東京モーターショー2015「日野ダカールラリーレーシングトラック」2015年11月08日 19:31

東京モーターショー2015「日野ダカールラリー日野ダカールラリーレーシングトラック」
東京モーターショー2015「日野ダカールラリー日野ダカールラリーレーシングトラック」


昨年のダカールラリーを走った実車である。

貨物室みたいになってる後部は、タイヤとか、予備のベルトくらいしかない、がらんどうの空間で、パネルだと思っていたところは、キャンバスが張られているだけ。

ははあ、こんなんなってるんだと、感心する。

軽量化っちゅうのは、こういう感じでやらにゃあならんな。

83タルガの屋根も、ゆくゆくは、キャンバス張りにすっか・・・。

まあ、どうでもいいんですが。

(ダカールラリー:レーシングトラック)
http://www.hino.co.jp/dakar/team_sugawara/racing_trucks.html

「リトルモンスターと称される、HINOダカールラリーマシン。
世界に誇る耐久性を持つ日野レンジャーをベースにした、HINOダカールラリー用マシンは、中型車でありながら排気量が倍以上もある、大型のモンスターカミオンと熾烈な戦いを繰り広げるその勇姿から、リトルモンスターの異名でライバルたちに恐れられている。HINO車の持つポテンシャルを最大限に引き出し、レースへと挑む。」

「車両型式 日野レンジャー GT
・車両総重量 7,600kg
・全長 6,290mm(1号車) 6,370mm(2号車)
・全幅 2,500mm
・全高 3,150mm
・ホイールベース 3,890mm(1号車) 3,970mm(2号車)
・リアボデー メインフレームマウントパイプフレームターポリンボディ
●エンジン
・エンジン型式 A09C-TI (ターボインタークーラー付)
・エンジン形式 ディーゼル4サイクル直列6気筒
・総排気量 8.866L
・最高出力/回転数 630PS [463.4kW]/2,200rpm
・最大トルク/回転数 230kgf・m [2255.5N・m]/1,200rpm
・燃料噴射装置 電子制御 (コモンレール式)燃料噴射装置
・燃料タンク容量 700L
●駆動系
・駆動方式 デフロック前後付パートタイム4WD デフロック前後付フルタイム4WD
・クラッチ φ430mmシングルプレート
・トランスミッション 6速ダイレクトドライブ前進6速後退1速 パワーシフト付
・トランスファー Hi-Loレンジ切替付
・アクスル ハブリダクションアクスル
●サスペンション
・スプリング 前後テーパーリーフスプリング
・ショックアブソーバー コイルオーバーショックアブソーバー ※1輪あたり2本中1本
・ブレーキ ベンチレーテッドディスクブレーキ 対向4ポットキャリパー
・タイヤ ミシュランXZL 14.00R20
・ホイール 鍛造アルミホイール
・空気圧調整システム 4輪独立制御式
・ステアリング ボール・ナット式 (インテグラル式パワーステアリング)」

そう、スプリングは、リーフ式(2枚)なのだ。

さすがトラック・・・。

最高速は150kmとある。

まあ、大したことはないか。

過酷なラリーを走破することによって、耐久性や乗り心地をアピール、市販に繋げたいというのは分かるんですがね。

浮沈子的には、前の記事にも書いたが、是非とも燃料電池トラックをやってもらいたいんだがな。

東京モーターショー2015「TNT次世代ステアリング用メカニカルクラッチユニット」2015年11月08日 19:46

東京モーターショー2015「TNT次世代ステアリング用メカニカルクラッチユニット」
東京モーターショー2015「TNT次世代ステアリング用メカニカルクラッチユニット」


前回の東京モーターショーでも展示されていた、ニッサンスカイラインQ50用に採用されていた電動ステアリングの部品である。

今回は、その乗り味の違いを、シミュレーターで体感させる展示があった。

15分も並んで待っていたが、後で見たらガラガラだったな。

ちょろい展示だし、だいたい、TNTがかかわっているのは、メカニカルクラッチの部分だけのはずなので、少しピントがずれてるんじゃなかろうか?。

まあいい。

電気が通じていて、正常作動しているときにはクラッチは「切れて」いて、ハンドルと車輪は物理的に離れているわけで、コンピューターが車輪を制御する。

路面からの情報も、センサーが感知してアクチュエイターを使って人工的な反力を作り出してドライバーに伝えている。

異常時や、電気が来なくなると、クラッチが「繋がって」機械的にハンドルが操作できるという仕掛けだ。

轍や、ハンドルを取られやすい低ミュー路などには、有効だろう。

もちろん、自動運転には欠かせない技術だが、グーグルカーのように、ハンドルが全くないクルマには無用の部品になる。

ビミョーだな。

過渡的技術だ。

高級車には取り入れられて、運転支援技術として生かされるかもしれないが、それほどの需要があるんだろうか?。

技術的には、面白いと思うがな。

東京モーターショー2015「マクラーレン・MP4-30」2015年11月08日 20:13

東京モーターショー2015「マクラーレン・MP4-30」
東京モーターショー2015「マクラーレン・MP4-30」


当然、ホンダのブースに置かれていた、紛れもないF1マシンである。

(マクラーレン・MP4-30)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%BBMP4-30

「スペック:
シャーシ:
・シャーシ名:MP4-30
・シャーシ構造:カーボンファイバー/ハニカムコンポジット構造
・ブレーキキャリパー:曙ブレーキ工業(AKEBONO)
・ブレーキディスク・パッド:AKEBONO ベンチレーテッド式カーボンファイバーディスクブレーキ
・サスペンション:前後独立懸架 前輪プッシュロッド式/後輪プルロッド式トーションスプリング
・無線:ケンウッド
・ホイール:エンケイ
・バッテリー:リチウムイオンバッテリー 20-25kg
・重量:702kg(ドライバー含む・燃料は含まず)
・タイヤ:ピレリ P-Zero」

後期カラーリングだが、よく見るとフィンの形状が違っているな。

実践投入されたマシンではないのかもしれない。

しかし、風を切り取り、強烈なダウンフォースを生み出すオドロオドロシイばかりのフィン形状を見ると、現代のF1マシンのポテンシャルが、既に想像の域を超えているということが、ヒシヒシと感じられる。

ハッキリ言って、恐いくらいだ。

こんな、空力のバケモノのようなマシンに乗って、300km以上の最高速でサーキットをぶっ飛ばすのは、命がけに違いない。

エンジンについては、別稿で掲載する。

東京モーターショー2015「ホンダF1: RA615Hエンジン」2015年11月08日 20:51

東京モーターショー2015「ホンダF1: RA615Hエンジン」
東京モーターショー2015「ホンダF1: RA615Hエンジン」


(マクラーレン・MP4-30:エンジン)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%BBMP4-30#.E3.82.A8.E3.83.B3.E3.82.B8.E3.83.B3

「エンジン:
・エンジン名:本田技研工業(ホンダF1) RA615H
・気筒数・角度:V型6気筒・90度
・排気量:1,600cc
・最高回転数:15,000rpm(レギュレーションで規定)
・ターボ:シングル
・バルブ数:24
・バルブ駆動:圧搾空気式
・燃料:エクソンモービル High Performance Unleaded
・潤滑油:モービル1 エンジンオイル
・重量:145kg」

「ERS システム:
・バッテリー出力:4MJ(1周あたり)
・MGU-K 出力:120KW
・MGU-K 最高回転数:50,000 rpm
・MGU-H 最高回転数:125,000 rpm」

このスペックを見ても、最早、何もわからない。

レギュレーションでギチギチに縛られ、何の工夫もできないエンジンだ。

(革新技術への挑戦「F1パワーユニットを知る」)
http://www.honda.co.jp/F1/spcontents2014/powerunit/

もう、ハイブリッドやダウンサイジングターボは当たり前、排熱を再利用するという、ルマンカーでもようやく取り入れられてきつるある仕掛けなんて、F1では、必須のパワーユニットになってるんだな。

バルブ駆動の圧搾空気というのも初めて聞いた。

(Honda 〉モータースポーツ 〉F1 〉中本修平レポート)
http://www.honda.co.jp/F1/spcontents2005/snrd/vol53/

「バルブ駆動はニューマチック:
市販車のようにコイルスプリングではなく、圧搾空気でバルブを駆動する方式。この技術の導入で、高回転化が加速された。」

もう、浮沈子が夢中になっていたF1の時代は、とっくに終わってたんだな。

フェラーリの甲高い12気筒の音も、ホンダの10気筒の音もしない。

加給され、回収されたモーターの補助動力を得て加速する、ただの6気筒エンジンがぶんまわっているだけだ。

そうして、カラスの羽のような無数のフィンを付けた怪鳥のようなマシンが駆けぬける。

このエンジンの実物は、本当にコンパクトだった。

これで600馬力以上の出力を絞り出しているとは思えない。

軽自動車ほどもない車重のF1マシンを、それこそ弾丸のように走らせるわけだ。

内燃機関の時代が、いつまで続くか分からないが、燃焼効率と回生エネルギーを使って、とことん走らせようという流れは変わらない。

自然吸気大排気量多気筒エンジンじゃなきゃイヤだなんて、寝言を言ってる時代じゃないんだ・・・。

東京モーターショー2015「ホンダネオウイング」2015年11月08日 21:07

東京モーターショー2015「ホンダネオウイング」
東京モーターショー2015「ホンダネオウイング」


まるで「ゴールドウイング」の未来版!? ホンダのハイブリッド三輪コンセプト「NEOWING(ネオウイング)」
http://jp.autoblog.com/2015/10/05/honda-neowing-trike-tokyo-motor-show/

名前もよく見なかったし、ハイブリッドエンジンが積まれていることも知らなかった。

どーせ、コンセプトだけで、市販されないと高をくくっていたから、もっとよく見ておけばよかったと後悔している。