世界の動き ― 2014年03月18日 23:09
世界の動き
このところ、様々な事件、事故が立て続けに起こって、浮沈子の心安らかな療養生活に波紋を投げかけている。
昨年は、国家機密保護法を巡って、怪しげな動きがあったし、その後は靖国参拝や集団的自衛権を巡って、余計なことをしているようだ。
国内だけではなく、海外でも、バンコクの反政府デモや、バリ島でのダイビング事故、さらにはクリミアを巡るロシアとウクライナの抗争、加えてマレーシア航空機の失踪もあった。
どれも、事態はそれなりに推移していて、中には収束に向かいつつあるものも出てきた。
(ジャワ島沖で遺体発見 ダイビングスーツ着用 不明の邦人女性か?)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140316/asi14031612580001-n1.htm
(タイ政府、バンコクの非常事態宣言を19日から解除=治安当局)
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPT9N0LQ04A20140318?rpc=188
ダイバーの身元の確認には数日掛かると思われるし、タイの政治情勢は、国会が開かれるかどうかという、次のステージに移っている。
しかし、クリミアは、ロシアが強行に併合しようとしているし、マレーシア航空機は影も形もない。
クリミアの情勢については、軍隊の衝突を回避すること、事態の収拾に向けた外交的、政治的努力を継続することが重要だ。
浮沈子は、選挙で選ばれた政権を実力で排除して権力を奪った現在のウクライナの指導部を認めるわけにはいかないというロシアの主張には一理あると考えている。
ウクライナの指導部には、統治の正当性はない。
だからといって、クリミアの分離独立を認めるというのも、おかしな話だ。
正当性のある大統領がロシアに逃げ込んでいるときに、分離独立とかって、それこそ正統性がないんじゃない?。
まあ、住民投票もやっちゃったし、後は政治的に手打ちをするしかないので、穏便にことが運ぶことを願うしかない。
マレーシア航空機については、昨日も「プロの目」から見た状況認識について検討した。
今日のロイターにも、同じような記事が出ている。
(焦点:「ブラックホール」入りしたマレーシア機、背後に入念な計画か)
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYEA2H08720140318?sp=true
浮沈子のUFO説に対抗して、ブラックホールを持ち出してきたわけだな。
まあいい。
「航空業界の専門家らは、パイロットか、あるいは専門知識を持った乗客とみられるこの人物が、入念な計画をもってレーダーとの交信を絶つ位置と時間を選んだとみている。」
「777型機を含むジェット機の操縦経験を持つアジア系航空会社の機長は「航空機を操縦していた人物が取った行動はいずれも考え抜かれたものとみられる」と語った。」
「レーダーの専門家、ハンス・ウェーバー氏によると、航空管制はトランスポンダを通じた航空機との交信に二次レーダーを使用するが、一部のシステムでは一次レーダーも併用される。ただ、一次レーダーの信号は二次レーダーの信号よりも弱まるのが速いため、航空機の位置確認が困難だった可能性がある。
同氏は「トランスポンダのスイッチを切ったことは、この人物が高度な訓練を受けていることを示している」と指摘した。」
この中に、一次レーダーと二次レーダー及びトランスポンダという言葉が出てくる。
(一次レーダー)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%80%E6%AC%A1%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC
(二次レーダー)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E6%AC%A1%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC
(トランスポンダ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%83%80
一次レーダーというのは、発信源から発した電波が、目標から反射してきたものを受信して、必要な情報を知るレーダーシステム。
二次レーダーは、一次レーダーでは電波の減衰が大きくなるため、発信源(質問側、インタロゲーター)から発した質問信号に、航空機等(応答側)に搭載された応答システム(トランスポンダ)が応答してきた質問信号を受信して、必要な情報を知るレーダーシステムということになる。
ちなみに、三次レーダーという概念はない。
「電波の物理的な反射を利用した一次レーダーでは、目標から反射して戻ってくる受信信号が非常に弱くなるため、発信源は大きな電力が必要となり、非常に高価な器材が必要となる。しかし、目標側にトランスポンダ(自動応答送信機)を搭載することで、発信源に戻ってくる信号の電力レベルを飛躍的に大きくすることが出来、安価で遠距離まで目標を捉えることが出来るレーダーシステムが構築可能である。 ただし、目標にトランスポンダを搭載していないと二次レーダーはシステムとして成立せず、目標を捉えられない。
一定以上の大きさの航空機は、飛行に際しSIFと呼ばれる二次レーダー用トランスポンダを搭載することが義務付けられており、航空管制業務で用いられる。」
細かいことは、ウィキを読んでもらうとして、MH370便は、トランスポンダを切ることによって、二次レーダーの機能を失わせ、一次レーダーによる探知だけを有効にしたわけだな。
航空管制用レーダーというのは、トランスポンダに依存する二次レーダーシステムな訳だから、旅客機がトランスポンダを切った段階で行方不明になるというのは当然のことだ。
軍用レーダーは、インドが維持費が高いのを理由にスイッチ切っちゃうくらい、強い電波を出して索敵を行うわけだから、かろうじて、Uターンしてきた機影を捉えることが出来たというわけだ。
ペナン島という地名も出てくる。
(ペナン島)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9A%E3%83%8A%E3%83%B3%E5%B3%B6
「マレー半島の西方、マラッカ海峡に位置する島である。対岸のマレー半島部分バターワースと合わせてマレーシア・ペナン州を構成している。」
マップで見ると、マレー半島にくっ付いている島だ。
その北西200マイル(この場合は、ノーチカルマイルだろうから、1852m=1マイルの計算で、374kmということになる)で機影を見失っている。
しかし、既に発表されているように、エンジンの状況等を発信している電波は切断されずに稼動していて、6時間40分後の8時11分にインド洋上の衛星によって受信されている。
周到な準備にも、穴があったわけだな。
搭乗者の浅知恵は、ボーイングの悪知恵には敵わなかったわけだ。
まあ、どうでもいいんですが。
この衛星の位置と受信した時刻、マレーシア軍のレーダーが捉えた飛行物体の速度から割り出して、中央アジアや南インド洋に向かったとされているのだが、本当にそうなのかは怪しいものだ。
ウクライナ(クリミア)とは異なり、人知を越えた能力を発揮しなければ、この事件の解決を図ることは困難なのではないか。
タコ占いするとか(古いですなあ)。
それにしても10日も消息を絶ったままというのは、どう考えても普通ではない。
どこかに無事に着陸していれば、240人近い乗員乗客の誰かからの連絡があって当然だ。
事件の後に事故になってしまったのではないのか。
ロイターの解説も、そこまで言及してはいない。
「あるベテラン機長はロイターに対し「誰がやったにしろ、この人物は航空機に関する知識が豊富で、入念な計画を立て、一次レーダーに検知されずに切り抜けることと多くの乗客を乗せた航空機の操縦に十分な自信がある強靱な神経の持ち主にちがいない」と語った。」とあるだけである。
入念な計画を立てていたとすると、秘密の滑走路とか作ってあって、食料や水も備蓄してあって、外部との連絡手段を確保し、これから人質解放交渉を行う手はずも整っていて、240人の生活を維持できる背後関係も構築してあるということになるな。
そんな重要人物が搭乗していたのだろうか。
そうだとすると、そろそろ連絡が入る頃であるな。
発見されてからの交渉よりも、今のタイミングの方がやりやすいだろう。
まだ、無事と決まったわけではないし、浮沈子はUFO説と共に、事件から事故になった可能性が高いと見ているので、予断を許さない状況に変わりはない。
さて、南の島といえば、輸送船の欠航による物不足になっていたロタ島には、ようやく船が着いたそうだ。
(やっと・・・やっと!!)
http://bluepalms.at.webry.info/201403/article_2.html
「最後に来たのは昨年の11月20日
そこから約4ヶ月ぶりにようやく、ロタにたどりついた貨物船・・・
今朝、ようやく到着したと聞いて
嬉しくて嬉しくて、港へ思わず写真を撮りにいちゃいました」
よかった、よかった。
しかし、4か月に1回しか船便が届かないんじゃ、酸素タンクを送る話は長期戦にならざるを得ないな。
このところ、様々な事件、事故が立て続けに起こって、浮沈子の心安らかな療養生活に波紋を投げかけている。
昨年は、国家機密保護法を巡って、怪しげな動きがあったし、その後は靖国参拝や集団的自衛権を巡って、余計なことをしているようだ。
国内だけではなく、海外でも、バンコクの反政府デモや、バリ島でのダイビング事故、さらにはクリミアを巡るロシアとウクライナの抗争、加えてマレーシア航空機の失踪もあった。
どれも、事態はそれなりに推移していて、中には収束に向かいつつあるものも出てきた。
(ジャワ島沖で遺体発見 ダイビングスーツ着用 不明の邦人女性か?)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140316/asi14031612580001-n1.htm
(タイ政府、バンコクの非常事態宣言を19日から解除=治安当局)
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPT9N0LQ04A20140318?rpc=188
ダイバーの身元の確認には数日掛かると思われるし、タイの政治情勢は、国会が開かれるかどうかという、次のステージに移っている。
しかし、クリミアは、ロシアが強行に併合しようとしているし、マレーシア航空機は影も形もない。
クリミアの情勢については、軍隊の衝突を回避すること、事態の収拾に向けた外交的、政治的努力を継続することが重要だ。
浮沈子は、選挙で選ばれた政権を実力で排除して権力を奪った現在のウクライナの指導部を認めるわけにはいかないというロシアの主張には一理あると考えている。
ウクライナの指導部には、統治の正当性はない。
だからといって、クリミアの分離独立を認めるというのも、おかしな話だ。
正当性のある大統領がロシアに逃げ込んでいるときに、分離独立とかって、それこそ正統性がないんじゃない?。
まあ、住民投票もやっちゃったし、後は政治的に手打ちをするしかないので、穏便にことが運ぶことを願うしかない。
マレーシア航空機については、昨日も「プロの目」から見た状況認識について検討した。
今日のロイターにも、同じような記事が出ている。
(焦点:「ブラックホール」入りしたマレーシア機、背後に入念な計画か)
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYEA2H08720140318?sp=true
浮沈子のUFO説に対抗して、ブラックホールを持ち出してきたわけだな。
まあいい。
「航空業界の専門家らは、パイロットか、あるいは専門知識を持った乗客とみられるこの人物が、入念な計画をもってレーダーとの交信を絶つ位置と時間を選んだとみている。」
「777型機を含むジェット機の操縦経験を持つアジア系航空会社の機長は「航空機を操縦していた人物が取った行動はいずれも考え抜かれたものとみられる」と語った。」
「レーダーの専門家、ハンス・ウェーバー氏によると、航空管制はトランスポンダを通じた航空機との交信に二次レーダーを使用するが、一部のシステムでは一次レーダーも併用される。ただ、一次レーダーの信号は二次レーダーの信号よりも弱まるのが速いため、航空機の位置確認が困難だった可能性がある。
同氏は「トランスポンダのスイッチを切ったことは、この人物が高度な訓練を受けていることを示している」と指摘した。」
この中に、一次レーダーと二次レーダー及びトランスポンダという言葉が出てくる。
(一次レーダー)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%80%E6%AC%A1%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC
(二次レーダー)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E6%AC%A1%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC
(トランスポンダ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%83%80
一次レーダーというのは、発信源から発した電波が、目標から反射してきたものを受信して、必要な情報を知るレーダーシステム。
二次レーダーは、一次レーダーでは電波の減衰が大きくなるため、発信源(質問側、インタロゲーター)から発した質問信号に、航空機等(応答側)に搭載された応答システム(トランスポンダ)が応答してきた質問信号を受信して、必要な情報を知るレーダーシステムということになる。
ちなみに、三次レーダーという概念はない。
「電波の物理的な反射を利用した一次レーダーでは、目標から反射して戻ってくる受信信号が非常に弱くなるため、発信源は大きな電力が必要となり、非常に高価な器材が必要となる。しかし、目標側にトランスポンダ(自動応答送信機)を搭載することで、発信源に戻ってくる信号の電力レベルを飛躍的に大きくすることが出来、安価で遠距離まで目標を捉えることが出来るレーダーシステムが構築可能である。 ただし、目標にトランスポンダを搭載していないと二次レーダーはシステムとして成立せず、目標を捉えられない。
一定以上の大きさの航空機は、飛行に際しSIFと呼ばれる二次レーダー用トランスポンダを搭載することが義務付けられており、航空管制業務で用いられる。」
細かいことは、ウィキを読んでもらうとして、MH370便は、トランスポンダを切ることによって、二次レーダーの機能を失わせ、一次レーダーによる探知だけを有効にしたわけだな。
航空管制用レーダーというのは、トランスポンダに依存する二次レーダーシステムな訳だから、旅客機がトランスポンダを切った段階で行方不明になるというのは当然のことだ。
軍用レーダーは、インドが維持費が高いのを理由にスイッチ切っちゃうくらい、強い電波を出して索敵を行うわけだから、かろうじて、Uターンしてきた機影を捉えることが出来たというわけだ。
ペナン島という地名も出てくる。
(ペナン島)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9A%E3%83%8A%E3%83%B3%E5%B3%B6
「マレー半島の西方、マラッカ海峡に位置する島である。対岸のマレー半島部分バターワースと合わせてマレーシア・ペナン州を構成している。」
マップで見ると、マレー半島にくっ付いている島だ。
その北西200マイル(この場合は、ノーチカルマイルだろうから、1852m=1マイルの計算で、374kmということになる)で機影を見失っている。
しかし、既に発表されているように、エンジンの状況等を発信している電波は切断されずに稼動していて、6時間40分後の8時11分にインド洋上の衛星によって受信されている。
周到な準備にも、穴があったわけだな。
搭乗者の浅知恵は、ボーイングの悪知恵には敵わなかったわけだ。
まあ、どうでもいいんですが。
この衛星の位置と受信した時刻、マレーシア軍のレーダーが捉えた飛行物体の速度から割り出して、中央アジアや南インド洋に向かったとされているのだが、本当にそうなのかは怪しいものだ。
ウクライナ(クリミア)とは異なり、人知を越えた能力を発揮しなければ、この事件の解決を図ることは困難なのではないか。
タコ占いするとか(古いですなあ)。
それにしても10日も消息を絶ったままというのは、どう考えても普通ではない。
どこかに無事に着陸していれば、240人近い乗員乗客の誰かからの連絡があって当然だ。
事件の後に事故になってしまったのではないのか。
ロイターの解説も、そこまで言及してはいない。
「あるベテラン機長はロイターに対し「誰がやったにしろ、この人物は航空機に関する知識が豊富で、入念な計画を立て、一次レーダーに検知されずに切り抜けることと多くの乗客を乗せた航空機の操縦に十分な自信がある強靱な神経の持ち主にちがいない」と語った。」とあるだけである。
入念な計画を立てていたとすると、秘密の滑走路とか作ってあって、食料や水も備蓄してあって、外部との連絡手段を確保し、これから人質解放交渉を行う手はずも整っていて、240人の生活を維持できる背後関係も構築してあるということになるな。
そんな重要人物が搭乗していたのだろうか。
そうだとすると、そろそろ連絡が入る頃であるな。
発見されてからの交渉よりも、今のタイミングの方がやりやすいだろう。
まだ、無事と決まったわけではないし、浮沈子はUFO説と共に、事件から事故になった可能性が高いと見ているので、予断を許さない状況に変わりはない。
さて、南の島といえば、輸送船の欠航による物不足になっていたロタ島には、ようやく船が着いたそうだ。
(やっと・・・やっと!!)
http://bluepalms.at.webry.info/201403/article_2.html
「最後に来たのは昨年の11月20日
そこから約4ヶ月ぶりにようやく、ロタにたどりついた貨物船・・・
今朝、ようやく到着したと聞いて
嬉しくて嬉しくて、港へ思わず写真を撮りにいちゃいました」
よかった、よかった。
しかし、4か月に1回しか船便が届かないんじゃ、酸素タンクを送る話は長期戦にならざるを得ないな。
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