Home made Rebreather ― 2012年12月04日 21:29
Home made Rebreather
リブリーザーを作ろう!。
何十万円もはたいて舶来の工業製品を買って、あまりのややっこしさに、操作を間違えたり、壊れたりして悔しい思いをするくらいなら、いっそのこと自分で作ってしまえばいいのだ!。
もっとも、eCCRとかは難しすぎてできないだろうから、最も単純にして分かりやすい酸素リブリーザーが初心者向けである。
画像の通り、呼吸回路の途中に二酸化炭素を除去する装置と、酸素を追加する仕掛け、ガスを循環させるためのワンウエイバルブの付いたマウスピースを配置するだけである。
カウンターラングの配置が問題で、回路のどの位置に付けるかで、トラブル時の影響が変わる。インスピのように、二酸化炭素除去装置の前後にそれぞれ付けるという方法もある。
まあ、この程度なら自作できないこともないだろう。自作といっても、マウスピースや酸素タンクは既製品を使うわけだし、要は、いろいろな部品を買い集めてきて組み合わせるということになる。
極端な話、インスピを1台買ってきて、酸素ボンベだけ付けてもいいわけだ(自作かよ!?)。
ソフノライムだけ入れて、マニュアル・インフレーターから手動で酸素だけ送り込む。電池も、酸素センサーもいらない(だって、全部酸素だから)。
唯一、命を守ってくれるのは、ダイビングコンピューター(安いので十分)である。深度が分かれば良い。
水中で酸素を吸えるのは、6メートルまで。それ以上の深さに潜れば、急性酸素中毒の症状が出て、命がない。
5メートルのプールくらいが、ちょうどいい。それ以上の深さには行きたくても行けない。
ダイコンには、時計が付いているとなお良い。
これも、酸素中毒の問題で、0.6ATAを超える酸素分圧で潜る時には時間制限がある。ソフノライムの使用時間が3時間ということになっているので、事実上問題にはならないが、1日の制限もある。インスピの教科書(マニュアル)には、0.7の時に9時間半と書いてある。
だれが、そんなに潜るかよ!。ふやけちまうぜ・・・。
昔、ナインハーフなどという、お子様向きではない映画があったなあ。
(ナインハーフ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%95
もっとも、こっちは、単位が「週」である。
エイドリアン・ライン監督の映画は、他には「フラッシュダンス」くらいしか観ていない。「危険な情事」「ロリータ」など、きわどい作品を撮っている。
話を戻す。
自作のリブリーザーということで、検索してみたら、こんなページがヒットした。
(Paolo's “little home made oxygen rebreather”)
http://www.therebreathersite.nl/06_Homebuilders/Paolo_Bertoncin.htm
いやはや、親子2代のリブリーザー製作である。
このリブリーザーの面白いところは、カウンターラングとマウスピースを直線上に置き、間に二酸化炭素除去装置を咬ませてある点だ。
リブリーザーというと、環状の回路をイメージしてしまうが、理論的には、行って来いの構造であっても構わない。眼から鱗の発想である。ソフノライムを往復するわけだから、二酸化炭素除去効果もバッチリである。人間の呼吸自体をワンウエイバルブ代わりにしているわけだな(吸いながら吐くことは、できないでしょ?)。
酸素の供給は、ピンホールからの定量供給のようだ。これも、シンプルの極致である。十分に圧力をかけて、小さい穴を開けておけば、ソレノイドバルブと同じく流速が音速になり、一定量の供給が可能になる。
シンプルな構造だが、よく考えてある。さすが、と言わざるを得ない。親子2代の為せる業か。マウスピースの根元には、浸水防止のロータリーバルブも付いている。
まあ、問題は工作精度だな。てんこ盛りのセメント接着剤が、ほほえましい。これで、プールに潜っている写真があるが、ワタクシは、これで潜る気にはなれそうもない。
スクラバーのオレンジ色のケースは、何の部品なのだろう?。
「RIDUZIONE」と書いてあるが、「削減」という意味のイタリア語らしい(英語のreduce)。
何にせよ、続報が楽しみである。
他にも、よく似たやつがあった。
($100 Rebreather)
http://blog.makezine.com/2006/03/26/100-rebreather/
インラインの構成は同じだが、酸素の供給位置が違う。カウンターラング(氷枕か?)とスクラバーの間に突っ込んであるように見える。
また、マウスピースの代わりに、鼻のところに差し込む「ノーズピース」のような構造である。こちらもユニークなリブリーザーである。
本当のところ、酸素リブリーザーを自作する気はない。
神ならぬ人の作りし物に、完全なものなどない。況や、ワタクシ如きの作るものをや、である。
せいぜい、インスピ改くらいにしておこう。
リブリーザーを作ろう!。
何十万円もはたいて舶来の工業製品を買って、あまりのややっこしさに、操作を間違えたり、壊れたりして悔しい思いをするくらいなら、いっそのこと自分で作ってしまえばいいのだ!。
もっとも、eCCRとかは難しすぎてできないだろうから、最も単純にして分かりやすい酸素リブリーザーが初心者向けである。
画像の通り、呼吸回路の途中に二酸化炭素を除去する装置と、酸素を追加する仕掛け、ガスを循環させるためのワンウエイバルブの付いたマウスピースを配置するだけである。
カウンターラングの配置が問題で、回路のどの位置に付けるかで、トラブル時の影響が変わる。インスピのように、二酸化炭素除去装置の前後にそれぞれ付けるという方法もある。
まあ、この程度なら自作できないこともないだろう。自作といっても、マウスピースや酸素タンクは既製品を使うわけだし、要は、いろいろな部品を買い集めてきて組み合わせるということになる。
極端な話、インスピを1台買ってきて、酸素ボンベだけ付けてもいいわけだ(自作かよ!?)。
ソフノライムだけ入れて、マニュアル・インフレーターから手動で酸素だけ送り込む。電池も、酸素センサーもいらない(だって、全部酸素だから)。
唯一、命を守ってくれるのは、ダイビングコンピューター(安いので十分)である。深度が分かれば良い。
水中で酸素を吸えるのは、6メートルまで。それ以上の深さに潜れば、急性酸素中毒の症状が出て、命がない。
5メートルのプールくらいが、ちょうどいい。それ以上の深さには行きたくても行けない。
ダイコンには、時計が付いているとなお良い。
これも、酸素中毒の問題で、0.6ATAを超える酸素分圧で潜る時には時間制限がある。ソフノライムの使用時間が3時間ということになっているので、事実上問題にはならないが、1日の制限もある。インスピの教科書(マニュアル)には、0.7の時に9時間半と書いてある。
だれが、そんなに潜るかよ!。ふやけちまうぜ・・・。
昔、ナインハーフなどという、お子様向きではない映画があったなあ。
(ナインハーフ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%95
もっとも、こっちは、単位が「週」である。
エイドリアン・ライン監督の映画は、他には「フラッシュダンス」くらいしか観ていない。「危険な情事」「ロリータ」など、きわどい作品を撮っている。
話を戻す。
自作のリブリーザーということで、検索してみたら、こんなページがヒットした。
(Paolo's “little home made oxygen rebreather”)
http://www.therebreathersite.nl/06_Homebuilders/Paolo_Bertoncin.htm
いやはや、親子2代のリブリーザー製作である。
このリブリーザーの面白いところは、カウンターラングとマウスピースを直線上に置き、間に二酸化炭素除去装置を咬ませてある点だ。
リブリーザーというと、環状の回路をイメージしてしまうが、理論的には、行って来いの構造であっても構わない。眼から鱗の発想である。ソフノライムを往復するわけだから、二酸化炭素除去効果もバッチリである。人間の呼吸自体をワンウエイバルブ代わりにしているわけだな(吸いながら吐くことは、できないでしょ?)。
酸素の供給は、ピンホールからの定量供給のようだ。これも、シンプルの極致である。十分に圧力をかけて、小さい穴を開けておけば、ソレノイドバルブと同じく流速が音速になり、一定量の供給が可能になる。
シンプルな構造だが、よく考えてある。さすが、と言わざるを得ない。親子2代の為せる業か。マウスピースの根元には、浸水防止のロータリーバルブも付いている。
まあ、問題は工作精度だな。てんこ盛りのセメント接着剤が、ほほえましい。これで、プールに潜っている写真があるが、ワタクシは、これで潜る気にはなれそうもない。
スクラバーのオレンジ色のケースは、何の部品なのだろう?。
「RIDUZIONE」と書いてあるが、「削減」という意味のイタリア語らしい(英語のreduce)。
何にせよ、続報が楽しみである。
他にも、よく似たやつがあった。
($100 Rebreather)
http://blog.makezine.com/2006/03/26/100-rebreather/
インラインの構成は同じだが、酸素の供給位置が違う。カウンターラング(氷枕か?)とスクラバーの間に突っ込んであるように見える。
また、マウスピースの代わりに、鼻のところに差し込む「ノーズピース」のような構造である。こちらもユニークなリブリーザーである。
本当のところ、酸素リブリーザーを自作する気はない。
神ならぬ人の作りし物に、完全なものなどない。況や、ワタクシ如きの作るものをや、である。
せいぜい、インスピ改くらいにしておこう。
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