。
もう、10年も前の記事ということになる。
それ以降も、新たな知見が積み重なっているんだろうが、生物の起源としているところが分かりやすくていい。
我々は、地球にいる現生生物(滅んでしまって分からなくなったステムグループ除く)しか知り得ないからな(今のところ)。
いろいろ読んでいて、ふと素朴な疑問が浮かぶ。
新たなタイプの生命は、今、この瞬間に生まれてもいいのではないか。
原始地球よりも、現在の方が有機物は豊富だし、太陽も塩梅良く照り付けてるし、多少酸素は豊富で、嫌気性細菌にとっては生き辛い環境だが、まあ、そこは何とかしてもらうとして、今日が生命の起源であっても不思議はないような気もする。
やがて、現生生物は全て絶滅して、今日誕生したニュータイプだけが生き残り、進化し、新たな地球生命として君臨する。
そうならないという保証はないことになる(未確認)。
40億年前(テキトーです)に誕生した地球生物の共通祖先が、原始生命ではなくたまたま自然選択で生き残っただけの系統群だとしたら、同じことが今起こっても不思議はない。
もちろん、こんだけ生物が蔓延っている地球で、ニュータイプが誕生しても、食われちまうのがオチかも知れないしな。
40億年の進化は伊達じゃないだろうから、最初期の有象無象のタイプの生物たちとは違う。
どこかで、不可逆的なポイントがあって、それ以降は同じ根を持つ系統群だけが生き延び続けているのかも知れない。
途中で絶滅した系統(ステムグループ)は、数知れずだがな。
だから、一見、地球生物は一度だけ誕生して、以降は誕生しなかったように見えるだけなのかもしれない。
しかし、それだって、確かな話じゃないかもしれない。
本当に、一度だけの誕生かもしれないし、そうだとしたら、地球外生命の存在はグッと確率が下がる。
そもそも、ロジックとして、一度だけの誕生だったと示すことはできない。
共通祖先以外の、滅んでしまった無数の原始生命体を発見することは極めて難しいだろう。
もし、何らかの証明が可能だとすれば、ありとあらゆる化学進化をシミュレーションして原始生命体を無数に作り出し、現生生物に繋がる共通祖先と競争させ、勝負を付けるしかない。
将来、コンピューター内でそういう「実験」が行われないとは言えない。
それだって、何かを証明したことにはならないかもしれないしな。
想定された環境が正しいかどうかは分からず、バトルロワイアルの結果の正当性は怪しい。
そんなシミュレーションが可能だとしたら、浮沈子が妄想する未来のニュータイプだって作れるかもしれない。
現生生物を絶滅させ、彼らだけが生き残り、種を増やし、反映し、そして、また、新たな生命にとって代わられる(そうなのかあ?)。
最近(といっても、5億年とかそのくらい前)から、生物の大量絶滅というのが何度かあった様だが、現生生物に繋がるご先祖様たちは、それら絶体絶命の環境を生き延びてきた。
そう簡単に滅んだりはしない。
やっぱ、浮沈子的には地球生命唯一説(テキトーです)に一票だな。
共通祖先以外の原始生物の存在証明が出来れば、多少は譲ってもいいけど。
地殻変動が大きい地球という惑星では、そいつはかかなり困難だろう。
地球外生命体を捕まえてきて、ほれっ、と差し出す以上に困難かも知れない。
もちろん、ニュータイプの新たな生命体が確認され、現在の地球でも日常茶飯事で原始生命体が生まれているということなら話は別だ。
そっちの方が、可能性が高いような気がするし、そういうことなら地球外生命の存在確率もグッと高まる。
まあ、どうでもいいんですが。
複雑精緻な仕組みを持つ化学反応の系が、そう簡単に無生物から生まれることはないと思っているが、日常的な誕生と絶滅が三日単位くらいで繰り返されているなら話は別だからな。
そういう話にはなるまい。
生命の起源は、どうしても実証的に考えることが難しい話だ。
試験管の中で、グツグツやっても、なかなか上手くいかないだろう。
超高性能なコンピューターの中で、分子レベルで反応を管理してシミュレーションしても、環境を再現することは困難だからな。
一連の記事を読んで、最近の生命科学の現状に少しだけ理解が得られた。
それでも地球外生命がウヨウヨいるという認識にはなれない。
生命が存在できる環境があれば、一定の確率で生命が誕生するという発想にもなれない。
分かっていることは、地球に生物がいるということと、地球外生命が見つかっていないことだけ。
材料はそこら中にあったとしても、そう簡単には生命が誕生しそうもない気がするだけだ。
新型コロナの影響で、近々、ゴーツーキャンペーンに制限が加わりそうだというニュースが流れている。
制限がかかるのは、流行地に向けて移動する時だけだそうだ(未確認)。
うーん、流行地からウイルス持って出ていくのはいいのかあ?。
なんか、ちぐはぐな感じがする。
地球外生命探査も、似た様な感じがするんだがな。
地道に化学進化をトレースして、多くの原始生命体に辿り着き、そこから選択されて共通祖先に至るという、至極真っ当な道筋を歩むのが王道の気がする。
どっか行って、生命らしきものを見つけて証明するというのはカンニングのようなもんだろう。
特に、火星辺りで見つかる話は怪しい。
その昔、地球から飛ばされた地球の原始生命の一つかもしれないしな・・・。
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