ポセイドン セブン2014年04月07日 03:09

ポセイドン セブン
ポセイドン セブン


(Poseidon SE7EN:ポセイドン セブン)
http://www.poseidon-j.com/#!se7en/cx6p

「初心者でも簡単に扱うことができ、テクニカルダイバーのニーズにも十分応えるスーパーモデル。」

今日まで開かれていたマリンダイビングフェアにも出品されていた。

100まんえん位だといってたな。

ダイビングが何回できるのかとか、そういう比較は、なしだ。

なんたって、スーパーモデルなんだから。

(POSEIDON SE7EN:元記事)
http://www.poseidon.com/pressreleases/se7en

(FOR IMMEDIATE RELEASE:)
http://www.poseidon.com/sites/all/files/pressreleases/poseidon_se7en_press_release_nov_6_2013_0.pdf

(POSEIDON SE7EN THE NEXT GENERATION REBREATHER)
http://app.marketing4abundance.com/users/myteam35489/Media178.pdf

この10年間、鳴かず飛ばずのリブリーザーにも、ようやくチェンジ(世代交代?)の時がやってきた。

しかし、この訳の分からないスペリングは何とかならんものか・・・(SE7ENって、何なのさ?)。

ネクストジェネレーションということを何度も繰り返しているが、要するに、ようやくまともなリブリーザーが出来たということだ。

マーク6は、レクリエーショナル専用の出来損ない(?)だが、セブンは使いやすい普通のリブリーザーというわけだ。

この器材の実機をマリンダイビングフェアの会場で見てきたが、本体はマーク6と同じで、カバーが付いているだけ。

カウンターラングにマニュアルインフレーターが付いているくらいしか見た目の違いはない。

マーク6とセブンが並んでいたが、基本は同じものだ(コネクターやホースが新しいくらい)。

この機種は、バッテリーによって限界深度を切り分けているという特徴がある。

「バッテリーの種類(色)
・REC 40(緑)
・DECO 40(金)
・TRIMIX 48(青)
・TECH 60(銀)
・DEEP 100(透明)」

浮沈子が乗り換えるとしたら、テック60というところか。

バッテリーの中には基板があるようなので、こいつでメインのプログラムを制御しているのかも知れない。

バッテリー命だな。

制御プログラムが器材の性能を規定している。

インスピも3種類の制御プログラムを使い分けているが、こっちは5種類というわけだ(そこかあ?)。

PADIの講習を意識したものになっているのかもしれない。

本体は1台で、周辺機器を展開して商売しようというわけか・・・。

リブリーザーもスマホと同じになってきた(世も末だな)。

ブルートゥース対応とかマックで使えるとか書いてあるし(嘆かわしい:ちなみに、インスピ付属のソフトはマック非対応)。

「The POSEIDON SE7EN
– one day, all rebreathers will be like it.」

鼻息荒いなあ!。

ざっと読んだ限りでは、マーク6の後継機種と考えていい。

マクラーレンでいえば、12Cと650Sの関係か(そういう比較かあ?)。

まあ、どうでもいいんですが。

買うなら、最初から迷わずセブンだな。

100まんえん・・・。

で、早速下見をしようと大井町のアトレ7階に行ってみた。

ダイビングプールは、フィットネスクラブの一角を間借りしている関係で、利用者にならないと見せてもらえないらしい。

なーんだ。

マーク6のインストラクターをしているという店長さんも、今日は不在。

ついてねえなあ、と思ったら、その店長さんからの電話が入って、とんとん拍子に話が決まり、体験ダイビングOK、しかも、セブンが入荷する予定で、いきなり試せるかも!!!(ラッキー!)。

日程は極秘である(使ってみたら、報告します)。

プールは見られなかったが、収穫はでかい!。

ポセイドンの我が国における展開は、組織的に行われている。

たぶん、世界のどこでもそうなのだろう。

インストラクターを養成し、ファシリティを拡大して体制固めをしてからリリースしている。

リブリーザーは、確かに桁違いのパフォーマンスを発揮する器材だが、桁違いのリスクを内包した器材でもある。

ブツが先行して、教育が疎かになれば事故が多発して商売は破綻する。

そこのところを、しっかりと分かっているところがいい。

まあ、教育の内容については、実際を見てみないと何ともいえないだろうな。

そこに穴があっては何にもならない。

一応、PADI指定の機種にはなっているし、教育プログラムもチェックは受けているだろうから、それなりのクオリティは確保されているはずである(保証の限りではありませんが)。

イントラ情報によると、日本でデリバリーしている方が、浅海におけるコンスタントPO2のメリットを十分理解していなかったらしい。

個人レベルの問題なのか、組織的な認識の問題なのかは不明だ。

器材を設計している人たちは、当然、十分に分かっているし、リブリーザーを通常使う技術としては、息するだけともいえるので支障は無い。

しかし、そのコントロールが崩れたときに、どう対処するのかが命を左右する。

無限圧40mまでの運用で、とにかくベイルアウトするというだけでは、CCRを使っているとはいえないような気もするが、そういう時代なのかも知れない。

「all rebreathers will be like it.」

20世紀に開発されたインスピと、21世紀に登場したディスカバリー。

運用思想も器材のテクノロジーも全く異なる。

形は似ているし、基本原理は変わらず、使っている側の身体は同じだが、器材と人間のインターフェースが違えば、人間の脳は異なるものとして認識する。

インスピにはファンダメンタルなCCRとして、死の黄色い箱と呼ばれながらも、業界のスタンダードを築いてきた確固たる実績がある。

他のメーカーは、これを目標とし、これを超えようとして鎬を削ってきたわけだ。

セブンも呼吸回路の基本は同じ設計だ。

そこで作動するデバイスと、そのドライバー、マンマシンインターフェースが進化したわけだ。

これからも、そこのチャラチャラした部分は急速に進化していくだろう(CO2センサーとかは、これからのようだし)。

いくつもの人柱を立てて、十分に検証していただきたい。

そうして、安全な運用が確立した頃に、ひょっとしたら、乗り換えることがあるかもしれない。

ま、当然、サイドマウントに改造することになるんだろうけど・・・(良い子はマネしないでね!)。

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