レドックス・フロー電池 ― 2015年03月18日 00:33
レドックス・フロー電池
(レドックス・フロー電池)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%89%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%BC%E9%9B%BB%E6%B1%A0
「二次電池の一種で、イオンの酸化還元反応を溶液のポンプ循環によって進行させて、充電と放電を行う流動電池。」
「redoxはreduction-oxidation reaction」(←酸化還元反応)
「現在実用化されているのはバナジウム電池」
「風力発電や太陽光発電の出力変動に対する調整性能の実証を行う予定である。」
「大型化は容易だが小型化は困難、溶液温度が上昇すると支障があるため冷却装置が必要、などの制限もある。」
設備用の大容量電池ということになる。
(20兆円市場に挑むフロー電池の戦い)
http://ameblo.jp/boumu/entry-11977553155.html
引用先もリンク!。
(航続距離は600km!塩水を循環して発電するスーパーEVの実力)
http://nge.jp/2014/08/04/post-2900
「今回「nanoFlowcell AG」社は従来「レドックスフロー蓄電池」が数千Lの電解液を必要としていたところを分子設計を通じた量子化学の応用により、イオン電解液を高濃度化、エネルギー密度を高めたことで400Lにまで抑えた。」
「国内自動車大手は水素で走るFCV(燃料電池車)を年内に発売するが、一方でシステムの小型化が得意な日本だけに「nanoFlowcell AG」のような画期的な発電方法で長距離走行を実現するEVベンチャー登場にも期待したい。」
(【ジュネーブモーターショー15】ナノフローセル、小型EVクーペ クアンティーノ 初公開)
http://response.jp/article/2015/03/17/246830.html
「クアンティーノは全長3910mmの小型4シータークーペ。EVパワートレインは、モーターが最大出力136hpを発生。同社独自のナノフローセルパワートレインは、2個のタンクに液体電解質を内蔵し、電池の中で循環。最大1000kmの走行を可能にしている。」
まあ、小型だからな。
航続距離を伸ばせるのは当然かもしれない。
電解質のタンクを、400リッター確保しなければならないということは、重量はともかくとして、スペースを要する。
大容量キャパシタのスペースや、反応させるためのセル、制御系の場所も必要だ。
乗用車よりも、トラックとかに向いてるんじゃなかろうか?。
原理的には、既に確立しており、怪しげなところはない。
実用にもなっていて、車載という点で新しいだけだ。
100リッター位になれば実用になると思われるが、「クアントeスポーツリムジン」では、リアセクションがタンクに占領されていてどうしようもない。
あくまでも、試験車両の域を出ない。
モビリティ電池としての目新しさだけじゃね?。
いやいや、このクルマの造形も目新しいぞ(「クアントeスポーツリムジン」の方)。
巨大なガルウイングドアを開けると、4人乗りのシートにフルアクセスできる。
ⅰ3もビックリだな。
(BMW・i3)
http://ja.wikipedia.org/wiki/BMW%E3%83%BBi3
(BMW i3のデザイン。)
http://www.bmw.co.jp/jp/ja/newvehicles/i/i3/2013/showroom/design.html
「必要なら全員が同じサイドから降りることも可能です。」
標題(BMW i3のデザイン。)が、体言止めであるにも拘らず、「。」が付いているという妙な標記である。
まあ、どうでもいいんですが。
(EVモデル、ナノフローセル・クワントF)
http://www.autocar.jp/news/2015/02/11/110660/
「燃料タンクは500ℓで250ℓずつ2つに分けて搭載される。」
なんだ、増えちゃってるじゃん!?。
「このクアントFが実際に生産されるかどうかは現時点では不明だ。」
生産コストの問題や、スペースの問題はあるが、実際に走行できるモデルを出したという点ではスゴイ!。
(ナノ・フローセル、クアンティーノ)
http://www.autocar.jp/motorshow/2015/03/03/113760/
「2+2クーペのこのモデルは全長3.91m。液化イオンが2つの175ℓタンクに蓄えられ・・・」
ははあ、こっちは少なくて済んでるわけだな。
「今年のうちには現実的なモデルになる。」
およよっ!、市販化かよ!?。
浮沈子は、この技術は、絶対トラック向きだと思うんだがなあ。
一気に1000kmとか2000kmとか走ってしまう長距離トラックにしてみれば、この位の容量がなければ不安だろう。
1トンや2トンの電解液を担ぐにしても、そこはトラックなんで、運ぶのは得意である。
(ISUZU:トラック大図鑑『燃料タンク』 - いすゞ)
http://www.isuzu.co.jp/technology/daizukan/tank/
「日本を縦断して荷物を運んでいるようなトラックには、ドラム缶2個分にあたる400リットルもの容量のタンクがついていることもあります。また、燃料タンクを2つつけているトラックもあります。」
それでも800リットルである。
しかも、バナジウム電解液は、たぶん比重が大きい。
さらに、当然のことながら、走っても減らない!。
うーん、運送用途としては、燃料電池の方がいいのかなあ?。
フロー電池自動車の場合、小型化が難しいという点では乗用車に向かず、電解液を運び続けなければならないという点では運送車両にも向かず、結局、自動車用電池としては普及は難しいのではないか。
電解液を入れ替えれば、急速充電(?)が可能とはいえ、400リッターの給油(?)というのは、それなりの時間が掛かりそうだ(汲み取りもしなけりゃならんしなあ・・・)。
500Eの90リッタータンク(泣き!)を満タンにするのにも、結構時間が掛かるので、汲み取りと給油でその8倍近い時間が掛かるということになる。
30分くらい見ておいたほうがいいだろうな。
そうすると、それ程短時間でもない。
急速充電ならどうなんだろうか?。
情報はないが、発熱とかしないのかな?。
しかし、数百キロの航続距離という点では、既存のリチウムイオン電池車を脅かす存在である。
クアンティーノなんて、1000kmも走れなくていいから、500km位にして175リッターで手を打てば良かったのに。
それでも、十分勝負できる。
アウディは、500km以上走る電気自動車を市場に出すと言っていたが、いい勝負ができるだろう。
(【レポート】アウディ、航続距離500km以上の新型クロスオーバーEVを2018年に投入へ)
http://jp.autoblog.com/2015/03/13/audi-all-electric-suv-confirmed/
クアンティーノのレスポンスの記事には、開発にボッシュが絡んでいるという記述がある。
「その開発には、ドイツの自動車部品大手、ボッシュも参画している。」
(【ジュネーブモーターショー14】リヒテンシュタインからクヮントeスポーツリムジン登場…革新的4シータースポーツカー)
http://response.jp/article/2014/03/11/218928.html
「ボッシュの子会社、ボッシュエンジニアリングと共同開発した全く新しいエネルギー貯蔵システムを採用した。」
去年のジュネーブショーなので、この技術は1年越しだ。
鳴かず飛ばずである。
やはり、スペースを食うというところがネックなんだろうな。
ゴルフクラブを4つ積めて、乗客4人を快適に500km運べなければ売れないだろうな。
(レドックス・フロー電池)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%89%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%BC%E9%9B%BB%E6%B1%A0
「二次電池の一種で、イオンの酸化還元反応を溶液のポンプ循環によって進行させて、充電と放電を行う流動電池。」
「redoxはreduction-oxidation reaction」(←酸化還元反応)
「現在実用化されているのはバナジウム電池」
「風力発電や太陽光発電の出力変動に対する調整性能の実証を行う予定である。」
「大型化は容易だが小型化は困難、溶液温度が上昇すると支障があるため冷却装置が必要、などの制限もある。」
設備用の大容量電池ということになる。
(20兆円市場に挑むフロー電池の戦い)
http://ameblo.jp/boumu/entry-11977553155.html
引用先もリンク!。
(航続距離は600km!塩水を循環して発電するスーパーEVの実力)
http://nge.jp/2014/08/04/post-2900
「今回「nanoFlowcell AG」社は従来「レドックスフロー蓄電池」が数千Lの電解液を必要としていたところを分子設計を通じた量子化学の応用により、イオン電解液を高濃度化、エネルギー密度を高めたことで400Lにまで抑えた。」
「国内自動車大手は水素で走るFCV(燃料電池車)を年内に発売するが、一方でシステムの小型化が得意な日本だけに「nanoFlowcell AG」のような画期的な発電方法で長距離走行を実現するEVベンチャー登場にも期待したい。」
(【ジュネーブモーターショー15】ナノフローセル、小型EVクーペ クアンティーノ 初公開)
http://response.jp/article/2015/03/17/246830.html
「クアンティーノは全長3910mmの小型4シータークーペ。EVパワートレインは、モーターが最大出力136hpを発生。同社独自のナノフローセルパワートレインは、2個のタンクに液体電解質を内蔵し、電池の中で循環。最大1000kmの走行を可能にしている。」
まあ、小型だからな。
航続距離を伸ばせるのは当然かもしれない。
電解質のタンクを、400リッター確保しなければならないということは、重量はともかくとして、スペースを要する。
大容量キャパシタのスペースや、反応させるためのセル、制御系の場所も必要だ。
乗用車よりも、トラックとかに向いてるんじゃなかろうか?。
原理的には、既に確立しており、怪しげなところはない。
実用にもなっていて、車載という点で新しいだけだ。
100リッター位になれば実用になると思われるが、「クアントeスポーツリムジン」では、リアセクションがタンクに占領されていてどうしようもない。
あくまでも、試験車両の域を出ない。
モビリティ電池としての目新しさだけじゃね?。
いやいや、このクルマの造形も目新しいぞ(「クアントeスポーツリムジン」の方)。
巨大なガルウイングドアを開けると、4人乗りのシートにフルアクセスできる。
ⅰ3もビックリだな。
(BMW・i3)
http://ja.wikipedia.org/wiki/BMW%E3%83%BBi3
(BMW i3のデザイン。)
http://www.bmw.co.jp/jp/ja/newvehicles/i/i3/2013/showroom/design.html
「必要なら全員が同じサイドから降りることも可能です。」
標題(BMW i3のデザイン。)が、体言止めであるにも拘らず、「。」が付いているという妙な標記である。
まあ、どうでもいいんですが。
(EVモデル、ナノフローセル・クワントF)
http://www.autocar.jp/news/2015/02/11/110660/
「燃料タンクは500ℓで250ℓずつ2つに分けて搭載される。」
なんだ、増えちゃってるじゃん!?。
「このクアントFが実際に生産されるかどうかは現時点では不明だ。」
生産コストの問題や、スペースの問題はあるが、実際に走行できるモデルを出したという点ではスゴイ!。
(ナノ・フローセル、クアンティーノ)
http://www.autocar.jp/motorshow/2015/03/03/113760/
「2+2クーペのこのモデルは全長3.91m。液化イオンが2つの175ℓタンクに蓄えられ・・・」
ははあ、こっちは少なくて済んでるわけだな。
「今年のうちには現実的なモデルになる。」
およよっ!、市販化かよ!?。
浮沈子は、この技術は、絶対トラック向きだと思うんだがなあ。
一気に1000kmとか2000kmとか走ってしまう長距離トラックにしてみれば、この位の容量がなければ不安だろう。
1トンや2トンの電解液を担ぐにしても、そこはトラックなんで、運ぶのは得意である。
(ISUZU:トラック大図鑑『燃料タンク』 - いすゞ)
http://www.isuzu.co.jp/technology/daizukan/tank/
「日本を縦断して荷物を運んでいるようなトラックには、ドラム缶2個分にあたる400リットルもの容量のタンクがついていることもあります。また、燃料タンクを2つつけているトラックもあります。」
それでも800リットルである。
しかも、バナジウム電解液は、たぶん比重が大きい。
さらに、当然のことながら、走っても減らない!。
うーん、運送用途としては、燃料電池の方がいいのかなあ?。
フロー電池自動車の場合、小型化が難しいという点では乗用車に向かず、電解液を運び続けなければならないという点では運送車両にも向かず、結局、自動車用電池としては普及は難しいのではないか。
電解液を入れ替えれば、急速充電(?)が可能とはいえ、400リッターの給油(?)というのは、それなりの時間が掛かりそうだ(汲み取りもしなけりゃならんしなあ・・・)。
500Eの90リッタータンク(泣き!)を満タンにするのにも、結構時間が掛かるので、汲み取りと給油でその8倍近い時間が掛かるということになる。
30分くらい見ておいたほうがいいだろうな。
そうすると、それ程短時間でもない。
急速充電ならどうなんだろうか?。
情報はないが、発熱とかしないのかな?。
しかし、数百キロの航続距離という点では、既存のリチウムイオン電池車を脅かす存在である。
クアンティーノなんて、1000kmも走れなくていいから、500km位にして175リッターで手を打てば良かったのに。
それでも、十分勝負できる。
アウディは、500km以上走る電気自動車を市場に出すと言っていたが、いい勝負ができるだろう。
(【レポート】アウディ、航続距離500km以上の新型クロスオーバーEVを2018年に投入へ)
http://jp.autoblog.com/2015/03/13/audi-all-electric-suv-confirmed/
クアンティーノのレスポンスの記事には、開発にボッシュが絡んでいるという記述がある。
「その開発には、ドイツの自動車部品大手、ボッシュも参画している。」
(【ジュネーブモーターショー14】リヒテンシュタインからクヮントeスポーツリムジン登場…革新的4シータースポーツカー)
http://response.jp/article/2014/03/11/218928.html
「ボッシュの子会社、ボッシュエンジニアリングと共同開発した全く新しいエネルギー貯蔵システムを採用した。」
去年のジュネーブショーなので、この技術は1年越しだ。
鳴かず飛ばずである。
やはり、スペースを食うというところがネックなんだろうな。
ゴルフクラブを4つ積めて、乗客4人を快適に500km運べなければ売れないだろうな。
スピード54 ― 2015年03月18日 11:02
スピード54
エボラの終息に向けての動きが報道される中、感染者は増え続けている。
(Timeline of reported cases and deaths:15 Mar 2015)
http://en.wikipedia.org/wiki/Ebola_virus_epidemic_in_West_Africa#Timeline_of_reported_cases_and_deaths
今回の集計では、1日当りの感染者数が約60人となり、50人を超えてしまった。
2週連続の増加となる。
主要3か国の今週の増加を見てみる。
・ギニア:104人
・リベリア:183人
・シエラレオネ:132人
疑い、可能性を含むと、リベリアが最も多い。
確定患者はゼロなんだそうだが、検査してないだけなんじゃなかろうか?。
我が国でも、入国した外国籍の方が、当初エボラを疑われて報道された。
(40代男性 エボラウイルス感染は確認されず)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150316/k10010017031000.html
結果は陰性で、マラリアだったという。
疑い、可能性の中には、そういうケースが多いんだろうな。
画像のグラフでもわかるように、集計上の死者は1万人を超えた。
実際の数は、この数倍になるという話もある。
当然、集計に登らない感染者もいるんだろう。
ギニアもシエラレオネも、毎日10人から20人の感染者を出している。
特に、ギニアは感染地域の拡大が起きていて気になる。
また、首都に近いフォレカリア県では、爆発的な増加を示しつつある。
その隣のコヤ県でも増加が見られるようになってきた。
もちろん、首都コナクリの増加も続いている。
浮沈子は、100人以上の感染者を出した地域しか見ていないが、少し丁寧に見ないといけないかもしれない。
世界は、エボラのことを忘れつつある。
本当に忘れていい情況なら、それが一番いい。
そうなんだろうか?。
あと1か月程で雨季が到来する。
それまでが勝負どころだな。
エボラの終息に向けての動きが報道される中、感染者は増え続けている。
(Timeline of reported cases and deaths:15 Mar 2015)
http://en.wikipedia.org/wiki/Ebola_virus_epidemic_in_West_Africa#Timeline_of_reported_cases_and_deaths
今回の集計では、1日当りの感染者数が約60人となり、50人を超えてしまった。
2週連続の増加となる。
主要3か国の今週の増加を見てみる。
・ギニア:104人
・リベリア:183人
・シエラレオネ:132人
疑い、可能性を含むと、リベリアが最も多い。
確定患者はゼロなんだそうだが、検査してないだけなんじゃなかろうか?。
我が国でも、入国した外国籍の方が、当初エボラを疑われて報道された。
(40代男性 エボラウイルス感染は確認されず)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150316/k10010017031000.html
結果は陰性で、マラリアだったという。
疑い、可能性の中には、そういうケースが多いんだろうな。
画像のグラフでもわかるように、集計上の死者は1万人を超えた。
実際の数は、この数倍になるという話もある。
当然、集計に登らない感染者もいるんだろう。
ギニアもシエラレオネも、毎日10人から20人の感染者を出している。
特に、ギニアは感染地域の拡大が起きていて気になる。
また、首都に近いフォレカリア県では、爆発的な増加を示しつつある。
その隣のコヤ県でも増加が見られるようになってきた。
もちろん、首都コナクリの増加も続いている。
浮沈子は、100人以上の感染者を出した地域しか見ていないが、少し丁寧に見ないといけないかもしれない。
世界は、エボラのことを忘れつつある。
本当に忘れていい情況なら、それが一番いい。
そうなんだろうか?。
あと1か月程で雨季が到来する。
それまでが勝負どころだな。
ギニアの憂鬱4 ― 2015年03月18日 11:43
ギニアの憂鬱4
地域別の、疑い・可能性例を含む集計が3月9日までしか発表されていないので、フランス大使館のページに出ている数字を拾って作っているグラフ(確定患者のみ)で見ている。
(Points de situation)
http://www.ambafrance-gn.org/-Points-de-situation-
まあ、このページでも、出たり出なかったりで、ギニアの数字を捕まえるのには苦労してるんだが。
リベリアやシエラレオネが終息に向かっているのと対称的に、ギニアは首都コナクリのしつこい(?)増加と共に、近隣のフォレカリアとコヤでの増加が見られる。
ちょっとヤバイ感じがしているのは、浮沈子だけなんだろうか。
地域別の、疑い・可能性例を含む集計が3月9日までしか発表されていないので、フランス大使館のページに出ている数字を拾って作っているグラフ(確定患者のみ)で見ている。
(Points de situation)
http://www.ambafrance-gn.org/-Points-de-situation-
まあ、このページでも、出たり出なかったりで、ギニアの数字を捕まえるのには苦労してるんだが。
リベリアやシエラレオネが終息に向かっているのと対称的に、ギニアは首都コナクリのしつこい(?)増加と共に、近隣のフォレカリアとコヤでの増加が見られる。
ちょっとヤバイ感じがしているのは、浮沈子だけなんだろうか。
新しい計画 ― 2015年03月18日 12:39
新しい計画
「例えば、それほど遠くない将来、ポルシェは7番目のモデル・シリーズを発表するつもりだ。しかし、それが正確にいつになるかということはまだ言えない。すでに有望な計画があるが、取締役会での決定はまだ出ていない」
(【レポート】ポルシェが全く新しい7番目のモデル・シリーズを計画中!)
http://jp.autoblog.com/2015/03/17/porsche-ferrari-fighter/
「金融情報メディア『Bloomberg』が考えているのは、以前から噂されているテスラに対抗するモデルではないかということだ。」
「あるいはこの新しいクルマは、以前に一度確認されたがその後で中止が報じられた、フェラーリに対抗するモデルではないかという推測も再燃している。」
「もちろん、すでにスパイショットがキャッチされている4ドア・モデル「Pajun」(パジュン)であるという可能性も考えられる。「パナメーラ」の小型版(ジュニア)とされるこのクルマは、早ければ2019年に市場に出るという噂だ。」
諸説紛々・・・。
ところで、すでにある6つのシリーズって、何よ?。
・911
・ボクスター/ケイマン
・カイエン
・マカン
・パナメーラ
5つじゃん!
なんか抜かしたあ?。
ボクスターとケイマンを分けるというのもあるし、918スパイダーを入れるというのもある。
(ポルシェモデル)
http://www.porsche.com/japan/jp/models/
まあ、918は売り切れだから、ボクスターとケイマンを分けてんだろうな。
分けちゃうのかあ・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
収益率に拘るポルシェとしては、付加価値が高い高額モデルに投資したいというのは分かるんだが、ボクスターの廉価版も出して欲しいな。
ターボ付きで4気筒になってしまっても、この際止むを得ない。
でも、マカンを出したので、当面そっちの方はお預けかもしれない。
浮沈子的には、電気自動車のシリーズが登場する公算が高いと見ている。
(電気ポルシェ)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/03/14/7590199
アウディと一緒になって、バッテリー式の電気自動車を開発した方が、商売的には美味しいだろう。
カリフォルニア州では、2017年以降はハイブリッド車はエコカーと看做されない。
他の州への拡大も予想される。
プラグインハイブリッドか、純粋の電気自動車を導入しない限り、米国への販売に懸念が生じるわけだ。
テスラに対する肯定的なコメントを見ても、新シリーズとして立ち上げるのは電気自動車であると考えるのが順当だな。
既存の車両を電動化するのではなく、新シリーズとして立ち上げるというのがP社らしい。
別物だぞ!、というわけだ。
そうでないと、911が電気自動車になるとか、直ぐに書かれてしまう・・・。
エンジンは、エンジンとして売りまくって、それとは違う市場を開拓して、トータルでの販売台数を伸ばそうという、健全な選択でもある。
これについても、近々(取締役会で決定後)発表されるだろうが、フォルクスワーゲングループのシナジー効果で、電気自動車でもBMWのⅰシリーズに対抗してもらいたいな。
「ポルシェが2019年の市販化を目指して開発中との噂がある電気自動車は、最高出力は400、500、600馬力と3つのグレードが用意され、航続距離は300マイル(約483km)に達すると言われている。」
(【レポート】600馬力で航続距離480km!? ポルシェがテスラに対抗する電気自動車を開発中)
http://jp.autoblog.com/2015/02/28/porsche-tesla-fighter-600-hp-300-range/
出力を見る限り、本格的なスポーツカーだ。
バッテリー搭載とか考えると、カイエンとかパナメーラクラスになる可能性が高い。
場合によっては、もっと大柄な車種になる可能性もある。
先に触れたように、P社はビンボー人相手の商売はしない会社だから。
カイエンやパナメーラをスポーツカーといって憚らないポルシェのことだから、当然電気自動車もスポーツカーということになる。
アウディとの棲み分け、ベントレーとの棲み分けの問題もある。
まあ、そこんとこは上手くやるだろう。
我が国のメーカーと異なり、欧州メーカーは燃料電池車に対して積極的とはいえない。
社会インフラを整備するのに、莫大なコストが掛かることもあって、まずは電気自動車からということなんだろう。
ポルシェの電気自動車かあ・・・。
まあいい。
試乗車が来たら、是非乗ってみたいものだ。
「例えば、それほど遠くない将来、ポルシェは7番目のモデル・シリーズを発表するつもりだ。しかし、それが正確にいつになるかということはまだ言えない。すでに有望な計画があるが、取締役会での決定はまだ出ていない」
(【レポート】ポルシェが全く新しい7番目のモデル・シリーズを計画中!)
http://jp.autoblog.com/2015/03/17/porsche-ferrari-fighter/
「金融情報メディア『Bloomberg』が考えているのは、以前から噂されているテスラに対抗するモデルではないかということだ。」
「あるいはこの新しいクルマは、以前に一度確認されたがその後で中止が報じられた、フェラーリに対抗するモデルではないかという推測も再燃している。」
「もちろん、すでにスパイショットがキャッチされている4ドア・モデル「Pajun」(パジュン)であるという可能性も考えられる。「パナメーラ」の小型版(ジュニア)とされるこのクルマは、早ければ2019年に市場に出るという噂だ。」
諸説紛々・・・。
ところで、すでにある6つのシリーズって、何よ?。
・911
・ボクスター/ケイマン
・カイエン
・マカン
・パナメーラ
5つじゃん!
なんか抜かしたあ?。
ボクスターとケイマンを分けるというのもあるし、918スパイダーを入れるというのもある。
(ポルシェモデル)
http://www.porsche.com/japan/jp/models/
まあ、918は売り切れだから、ボクスターとケイマンを分けてんだろうな。
分けちゃうのかあ・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
収益率に拘るポルシェとしては、付加価値が高い高額モデルに投資したいというのは分かるんだが、ボクスターの廉価版も出して欲しいな。
ターボ付きで4気筒になってしまっても、この際止むを得ない。
でも、マカンを出したので、当面そっちの方はお預けかもしれない。
浮沈子的には、電気自動車のシリーズが登場する公算が高いと見ている。
(電気ポルシェ)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/03/14/7590199
アウディと一緒になって、バッテリー式の電気自動車を開発した方が、商売的には美味しいだろう。
カリフォルニア州では、2017年以降はハイブリッド車はエコカーと看做されない。
他の州への拡大も予想される。
プラグインハイブリッドか、純粋の電気自動車を導入しない限り、米国への販売に懸念が生じるわけだ。
テスラに対する肯定的なコメントを見ても、新シリーズとして立ち上げるのは電気自動車であると考えるのが順当だな。
既存の車両を電動化するのではなく、新シリーズとして立ち上げるというのがP社らしい。
別物だぞ!、というわけだ。
そうでないと、911が電気自動車になるとか、直ぐに書かれてしまう・・・。
エンジンは、エンジンとして売りまくって、それとは違う市場を開拓して、トータルでの販売台数を伸ばそうという、健全な選択でもある。
これについても、近々(取締役会で決定後)発表されるだろうが、フォルクスワーゲングループのシナジー効果で、電気自動車でもBMWのⅰシリーズに対抗してもらいたいな。
「ポルシェが2019年の市販化を目指して開発中との噂がある電気自動車は、最高出力は400、500、600馬力と3つのグレードが用意され、航続距離は300マイル(約483km)に達すると言われている。」
(【レポート】600馬力で航続距離480km!? ポルシェがテスラに対抗する電気自動車を開発中)
http://jp.autoblog.com/2015/02/28/porsche-tesla-fighter-600-hp-300-range/
出力を見る限り、本格的なスポーツカーだ。
バッテリー搭載とか考えると、カイエンとかパナメーラクラスになる可能性が高い。
場合によっては、もっと大柄な車種になる可能性もある。
先に触れたように、P社はビンボー人相手の商売はしない会社だから。
カイエンやパナメーラをスポーツカーといって憚らないポルシェのことだから、当然電気自動車もスポーツカーということになる。
アウディとの棲み分け、ベントレーとの棲み分けの問題もある。
まあ、そこんとこは上手くやるだろう。
我が国のメーカーと異なり、欧州メーカーは燃料電池車に対して積極的とはいえない。
社会インフラを整備するのに、莫大なコストが掛かることもあって、まずは電気自動車からということなんだろう。
ポルシェの電気自動車かあ・・・。
まあいい。
試乗車が来たら、是非乗ってみたいものだ。
宇宙のタグボート ― 2015年03月18日 23:12
宇宙のタグボート
(ロッキード・マーティン社、補給船「エクソライナー」と宇宙タグボート「ジュピター」を発表)
http://www.sorae.jp/030699/5468.html
浮沈子の世代以上では、ロッキードといえば、やっぱこれ。
(ロッキード事件)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E4%BA%8B%E4%BB%B6
「アメリカの航空機製造大手のロッキード社による、主に同社の旅客機の受注をめぐって1976年(昭和51年)2月に明るみに出た世界的な大規模汚職事件。」
「この事件では日本やアメリカ、オランダ、ヨルダン、メキシコなど多くの国々の政財界を巻き込んだ」
(ロッキード)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%89
「ジェット機への対応に乗り遅れ、1970年代にようやくL1011トライスター(エルテンイレブン・トライスター)を投入する。トライスターは先進的な装備を持つ優れた旅客機だったが、同時期に登場した同クラスのマクドネル・ダグラスDC-10と販売競争を行った挙句に経営が悪化する。」
このジェット化の最中に起こったのが、ロッキード事件というわけだ。
「1993年にジェネラル・ダイナミクスの航空宇宙事業部を買収して戦闘機部門を強化し、1995年にはマーチン・マリエッタ社とも合併して社名を「ロッキード・マーチン」と改名し、宇宙開発やミサイル、電子システムの分野にも進出した。」
(マーティン・マリエッタ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%83%E3%82%BF
「1961年にマーティンとアメリカン・マリエッタの合併によってできた、航空機メーカーである。」
(グレン・L・マーティン)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%BBL%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3
「1912年8月に設立されたアメリカの航空機メーカーである。」
「マーチン社は後にそれぞれの会社を設立するドナルド・ダグラス(Donald Douglas)、ローレンス・ベル(Lawrence Bell)、ジェームス・マクドネル(James S. McDonnell)らの技術者が属していた。」
「後にボーイングを設立する ウィリアム・ボーイング(William Boeing)も飛行機事業にのりだすのにマーティン社の飛行機を購入することからはじめている。」
ほほう、面白いな。
(マーチン M130)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%B3_M130
「1935年11月22日、パンアメリカン航空のチャイナクリッパー(1号機)は豪華装備を誇る初の太平洋横断定期第一便として就航した。」
まあ、この辺にしよう。
ロッキード・マーティンは、様々な経緯から統合された米国の航空宇宙産業を担うメーカーである。
「売上高や営業利益の大部分は戦闘機・軍用輸送機・人工衛星・ミサイル・スペースシャトルなどのアメリカ国防総省やアメリカ航空宇宙局からの受注契約である。2010年度の売り上げの78%は軍需である」
そのロッキード・マーティンの宇宙タグボートというのが、かなりややっこしい。
「無人補給船「エクソライナー」と、そのエクソライナーを運ぶ宇宙タグボート「ジュピター」を発表した。」
「ただしエクソライナー自体はスラスターや太陽電池などを持っておらず、ジュピターがその役割を果たす。」
「エクソライナーとジュピターは結合された状態で、やはりロッキード・マーティン社が製造しているアトラスVロケットで打ち上げられる。」
「ジュピターのスラスターを使って国際宇宙ステーションまで接近し、ドラゴン補給船やシグナス補給船、日本の「こうのとり」と同じように、ステーションのロボット・アームで捕らえられた後に結合される。」
まあ、ここまでは、何となくわかるんだが、問題はこの後だな。
「宇宙ステーションへの物資を補給を終えた後、エクソライナーとジュピターはステーションから離脱するが、すぐには大気圏に再突入せず、軌道上で待機する。」
「地球から新しいエクソライナーを、ただしジュピターを装備しないエクソライナーのみの状態で打ち上げる。」
「両者は軌道上でランデヴーし、ジュピターに搭載されているロボットアームを使って、古いエクソライナーと新しいエクソライナーを交換する。」
「新しいエクソライナーはジュピターによってステーションへ向けて飛行」
「古いエクソライナーはアトラスVの第2段(セントール)を使い、大気圏へと再突入し、処分される。」
かなり複雑なオペレーションを行うわけだが、ジュピターを使って、カーゴベイであるエクソライナーをキャッチボールするイメージである。
ISSと地球の間をうろうろして、何回か使用するということになるんだろう。
燃料とかはカーゴベイの方に積んでいって、宇宙空間で補充するという仕掛けのようだ。
さらに、古い方のカーゴベイをISSから切り離して、新しいのと交換する際に、新しいカーゴベイを運んできた2段目のロケットに古いカーゴベイをくっ付けて、纏めて廃棄処理するという運用もある。
「ジュピターを軌道上で再使用することにより、補給にかかるコストが削減でき、また2回目以降のエクソライナーはジュピターを搭載しない分、より多くの物資を搭載して打ち上げることが可能になる。」
「また、新しいエクソライナーを待つ間、ジュピターは小型衛星の放出や地球観測といった副ミッションをこなすことも可能だという。」
「将来的には、「宇宙のタグボート」として、有人深宇宙探査を始めとする多種多様なミッションにも使用したいという。」
宇宙空間だけで運用される、完全な宇宙船だ。
運搬ロボットともいう。
「このコンセプトは、すでに飛行実績のある技術をベースにしています。さらに、より大きなことを可能にするために、革新的な技術の使用も考えているところです」
火星宇宙船を、地球周回軌道上で、ジュピターを使って建造するとか、そういう話なんだろうか?(ジュピターだから、木星というオチかあ?)。
木星有人探査というのは、今まで具体的な話は出ていない。
もちろん、浮沈子の世代以上であれば、木星探査といえば、これ!。
(2001年宇宙の旅)
http://ja.wikipedia.org/wiki/2001%E5%B9%B4%E5%AE%87%E5%AE%99%E3%81%AE%E6%97%85
ついでに、こんな記事も。
(『2001年宇宙の旅』は「食べ物の話」という説)
http://news.ameba.jp/20150318-342/
「他のSF映画と比較すれば分かりますが、『2001年~』には食事シーンが異常なほど登場します。しかも、それらのシーンは尺が長く、食事の内容、食事を取る様子、それに関係する会話も丁寧に描かれているのです」
まあ、2001年グルメの旅でもいいんですが。
「ディスカバリー号:
アメリカ合衆国所属の宇宙船。」
「2001年時点では最高速の宇宙船で、元々は2年に及ぶ木星への有人往還飛行「木星計画」の為に建造された」
「その構造上大気圏内での運用は考慮されておらず、建造は地球の軌道上で、試験飛行は地球 - 月間で行われた。」
ジュピターが、こんなデカイ代物(全長100mとか120mとか)を軌道上で建造するとは、俄かには信じられないが、「より大きなことを可能にする」というなら、このくらいはやってもらいたいな。
そういえば、アポロの月着陸船(他の天体から唯一、人間を乗せて離陸したことがある宇宙船)はグラマンの建造だったな。
(アポロ月着陸船)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9D%E3%83%AD%E6%9C%88%E7%9D%80%E9%99%B8%E8%88%B9
「アポロ計画において、二名の宇宙飛行士を月面に着陸させ、かつ帰還させるために開発された宇宙船である。グラマン社開発。」
「開発が遅れたためにアポロ計画全体の進行にも支障を来したが、計画に影響を与えるような大きな故障を起こしたことは一度もない、信頼性の高い宇宙船であった。」
アポロ13号の事故の際の大活躍は、余りにも有名だ。
(人類の地平2)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2013/06/30/6881870
(グラマン)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%83%B3
「1929年に設立され、20世紀の長い期間に亘って軍用機および民間機のトップメーカーの一つであったが、1994年にノースロップ社と合併して、ノースロップ・グラマンになった。」
(ノースロップ・グラマン)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%83%B3
「主に戦闘機・軍用輸送機・人工衛星・ミサイル・軍艦などを製造している軍需メーカーである。軍需産業としてはロッキード・マーティン、BAEシステムズ、ボーイングに次いで世界で4位に位置しており、軍艦メーカーとしては最大である。」
火星くらいなら、地球から一発打ち上げでも何とかなるかもしれないが、木星にそれなりの重量を短期間に運ぶということになれば、その宇宙船は軌道上で建造されることになるだろう。
ジュピターは、そのための布石なのではないか。
スペースXが、再使用ロケットとか、しょぼい話をしてるうちに、ロッキード・マーティンは、その先を読んでいたわけか(たぶん・・・)。
うーん、木星有人探査というのは、いよいよ21世紀らしくなってきたな。
(CRS-2 Solution:追加:動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=WkJOUoJK8kA
(ロッキード・マーティン社、補給船「エクソライナー」と宇宙タグボート「ジュピター」を発表)
http://www.sorae.jp/030699/5468.html
浮沈子の世代以上では、ロッキードといえば、やっぱこれ。
(ロッキード事件)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E4%BA%8B%E4%BB%B6
「アメリカの航空機製造大手のロッキード社による、主に同社の旅客機の受注をめぐって1976年(昭和51年)2月に明るみに出た世界的な大規模汚職事件。」
「この事件では日本やアメリカ、オランダ、ヨルダン、メキシコなど多くの国々の政財界を巻き込んだ」
(ロッキード)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%89
「ジェット機への対応に乗り遅れ、1970年代にようやくL1011トライスター(エルテンイレブン・トライスター)を投入する。トライスターは先進的な装備を持つ優れた旅客機だったが、同時期に登場した同クラスのマクドネル・ダグラスDC-10と販売競争を行った挙句に経営が悪化する。」
このジェット化の最中に起こったのが、ロッキード事件というわけだ。
「1993年にジェネラル・ダイナミクスの航空宇宙事業部を買収して戦闘機部門を強化し、1995年にはマーチン・マリエッタ社とも合併して社名を「ロッキード・マーチン」と改名し、宇宙開発やミサイル、電子システムの分野にも進出した。」
(マーティン・マリエッタ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%83%E3%82%BF
「1961年にマーティンとアメリカン・マリエッタの合併によってできた、航空機メーカーである。」
(グレン・L・マーティン)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%BBL%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3
「1912年8月に設立されたアメリカの航空機メーカーである。」
「マーチン社は後にそれぞれの会社を設立するドナルド・ダグラス(Donald Douglas)、ローレンス・ベル(Lawrence Bell)、ジェームス・マクドネル(James S. McDonnell)らの技術者が属していた。」
「後にボーイングを設立する ウィリアム・ボーイング(William Boeing)も飛行機事業にのりだすのにマーティン社の飛行機を購入することからはじめている。」
ほほう、面白いな。
(マーチン M130)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%B3_M130
「1935年11月22日、パンアメリカン航空のチャイナクリッパー(1号機)は豪華装備を誇る初の太平洋横断定期第一便として就航した。」
まあ、この辺にしよう。
ロッキード・マーティンは、様々な経緯から統合された米国の航空宇宙産業を担うメーカーである。
「売上高や営業利益の大部分は戦闘機・軍用輸送機・人工衛星・ミサイル・スペースシャトルなどのアメリカ国防総省やアメリカ航空宇宙局からの受注契約である。2010年度の売り上げの78%は軍需である」
そのロッキード・マーティンの宇宙タグボートというのが、かなりややっこしい。
「無人補給船「エクソライナー」と、そのエクソライナーを運ぶ宇宙タグボート「ジュピター」を発表した。」
「ただしエクソライナー自体はスラスターや太陽電池などを持っておらず、ジュピターがその役割を果たす。」
「エクソライナーとジュピターは結合された状態で、やはりロッキード・マーティン社が製造しているアトラスVロケットで打ち上げられる。」
「ジュピターのスラスターを使って国際宇宙ステーションまで接近し、ドラゴン補給船やシグナス補給船、日本の「こうのとり」と同じように、ステーションのロボット・アームで捕らえられた後に結合される。」
まあ、ここまでは、何となくわかるんだが、問題はこの後だな。
「宇宙ステーションへの物資を補給を終えた後、エクソライナーとジュピターはステーションから離脱するが、すぐには大気圏に再突入せず、軌道上で待機する。」
「地球から新しいエクソライナーを、ただしジュピターを装備しないエクソライナーのみの状態で打ち上げる。」
「両者は軌道上でランデヴーし、ジュピターに搭載されているロボットアームを使って、古いエクソライナーと新しいエクソライナーを交換する。」
「新しいエクソライナーはジュピターによってステーションへ向けて飛行」
「古いエクソライナーはアトラスVの第2段(セントール)を使い、大気圏へと再突入し、処分される。」
かなり複雑なオペレーションを行うわけだが、ジュピターを使って、カーゴベイであるエクソライナーをキャッチボールするイメージである。
ISSと地球の間をうろうろして、何回か使用するということになるんだろう。
燃料とかはカーゴベイの方に積んでいって、宇宙空間で補充するという仕掛けのようだ。
さらに、古い方のカーゴベイをISSから切り離して、新しいのと交換する際に、新しいカーゴベイを運んできた2段目のロケットに古いカーゴベイをくっ付けて、纏めて廃棄処理するという運用もある。
「ジュピターを軌道上で再使用することにより、補給にかかるコストが削減でき、また2回目以降のエクソライナーはジュピターを搭載しない分、より多くの物資を搭載して打ち上げることが可能になる。」
「また、新しいエクソライナーを待つ間、ジュピターは小型衛星の放出や地球観測といった副ミッションをこなすことも可能だという。」
「将来的には、「宇宙のタグボート」として、有人深宇宙探査を始めとする多種多様なミッションにも使用したいという。」
宇宙空間だけで運用される、完全な宇宙船だ。
運搬ロボットともいう。
「このコンセプトは、すでに飛行実績のある技術をベースにしています。さらに、より大きなことを可能にするために、革新的な技術の使用も考えているところです」
火星宇宙船を、地球周回軌道上で、ジュピターを使って建造するとか、そういう話なんだろうか?(ジュピターだから、木星というオチかあ?)。
木星有人探査というのは、今まで具体的な話は出ていない。
もちろん、浮沈子の世代以上であれば、木星探査といえば、これ!。
(2001年宇宙の旅)
http://ja.wikipedia.org/wiki/2001%E5%B9%B4%E5%AE%87%E5%AE%99%E3%81%AE%E6%97%85
ついでに、こんな記事も。
(『2001年宇宙の旅』は「食べ物の話」という説)
http://news.ameba.jp/20150318-342/
「他のSF映画と比較すれば分かりますが、『2001年~』には食事シーンが異常なほど登場します。しかも、それらのシーンは尺が長く、食事の内容、食事を取る様子、それに関係する会話も丁寧に描かれているのです」
まあ、2001年グルメの旅でもいいんですが。
「ディスカバリー号:
アメリカ合衆国所属の宇宙船。」
「2001年時点では最高速の宇宙船で、元々は2年に及ぶ木星への有人往還飛行「木星計画」の為に建造された」
「その構造上大気圏内での運用は考慮されておらず、建造は地球の軌道上で、試験飛行は地球 - 月間で行われた。」
ジュピターが、こんなデカイ代物(全長100mとか120mとか)を軌道上で建造するとは、俄かには信じられないが、「より大きなことを可能にする」というなら、このくらいはやってもらいたいな。
そういえば、アポロの月着陸船(他の天体から唯一、人間を乗せて離陸したことがある宇宙船)はグラマンの建造だったな。
(アポロ月着陸船)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9D%E3%83%AD%E6%9C%88%E7%9D%80%E9%99%B8%E8%88%B9
「アポロ計画において、二名の宇宙飛行士を月面に着陸させ、かつ帰還させるために開発された宇宙船である。グラマン社開発。」
「開発が遅れたためにアポロ計画全体の進行にも支障を来したが、計画に影響を与えるような大きな故障を起こしたことは一度もない、信頼性の高い宇宙船であった。」
アポロ13号の事故の際の大活躍は、余りにも有名だ。
(人類の地平2)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2013/06/30/6881870
(グラマン)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%83%B3
「1929年に設立され、20世紀の長い期間に亘って軍用機および民間機のトップメーカーの一つであったが、1994年にノースロップ社と合併して、ノースロップ・グラマンになった。」
(ノースロップ・グラマン)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%83%B3
「主に戦闘機・軍用輸送機・人工衛星・ミサイル・軍艦などを製造している軍需メーカーである。軍需産業としてはロッキード・マーティン、BAEシステムズ、ボーイングに次いで世界で4位に位置しており、軍艦メーカーとしては最大である。」
火星くらいなら、地球から一発打ち上げでも何とかなるかもしれないが、木星にそれなりの重量を短期間に運ぶということになれば、その宇宙船は軌道上で建造されることになるだろう。
ジュピターは、そのための布石なのではないか。
スペースXが、再使用ロケットとか、しょぼい話をしてるうちに、ロッキード・マーティンは、その先を読んでいたわけか(たぶん・・・)。
うーん、木星有人探査というのは、いよいよ21世紀らしくなってきたな。
(CRS-2 Solution:追加:動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=WkJOUoJK8kA
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