ディープダイビング ― 2013年02月10日 17:31
ディープダイビング
ダイビング、深きがゆえに、尊からず。
浮沈子の座右の銘の一つである。
浅く、明るく、暖かいダイビングが好きなので、深くて、暗く、水温が低いディープダイビングは、願い下げだ。
沈船とか、シーラカンスなど、お目当てのものが、その深さにあって、仕方がないから潜るのならば、止むを得ないが、浅いところにだっていろいろな楽しみは多い。
太陽の光がたっぷり届き、光合成が活発に行われている所のほうが、ターゲットは沢山在る。
上から落ちてくるエサだけが頼りの深場には、限られた生物しかいない。
その限られた生物がお目当てならば、これは仕方ない。
しかし、ただ深いところに行くための技術を競うようなダイビングは、好まないだけだ。
アプネアのような競技になっていて、プロとして潜るのなら別だが、遊びでスクーバで潜るのに、何の目的もなく、200mとか300mとかに行く意味はない。
そこまで行ったという、自己満足だけの話である。
もっとも、ダイビングの楽しみというのは、自己満足以外にはないんだが・・・。
まあ、深く潜るのに快感を感じるヘンタイ・ダイバーは、どうぞ行ってください、というだけである。
浮沈子も、一時期100mを目指していたが、今はそんな気はさらさらない。
もちろん、ディープダイビングの大半は、浅いところでの減圧になる。
ディープダイバーだって、浅く、明るく、暖かいダイビングを味わうことができる。
本当は、そっちのほうが目当てだったりするんじゃないのか?。
それなら、最初から浅いところで潜ればいいのに・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
深いところへ行くこと自体は、耳抜きさえできれば難しいことはない。性能の良いレギュレーターがあれば、呼吸も楽にできる。
問題は、高圧神経症候群や、不活性ガス昏睡にならないように、呼吸するガスを計画し、滞底後の長大な減圧に耐える精神力(おおらかさ?)を持ち合わせているかどうかだ。
せっかちには向かない。
300mクラスのダイビングでは、酸素による加速減圧を行っても、おそらく10時間以上の減圧時間が必要であり、海況によっては非常にリスクが高くなる。酸素の毒性を避けるための、エアブレークも必要となり、実際の運用は困難を極める。
長くても3時間くらいのダイビングでないと、暇を持て余すことにもなる。
お腹も空くし・・・。
洞窟潜水や、沈船のペネトレーションと異なり、潜水計画さえきちっと作成して、サポート体制ができていれば、スキルとして求められる要素は少ない。
問題なのは、100m以深の減圧については、情報が乏しく、エビデンスもほとんどないことだ。130m位から先は、皆無に近い。
器材の信頼性や、冗長性をどう評価するか、何より、自分自身の身体や精神的なリスクをどの程度見積もるかが、生死を分ける。
誤解のないように書いておくが、ダイビングは、1mでも危険である。40mを超える場合は、生死の保障は全く無い。120mを超えると、レジャーダイビングのコースもない。
完全な冒険になる。
世間では、無謀だといわれ、我が国では、保安庁や警察から目の敵にされる。
この世に未練がないならば、個人の自由であろうが、帰りを待つ人がいる場合、敢えて行う所業ではない。
自殺のようなものだ。
綱渡りなどというレベルは、とっくに超えている。切れた綱に、片手でぶら下がっているようなものである。
人間が陸棲の哺乳類であるという、神の摂理に反する行いである以上、天国に行けないことだけは、たぶん間違いないだろう。
ダイビング、深きがゆえに、尊からず。
浮沈子の座右の銘の一つである。
浅く、明るく、暖かいダイビングが好きなので、深くて、暗く、水温が低いディープダイビングは、願い下げだ。
沈船とか、シーラカンスなど、お目当てのものが、その深さにあって、仕方がないから潜るのならば、止むを得ないが、浅いところにだっていろいろな楽しみは多い。
太陽の光がたっぷり届き、光合成が活発に行われている所のほうが、ターゲットは沢山在る。
上から落ちてくるエサだけが頼りの深場には、限られた生物しかいない。
その限られた生物がお目当てならば、これは仕方ない。
しかし、ただ深いところに行くための技術を競うようなダイビングは、好まないだけだ。
アプネアのような競技になっていて、プロとして潜るのなら別だが、遊びでスクーバで潜るのに、何の目的もなく、200mとか300mとかに行く意味はない。
そこまで行ったという、自己満足だけの話である。
もっとも、ダイビングの楽しみというのは、自己満足以外にはないんだが・・・。
まあ、深く潜るのに快感を感じるヘンタイ・ダイバーは、どうぞ行ってください、というだけである。
浮沈子も、一時期100mを目指していたが、今はそんな気はさらさらない。
もちろん、ディープダイビングの大半は、浅いところでの減圧になる。
ディープダイバーだって、浅く、明るく、暖かいダイビングを味わうことができる。
本当は、そっちのほうが目当てだったりするんじゃないのか?。
それなら、最初から浅いところで潜ればいいのに・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
深いところへ行くこと自体は、耳抜きさえできれば難しいことはない。性能の良いレギュレーターがあれば、呼吸も楽にできる。
問題は、高圧神経症候群や、不活性ガス昏睡にならないように、呼吸するガスを計画し、滞底後の長大な減圧に耐える精神力(おおらかさ?)を持ち合わせているかどうかだ。
せっかちには向かない。
300mクラスのダイビングでは、酸素による加速減圧を行っても、おそらく10時間以上の減圧時間が必要であり、海況によっては非常にリスクが高くなる。酸素の毒性を避けるための、エアブレークも必要となり、実際の運用は困難を極める。
長くても3時間くらいのダイビングでないと、暇を持て余すことにもなる。
お腹も空くし・・・。
洞窟潜水や、沈船のペネトレーションと異なり、潜水計画さえきちっと作成して、サポート体制ができていれば、スキルとして求められる要素は少ない。
問題なのは、100m以深の減圧については、情報が乏しく、エビデンスもほとんどないことだ。130m位から先は、皆無に近い。
器材の信頼性や、冗長性をどう評価するか、何より、自分自身の身体や精神的なリスクをどの程度見積もるかが、生死を分ける。
誤解のないように書いておくが、ダイビングは、1mでも危険である。40mを超える場合は、生死の保障は全く無い。120mを超えると、レジャーダイビングのコースもない。
完全な冒険になる。
世間では、無謀だといわれ、我が国では、保安庁や警察から目の敵にされる。
この世に未練がないならば、個人の自由であろうが、帰りを待つ人がいる場合、敢えて行う所業ではない。
自殺のようなものだ。
綱渡りなどというレベルは、とっくに超えている。切れた綱に、片手でぶら下がっているようなものである。
人間が陸棲の哺乳類であるという、神の摂理に反する行いである以上、天国に行けないことだけは、たぶん間違いないだろう。
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