CCRの新市場 ― 2015年07月03日 02:41
CCRの新市場
元々、軍用として開発されてきたリブリーザーだが、業務潜水の世界で新たな市場が生まれそうだ。
高圧則の改正で、40m以上深く潜るには、混合ガス潜水を行わなければならなくなった。
送気式の混合ガス潜水については、潜水士テキストの97ページから、力の入った記述がある。
まあ、ここで紹介されているのは、90mから100m以上で、だだ潜ってきましたではなく、潜水作業を行わなければならないような場合なので、大掛かりになるのは仕方ない。
「「簡易な混合ガス潜水」はあり得ない。」
断言しちゃってるけど、もちろん、そういう混合ガス潜水だけではなかろう。
60m辺りで、軽作業をしてくるというような潜水もあるに違いない。
(0522 潜水士とケーブルダイビングシステム)
http://jsuga.exblog.jp/24505951/
「せめて60-70mは空気で潜って良いことにしておかないと」
しかし、高圧則が改訂されてしまった以上、合法的に40m以深で作業するには混合ガス潜水(ヘリオックスやトライミックス)を行うより仕方がなくなった。
もちろん、オープンサーキットで潜ってもいいんだが、空気潜水と比較したら、ガス代がバカにならんだろう。
概ね、送気式のオンデマンド方式と同じだけ掛かるわけだ。
CCRなら、ちょこっと消費するだけなので、ガス代に悩むことはなかろう。
こりゃ花形だな。
作業は概ね着底して行うだろうから、CCR特有の中性浮力のコントロールで悩むこともない。
「たとえば定置網漁業では40mを超える潜水が毎度のことである。その度に混合ガスを作ることなど、漁業組合では難しい。規則は無視する他ない。無視するだろう。」
そんなこといわずに、ここは是非ともコンプライアンスを発揮して、トライミックスとか吸っていただきたい。
潜行索を使用するとか、通話システムを導入するとか、安全管理には十分な配慮をして、ベイルアウトガスも計画された分量をしっかり持ち込んで、快適なダイビングを楽しんでもらいたいな(そうじゃないだろう!?)。
60mまでなら、ノーモキシックトライミックスが使えるので、操作もシンプルだ。
器材のメンテナンスは、リース契約か何かで専門業者が行い、現場では、潜るだけでいいような感じにすれば、オペレーションにも負担はかからない。
コストの問題だって、業務用ということになれば、回収の手段はあるわけだから、さほど気にしなくてもいいだろう(実際、リブリーザー以外のコストの方が遥かに大きい)。
潜水事故が減るか増えるかは、導入の体制とフォローアップ次第だな。
高圧則の改正で、もっとも影響を受けるのが、40mから60m位の潜水業務だろう。
空気で潜ってたのがダメになって、ヘリウム混ぜなければならなくなった。
もちろん、全体から見てどれ程の需要があるかはわからないが、今まで殆ど省みられることがなかったCCRが、いきなり前面に出てきそうな感じだ。
全面マスクとか、ほとんどサンクタムな世界だな。
死腔の増大にも対応しなければならないけどな。
浮沈子的には、ヘリウムあんま使わないで欲しいんだがな。
CCRなら、ちびっとだから、まあいいか。
もちろん、そのうち、水中ロボットとか、活用するようになって、どーしても人間が行かなければならないところだけ行くようになるんだろう。
60mまでのCCR運用というのは、そう考えると美味しいところだ。
ガス昏睡になりにくいという明らかなメリットも出せるし、何より、合法的に40mオーバー潜れる。
減圧についても、メリットは大きい。
最適な酸素分圧を常に保ったまま、浮上することができるわけで、最終減圧だけ純酸素でやってもいいしな。
ダイバーにとっての負担も軽い。
機器の信頼性とか、操作が複雑とかいうのは、何と比較してという話だ。
どの道、合法的にはトライミックスでなければ潜れないわけだし、ガス交換とかを水中で頻繁に行う方がリスキーだともいえる。
もう、最初から最後までノーモキシックトライミックスをディリュエントにして、基本的にガス交換なしで浮上しても、減圧時間が極端に伸びることはなかろう(滞底時間によります)。
そっちの方が余程安全だ。
CCRのデータを、ケーブルか超音波で支援船まで飛ばせるといいんだがな。
ダイバーは、作業をしなければならないので、モニターを1分ないし2分に1回見るなんて、実際問題やってらんないだろう。
日本全国の港湾や漁協で、CCRが大活躍するためには、このデータ転送がカギになりそうだ。
大した通信量じゃないんで、潜行索に有線の受信機を付けた超音波無線通信というのが現実的な解かもしれない。
CCRメーカーが、改造に応じるか、CCRそのものを国産で造るとか(ソニーとかやんないかな?)。
そんでもって、是非とも軽量化して、故障しないヤツを作ってもらいたい。
しかし、実際問題、厚労省はちゃんと調整したのかな。
農水省とか、経産省とか、OK出したんだろうか?。
それとも、浮沈子が知らない所で、極秘に国産CCRが開発されてるのかも知れない。
操作が簡単で、堅牢なれども重量は軽く、メンテナンスフリー(夢のようなお言葉!)。
商標は考えてある。
ソニー・ダイブマン(ダサッ!)。
まあ、どうでもいいんですが。
やはり、実需があるという前提だと、ヨタブログを書いていても、リアリティーがあるな(ねえよ!)。
(漁業協同組合:農協との比較)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BC%81%E6%A5%AD%E5%8D%94%E5%90%8C%E7%B5%84%E5%90%88#.E8.BE.B2.E5.8D.94.E3.81.A8.E3.81.AE.E6.AF.94.E8.BC.83
「漁協合併促進法では、2008年3月末までに数を250に収めることを政策目標としたが、全く届かなかった。」
「2012年3月時点で漁協の数は1000になった。」
政策目標を達成したとして、少なくとも500台は売れるということになる(スッゲー!)。
2倍なのは、バディで潜るから。
港湾工事なら、10台単位で売れるだろう。
大深度潜水でも、時間が短ければ対応可能だ。
減圧には、既存の設備が使えるので、かなり合理的な運用も可能になる。
こっちの方が、実需はありそうだな。
高圧則改訂の議事録を読むと、工事業者が使いたがってるのが判る。
コストが安いから。
そう、CCRって、その性能に比べれば、激安な潜水器材なのだ。
さて、明日から(今日から?)は、問題集にアタックしなければならないので、ヨタ記事書いてないで、もう寝よう・・・。
元々、軍用として開発されてきたリブリーザーだが、業務潜水の世界で新たな市場が生まれそうだ。
高圧則の改正で、40m以上深く潜るには、混合ガス潜水を行わなければならなくなった。
送気式の混合ガス潜水については、潜水士テキストの97ページから、力の入った記述がある。
まあ、ここで紹介されているのは、90mから100m以上で、だだ潜ってきましたではなく、潜水作業を行わなければならないような場合なので、大掛かりになるのは仕方ない。
「「簡易な混合ガス潜水」はあり得ない。」
断言しちゃってるけど、もちろん、そういう混合ガス潜水だけではなかろう。
60m辺りで、軽作業をしてくるというような潜水もあるに違いない。
(0522 潜水士とケーブルダイビングシステム)
http://jsuga.exblog.jp/24505951/
「せめて60-70mは空気で潜って良いことにしておかないと」
しかし、高圧則が改訂されてしまった以上、合法的に40m以深で作業するには混合ガス潜水(ヘリオックスやトライミックス)を行うより仕方がなくなった。
もちろん、オープンサーキットで潜ってもいいんだが、空気潜水と比較したら、ガス代がバカにならんだろう。
概ね、送気式のオンデマンド方式と同じだけ掛かるわけだ。
CCRなら、ちょこっと消費するだけなので、ガス代に悩むことはなかろう。
こりゃ花形だな。
作業は概ね着底して行うだろうから、CCR特有の中性浮力のコントロールで悩むこともない。
「たとえば定置網漁業では40mを超える潜水が毎度のことである。その度に混合ガスを作ることなど、漁業組合では難しい。規則は無視する他ない。無視するだろう。」
そんなこといわずに、ここは是非ともコンプライアンスを発揮して、トライミックスとか吸っていただきたい。
潜行索を使用するとか、通話システムを導入するとか、安全管理には十分な配慮をして、ベイルアウトガスも計画された分量をしっかり持ち込んで、快適なダイビングを楽しんでもらいたいな(そうじゃないだろう!?)。
60mまでなら、ノーモキシックトライミックスが使えるので、操作もシンプルだ。
器材のメンテナンスは、リース契約か何かで専門業者が行い、現場では、潜るだけでいいような感じにすれば、オペレーションにも負担はかからない。
コストの問題だって、業務用ということになれば、回収の手段はあるわけだから、さほど気にしなくてもいいだろう(実際、リブリーザー以外のコストの方が遥かに大きい)。
潜水事故が減るか増えるかは、導入の体制とフォローアップ次第だな。
高圧則の改正で、もっとも影響を受けるのが、40mから60m位の潜水業務だろう。
空気で潜ってたのがダメになって、ヘリウム混ぜなければならなくなった。
もちろん、全体から見てどれ程の需要があるかはわからないが、今まで殆ど省みられることがなかったCCRが、いきなり前面に出てきそうな感じだ。
全面マスクとか、ほとんどサンクタムな世界だな。
死腔の増大にも対応しなければならないけどな。
浮沈子的には、ヘリウムあんま使わないで欲しいんだがな。
CCRなら、ちびっとだから、まあいいか。
もちろん、そのうち、水中ロボットとか、活用するようになって、どーしても人間が行かなければならないところだけ行くようになるんだろう。
60mまでのCCR運用というのは、そう考えると美味しいところだ。
ガス昏睡になりにくいという明らかなメリットも出せるし、何より、合法的に40mオーバー潜れる。
減圧についても、メリットは大きい。
最適な酸素分圧を常に保ったまま、浮上することができるわけで、最終減圧だけ純酸素でやってもいいしな。
ダイバーにとっての負担も軽い。
機器の信頼性とか、操作が複雑とかいうのは、何と比較してという話だ。
どの道、合法的にはトライミックスでなければ潜れないわけだし、ガス交換とかを水中で頻繁に行う方がリスキーだともいえる。
もう、最初から最後までノーモキシックトライミックスをディリュエントにして、基本的にガス交換なしで浮上しても、減圧時間が極端に伸びることはなかろう(滞底時間によります)。
そっちの方が余程安全だ。
CCRのデータを、ケーブルか超音波で支援船まで飛ばせるといいんだがな。
ダイバーは、作業をしなければならないので、モニターを1分ないし2分に1回見るなんて、実際問題やってらんないだろう。
日本全国の港湾や漁協で、CCRが大活躍するためには、このデータ転送がカギになりそうだ。
大した通信量じゃないんで、潜行索に有線の受信機を付けた超音波無線通信というのが現実的な解かもしれない。
CCRメーカーが、改造に応じるか、CCRそのものを国産で造るとか(ソニーとかやんないかな?)。
そんでもって、是非とも軽量化して、故障しないヤツを作ってもらいたい。
しかし、実際問題、厚労省はちゃんと調整したのかな。
農水省とか、経産省とか、OK出したんだろうか?。
それとも、浮沈子が知らない所で、極秘に国産CCRが開発されてるのかも知れない。
操作が簡単で、堅牢なれども重量は軽く、メンテナンスフリー(夢のようなお言葉!)。
商標は考えてある。
ソニー・ダイブマン(ダサッ!)。
まあ、どうでもいいんですが。
やはり、実需があるという前提だと、ヨタブログを書いていても、リアリティーがあるな(ねえよ!)。
(漁業協同組合:農協との比較)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BC%81%E6%A5%AD%E5%8D%94%E5%90%8C%E7%B5%84%E5%90%88#.E8.BE.B2.E5.8D.94.E3.81.A8.E3.81.AE.E6.AF.94.E8.BC.83
「漁協合併促進法では、2008年3月末までに数を250に収めることを政策目標としたが、全く届かなかった。」
「2012年3月時点で漁協の数は1000になった。」
政策目標を達成したとして、少なくとも500台は売れるということになる(スッゲー!)。
2倍なのは、バディで潜るから。
港湾工事なら、10台単位で売れるだろう。
大深度潜水でも、時間が短ければ対応可能だ。
減圧には、既存の設備が使えるので、かなり合理的な運用も可能になる。
こっちの方が、実需はありそうだな。
高圧則改訂の議事録を読むと、工事業者が使いたがってるのが判る。
コストが安いから。
そう、CCRって、その性能に比べれば、激安な潜水器材なのだ。
さて、明日から(今日から?)は、問題集にアタックしなければならないので、ヨタ記事書いてないで、もう寝よう・・・。
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