今回の流行がPHEIC宣言に至らないのは中国の意向が強く働いているからだという記事2020年01月29日 14:10

今回の流行がPHEIC宣言に至らないのは中国の意向が強く働いているからだという記事
今回の流行がPHEIC宣言に至らないのは中国の意向が強く働いているからだという記事


(習氏、緊急事態宣言回避に期待 WHO事務局長と会談)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54963210Y0A120C2910M00/

「WHOと国際社会の客観的で公正、冷静、理性的な評価を信じる」

「WHOは科学と事実に基づいて判断し、過剰反応や事実と異なる言動に反対する」

「中国人民は新型肺炎と厳しい闘争をしている。人民の生命と安全、健康を守るのが最優先だ」

「感染症は悪魔であり、われわれは悪魔が隠れるのを許さない」

「中国政府は透明で責任ある態度で、感染の状況に関する情報を適時、国内外に発表する」

「中国共産党の強力な指導の下で、中国の特色ある社会主義の優位を十分に発揮し、感染症との阻止戦に勝利する完全な自信がある」

「WHOと国際社会は中国政府が取った果断な措置を称賛している」

「感染症と闘う中国政府と人民の断固たる決意と意志を信じてほしい」

発言を並べてみると、なるほど、これじゃあなかなかPHEIC宣言は出せないだろうと思った。

当事国がご迷惑はおかけしませんからと言って、前代未聞の封鎖措置を取っているのに、傷口に塩を擦り込むような真似は出来ない。

が、しかし、PHEICは「科学と事実に基づいて判断」されるべきだからな。

団体旅行やパック旅行だけではなく、ビジネスの往来もぶった切って、国境閉鎖くらいしてもらわんとな。

安心はできない。

中国が、宣言を出さないで欲しいと願うのは自然だ。

世界中に害毒を垂れ流すトンデモ国家などというレッテルを貼られることは、耐え難いに違いない。

しかし、WHOは、一国家の願いを叶えるために存在しているわけではなかろう。

民間企業の活動や個人旅行で、人が行き来するのは自由だ。

国家を維持していくためには、完全に往来を止めることはできない。

(Novel Coronavirus(2019-nCoV)
Situation Report - 8)
https://www.who.int/docs/default-source/coronaviruse/situation-reports/20200128-sitrep-8-ncov-cleared.pdf?sfvrsn=8b671ce5_2

「WHO RISK ASSESSMENT:
China Very High
Regional Level High
Global Level High」(以前のミスプリ(?)は訂正!)

世界におけるこの事態のリスク評価は高い。

決して楽観できる状況じゃあないのだ。

出すときには、果敢に出す。

中国だけじゃなくて、WHOもまた、困難な戦いを強いられているのだ。

君んとこがちゃんとやってくれれば、悪いようにはしないからねとか、テキトーなことでは困るな(そうなのかあ?)。

まあいい。

魚心あれば水心・・・。

清濁併せ呑む度量がなければ、現実世界で物事を回していくことはできない。

その陰で、6000人の感染者と130人を超える死者を出し、なお事態は進行中だ。

この疾病が、1万人規模で収まると考えている専門家は皆無だろう。

しかし、それが10万人なのか100万人なのかは分からない。

様々な予測はあるだろうが、確かなことは誰も知らないのだ。

中国の協力を取り付けるためにご機嫌を取るのもいいが、その他大勢の利益を守るためにもWHOには適切な行動が求められる。

それは、どんな時でも等しく同じだが、今は、まさにその時のような気がするんだがな・・・。

(中国、WHOに圧力か 緊急事態宣言の回避で 仏報道:追加)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55009360Z20C20A1EA1000/

「世界保健機関(WHO)が緊急事態宣言を出さないよう中国が圧力をかけていたと報じた。WHOは宣言を見送っている」(魚心・・・)

「代わりに国際的な専門チームが現地入りする合意を中国から得た」(水心・・・)

まあ、どうでもいいんですが・・・。

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