NGL改めオメガだってさ ― 2018年10月16日 21:16
NGL改めオメガだってさ
(ブルー・オリジンら3社、米空軍と20億ドル規模の打上げ機契約)
https://sorae.info/030201/2018_10_15_blue.html
「今回の契約は、打上げシステムのプロトタイプを開発するというものです。」
「具体的なロケットとしてはブルー・オリジンが「ニュー・グレン」、ノースロップ・グラマンが「オメガ」、ULAが「ヴァルカン」を開発・・・」
「なお、米スペースXは今回の契約には含まれていません。」
って、スペースXは、もう出来てるからいいわけだな(そうなのかあ?)。
ニューグレンやバルカンに交じって、オメガという聞いたこともないロケットが出てきた。
それって、なーに?。
(Omega (rocket))
https://en.wikipedia.org/wiki/Omega_(rocket)
「In May 2016, Orbital ATK revealed their plans for the Next Generation Launcher, including the configuration and the intended business case.」(2016年5月、Orbital ATKは、構成と予定されているビジネスケースを含め、次世代ランチャーの計画を明らかにしました。:自動翻訳のまま:以下、同じ)
「2018年4月、Orbital ATKは、次世代ランチャーがOmegaと命名されたことを発表しました。」
ははあ、Next Generation Launcher(NGL)ってのが、オメガに名前を変えたというわけだ。
NGLって、どっかで聞いたような気がするなあ・・・。
(NGL)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2018/03/26/8812283
「2017年9月18日、ノースロップ・グラマンに負債を含め92億ドルで買収されることが発表された」
なるほどね。
ようやく話が繋がったわけだ。
本番の開発までの金づるを掴んだわけで、まずは目出度しというところかな。
ノースロップグラマンといえば、ズーマを作って打ち上げたところだ(スペースXは、とんだとばっちりだったがな)。
表向きは打ち上げに失敗したように装い、極秘にステルス衛星を運用している怪しい会社だ(そうなのかあ?)。
オービタルATKは、もちろん、老舗の固体ロケット屋だ。
ブースター、1段目、2段目までは、自前で賄い、オメガの3段目は、最新のプラットアンドホイットニーエアロダイン製RL-10C-5-1エンジンを使うことにしているようだ。
自在に組み合わせて、同一のアビオニクスを使って、使い捨てのリーズナブルなロケットに仕立て上げる。
開発コストも安くなり、枯れた技術(何たって、元々いにしえのスペースシャトルのSRBですから)で信頼性を確保する。
精密なコントロールが求められる一番難しいところは、他社の吊るしのロケットを買ってくればいい(そうなのかあ?)。
やれやれ・・・。
NDLの記事でも書いたが、空軍は、このロケットを完全な当て馬として考えてるんだろう。
「今回の契約は3タイプの国内打上げシステムの開発を促進し、2つの安全保障打上げサービスの将来的な獲得を可能にするものである」
ブルーオリジンかULAがこけた時の保険だな。
しかし、意外に本命になるかも知れない。
(BE-4)
https://ja.wikipedia.org/wiki/BE-4
「現在ではユナイテッド・ローンチ・アライアンス (ULA) 社のアトラスVの後継機であるヴァルカンにも使用が予定されている。」
このエンジンに問題が起これば、両方ともコケるわけだからな。
その時は、オメガと今回仲間外れになったスペースXが、未来の空軍の打ち上げを担うことになる。
卵は、違うバスケットの中に、ちゃんと入れてあるわけだ。
我が国のように、三菱がこけたら宇宙開発が全面的に止まるなどということはない(石播はブースターに毛が生えたロケットしか作ってないしな)。
まあ、同じブースターに毛をはやしたオメガは、しかし、イプシロンなどとは桁が違う。
目指すところは、デルタ4ヘビーを超える打ち上げ能力だからな。
偵察衛星を上げるためには、そのくらいのパワーが必要なわけだ。
海のものとも山のものともわからない、影も形もないニューグレンやバルカンに比べて、要素技術とはいえ、実績が見えているオメガに投資するのは健全だろう。
先進的なのが欲しければ、ファルコンヘビーは既に完成しているしな。
どう転んでも、開発に失敗して、ISSみたいな惨めな思いをしなくて済みそうだ。
米国の打ち上げの歴史は、ICBMを中心とした軍用ロケットの歴史だ。
NASAは、その片隅でド派手な花火(アポロやスペースシャトルのことですかあ?)を上げていたに過ぎない。
実際、ついこの間まで、そのICBMの使い古しに毛をはやしたロケットが、NASAの衛星や探査機を打ち上げてたわけだからな。
ある意味では、オメガこそ本命と言えなくもない。
次世代の軍事用衛星打ち上げロケットのメインストリームとなる可能性だって、十分にある。
まあ、ファルコンヘビーと半分こだろうな。
大量の技術者を抱え、軍部と密接に結びつき、怪しげな衛星を極秘裏に開発して、こっそりド派手にうちあげる(ワケワカ・・・)。
中規模の衛星とかは、ULAやブルーオリジンでも打ち上げられるかもしれないが、超ド級偵察衛星は限られたロケットでしか打ち上げられない。
浮沈子は、いろいろバリエーションがあるとかいうことより、デルタ4ヘビーの後継ロケットを開発するのがメインだと見ている。
低軌道に、数十トンの衛星を打ち上げられる、文字通りヘビーな奴だ。
光学技術の進歩で、もはや、そんな衛星は必要なく、高頻度に情報を得るために、莫大な数の小型衛星でコンステレーションを構成するのが昨今の流行りだと言われている。
しかし、やはり、ここ一番というところで超低軌道に降りてきて、ハッブルも顔負けな光学系を駆使して、髪の毛1本分の解像度(!)で撮影するには、どーしてもデカいの上げなきゃならんわけだ(未確認)。
オメガは、「OmegA」とAを大文字で綴るのが正しいらしい。
こいつが、本命になるか、ただの当て馬で終わるかは、ブルーオリジンの開発するBE-4エンジンがものになるかどうかにかかっている。
ULAは、さっさと決めちまったようだが、大丈夫なんだろうか?。
まあ、どうでもいいんですが。
エンジンだけ出来たって、それを積んで飛ばすロケットが出来上がる保証はない。
スペースXのBFRは、毎年のようにコンセプトイラストが変わっている。
10年以内に出来上がれば上出来だろう。
浮沈子は、2020年代には完成しないと見ているけどな。
バルカンもニューグレンも似たようなもんだろう。
その間、巨大超重量級衛星を軌道に上げるのは、ファルコンヘビーとオメガの役目になる。
米国の宇宙戦争を支える基幹ロケットだな。
月とか、火星とか、寝言を言ってないで、地球周回軌道でしっかり仕事しろよ・・・。
(ブルー・オリジンら3社、米空軍と20億ドル規模の打上げ機契約)
https://sorae.info/030201/2018_10_15_blue.html
「今回の契約は、打上げシステムのプロトタイプを開発するというものです。」
「具体的なロケットとしてはブルー・オリジンが「ニュー・グレン」、ノースロップ・グラマンが「オメガ」、ULAが「ヴァルカン」を開発・・・」
「なお、米スペースXは今回の契約には含まれていません。」
って、スペースXは、もう出来てるからいいわけだな(そうなのかあ?)。
ニューグレンやバルカンに交じって、オメガという聞いたこともないロケットが出てきた。
それって、なーに?。
(Omega (rocket))
https://en.wikipedia.org/wiki/Omega_(rocket)
「In May 2016, Orbital ATK revealed their plans for the Next Generation Launcher, including the configuration and the intended business case.」(2016年5月、Orbital ATKは、構成と予定されているビジネスケースを含め、次世代ランチャーの計画を明らかにしました。:自動翻訳のまま:以下、同じ)
「2018年4月、Orbital ATKは、次世代ランチャーがOmegaと命名されたことを発表しました。」
ははあ、Next Generation Launcher(NGL)ってのが、オメガに名前を変えたというわけだ。
NGLって、どっかで聞いたような気がするなあ・・・。
(NGL)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2018/03/26/8812283
「2017年9月18日、ノースロップ・グラマンに負債を含め92億ドルで買収されることが発表された」
なるほどね。
ようやく話が繋がったわけだ。
本番の開発までの金づるを掴んだわけで、まずは目出度しというところかな。
ノースロップグラマンといえば、ズーマを作って打ち上げたところだ(スペースXは、とんだとばっちりだったがな)。
表向きは打ち上げに失敗したように装い、極秘にステルス衛星を運用している怪しい会社だ(そうなのかあ?)。
オービタルATKは、もちろん、老舗の固体ロケット屋だ。
ブースター、1段目、2段目までは、自前で賄い、オメガの3段目は、最新のプラットアンドホイットニーエアロダイン製RL-10C-5-1エンジンを使うことにしているようだ。
自在に組み合わせて、同一のアビオニクスを使って、使い捨てのリーズナブルなロケットに仕立て上げる。
開発コストも安くなり、枯れた技術(何たって、元々いにしえのスペースシャトルのSRBですから)で信頼性を確保する。
精密なコントロールが求められる一番難しいところは、他社の吊るしのロケットを買ってくればいい(そうなのかあ?)。
やれやれ・・・。
NDLの記事でも書いたが、空軍は、このロケットを完全な当て馬として考えてるんだろう。
「今回の契約は3タイプの国内打上げシステムの開発を促進し、2つの安全保障打上げサービスの将来的な獲得を可能にするものである」
ブルーオリジンかULAがこけた時の保険だな。
しかし、意外に本命になるかも知れない。
(BE-4)
https://ja.wikipedia.org/wiki/BE-4
「現在ではユナイテッド・ローンチ・アライアンス (ULA) 社のアトラスVの後継機であるヴァルカンにも使用が予定されている。」
このエンジンに問題が起これば、両方ともコケるわけだからな。
その時は、オメガと今回仲間外れになったスペースXが、未来の空軍の打ち上げを担うことになる。
卵は、違うバスケットの中に、ちゃんと入れてあるわけだ。
我が国のように、三菱がこけたら宇宙開発が全面的に止まるなどということはない(石播はブースターに毛が生えたロケットしか作ってないしな)。
まあ、同じブースターに毛をはやしたオメガは、しかし、イプシロンなどとは桁が違う。
目指すところは、デルタ4ヘビーを超える打ち上げ能力だからな。
偵察衛星を上げるためには、そのくらいのパワーが必要なわけだ。
海のものとも山のものともわからない、影も形もないニューグレンやバルカンに比べて、要素技術とはいえ、実績が見えているオメガに投資するのは健全だろう。
先進的なのが欲しければ、ファルコンヘビーは既に完成しているしな。
どう転んでも、開発に失敗して、ISSみたいな惨めな思いをしなくて済みそうだ。
米国の打ち上げの歴史は、ICBMを中心とした軍用ロケットの歴史だ。
NASAは、その片隅でド派手な花火(アポロやスペースシャトルのことですかあ?)を上げていたに過ぎない。
実際、ついこの間まで、そのICBMの使い古しに毛をはやしたロケットが、NASAの衛星や探査機を打ち上げてたわけだからな。
ある意味では、オメガこそ本命と言えなくもない。
次世代の軍事用衛星打ち上げロケットのメインストリームとなる可能性だって、十分にある。
まあ、ファルコンヘビーと半分こだろうな。
大量の技術者を抱え、軍部と密接に結びつき、怪しげな衛星を極秘裏に開発して、こっそりド派手にうちあげる(ワケワカ・・・)。
中規模の衛星とかは、ULAやブルーオリジンでも打ち上げられるかもしれないが、超ド級偵察衛星は限られたロケットでしか打ち上げられない。
浮沈子は、いろいろバリエーションがあるとかいうことより、デルタ4ヘビーの後継ロケットを開発するのがメインだと見ている。
低軌道に、数十トンの衛星を打ち上げられる、文字通りヘビーな奴だ。
光学技術の進歩で、もはや、そんな衛星は必要なく、高頻度に情報を得るために、莫大な数の小型衛星でコンステレーションを構成するのが昨今の流行りだと言われている。
しかし、やはり、ここ一番というところで超低軌道に降りてきて、ハッブルも顔負けな光学系を駆使して、髪の毛1本分の解像度(!)で撮影するには、どーしてもデカいの上げなきゃならんわけだ(未確認)。
オメガは、「OmegA」とAを大文字で綴るのが正しいらしい。
こいつが、本命になるか、ただの当て馬で終わるかは、ブルーオリジンの開発するBE-4エンジンがものになるかどうかにかかっている。
ULAは、さっさと決めちまったようだが、大丈夫なんだろうか?。
まあ、どうでもいいんですが。
エンジンだけ出来たって、それを積んで飛ばすロケットが出来上がる保証はない。
スペースXのBFRは、毎年のようにコンセプトイラストが変わっている。
10年以内に出来上がれば上出来だろう。
浮沈子は、2020年代には完成しないと見ているけどな。
バルカンもニューグレンも似たようなもんだろう。
その間、巨大超重量級衛星を軌道に上げるのは、ファルコンヘビーとオメガの役目になる。
米国の宇宙戦争を支える基幹ロケットだな。
月とか、火星とか、寝言を言ってないで、地球周回軌道でしっかり仕事しろよ・・・。
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