不気味な予兆2018年04月10日 14:08

不気味な予兆


米国のトランプ政権が、この春、人事の刷新を機に、その本性を露わにし出している。

国務長官の解任、国家安全保障担当補佐官の交代。

周り中をイエスマンで固めて、通商関係では世界を相手に貿易戦争をおっぱじめた。

当初から想定されていたことではあるが、いよいよ本格的になり始めたというところか。

浮沈子的に気になるのは、もちろん、北朝鮮情勢。

冬季オリンピックを挟んで、対話ムードに動いているが、これは本物なのか。

それとも、終わりの始まりなのか。

当事者の思惑は別として、客観的にいい兆候は何もない。

(北朝鮮はもうすぐ米本土を核攻撃できる──英国防省)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/04/post-9913.php

「北朝鮮は早ければ今年の7月23日までに、米本土を核攻撃する能力を獲得する可能性がある」

ずいぶん、細かい日程で把握していると思ったら、発表されたのが1月23日で、約6~18カ月以内という予想の早い方の時期というだけの話だ。

なーんだ・・・。

まあいい。

「北朝鮮のミサイルはアメリカ本土に到達可能だ、と専門家は警告している。ただし北朝鮮は、それらのミサイルに核弾頭を搭載する技術をまだ獲得できていないとされている。」

それって、そんなに難しい話なんだろうか。

再突入技術は、我が国も保有している(はやぶさのカプセル)。

浮沈子は、先日、相模原でこの目で見てきた。

核弾頭については、既に十分に小型化されている。

あとは、実際にICBMに搭載し、ロフテッド軌道などで打ち上げて、大気圏内で空中爆発させてみればいいだけ。

大西洋上でドカンとやれば、米国も目を覚ますだろう。

やっば・・・。

そういう情勢の中で、本当に首脳会談の成果なんて期待できるんだろうか?。

本当は、どっちも、何も期待していないのかもしれない。

政治的なパフォーマンスだけかもしれない。

米国が中国に対して、貿易戦争を仕掛けた時に、既に引き金は引かれていたんだろう。

もう、中国に頼る必要はなくなったということだ。

ロシアは蚊帳の外だし、我が国はもともと眼中にすらない(そうなのかあ?)。

個別の事案に条件反射的に対応するだけの、戦略なき米国の外交。

化学兵器を使用したといわれるシリアに、米国が今にも報復攻撃しようかという緊迫した世界情勢の中で、外交の季節が始まろうとしている。

・4月17日から:日米首脳会談(フロリダ)
・4月27日:南北首脳会談(板門店)
・5月末以降:米朝首脳会談(日時場所未定)

(トランプ、対シリアで多国間軍事対応を検討「48時間内に決定」)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/04/9-12.php

「シリアの反体制派勢力が支配する東グータ地区ドゥーマで今月7日に化学兵器が使用された疑いがあることを受け、米政府は多国間による軍事行動を検討している。」

やれやれ・・・。

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