超人の代償2015年02月01日 10:14

超人の代償
超人の代償


生身の人間ができることには限りがある。

走るといったって、100mを10秒近くも掛かるし、水中では息が出来ない。

空を飛ぶといっても、まあ、2mちょっとの高さしか飛べない。

世界最高レベルでこんなもんだ。

体育の成績が、常に通信簿の最低だった浮沈子に至っては、おそらく100m20秒、走り高跳び1m、というのがいいところだろう。

もちろん、そんなことをやった日には、息切れして使い物になるまい・・・。

新幹線に乗って300kmで走行したり、飛行機に乗って高度1万メートルを飛行したりするというのは、人様に運転していただいているという点はあるが、とんでもない速度と高さである。

浮沈子自身の運転ということになると、ここにはちょっと書けない速度で、高速道路を爆走したことはある。

空を飛ぶ夢は、まだ叶っていないが、そのうちきっとチャレンジする。

水団の術については、現在修行中だが、150分くらいは連続して潜ったことがある(もちろん、CCRで)。

そのうち、100mくらいまでは潜れるようになるかもしれない(今のところは、ノーモキシックトライミックスで45mくらい:練習中)。

超人だな。

器材のおかげで、ジジイになっても、とんでもない速度で移動したり、水中に留まったりすることができるようになった。

まあ、水中では、あまり移動したくないんですが(疲れちゃうんで・・・)。

浮沈子なので、許していただきたい!。

で、そこんとこを何とかしようとして、導入に踏み切ったのがDPV(ダイバー・プロパルジョン・ビークル:潜水夫推進乗り物?)である。

画像は、内緒でコピーしていただいた取説。

「*附属のバッテリーおよび別売のアポロ指定バッテリー以外のご使用は、絶対にお止めください。」

良い子は、メーカーの指示に従い、専用バッテリーを使用しましょう!。

間違っても、秋月で仕入れた格安バッテリーを使うなどということはしないように!。

(買ってみました)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/01/17/7540866

(稼動確認完了)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/01/18/7541051

浮沈子も、正規のバッテリーを購入した。

ダイビングの際には、そちらを使用することにしようと考えている。

格安バッテリーは、あくまでも動作確認用である(陸上では、10秒以上回さないようにとマニュアルに注意書がある)。

当分持つな。

取説には、充電の限度は200回と書かれている。

鉛蓄電池は、まあ、そんなもんだろう。

消耗品なのである。

ユーザーが出来る修理は限られていて、基本的にはバッテリーの交換とOリング関係だけだ。

それ以外は、販売店を通じたメーカー修理になる。

メーカーが生き残っていて、有償であれ、修理が可能というのが嬉しいな!。

命を預ける機械には、それなりの敬意を払わなければならない。

超人になるためには、いろいろ手間、暇、金が掛かるのである。

考えてみれば、CCRと似たところがある。

Oリングによって密閉された空間があり、そこへの浸水に対しては、十分な配慮が必要だ。

モーターハウジングや、バッテリーハウジングへの浸水は、致命的である。

アポロの場合(他は知りません)、クラッチハウジングへの浸水を許容し、ダイビング後のメンテナンスの際に排水することによって、性能を維持するという発想だ。

ベンツのコンパニオンプレートのようなもんだな。

意識的に弱い部分を作って、そこさえ小まめにメンテナンスすれば、大きい修理コストが削減できる。

その他にも、モーターの発熱対策やシャフトへの過大な抵抗を逃がす機構など、配慮された設計になっている。

売りっぱなしにしない、いいものを長く使ってもらおうという姿勢が見られる。

型落ち中古とはいえ、いい買い物をした。

もちろん、最新型は、リチウムイオンバッテリーが使えて、パワーも航続距離も増大している。

それでも不足なら、手作り工芸品のavxという、究極の選択もある(最大水深150m、航続距離40km!)。

一番高いの、持ってこい!(100万円以上:メーカー希望小売価格)。

CCRを買うか、avxを買うかだな。

ランニングコストはCCRの方が掛かるだろうが、どちらか片方では超人ダイビングは成立しない。

超人になるには、やっぱ、それなりの代償が必要なわけだ・・・。

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