高速走行2013年04月01日 22:13

高速走行
高速走行


これは、架空の物語であり、事実ではない。

と、明確に断っておいて、以下のブログを記す。

昨日は、車検を通った500Eを駆って、千葉までアクアラインをぶっ飛ばす。

金田の料金所を過ぎると、前が空いた。

待ってましたとばかりに、オイル交換を行い、いつにも増して軽やかに回るV8エンジンに思い切り鞭をくれる。

タイヤが安物なのと、16インチのホイールということもあり、メーターの針が振り切れるところまで(260km)加速することは出来ない。

しかし、エンジンは、もっと回せといわんばかりの咆哮を上げて1.7トンの車体を空気の壁に叩きつけていく。

前方に他の車が見えてくると、さすがにアクセルを戻す。

それでも追い越していく車との相対速度は、100キロを優に超えている。

一群の車たちを追い越すと、再びアクセルペダルを深々と踏み込む。

道路の継ぎ目を越えるショックが、明らかに小さい。

80km程度では、やや大きな振動があるが、今回の速度域では殆んどショックを感じないほどである。

この車が作られた国での想定速度が、どの辺りにあるかが明確に分かる。

ホイールバランスを取ってもらったはずなのだが、やはりハンドルに振動が伝わってくる。

タイヤの真円度の問題かもしれない。

BSも、この速度域での走行は想定していないに違いない。

館山道へ至る分岐が見えて減速し、今度は少し速度を抑えて走る。路面がうねっており、路盤が荒れているのが分かる。

館山道の設計速度が低いことは明らかだ。

アクアラインの千葉側の取り付け道路は、延伸されて圏央道の一部になっていく予定になっている。クオリティの違いが、高速走行にもハッキリ現れる。

(圏央道(首都圏中央連絡自動車道))
http://www.ktr.mlit.go.jp/honkyoku/road/3kanjo/kenoudo/

500Eが生まれた国には、ご存知、アウトバーンが縦横に走っている。

(アウトバーン)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%83%88%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%B3

「休日には低所得者層が自動車に乗ってピクニックに出られる」暮らしが必要であると唱えたのは、アドルフ・ヒトラーであった。

1933年のことである。

80年前に構想された「モータリゼーションと自動車道路網」が、このクルマを作った。

おっと、この500Eは21年前のクルマだった・・・。

とんでもないクルマを作ったものだと感心する。

現在は、もっと過激な車たちが、アウトバーンを走っているに違いない。各自動車メーカーのトップブランドの最高速度は、軒並み300kmを超えている。

(メルセデス・ベンツ SLS AMG:317km:2650万円)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%83%87%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%84_SLS_AMG

(フェラーリ・F12ベルリネッタ:340km:3590万円)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BBF12%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%AA%E3%83%8D%E3%83%83%E3%82%BF

(ベントレー:GTスピード:326km:2415万円)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%8D%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%ABGT#GT.E3.82.B9.E3.83.94.E3.83.BC.E3.83.89

(ポルシェ911:GT3:315km:18,590,000 円)
http://www.porsche.com/japan/jp/models/911/911-gt3/

値段もさほど高くはなく(なんか、一桁まちがえてんじゃね?)、ポルシェ911GT3は、2000万円を切る価格で売られている(といっても、何だかんだ付ければ、あっという間に超えちゃうでしょうが・・・)。

こんな車たちが、追い越し車線をぶっ飛ばすアウトバーンは、弱肉強食の世界だ。

21年前の500Eなんて、すごすごと道を譲らなければならない。

「アウトバーンの設計は高速走行に適したようになされており、勾配は原則的に4%以内に抑えられている。また、建設時に航空機の発着を想定したため、舗装の厚みが平均75cmとアメリカの高速道路に比べて約2倍と厚くなっている。」とある。

超高速で走行するためのインフラが、整っているのだ。

貧乏国家、日本の高速道路の事情はお寒い限りである。

新東名の設計速度が、ようやく140kmになったという。

(新東名高速道路)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E6%9D%B1%E5%90%8D%E9%AB%98%E9%80%9F%E9%81%93%E8%B7%AF

表向きは120kmの規格ということになっているらしい。

まあ、どうでもいいんですが。

(ポルセキ新聞 タルガ万歳 その238.タルガで新東名を走って考えた)
http://www.911days.com/poruseki/editorial/targa/238/

そんな、120kmとか140kmとか、せこいレベルの話じゃないと思うんだが・・・。

ここは一つ、400km規格の道路を作っていただいて、スピード違反、出来るもんならやってみい!、と太っ腹なところを、是非とも見せていただきたい!。

まあいい。

このブログが、当局に目を付けられているのは分かっている(きっと、「ふわわ」とかで検索してるに決まってんだ!)。

だから、架空の話だって、ことわってんじゃん!。

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