パンドラの箱を開けるロサンゼルス:全員対象、回数無制限、無料のPCR検査開始の衝撃!!2020年04月30日 20:25

パンドラの箱を開けるロサンゼルス:全員対象、回数無制限、無料のPCR検査開始の衝撃!!


「検査は29日夜から可能とし、実施する回数に上限もないとした。ドライブスルー方式の場所で検査を受けた市民は通常、24〜48時間内に結果を知ることが可能。」

あっさりと言ってくれるじゃないの・・・。

(LA、全住民に無料の感染検査を提供 米大都市で初)
https://www.cnn.co.jp/usa/35153197.html

「米ロサンゼルス市のエリック・ガルセッティ市長は29日、症状の兆候の有無にかかわらず全ての市民を対象に無料の新型コロナウイルス検査を実施する方針を発表した。」

「我々にはその能力がある。待つことはない、迷うこともない、他人への感染のリスクも与えるな」

「安全でいたかったら、受けて」

「報道発表文や同市の公式サイトではロサンゼルス郡の全住民も受けられるとした。」

どちらにしても、画期的な話だ。

(米 ロサンゼルス市 全住民に無償で検査へ 新型コロナ)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200430/k10012412111000.html

「今後は、症状がない人でも検査を受けられるようにする」

検査がPCRなのか抗体検査かは報じられていないが、ドライブスルーということならPCRもやる感じだな(PCRだけです:後述)。

パンドラの箱が開く時が来た。

浮沈子の悪夢である、子供たちの感染状況があからさまになる。

刑務所で判明した感染者の96パーセントにもなる無症候性キャリアの存在が、超レアの事例だったのかもハッキリするだろう。

全数検査であり、複数回制限なく行われる。

俄かには信じられない・・・。

早速、ロサンゼルス市のホームページにアクセスする。

(Garcetti市長が症状の有無にかかわらず、すべての居住者が無料のCOVID-19テストを利用できるようになったことを発表:水曜日、2020年4月29日、午後8時13分)
https://corona-virus.la/updates

念のため自動翻訳全文をコピペしておく。

「Garcetti市長は本日、ウイルスの症状が発生しているかどうかに関係なく、LAがアメリカで最初の大規模な無料のCOVID-19テストをすべての居住者に提供することを発表しました。テストはロサンゼルス郡のすべての居住者に開かれ、ロサンゼルス市内の8つの場所でテストが実施されます。」

「オンラインポータルテストの予定が行われ、今にかかわらず、彼らはCOVID-19の症状を示しているかどうかのテストをスケジュールするためにロサンゼルス郡の居住を可能にします。発熱、咳、息切れなどの症状がある人には、同じまたは翌日の検査が優先されます。検査は、医療専門家や、職務の一環として公衆とやり取りするその他の重要な第一線の労働者にも優先されます。」

「このテストプログラムは、ロサンゼルス消防署のスタッフが配置された1つの場所から始まり、市内の8つのサイトと地域全体の34のサイトに拡大しましたが、わずか1か月で劇的に成長しました。ロサンゼルス郡と非営利の緊急対応組織COREとのパートナーシップのおかげで、プログラムは3月20日以降、すでに約14万回のテストを完了しています。」

「テストの予定を設定する場合は、coronavirus.lacity.org / testingにアクセスしてください。」

予約ページがあったので、こわごわリンクをクリックする。

(COVID-19テストのスケジュール)
https://lacovidprod.service-now.com/rrs

「無料のCOVID-19テスト:
ロサンゼルス市は、ロサンゼルス郡およびCORE(Community Organized Relief Effort)と協力して、COVID-19症状が発生しているかどうかに関係なく、ロサンゼルス郡のすべての住民に無料のCOVID-19テストを提供しています。」

「発熱、咳、息切れなどの症状が見られる人には、当日または翌日の検査が優先されます。」

「作業中に公衆と対話する特定の重要な第一線の労働者についても、テストが優先されます。詳細については、「最前線の従業員のテスト」ボタンをクリックしてください。」

「テストは予約制です。」

間違いない。

CNNが報じている通り、検査は市内で行うけど、対象はロサンゼルス郡全域になっている。

FAQを開くと、検体採取は口内綿棒とある(PCRだな)。

「テストは侵襲的ですか?:
テストは、患者が自分で収集できる口内綿棒です。」

「口腔内綿棒テストは正確ですか?:
私たちが利用している研究室には、現在公開されており(ここに)公開されている臨床試験データがあり、私たちの感度は少なくとも鼻腔スワブと同等であることが示されています。この試験は、連邦食品医薬品化粧品法のセクション564に基づく緊急使用許可が発行されています。テストと検証は、UCLAの感染症医学の教授であるJeffrey Klausner博士によってレビューされ、承認されました。試験方法はまた、ロサンゼルス郡公衆衛生局によって承認されました。」

まいったな・・・。

楽天もびっくりの行政サービスだ(楽天は、キット販売を急遽中断しているようです:再開時期未定)。

どこかの国の検査責任者に、爪の垢でもくれてやりたいもんだ・・・。

口内綿棒採取の信頼性については、エビデンスが出ている(記事では上記の引用の部分から、リンクが張ってあります)。

(自己収集された口腔液と鼻腔スワブは、臨床医が収集した鼻咽頭スワブと同等の感度を示し、Covid-19検出を実現)
https://www.medrxiv.org/content/10.1101/2020.04.11.20062372v1

「この記事はプレプリントであり、ピアレビューされていません[これはどういう意味ですか?]。それはまだ評価されていない新しい医療研究を報告しているので、臨床診療を導くために使用されるべきではありません。」

まあいい。

引用にもあるように、ロサンゼルス郡の公衆衛生当局が認定している。

結果は衝撃的だ・・・。

「鼻咽頭スワブはゴールドスタンダードと見なされていますが、4名の参加者は、臨床医が収集した鼻咽頭スワブで陰性、他の3種類の検体で陽性を示しました。」

元より、検体採取にパーフェクトはない。

それをカバーするのは採取の技術であり、採取のタイミングということは分かっている。

しかし、少なくともこの報告はその神話を覆している。

採取のタイミングだってえ?。

毎日でも検査すりゃいいじゃん!?。

しかもだ、検査能力の限界まで活用し尽くす方策に打って出た。

未発症者大歓迎、回数無制限、しかも無料!(バーゲンのキャッチコピーみたいだな)。

(COVID-19 Testing: What to Expect:動画出ます。)
https://www.youtube.com/watch?v=LikLtN8wuXI&feature=youtu.be

限定公開ビデオ(たぶん、時期的な制限)には、怪しげな日本語の字幕を出すことも出来る。

動画のキャプションも引用しておこう。

「COVID-19テストの現在の方法は、その後、安全にラボに輸送される自己収集された標本を含みます。 このビデオでは、サンプルを収集して配送用にパッケージ化する段階的なプロセスをご案内します*。」

「*使用するテストキットのスタイルが異なる可能性があるため、キットの内容は多少異なる場合があります。」

「注:テストの前に、少なくとも1時間は飲食、マウスウォッシュ、チューガムを使用しないでください。」

数回咳をした後、歯を磨く感じで細長い綿棒を使って口の中の粘膜をこそぎ取るわけだが、喉の奥からもというのが気になるところだ・・・。

さて、検査結果がどうなるのかが注目だな。

いつ、どのような形でその結果が公表されることになるかは不明だ。

おそらく、世界初のPCRの全数検査ということになる(抗体検査は始まったけどな:概ね子供は対象外)。

この検査も、優先される職業などが決まっているし、一度にべらぼうな検査数を処理できるわけではないだろうから、実際にはいきわたるまでに時間が掛かると思われるが、なにしろ全員参加で回数制限がなく無料というのが売りだ。

夢のような話だな・・・。

明日になったら、あれは何かの間違いでしたということにならないように、早めにアップしておこう・・・。

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