CCRの安全性 ― 2012年09月18日 23:54
CCRの安全性
レクリエーショナルダイビング用のCCRでの事故が起こっているようだ。
(KISS GEM PSCR:CCR Technical Diving Team "No Limit")
http://nolimit.ti-da.net/e4049956.html
「CCRを安全に使うためには相当の訓練が必要で、CCRは現時点ではレクリエーショナルダイバーが気軽に使える器材ではない、というのが私の見解である。(つい最近もリクリエーショナルリブリーザー"ポセイドンMK6"を使用していたダイバーの死亡事故が海外で発生している) 」とある。
具体的な事故の内容は不明なので、直接コメントはできない。
(Fatal accident on Poseidon MKVI:これのことかなあ?)
http://www.ccrexplorers.com/showthread.php?t=14296
ディリュエントタンクが空だったというのは、解せない。ミステリアスな事故である。
いずれにしても、残念なことだ。
CCRの使用に当たっては、相当の訓練が必要であることは当然だが、レクリエーショナル用となると、費用や時間の問題があって、十分な訓練が行われないのではないか。
ここでいう訓練には、ユーザーの意識の確立も含まれる。
スキルとは、単に講習の中で1回だけ、できるようになることではなく、いつ、いかなる時も、確実に、効果的に実施できて、初めて有効になる。
器材の点検から、使用方法、トラブルの対処、使用後のメンテナンスやリペア、専門の修繕への判断まで含めて全てのスキルが完璧でなければ事故に繋がる。
水中で高濃度の酸素を吸入する以上、ハイパーオキシアのリスク、それが止まった時のハイポキシアのリスク、二酸化炭素除去剤のアクシデントに伴うハイパーカプニアのリスクも含めたガスの知識も必要だ。
なんだ、それじゃあ普通のCCRとおんなじじゃん!?。
だから、それ相応のトレーニングをしないで、簡便安価なCCRを提供することには反対なんだ(本当に簡便ならいいんだが)。
しかし、そのことと事故の発生とは直接の関係があるのだろうか。
Mk6では、何か起こったら、ベイルアウト(ディリュエントガスをオープンサーキットで吸う)に切り替えて浮上することになっている。
それで浮上できない深度には行かないし、減圧が必要なダイビングは認められていない。
しかし、器材的には可能だし、ダイバーの責任で減圧ダイビングもできてしまう。そういう器材を使っているという意識が必要だ。
今回の事故が、なぜ起こったのか。メーカーやトレーニング団体は、徹底して原因を究明して解明すべきだし、改善すべき点があれば、器材やトレーニング内容の変更を断行すべきである(力、入ります)。
パディが本腰を入れて、CCRの普及に乗り出し始めている。
(リブリーザーで広がる新しい世界)
http://www.padi.co.jp/visitors/CCR/index.asp
死人の山を築く前に、やることはたくさんあるような気がするんだが・・・。
レクリエーショナルダイビング用のCCRでの事故が起こっているようだ。
(KISS GEM PSCR:CCR Technical Diving Team "No Limit")
http://nolimit.ti-da.net/e4049956.html
「CCRを安全に使うためには相当の訓練が必要で、CCRは現時点ではレクリエーショナルダイバーが気軽に使える器材ではない、というのが私の見解である。(つい最近もリクリエーショナルリブリーザー"ポセイドンMK6"を使用していたダイバーの死亡事故が海外で発生している) 」とある。
具体的な事故の内容は不明なので、直接コメントはできない。
(Fatal accident on Poseidon MKVI:これのことかなあ?)
http://www.ccrexplorers.com/showthread.php?t=14296
ディリュエントタンクが空だったというのは、解せない。ミステリアスな事故である。
いずれにしても、残念なことだ。
CCRの使用に当たっては、相当の訓練が必要であることは当然だが、レクリエーショナル用となると、費用や時間の問題があって、十分な訓練が行われないのではないか。
ここでいう訓練には、ユーザーの意識の確立も含まれる。
スキルとは、単に講習の中で1回だけ、できるようになることではなく、いつ、いかなる時も、確実に、効果的に実施できて、初めて有効になる。
器材の点検から、使用方法、トラブルの対処、使用後のメンテナンスやリペア、専門の修繕への判断まで含めて全てのスキルが完璧でなければ事故に繋がる。
水中で高濃度の酸素を吸入する以上、ハイパーオキシアのリスク、それが止まった時のハイポキシアのリスク、二酸化炭素除去剤のアクシデントに伴うハイパーカプニアのリスクも含めたガスの知識も必要だ。
なんだ、それじゃあ普通のCCRとおんなじじゃん!?。
だから、それ相応のトレーニングをしないで、簡便安価なCCRを提供することには反対なんだ(本当に簡便ならいいんだが)。
しかし、そのことと事故の発生とは直接の関係があるのだろうか。
Mk6では、何か起こったら、ベイルアウト(ディリュエントガスをオープンサーキットで吸う)に切り替えて浮上することになっている。
それで浮上できない深度には行かないし、減圧が必要なダイビングは認められていない。
しかし、器材的には可能だし、ダイバーの責任で減圧ダイビングもできてしまう。そういう器材を使っているという意識が必要だ。
今回の事故が、なぜ起こったのか。メーカーやトレーニング団体は、徹底して原因を究明して解明すべきだし、改善すべき点があれば、器材やトレーニング内容の変更を断行すべきである(力、入ります)。
パディが本腰を入れて、CCRの普及に乗り出し始めている。
(リブリーザーで広がる新しい世界)
http://www.padi.co.jp/visitors/CCR/index.asp
死人の山を築く前に、やることはたくさんあるような気がするんだが・・・。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。