宇宙タクシー2 ― 2014年09月18日 14:06
宇宙タクシー2
浮沈子は、勘違いをしていたようだ。
(結果)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/09/17/7437049
「NASAは、モックアップしか出来ていないボーイングを、宇宙タクシーの主契約社の一つに選定した(42億ドル)。
スペースX社は、おこぼれを預かるに留まる(26億ドル)。」
そうではない。
両社は、対等に次のフェーズであるCCtCap(Commercial Crew Transportation Capability)に進んだのである。
誤解の元になったのは、認定を受けた後に、最低2回、最大で6回の乗員輸送が、CCtCapの中に含まれているということを、明確に認識していなかったという点にある。
まあ、値段にも偏りがあるし・・・。
なんで、ボーイングの方が16億ドルも多いんだあ?。
まあいい。
上記の点は、このページで確認した。
(Draft Request for Proposal, NNK14467515R, CCtCap:6ページ冒頭参照)
https://prod.nais.nasa.gov/eps/eps_data/157250-DRAFT-001-001.pdf
「Based on successfully meeting ATP criteria, there will be a minimum of 2 PCMs awarded per contract with the potential for up to a maximum of six (6).」
参考
・Authority to Proceed (ATP)
・Post Certification Mission (PCM)
・Crew Transportation System (CTS)
・Design Reference Mission (DRM)
まあ、これ読んでも、何言ってるか分からないんですが。
少なくとも、2社が対等に次のフェーズに進んだことだけは(たぶん)間違いない。
(NASA and Industry Complete First Phase to Certify New Crew Transportation Systems)
http://www.nasa.gov/content/nasa-and-industry-complete-first-phase-to-certify-new-crew-transportation-systems/#.VBpNrJR_t8E
「Contracts also will include at least two, and as many as six, crewed, post-certification missions to enable NASA to meet its station crew rotation requirements.」
この記事では、契約には最低2回から最大6回のPCMが含まれると明記されている(NASAの公式サイトです)。
分かりにくい契約だが、認定前に1回のISSへの有人飛行を行い、認定後に2回から6回の有人飛行を行うということだな。
その込み込みの契約をゲットしたということだ。
(Boeing and SpaceX Selected to Build America's New Crew Space Transportation System)
http://www.nasa.gov/content/ccp-index-page-2/#.VBo-b5R_t8H
このマークを見ても、ボーイングの方が字がでかいとかいうことはない(画像参照)
まあ、どうでもいいんですが。
考えてみれば、ISSは少なくとも2020年までの運用が決まっている。
実際には2018年から運行を開始したとしても、最大6回のローテーションで済むわけがない。
少なくとも、3か月に1回はローテーションを行う必要がある。
その連続した運用が行えるかどうかを、確認するための承認後の飛行(PCM)ということになる。
実運用では、3か月ごとに年4回、最低でも12回の飛行が求められるわけだ。
それで、スペースXは大喜びしてるわけだな。
(NASA SELECTS SPACEX TO BE PART OF AMERICA’S HUMAN SPACEFLIGHT PROGRAM)
http://www.spacex.com/news/2014/09/16/nasa-selects-spacex-be-part-americas-human-spaceflight-program
「SpaceX is deeply honored by the trust NASA has placed in us, and we welcome today's decision and the mission it advances with gratitude and seriousness of purpose.」
最大限の謝辞と決意表明だな。
(SpaceX Dragon V2 | Flight Animation:動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=Cf_-g3UWQ04
(Dragon V2)
http://en.wikipedia.org/wiki/Dragon_V2
なんと、ドラゴンV2にも、パラシュートは装備されている。
しかし、まあ、これは緊急用だな。
一方のボーイングは、モックアップしかないと思っていたが、元々製造技術は持っているので、作ろうと思えばそれなりの期間で作れるんだろう。
デモンストレーション用の要素技術は、既に作成されているようだ。
(CST-100)
http://en.wikipedia.org/wiki/CST-100
(FILE VIDEO: A look at Boeing's CST-100 capsule:動画出ます)
http://www.floridatoday.com/media/cinematic/video/14862975/file-video-a-look-at-boeings-cst-100-capsule/
ビデオの中にも出てくるが、打ち上げロケットにはファルコン9も含まれている。
ビジネスの世界だ。
ボーイングの宇宙船をファルコンが打ち上げることだって、十分有り得る。
まあ、スモールカンパニーとかいって馬鹿にしてるから、どうなるか分からんなあ。
(Space Exploration Systems)
http://www.sncspace.com/ss_space_exploration.php
一方、夢が潰えたドリーム・チェイサーは、未だに何の音沙汰もない。
「Dawn of a Dream」(夢の夜明け)とあるが、「Down of a Dream」(夢の衰退)と読んでしまった(!)。
JAXAは、どうするつもりなんだろうか?。
(NASA 2017年の民間有人宇宙船開発にボーイングとスペース Xを選定:追加)
http://response.jp/article/2014/09/17/232698.html
「開発プロセスではボーイングが先行している。ボーイングのCST-100はこの7月に最終設計審査(CDR)と安全性に関する審査のフェーズ2を終了している。スペース Xは今後の数カ月で、こうした審査を通過する必要がある。」
それなら、なぜ、スペースXが先に有人飛行するんだあ?。
「CST-100:射場での試験を2016年、無人試験飛行を2017年の前半、有人試験飛行を2017年中ごろに行う予定だ。」
「ドラゴン V2:2015年(来年だぜ!)には有人試験飛行を行うとしている。」
相変わらず、取材が甘いな。
浮沈子は、勘違いをしていたようだ。
(結果)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/09/17/7437049
「NASAは、モックアップしか出来ていないボーイングを、宇宙タクシーの主契約社の一つに選定した(42億ドル)。
スペースX社は、おこぼれを預かるに留まる(26億ドル)。」
そうではない。
両社は、対等に次のフェーズであるCCtCap(Commercial Crew Transportation Capability)に進んだのである。
誤解の元になったのは、認定を受けた後に、最低2回、最大で6回の乗員輸送が、CCtCapの中に含まれているということを、明確に認識していなかったという点にある。
まあ、値段にも偏りがあるし・・・。
なんで、ボーイングの方が16億ドルも多いんだあ?。
まあいい。
上記の点は、このページで確認した。
(Draft Request for Proposal, NNK14467515R, CCtCap:6ページ冒頭参照)
https://prod.nais.nasa.gov/eps/eps_data/157250-DRAFT-001-001.pdf
「Based on successfully meeting ATP criteria, there will be a minimum of 2 PCMs awarded per contract with the potential for up to a maximum of six (6).」
参考
・Authority to Proceed (ATP)
・Post Certification Mission (PCM)
・Crew Transportation System (CTS)
・Design Reference Mission (DRM)
まあ、これ読んでも、何言ってるか分からないんですが。
少なくとも、2社が対等に次のフェーズに進んだことだけは(たぶん)間違いない。
(NASA and Industry Complete First Phase to Certify New Crew Transportation Systems)
http://www.nasa.gov/content/nasa-and-industry-complete-first-phase-to-certify-new-crew-transportation-systems/#.VBpNrJR_t8E
「Contracts also will include at least two, and as many as six, crewed, post-certification missions to enable NASA to meet its station crew rotation requirements.」
この記事では、契約には最低2回から最大6回のPCMが含まれると明記されている(NASAの公式サイトです)。
分かりにくい契約だが、認定前に1回のISSへの有人飛行を行い、認定後に2回から6回の有人飛行を行うということだな。
その込み込みの契約をゲットしたということだ。
(Boeing and SpaceX Selected to Build America's New Crew Space Transportation System)
http://www.nasa.gov/content/ccp-index-page-2/#.VBo-b5R_t8H
このマークを見ても、ボーイングの方が字がでかいとかいうことはない(画像参照)
まあ、どうでもいいんですが。
考えてみれば、ISSは少なくとも2020年までの運用が決まっている。
実際には2018年から運行を開始したとしても、最大6回のローテーションで済むわけがない。
少なくとも、3か月に1回はローテーションを行う必要がある。
その連続した運用が行えるかどうかを、確認するための承認後の飛行(PCM)ということになる。
実運用では、3か月ごとに年4回、最低でも12回の飛行が求められるわけだ。
それで、スペースXは大喜びしてるわけだな。
(NASA SELECTS SPACEX TO BE PART OF AMERICA’S HUMAN SPACEFLIGHT PROGRAM)
http://www.spacex.com/news/2014/09/16/nasa-selects-spacex-be-part-americas-human-spaceflight-program
「SpaceX is deeply honored by the trust NASA has placed in us, and we welcome today's decision and the mission it advances with gratitude and seriousness of purpose.」
最大限の謝辞と決意表明だな。
(SpaceX Dragon V2 | Flight Animation:動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=Cf_-g3UWQ04
(Dragon V2)
http://en.wikipedia.org/wiki/Dragon_V2
なんと、ドラゴンV2にも、パラシュートは装備されている。
しかし、まあ、これは緊急用だな。
一方のボーイングは、モックアップしかないと思っていたが、元々製造技術は持っているので、作ろうと思えばそれなりの期間で作れるんだろう。
デモンストレーション用の要素技術は、既に作成されているようだ。
(CST-100)
http://en.wikipedia.org/wiki/CST-100
(FILE VIDEO: A look at Boeing's CST-100 capsule:動画出ます)
http://www.floridatoday.com/media/cinematic/video/14862975/file-video-a-look-at-boeings-cst-100-capsule/
ビデオの中にも出てくるが、打ち上げロケットにはファルコン9も含まれている。
ビジネスの世界だ。
ボーイングの宇宙船をファルコンが打ち上げることだって、十分有り得る。
まあ、スモールカンパニーとかいって馬鹿にしてるから、どうなるか分からんなあ。
(Space Exploration Systems)
http://www.sncspace.com/ss_space_exploration.php
一方、夢が潰えたドリーム・チェイサーは、未だに何の音沙汰もない。
「Dawn of a Dream」(夢の夜明け)とあるが、「Down of a Dream」(夢の衰退)と読んでしまった(!)。
JAXAは、どうするつもりなんだろうか?。
(NASA 2017年の民間有人宇宙船開発にボーイングとスペース Xを選定:追加)
http://response.jp/article/2014/09/17/232698.html
「開発プロセスではボーイングが先行している。ボーイングのCST-100はこの7月に最終設計審査(CDR)と安全性に関する審査のフェーズ2を終了している。スペース Xは今後の数カ月で、こうした審査を通過する必要がある。」
それなら、なぜ、スペースXが先に有人飛行するんだあ?。
「CST-100:射場での試験を2016年、無人試験飛行を2017年の前半、有人試験飛行を2017年中ごろに行う予定だ。」
「ドラゴン V2:2015年(来年だぜ!)には有人試験飛行を行うとしている。」
相変わらず、取材が甘いな。
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