目には目で、狙撃には爆殺で2016年07月09日 20:49

目には目で、狙撃には爆殺で
目には目で、狙撃には爆殺で


ダラスの警官狙撃事件については、既に書いた。

(ダラス)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2016/07/08/8127719

この続報が、またスゴイ・・・。

(米ダラス銃撃で警察が容疑者をロボットで爆殺)
http://www.gizmodo.jp/2016/07/post_664808.html

「駐車場の2階に立て籠もった容疑者1名は、自動操縦ロボットで爆破され死亡しました。」

すげーっ!、ロボコップもびっくりだな。

立てこもった犯人を、爆弾処理ロボットで爆殺かよ・・・。

もう、どっちが常軌を逸しているのか、浮沈子には判断できない。

そういうお国柄なんだと言うしかない。

(ダラス銃撃で「爆弾ロボット」初使用、警察の科学技術利用に変化)
http://www.afpbb.com/articles/-/3093410

「ダラス当局は爆弾ロボットの詳細について明らかにしていないが、同市の危機管理部門の目録には、米航空宇宙大手ノースロップ・グラマン(Northrop Grumman)が爆発物処理・軍用に開発したロボット「Andros(アンドロス)」が記載されている。一部メディアは、狙撃犯殺害にこのロボットが使用されたのではないかと報じている。」

(ANDROS)
https://en.wikipedia.org/wiki/ANDROS

「The ANDROS is a series of remote control military robots designed by REMOTEC a subsidiary of Northrup Grumman .」

いろんなバリエーションがあるようだな。

立てこもったたった一人の狙撃犯を逮捕するのに、もう少し時間を掛けるとか、投降するための説得を続けるとか、そういう選択肢はなかったんだろうか?。

法の裁きを受けさせ、事件のプロセスを解明し、同様の犯罪を抑止する糧にすることは出来なかったのか。

なーんていうのは、のほほんとした我が国に棲息する浮沈子が考えることで、ドローン兵器で他国の民間人を殺しまくっている米国では、何の抵抗もないんだろう。

つーか、いつか使ってみたくて仕方なかったに違いない。

絶好のチャンスだ。

やっちまえ!。

ドカーン・・・。

「ダラスで用いられたものがなんであろうと、警察や軍の危険をはらんだ任務に対処するためロボットの使用は拡大するとみられている。」

エリジウムという映画がある。

(エリジウム)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%82%B8%E3%82%A6%E3%83%A0

「荒廃してしまった地球とエリジウムと呼ばれるスペースコロニーを舞台とする」

主人公役を演じるマットデイモンが、ロボット警察官にちょこっと逆らっただけで、腕の骨をへし折られるシーンが出てくる。

浮沈子は、あのシーンを思い出したな。

権力が、強大な兵器を使って、その支配を徹底する。

今回の事件の犯人には、投降の機会が与えられたというが、それが十分だったかは、今後しっかりと調査されるべきだろう。

容赦のない犯行には、容赦のない対応というわけだ。

ロボットを使って爆殺するというのは、もう、何というか、SFのネタよりぶっ飛んでいる。

事実は、SFより奇なりだな。

我が国は平和だ。

英国のように、捕まえた人間のDNAを片っ端から登録することもないし、ダラス警察のようにロボットを使って、犯人を爆殺することもない(今のところ)。

これは、処刑だ。

警官殺しに対する、見せしめの処刑。

浮沈子にはそう映る。

米国的な、あまりに米国的な対応だ。

付いていけない。

理解することも、反論することもできない。

ただ、唖然として、立ち尽くすだけだ。

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