コンゴ北東部のエボラは1000人の大台に乗るか2019年01月24日 05:20

コンゴ北東部のエボラは1000人の大台に乗るか
コンゴ北東部のエボラは1000人の大台に乗るか


この命題自体が不謹慎の極みだということは承知している。

正しい答えは、そうならないように全力を尽くすということだろう。

初発で、最も多い感染者を出しているベニは、当局の努力の甲斐あって、感染者の増加はほぼ止まっている。

新たな感染ルートが外部からもたらされて作られない限り、このまま、この地域は終息するかもしれない。

それに比べて、カトワは悲惨だな。

一向に収まる気配がない。

ベニを追い越してトップの座を射止めるのも時間の問題だ。

もちろん、そうならないように全力を尽くす。

一人孤高を保っているゴマは不気味だ。

確定感染者ゼロ。

いつまで持つか。

ああ、また不謹慎発言だな。

ここで感染爆発が起こると、取り返しがつかない。

ブテンボ(ビュトンボ?)でも同じだ。

ギリギリ、何とか踏みとどまっている感じだな。

それでも、既に50人を超える感染者が出ている。

地域社会の当局への根強い不信、地域の埋葬習慣をかたくなに守ろうとする習俗。

カトワの流行拡大は、その背景の上に立っている。

不謹慎でも不埒でも何でもいいが、浮沈子は感染者が1000人を超えるのは時間の問題だと見ている。

つーことは、現在400人台の死者が、600人を超えるということだ(致死率は、6割強)。

やれやれ・・・。

今回の感染では、女性と子供の率が高い。

今回だけなのか、以前もそうだったのかは知らない。

埋葬に参加した人々が、ウイルスをお持ち帰りになり、持ち帰った先で家族内感染している構図が見えてくる。

そこにメスを入れない限り、この流行は収まらない。

(SITUATION ÉPIDÉMIOLOGIQUE DANS LES PROVINCES DU NORD-KIVU ET DE L'ITURI
Mercredi 23 janvier 2019)
https://us13.campaign-archive.com/?u=89e5755d2cca4840b1af93176&id=b5f62169e3

感染者は、既に700人を超えている。

100人を超えたのが8月
200人が10月
300人が11月
400人が11月
500人が12月
600人が12月
700人が1月。

半年に及ぶ感染の連鎖。

主要感染地域はベニからカトワに移った。

人間の間だけでエボラは広がっている(たぶん)。

そして、人間だけがこの病気を終息させられる。

分かっちゃいるけど、止まらない・・・。

全面禁煙の問題点(店?)2019年01月24日 10:43

全面禁煙の問題点(店?)


浮沈子が、20年近く前にタバコを止めたことは、何度か書いている。

それ以来、貰いタバコもしなければ、シケモクを吸ったこともない。

タバコへの依存は恐ろしく、長い時間が経った今でも、このブログを書いている瞬間も、ぷくぁーっと吹かしたくてたまらない。

ニコチンに対する依存は、一生消えないだろう・・・。

ほぼ毎日通っているレストランが、近々全面禁煙になるという。

浮沈子がこの店に通う理由は、リーズナブルな価格が魅力のランチがあるからだが、もう一つ、喫煙席が窓側にあるということも積極的な理由だ。

喫煙席は、ふつー、日当たりの悪そうな店の隅に追いやられ、明るい外の景色を見ることも出来なければ、ワイマックスプラスの電波を受信することも出来ない。

この店は、明るい窓側が喫煙席となっていて、浮沈子は、そこに陣取る。

ついでに、深呼吸すれば、無料で副流煙を吸うことが可能だ。

身体には悪いけど・・・。

(vol.119 受動喫煙の怖さを知っておこう)
https://www.healthcare.omron.co.jp/resource/column/life/119.html

「副流煙には、主流煙よりもずっと多くの有害物質が含まれているから」

「タバコの3大有害物質を比較すると、主流煙を1とした場合、副流煙にはニコチンが2.8倍、タールが3.4倍、一酸化炭素が4.7倍も多くみられます」

健康を気遣う近所のママさんたちは、子連れで奥の禁煙席に陣取り、他愛のない会話に花を咲かせている。

その間、連れてきたガキンチョ(失礼!、お子様方)は、放置され、店内はさながら保育園の様相を呈する。

泣いたり、騒いだり、走り回ったり・・・。

喫煙席は、大人の世界だ。

スマホを弄りながら、或いは、読書を楽しみながら、黙々と食事する。

ついでに、モクモクと煙を吐くけどな(最近は、加熱タバコが流行っているようだ)。

まあ、どうでもいいんですが。

にぎやかな禁煙席とはうって変わって、静かな時間が流れている。

全面禁煙になったら、当然のことながら、この麗しい時間はぶち壊しだ。

席は、明るい窓際から埋まっていき、電波の届かない店の奥に案内されることもあるかも知れない。

長居をする浮沈子なんかは、真っ先に追いやられることだろうな。

つーか、あれだな、店に行く回数が減るかもな。

無料で吸えるニコチンを求めて、喫煙席があるレストランに鞍替えするかもしれない。

禁煙環境の拡大は、世の流れだ。

従業員の健康を守るという金科玉条もある。

若い人は、タバコなんか吸わないしな。

酒飲まなかったり、クルマ運転しなかったりする。

何が楽しくて生きてるんだか(スマホかあ?)。

パソコンの前にしがみついて、与太ブログ書いてるおまいに言われたくない・・・。

まあいい。

ともあれ、麗しい時間を味わえるのも、あと少しの期間となった。

全面保育園と化す前に、くつろぎのひと時を過ごしに、そろそろ行ってくるかな・・・。

寒中ダイビング2019年01月24日 12:28

寒中ダイビング


昨日は、ロタ行きの準備ということで、稲取のプールで寒中ダイビング。

このクソ寒い中、ラッシュガードとポケットパンツでプール練習。

コンフィギュレーションは、サイドマウント1本差し。

SMS50と、フライトのファーストセカンド、マイクロンオクトパス(ロングホース)。

ソックスとフルフットのゴムフィンで行きたいんだが、足が重くて落ちてしまう。

SMS50のヘッドに1キロ玉を入れてみても、大して変わりはない。

カウンターウエイトは、まあ、タンクが違うからなんとも言えないが、稲取のは1kgでも重いくらいか。

やっぱ、現地で合わせなければならない。

予定では14本潜るわけだから、3本目くらいには快適になるだろうな。

ウエイトベストは置いていこうかと思ったけど、重量は軽いし、持って行った方が無難だな(検討中)。

フィンは、フルフットに拘りたい。

久々の南の島、久々の海外ボートダイブだしな。

プールではマレスのフィンも試したが、逆に足が浮いて困った(特に、タンクのケツが浮いてくる後半)。

ラッシュガードとポケパンで1本差しというのは、あまりやった記憶がない。

グアムで、数回試しただけだが、ロングホースとかではなかった。

マイクロンオクトをメインにして、フライト純正のセカンドをネックレギにする(ネックバンド付き)。

それで吹くことはなかったし、マイクロンの吸い心地も快適だ。

レギは問題なし。

ウエイトは、海と現地のタンクで再調整だ。

しかし、まあ、破綻することはない。

破綻したのは、プールから上がって温水シャワーを浴びるまでの間だな。

水中ではそれほど感じなかったんだが、風が強くてラッシュガードを着たまま移動するわずかの間が地獄だ・・・。

一瞬にして体温を奪われ、歯の根が合わなくなる。

帰りに日帰り温泉によってくれて助かったな。

もう一人のお客さんは、ドライスーツの講習を受けていたな。

浮沈子は、殆ど水の中に居たので、よく分からなかったが、後半はフロッグキックの練習をしていた。

藤上インストラクターの柔らかい足首の動きを真似した練習をしていたんだが、個人差があるので、ああいうふうに綺麗にはいかない。

水を蹴ろうとすると、フィンのしなりを利用できないので、水を足の裏で押すようにとアドバイスした(余計なお世話・・・)。

日帰り温泉の後は、回転ずしで2000円弱食った(アサリみそ汁と、デザートのガトーショコラ込み)。

今日は、朝方、早起きして、手配してもらったローカル飛行機の書類を印刷したり、成田までの京成スカイライナーのチケットをゲットしたりして、海外旅行の準備に余念がない。

後は両替だけなんだが、それは明日でもいいだろう。

久々のドル両替。

レートは110円弱(手数料別)。

まあ、こんなもんか。

寒中ダイビングの成果がでるといいな・・・。

寒中ダイビングとスターシップは同じだ2019年01月24日 21:48

寒中ダイビングとスターシップは同じだ


強風の中で倒れてしまい、数週間の遅延を余儀なくされたスターシップ(のテスト機)。

(SPACEX’S STARSHIP TOPPLED, SEVERELY DAMAGED DURING OVERNIGHT STORM)
https://www.spaceflightinsider.com/organizations/space-exploration-technologies/spacexs-starship-toppled-severely-damaged-during-overnight-storm/

「ノーズコーンは強風の中で倒れ、そして重大なダメージを受けました。燃料タンク、エンジン、および着陸脚を収容するホッパーの下部は損傷していないようです。」(自動翻訳のまま:以下同じ)

「フェアリングが吹き飛ばされました。修理に数週間かかります。」

ア フュー ウイークスが、どのくらいの期間なのかは、文脈に依るんだそうだ。

(英語で、a few weeksという表現は、どの位が)
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1179231106

「a few weeksと言っていても、文脈次第では2~3を指すこともありますし、5~6くらいを指すこともあります。」

えーとですね、イーロンマスクのツイッター上の発言であるという文脈では、100とか200になることもあるわけだな(そんなあ!)。

まあいい。

そんなことより、関連記事を探していたら、こんなのにぶち当たった。

(Elon Musk: Why I'm Building the Starship out of Stainless Steel)
https://www.popularmechanics.com/space/rockets/a25953663/elon-musk-spacex-bfr-stainless-steel/

「私がしたいのは史上初の蓄熱式遮熱シールドです。二重壁のステンレスシェル - 基本的に2層のステンレススチールサンドイッチのようなものです。あなたは、本質的に、ストリンガーで結合されている2つの層を必要とするだけです。サンドイッチ層の間に燃料か水のどちらかを流し込むと、外側にマイクロパーフォレーション(非常に小さなパーフォレーション)があり、基本的に水をブリードするか、外側のマイクロパーフォレーションを通して燃料をブリードすることができます。」

「ロケットの風上側を冷却するために蒸散冷却を使います。」

「私の知る限りでは、これはこれまで提案されたことがない。」

まあ、打ち上げロケットを再使用して、しかも、24時間以内に打ち上げようなどということを考えた人はいなかっただろうからな。

蒸散冷却というのは、具体的にはよく分らないが、スターシップの場合は、二重隔壁の間に液体を入れ、外側の隔壁に空いた小さな穴を通して蒸発させ、状態変化によって奪われる熱により冷却する仕組みらしい。

冷却材には、水またはメタン(いずれも液体)を想定しているようだ。

(Transpiration Cooling)
https://www.reddit.com/r/SpaceXLounge/comments/air6oo/transpiration_cooling/

(TRANSPIRATION COOLING)
http://www.thermopedia.com/content/1203/

ややっこしいことは分からないが、皮膚にアルコールを塗って、ふーッと吹く(塗る前に飲んじゃダメです!)と、冷たく感じるアレだな。

そういえば、浮沈子も昨日似たような体験をした。

寒風吹きすさぶ中、温水プールから上がって、シャワー室に駆け込むまでの寒かったこと!。

寒中ダイビングと、スターシップの冷却の仕組みは同じだ。

まあ、どうでもいいんですが。

多孔質の外壁で強度が保てるのかとか、能動的冷却に頼る再突入システムってどーよ?とか、突っ込みどころは満載なんだが、そこは技術的な問題だからな。

なんとか、解決できるかもしれない。

さもなければ、溶けてバラバラになった機体が、大気圏で燃え尽きるだけだ。

記事を読んだ限りでは、ウインドワードサイド(風上側)だけにしか、この仕組みを導入しないようにも読める(そうかあ?)。

何らかの原因で、裏返しで再突入すれば悲劇だ。

外板のパンチングメタル(?)に異常をきたせば、そうでなくてもヤバい話になる。

冷却材漏れ、その他諸々・・・。

トラブルの種は尽きない。

しかも、有人の場合、そこには人間が載っているのだ。

ドッカーン、アハハではすまない(ワケワカ・・・)。

そういう、ハイリスクなプロセスに使う技術かどうか。

よーく考えて決める必要がある。

従来のアブレーションによる冷却では、何故ダメなのか。

もちろん、再使用ということが大きい。

アブレーションだって、消耗品を交換して本体の再使用を行うことはできる。

冷却の物理的な原理は共通だしな。

状態変化に伴う気化潜熱の利用だ。

工学的アプローチで、実際の性能や安全性をどこまで追求できるかはこれからの課題だ。

思い出すのは、コロンビアの事故だけどな。

耐熱タイルの破損が原因で、宇宙から帰還途中の7人は燃え尽きた。

その事故は、結局、再使用型宇宙往還機として設計されたスペースシャトルを退役させ、米国に有人宇宙船の空白期間を余儀なくさせた。

再使用宇宙船、再突入、断熱の失敗は、米国の宇宙開発のトラウマとなっている。

ファルコン9は、再使用だが、第1段目のブースター部分だけだ。

ここは、まあ、宇宙船とは言えないからな。

地球低軌道を回ってこられるのが、まあ、宇宙船だ。

時速数万kmという再突入で生じる数千度の高温に耐え、無事に地上に着陸してなんぼだ。

ファルコンシリーズでの2段目の回収を諦め、スターシップに賭けているわけで、同社の命運を握るキーテクノロジーということになる。

まあ、メタンエンジン(ラプター)もそうだけどな。

この2つのどちらがこけても、スターシップは成功できない。

蒸散冷却システムは、今回、初めて明らかにされた(たぶん)。

そのタイミングで、ドンガラのホッパーが強風で(!)コケたというのも、何か象徴的な気がする(いくらなんでも、野ざらしで作るなよ・・・)。

従来の宇宙開発の常識を、ことごとく覆すイーロンマスク。

ステンレスの外板から、液体メタン(または水)をしみ出させて冷却する。

想定されている301SSについても調べた。

(What is the Difference Between 301 & 304 Stainless Steel?)
https://www.marlinwire.com/blog/what-is-the-difference-between-301-and-304-stainless-steel-with-regard-to-corrosion-properties

「301ステンレス鋼片を溶接またはレーザー切断すると、同じように処理された304合金片よりも熱影響部に腐食の兆候が見られる可能性が高くなります。これは、熱影響を受けた地域のクロムを減少させる炭化クロムの沈殿によるものです。」

なんか、304の方が良くね?。

「より高い炭素含有量(304の0.08重量%と比較して0.15%)を有するグレード301ステンレス鋼は、機械的力によりよく耐えることができる。」

「カスタムコンテナの材料が高温、海水、またはその他の高腐食条件にさらされず、より高い引張強度が必要な用途には、おそらくグレード301 SSが適しています。」

なるほど、ステンレススチールのグレードも、文脈(用途)によって決まるわけだな。

夏休みの工作で出来上がる予定の、軌道飛行能力を有するテスト機は、この辺りの実験もするに違いない(たぶん)。

もちろん、失敗すれば、外壁は溶解し、バラバラになって降り注ぐことになる。

上手くいけば、宇宙の歴史に新たな1ページが加わる。

そして、毎回うまくいくとは限らない・・・。

そういうロケットに、命預けることになるのか、高くてもいいから、安心なのがいいのか(時々、打ち上げに失敗しても、ソユーズ宇宙船は、とりあえず降りてくるからな)。

スターシップで火星旅行が実現するのは、浮沈子が見るところ、せいぜい2030年代後半、下手すれば2040年代だ。

それでも、NASAと同じくらいか、数年先行しているだろう(たぶん)。

政権が変われば、どうなるか分からないしな。

民間の事業だって、ポールアレンが死んだあと、ストラトローンチシステムズは事業を縮小しているという。

(巨大飛行機の「ストラトローンチ」、ロケットの開発計画を中止)
https://news.mynavi.jp/article/20190124-761344/

「新型ロケットの開発中止は、これらの事業に集中するための業務の合理化だとされている。ただ、2018年10月に、同社の創業者にして、資金提供を続けていたアレン氏が亡くなったことが影響を与えたことは間違いないだろう。」

縁起でもないが、イーロンマスクに何かがあれば、火星移民計画がどうかるかは、想像するに難くない。

もっとも、人類の福祉の向上のためには、その方がいいかも知れないしな。

テスラの株が上がることは、間違いのないところだ(そうなのかあ?)。

ぶっ飛んだCEOと、意外に保守的なスペースX。

この絶妙な取り合わせで日の目を見たファルコンシリーズ。

二匹目のドジョウがいるかどうかは、何とも言えないけどな・・・。

トンネルを抜けると火星だった2019年01月24日 22:50

トンネルを抜けると火星だった


「神の数式」という某国営放送のシリーズ(といっても、たった2回ですが)があって、浮沈子は録画して何度も見た。

第1回は、標準理論を打ち立てるまでの紆余曲折が描かれ、その中で、ヒッグス粒子の発見に関わったアトラス実験装置の責任者として、ファビオラジャノッティが出てきてしゃべっていた。

今や、セルンの所長だ。

で、先日、次期巨大加速器であるFCC構想がぶち上げられたばかりのタイミングで、こんな記事が出てきた。

(イーロン・マスク、次に掘るのは新しい素粒子加速器のトンネル?)
https://www.businessinsider.jp/post-183679?utm_source=antenna

「イーロン・マスクはツイッターで、CERN所長のファビオラ・ジャノッティから、新しい素粒子加速器のトンネルを掘ることについて尋ねられたと語った。」

たしかに、イーロンマスクはトンネル会社を使って、世界中の都市交通を塗り替えようとしている。

もちろん、電気自動車の売り込みのためのツールだ。

世の中に電気自動車が増えれば、多くの渋滞はトンネルで解消され、世界は幸せになる(わけないじゃん!?)。

増えた分くらいは吸収できるかもしれないが、世界最大の石油産出国である米国が、そう簡単に内燃機関を諦めるもんか。

まあ、どうでもいいんですが。

トンネルといえば、もちろん、円周状の加速器は、地下のトンネルの中に設置される。

放射線の遮蔽上も好ましいからな。

そこで、穴掘ってナンボのボーリングカンパニーとの接点が生まれたわけだ。

それだけなら、あまり驚くべきことではないかもしれない。

わずか100kmのトンネルなど、ワケはないからな。

先日の浮沈子の妄想では、地殻が安定した火星上に加速器を設置して実験するという話も出たからな。

(巨大科学の終焉)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2019/01/22/9027683

「もう、次の加速器は、この惑星上に作るわけにはいかないだろう。
地球表面の単独の大陸プレート上に作るわけにはいかないからな。
複数のプレートにまたがって建設するわけにはいかない。
つーことは、火星のように、地殻がプレート運動していない惑星上に作るしかないのだ(!)。」

「湯水のように金を使って、火星の上に全周1万キロの加速器を作る・・・。
半径が3390kmだから、まあ、ギリギリ作ることは可能だ。
衝突エネルギーは、100PeVくらいか。
その頃になれば、火星の移民とかも実現しているかもしれない。
総動員だな。」

セルンとイーロンマスクのコラボレーションに火が付けば、行きつく先は火星の巨大加速器ということになりかねない。

全周1万kmの巨大加速器。

おそらく、太陽系で作ることが出来る、惑星上の最大の加速器ということになる。

これ以上は、宇宙空間に展開するしかない。

まあ、この話も危ない話だがな。

イーロンマスクには、聞かせたくない話だ。

地球低軌道上に、1万2千機の衛星をぶち上げて、インターネット惑星を作る構想があるくらいだからな。

地球周回軌道に衛星を上げて、軌道制御を精密に行いながら、衛星型加速器を駆動する。

おっと、太陽電池とか出てくるから、マジヤバだな。

一見エネルギーをどぶに捨てるだけの加速器のように見えるが、宇宙の中の20パーセント以上を占めるといわれる暗黒物質の物理が解明されれば、これを使って無尽蔵のエネルギーを得ることが出来るかもしれないし、化学ロケットなんて子供のおもちゃにしか見えなくなる、時空を超えたワープ航法だって開発されるかもしれない。

宇宙の7割を占める暗黒エネルギーが解明されれば、人類は飛躍的な進歩を遂げる可能性がある。

なにしろ、水爆だって、たった5パーセントくらいしかない既知の物質の、さらにたった0.7パーセントをエネルギーにすることが出来るだけだ。

(第7回  まとめ・種々のエネルギー発生効率について)
http://kenbunden.net/totsuka/02/07.html

「核反応のもう一つの例として太陽のエネルギー発生効率を考えましょう。前回の記事で既に与えられています、その値は、0.0069。」

人類が核融合エネルギーを利用するといったって、せいぜいこのくらいのレベルの話だ。

太陽エネルギーの利用は、その核融合エネルギーのカス(太陽電池で変換できる波長の電磁波だけ)をかき集めてきて使おうというレベルの話だからな。

話にならないほどショボイ。

反物質を大量に製造する技術とか、未知の物理現象を利用することが出来れば、人類は、恒星間飛行どころか、銀河を渡り歩く存在になるかもしれない。

危ない危ない・・・。

何とかに刃物だからな。

ファビオラジャノッティとイーロンマスク。

今のところ、トンネル繋がりだけだが、この先どうなるか分からないぞお・・・。