リブリーザーで潜るということを真剣に考える ― 2012年12月10日 23:59
リブリーザーで潜るということを真剣に考える
いよいよ今月の末から、来月の頭にかけて、年末年始のダイビング旅行に出かける。いつものロケーションなので、不安はない。
セブといえば、ジンベイザメの餌付けで大人気だが、食えない魚に用はない。
(ここは水族館!?野生のジンベイを餌付け!?する奇跡の海)
http://www.divenavi.com/philippines/oslob/?gclid=COm89pTsj7QCFWs8pgodzmkAIw
(月刊『マリンダイビング』2012年12月号:特集組んでます。表紙にもデカデカ→とても全体を収めることはできない)
http://shop.marinediving.com/shopdetail/017007000012/
だから、用はないってば!。
で、セブに行く目的は、暖かい海で、のんびりとリブリーザーダイビングを楽しむこと。
マンゴーと、不味いコーヒーと、蚊に刺されながらのランチを楽しむこと。
心と身体を癒して、リフレッシュすること。
陸の上は、できるだけ何もしないというのが、コンチキでの過ごし方だ。いや、南の島での鉄則である。
アクセクしない。ガツガツしない。ドタバタしない。
水中でも基本は同じである。
ダイビングの準備に1時間、ダイビングに1時間、片付けに1時間。1本のダイビングを3倍楽しむ。
なんで、1時間も準備にかかるかといえば、途中で何度も休憩するからである。
水を飲んだり、コーヒーを飲んだり、座って休んだり、トイレに行ったりしながら、他のダイバーが後から来て、先に出て行ってしまうのを横目に見ながら、ゆっくりとセッティングする。
器材のセッティングのあとは、人間の準備に入るわけだが、こっちはさっさと済ませないと、暑くてかなわない。早く水中に入りたいわけだな。
器材はローカルに担いでもらって、水中で身につける。前回までと違って、ステージボトルのコンフィギュレーションがストリームラインに平行になったので、海潜りでの効果がどの程度か楽しみである。
ようやく潜水となるが、部屋を出てからここまでおよそ1時間である(ショップまでは、部屋から1分)。ソフノライムを換えなければ、5分くらいは短くなるのだろうが、概ね変わらない。
リブリーザーで潜る最大のメリットは、ガス持ちの良さである。体が使った酸素の分は、体の中で二酸化炭素と水になる。それ以外のガスは、環境圧に合わせるために注入するディリュエントガス(空気やトライミックスガス)、マスククリアに使う程度で、殆ど減らない。
酸素にしても、運動量にもよるが、1時間のダイビングで、40気圧位である。コンチキダイバーズでは、150気圧くらいしか充填してくれないが、3回は余裕で潜れる計算である。
リブリーザーが長時間潜れる器材であることは、ダイビングショップにとって、メリットなんだろうか?。ガイドにとっては、1時間でも3時間でも同じ料金になってしまうのでは割に合わないんじゃないか。
3倍のガイド料を請求しないと、ペイしないのでは?。
ワタクシの場合、ガスの消費が多くて、いつも悲しい思いをしていたので(他のダイバーと離れて、一人安全停止をしていたり・・・)、この器材を使うことができるというのは、とてつもなく嬉しいのだ。1時間潜っても、3リットルのタンクで残圧100以上でエキジットできる。しかも、深さに関係なく!。
もう一つ、目には見えないメリットがある。
一定の酸素分圧のナイトロックスを、深度に関わらず呼吸することができるということだ。
リブリーザーは、ナイトロックス製造機なのである。
濃度が一定のナイトロックスの場合、酸素の分圧は深度によって変わる。このあたりはちゃんと講習を受ける必要があるが、人間の身体は、一定の分圧以上の酸素を呼吸すると、様々な障害を起こす。陸上でなら対応できることでも、水中では命取りになる。
真野先生あたりは、水中で酸素をタンクから吸うなんて、とんでもない!、と言っているのだ。お医者様の立場では、しょうがないかもしれない(水中で酸素吸ってるお医者さんもいますけど)。
機械が壊れない限り、リブリーザーは、そこのところを上手に按配して、ちょうど良い酸素を混ぜてくれる。酸素中毒にならず、窒素をできるだけ減らしてくれる。
理想的な分圧の酸素を、あらゆる深度で作ってくれるわけだ(多少の誇張はあるが・・・)。もちろん、ナイトロックスが万能かといえば、そんなことはない。高分圧の酸素を継続的に吸うことによる弊害もある。
減圧症のリスクを減らしながら、長期に渡るダイビングの弊害も考慮して使用することが必要だ。
さて、オーバー40mの教程を続けているワタクシにとって、リブリーザーは、ヘリウムというお高いガスの消費が抑えられるというメリットが大きい。
こればかりは、オープンサーキットのダイバーが逆立ちしても享受できないメリットである。ディープダイビングを志すなら、リブリーザーは、経済的にも超オススメである。
前述したように、リブリーザーにおいては、ディリュエントガスは殆ど使わないので、ステージボトルに入れて、中層でエアからトライミックスに切り替えて、フラッシングした後は、多少カウンターラングを膨らませるのに使うくらいで、殆ど減らない。
150気圧のトライミックスで1週間潜っても、残圧は100位あった(エアのインボード・ディリュエントは別。こっちはエアなので、手間賃のみ)。
オープンサーキットでは、ボトムで大量のヘリウムを吐き散らかすので(あー、勿体無い!)、ワンダイビングで何万円ものガス代がかかる。リブリーザーで潜れば、1週間で数千円である。50本も潜れば、いくら高いといっても、リブリーザー代を払っておつりがくる。
ガス持ち良く、身体に優しく、財布にも優しい、理想のダイビング器材である。もはや、リブリーザー以外でのダイビングは考えられない。
もちろん、この外にも、副次的ではあるが、暖かく湿り気のあるガスを吸うことができる(減圧症の予防になります)とか、呼気の泡が発するゴボゴボという騒音(!)がないので、静かなダイビングを楽しめるとか、そのおかげで、音に敏感な水中生物に近寄れるなどのメリットがある。
よく、リブリーザーは電気を使うので、壊れやすく、信頼性が低いといわれるが、その特性を理解して、ベイルアウトの訓練を積み、必要なバックアップ器材を携行すれば、多くのトラブルの際にはリブリーザーの方がリカバリーしやすいとさえいえる。
最悪、サンクタムみたいなこと(呼吸回路のホースが千切れてしまう!)になっても、ベイルアウト用のタンクで浮上できる。そのように計画し、ベイルアウトガスを携行する必要はある。
よく、このことを引き合いに出して、リブリーザーは未完成なダイビング器材である、という評価を受けるが、人間が作る機械に完全なものなどない。壊れやすければ、改良を続けるし、二重化、三重化して安全性を高める。運用上の工夫もする。
安全のために、二重化、三重化するのは、オープンサーキットでも同じであり、安全のための対策をとる必要があることをもって、未完成であるということにはならない。大切なことは、その器材の特性を正しく理解して、訓練を継続し、使い方を身に付け、磨いていくことである。
もちろん、リブリーザーが電気を使った複雑(怪奇?)な器材であること、それなりの故障を起こすこと、維持やメンテナンスに費用がかかることは事実である。
要するに、大人の器材なのである。消耗品をケチケチして、安全を疎かにしないという最低限の心がけは必要であり、その費用が賄えないならば、手を出すべきではない。
また、きちんと使うためには、それ相応の訓練が必要であり、そのための出費もかかる。こればかりは、人にもよるので何ともいえないが、ワタクシの場合、器材の購入費の何倍もの投資をしている。
習い事と同じで、一つ一つのスキルが身についていく課程を楽しめなければ辛いだけだ。ワタクシの場合は、中性浮力に悩んで挫折しそうになったが、器材の工夫と練習で、4年がかりでなんとかモノになってきた。
ゴルフのようなものかもしれない(ワタクシは、ゴルフはやらないのですが)。良い道具を買い、練習場に通い、コースに出ては一喜一憂し、また練習に励む。周りは(特に連れ合いの方は)、何が面白いんだろうと半ば飽きれて見る始末。それでも、本人はそわそわ、うきうきして楽しむことができる。
今、ダイビングの世界では、リブリーザーが普及の兆しを見せてきた。日本では、様々な理由で普及が遅れているが、やがては国内のダイビングショップでも扱うところが増えていくだろう。しかし、酸素の供給の問題がネックになってしまう。日本では、今も、合法的に水中で酸素を吸わせることはできないからだ。
もちろん、自分の意思で吸う場合は自由である。業として吸わせることが規制されているだけだからだ。
このあたりを、スマートに解決していただけると有難い。
リブリーザーは、タンクからの圧縮ガスを吸って吐き出すオープンサーキットとは、根本的に異なる発想の器材である。日本でもいくつかのショップで取り扱いを始めているが、普及はこれからだ。
海外では、ガスの供給が受けやすいので、これから徐々に広がっていくだろう。体の大きい欧米人は、ガスの消費も多いので、インセンティブは十分ある(ナイトロックスのダブルタンクとの勝負だな)。
リブリーザーのこれからを考えると、軽量化と小型化、サイドマウントへの対応(個人的に)、二酸化炭素除去の画期的な手法の導入、超高圧タンクの導入、酸素センサーの改良(ガルバニ電池じゃない方法)、なんといっても国産化(信頼性と、コストパフォーマンスの飛躍的な向上)といったことが思いつくところだ。既に製品化もされているが、ベイルアウト用のリブリーザーも普及して欲しい。
まだまだ改良の余地はあり、楽しみな器材である。
そして、何よりも、リブリーザーを使うことが目的なのではなく、あくまで、安全で楽しいダイビングを行うことが目的なのだということを、忘れてはならない。リブリーザーは、そのための道具にすぎない。
だがそれは、極めて素晴らしい道具である、ということだ。
いよいよ今月の末から、来月の頭にかけて、年末年始のダイビング旅行に出かける。いつものロケーションなので、不安はない。
セブといえば、ジンベイザメの餌付けで大人気だが、食えない魚に用はない。
(ここは水族館!?野生のジンベイを餌付け!?する奇跡の海)
http://www.divenavi.com/philippines/oslob/?gclid=COm89pTsj7QCFWs8pgodzmkAIw
(月刊『マリンダイビング』2012年12月号:特集組んでます。表紙にもデカデカ→とても全体を収めることはできない)
http://shop.marinediving.com/shopdetail/017007000012/
だから、用はないってば!。
で、セブに行く目的は、暖かい海で、のんびりとリブリーザーダイビングを楽しむこと。
マンゴーと、不味いコーヒーと、蚊に刺されながらのランチを楽しむこと。
心と身体を癒して、リフレッシュすること。
陸の上は、できるだけ何もしないというのが、コンチキでの過ごし方だ。いや、南の島での鉄則である。
アクセクしない。ガツガツしない。ドタバタしない。
水中でも基本は同じである。
ダイビングの準備に1時間、ダイビングに1時間、片付けに1時間。1本のダイビングを3倍楽しむ。
なんで、1時間も準備にかかるかといえば、途中で何度も休憩するからである。
水を飲んだり、コーヒーを飲んだり、座って休んだり、トイレに行ったりしながら、他のダイバーが後から来て、先に出て行ってしまうのを横目に見ながら、ゆっくりとセッティングする。
器材のセッティングのあとは、人間の準備に入るわけだが、こっちはさっさと済ませないと、暑くてかなわない。早く水中に入りたいわけだな。
器材はローカルに担いでもらって、水中で身につける。前回までと違って、ステージボトルのコンフィギュレーションがストリームラインに平行になったので、海潜りでの効果がどの程度か楽しみである。
ようやく潜水となるが、部屋を出てからここまでおよそ1時間である(ショップまでは、部屋から1分)。ソフノライムを換えなければ、5分くらいは短くなるのだろうが、概ね変わらない。
リブリーザーで潜る最大のメリットは、ガス持ちの良さである。体が使った酸素の分は、体の中で二酸化炭素と水になる。それ以外のガスは、環境圧に合わせるために注入するディリュエントガス(空気やトライミックスガス)、マスククリアに使う程度で、殆ど減らない。
酸素にしても、運動量にもよるが、1時間のダイビングで、40気圧位である。コンチキダイバーズでは、150気圧くらいしか充填してくれないが、3回は余裕で潜れる計算である。
リブリーザーが長時間潜れる器材であることは、ダイビングショップにとって、メリットなんだろうか?。ガイドにとっては、1時間でも3時間でも同じ料金になってしまうのでは割に合わないんじゃないか。
3倍のガイド料を請求しないと、ペイしないのでは?。
ワタクシの場合、ガスの消費が多くて、いつも悲しい思いをしていたので(他のダイバーと離れて、一人安全停止をしていたり・・・)、この器材を使うことができるというのは、とてつもなく嬉しいのだ。1時間潜っても、3リットルのタンクで残圧100以上でエキジットできる。しかも、深さに関係なく!。
もう一つ、目には見えないメリットがある。
一定の酸素分圧のナイトロックスを、深度に関わらず呼吸することができるということだ。
リブリーザーは、ナイトロックス製造機なのである。
濃度が一定のナイトロックスの場合、酸素の分圧は深度によって変わる。このあたりはちゃんと講習を受ける必要があるが、人間の身体は、一定の分圧以上の酸素を呼吸すると、様々な障害を起こす。陸上でなら対応できることでも、水中では命取りになる。
真野先生あたりは、水中で酸素をタンクから吸うなんて、とんでもない!、と言っているのだ。お医者様の立場では、しょうがないかもしれない(水中で酸素吸ってるお医者さんもいますけど)。
機械が壊れない限り、リブリーザーは、そこのところを上手に按配して、ちょうど良い酸素を混ぜてくれる。酸素中毒にならず、窒素をできるだけ減らしてくれる。
理想的な分圧の酸素を、あらゆる深度で作ってくれるわけだ(多少の誇張はあるが・・・)。もちろん、ナイトロックスが万能かといえば、そんなことはない。高分圧の酸素を継続的に吸うことによる弊害もある。
減圧症のリスクを減らしながら、長期に渡るダイビングの弊害も考慮して使用することが必要だ。
さて、オーバー40mの教程を続けているワタクシにとって、リブリーザーは、ヘリウムというお高いガスの消費が抑えられるというメリットが大きい。
こればかりは、オープンサーキットのダイバーが逆立ちしても享受できないメリットである。ディープダイビングを志すなら、リブリーザーは、経済的にも超オススメである。
前述したように、リブリーザーにおいては、ディリュエントガスは殆ど使わないので、ステージボトルに入れて、中層でエアからトライミックスに切り替えて、フラッシングした後は、多少カウンターラングを膨らませるのに使うくらいで、殆ど減らない。
150気圧のトライミックスで1週間潜っても、残圧は100位あった(エアのインボード・ディリュエントは別。こっちはエアなので、手間賃のみ)。
オープンサーキットでは、ボトムで大量のヘリウムを吐き散らかすので(あー、勿体無い!)、ワンダイビングで何万円ものガス代がかかる。リブリーザーで潜れば、1週間で数千円である。50本も潜れば、いくら高いといっても、リブリーザー代を払っておつりがくる。
ガス持ち良く、身体に優しく、財布にも優しい、理想のダイビング器材である。もはや、リブリーザー以外でのダイビングは考えられない。
もちろん、この外にも、副次的ではあるが、暖かく湿り気のあるガスを吸うことができる(減圧症の予防になります)とか、呼気の泡が発するゴボゴボという騒音(!)がないので、静かなダイビングを楽しめるとか、そのおかげで、音に敏感な水中生物に近寄れるなどのメリットがある。
よく、リブリーザーは電気を使うので、壊れやすく、信頼性が低いといわれるが、その特性を理解して、ベイルアウトの訓練を積み、必要なバックアップ器材を携行すれば、多くのトラブルの際にはリブリーザーの方がリカバリーしやすいとさえいえる。
最悪、サンクタムみたいなこと(呼吸回路のホースが千切れてしまう!)になっても、ベイルアウト用のタンクで浮上できる。そのように計画し、ベイルアウトガスを携行する必要はある。
よく、このことを引き合いに出して、リブリーザーは未完成なダイビング器材である、という評価を受けるが、人間が作る機械に完全なものなどない。壊れやすければ、改良を続けるし、二重化、三重化して安全性を高める。運用上の工夫もする。
安全のために、二重化、三重化するのは、オープンサーキットでも同じであり、安全のための対策をとる必要があることをもって、未完成であるということにはならない。大切なことは、その器材の特性を正しく理解して、訓練を継続し、使い方を身に付け、磨いていくことである。
もちろん、リブリーザーが電気を使った複雑(怪奇?)な器材であること、それなりの故障を起こすこと、維持やメンテナンスに費用がかかることは事実である。
要するに、大人の器材なのである。消耗品をケチケチして、安全を疎かにしないという最低限の心がけは必要であり、その費用が賄えないならば、手を出すべきではない。
また、きちんと使うためには、それ相応の訓練が必要であり、そのための出費もかかる。こればかりは、人にもよるので何ともいえないが、ワタクシの場合、器材の購入費の何倍もの投資をしている。
習い事と同じで、一つ一つのスキルが身についていく課程を楽しめなければ辛いだけだ。ワタクシの場合は、中性浮力に悩んで挫折しそうになったが、器材の工夫と練習で、4年がかりでなんとかモノになってきた。
ゴルフのようなものかもしれない(ワタクシは、ゴルフはやらないのですが)。良い道具を買い、練習場に通い、コースに出ては一喜一憂し、また練習に励む。周りは(特に連れ合いの方は)、何が面白いんだろうと半ば飽きれて見る始末。それでも、本人はそわそわ、うきうきして楽しむことができる。
今、ダイビングの世界では、リブリーザーが普及の兆しを見せてきた。日本では、様々な理由で普及が遅れているが、やがては国内のダイビングショップでも扱うところが増えていくだろう。しかし、酸素の供給の問題がネックになってしまう。日本では、今も、合法的に水中で酸素を吸わせることはできないからだ。
もちろん、自分の意思で吸う場合は自由である。業として吸わせることが規制されているだけだからだ。
このあたりを、スマートに解決していただけると有難い。
リブリーザーは、タンクからの圧縮ガスを吸って吐き出すオープンサーキットとは、根本的に異なる発想の器材である。日本でもいくつかのショップで取り扱いを始めているが、普及はこれからだ。
海外では、ガスの供給が受けやすいので、これから徐々に広がっていくだろう。体の大きい欧米人は、ガスの消費も多いので、インセンティブは十分ある(ナイトロックスのダブルタンクとの勝負だな)。
リブリーザーのこれからを考えると、軽量化と小型化、サイドマウントへの対応(個人的に)、二酸化炭素除去の画期的な手法の導入、超高圧タンクの導入、酸素センサーの改良(ガルバニ電池じゃない方法)、なんといっても国産化(信頼性と、コストパフォーマンスの飛躍的な向上)といったことが思いつくところだ。既に製品化もされているが、ベイルアウト用のリブリーザーも普及して欲しい。
まだまだ改良の余地はあり、楽しみな器材である。
そして、何よりも、リブリーザーを使うことが目的なのではなく、あくまで、安全で楽しいダイビングを行うことが目的なのだということを、忘れてはならない。リブリーザーは、そのための道具にすぎない。
だがそれは、極めて素晴らしい道具である、ということだ。
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