落第2018年09月01日 20:57

落第


GUEファンダメンタルズに落第した。

正確には、テックパスに通らなかったということなんだが、オマケでもらえたレクリエーショナルパスが欲しかったわけではない。

理由は簡単。

実力が、テックパス以前だったというだけ。

ダイビング2日目には、受講した2人ともテックパスは無理と見切られ、最終日のスキルをレクリエーショナルパス用に修正された。

想定の範囲内とはいえ、また、録画された映像を見れば一目瞭然とはいえ、ショックは大きい・・・。

ファンダメンタルズのテクニカルパスは、テクニカルダイビングへ進むためのスクリーニングの役割を果たしている。

これをパスしなければ、テクニカルダイビングへ進ませないのだ。

足切り、関所、フィルター、ふるい、門前払い、エトセエトセ・・・。

それは一方で、ダイバーの命を守ってもいる。

浮沈子は、今日、命を救われたのかもしれない。

やれやれ・・・。

もちろん、スキルアップして再挑戦することは可能だ(たぶん)。

しかし、少なくとも今は、そんな気にはなれない。

また、スキルアップのためのトレーニングは続けるとしても、ファンダメンタルズに再挑戦することを前提として行うわけではない。

気持ちを切り替えて前向きに善処するのが一番だが、今日は思い切り落ち込んでおこう・・・。

雲見初ダイブ2018年09月02日 22:18

雲見初ダイブ


GUEファンダメンタルズの落第から立ち直るには、やや時間がかかりそうだが、今月のスケジュールは厳しい。

今日は、一人寂しく涙にくれながら富戸でひっそり潜ろうと思ってたんだが、雲見ツアーに参加可能ということで、急遽飛び入り!。

月末のカバーン講習の下見もかねて、初めての雲見ダイビングに挑戦。

船尾に昇降ステージが付いた専用ボート二隻が、入れ代わり立ち代わり、大勢のお客さんを捌いていく。

すげーっ!。

重要なのは、エキジットの時に上手にステージに乗って、上昇する際にフィン先を挟まないようにする点だな。

要領は分かった。

これなら、サイドマウントのダブルタンクでも行けるかもしれない。

膝立ちで、タンクの底を着けるようにすると、安定するだろう。

しかし、ステージから船尾に移動する際には、その姿勢から立ち上がらなければならないからな。

それが出来るかどうかが問題だが、ステージには一人分を仕切るスペース毎に手すりが付いているから、それを利用して立ち上がればいい。

船長さんに相談して、上がったら船尾に陣取らせてもらえれば、タンクを外すことは可能だ。

乗り降りの際にどうするかが問題だがな。

2本を手運びで乗せるというのはしんどい話だ。

岸壁には、船首を押し付けて、そこから流れ作業で乗り込む。

エントリーは、浮沈子が参加したグループはバックロールエントリーだった。

船尾から、ジャイアントストライドをしていたグループもあった。

サイドマウントの場合、船べりにタンクを乗せてバックロールできるといいんだが、それだけの幅はない。

不安定になってしまう。

誰かが支えてくれるとか、補助が必要だからな。

船尾のステージを、エントリーの際に使わせてくれるとありがたいんだがな。

膝立ちで、タンクを付けて、そのまま降ろしてくれると楽勝だ。

4人同時に入れる。

しかしなあ、今日の流れ作業を見ている限りは、もたもた出来ない感じだしな。

タンクも10リットル、バルブもヨークで逆ハンドルがなかったりすることを考えると、バックマウントシングルタンクがいいような気もする。

うーん、悩むところだ。

水中は、土砂降りの雨の後で、1本目の壁ぎわのエントリーは、水面近くは茶色く濁っていて、透視度30cmくらい。

しかし、1mも潜れば澄んだ水になって、バッチリOK。

透視度は10m以上ある。

2本目の牛着岩(うしつきいわ)は、エントリーから澄んでいて、水が青かったりする。

いいところだな・・・。

穴に入ると、心臓バクバクで、エアの消費も早く、あっという間に残圧は50バール近くになってしまった。

残す人は、100バールくらいだったから、浮沈子が穴向きでないことだけは確かだ。

うねりで、若干揺すられたが、まあ、許容範囲。

ラインを張ったりすることを考えると、ちょっと難易度は高いかもしれない。

サカナに関心が薄い浮沈子は、ウツボくらいしか分からなかったが、穴の中にも小魚やヤドカリなどがいて、生物好きには面白いかもしれない。

ボートの関係で、ダイブタイムは45分マックス。

お客さんの中には、エア切れを起こす人もいて、アシスタントのオクトパスを咥える羽目に・・・。

まあいい。

それが我が国のダイビングの真の姿だ。

バディの設定もない(一応、確認したんだけどな)。

ガイドが全員のバディなわけだが、何人もエア切れになったら、どうするつもりなんだろうと、他人事ながら心配になる。

残圧50の浮沈子は、そんな余裕はないからな。

2本目は、2人目のエア切れが出て、ガイドとアシスタントがオクトを提供していた。

もう一人出たら、どーするんだろうな・・・。

偉そうなことを書いているが、浮沈子はダイコンを持っていくのを忘れてしまい、ダイビングプロファイルを確認することも出来ない。

可能な限り、ガイドと同じ水深を維持して、安全停止などをこなしたが、自慢できる話ではない。

やれやれ・・・。

大興奮のダイビングの後は、死ぬほどの量があるてんぷら定食を平らげ、ウルトラオレンヂ生ジュースを飲み干し、3時間余りかけてクルマを転がして帰ってきた。

(伊豆オレンヂセンターのご案内)
http://www.ultra3nen.jp/about/

夏の終わりの週末だったが、朝の土砂降りが功を奏して、帰り道の渋滞は皆無だった。

月末は、再び雲見で潜ることになる。

どうなることやら・・・。

体重減少2018年09月04日 09:24

体重減少


日曜日に帰ってきた時は2kgくらい増えていた体重が、昨日はしっかりと減った。

ちょっと忙しくて、昼間食事を摂れなかったからな。

横浜、神田、大井町と転戦し、帰ってきたのは夜11時ころ。

食事して、短時間だが爆睡した。

カバーン講習の準備で、急いでサイドマウントのコンフィギュレーションを完成させなければならない(たぶん、そう簡単にはいかない)。

神田では、レギュレーターの組み換え、ハーネスと買ったばかりのキャニスターライトのセッティング、予備のバンジーなど、細かい器材の購入。

今日は、金属製のメジャー、スプール用白マジック(追加購入)、アロー用黒マジックを買いに行く予定。

台風の影響か、朝から雨が降り続いている。

時折、音を立てて降っているようだ。

まいったな・・・。

なんちゃってサイドマウントからの脱却を果たせるかどうかだが、GUEファンダメンタルズでも明らかになったように、ダイビングの基礎が出来ていないので大変だ。

つーか、悪い癖がついていて、抜こうとしてもなかなか抜けない。

水泳教室では、300回悪い癖で泳ぐと、3000回正しく泳がないと抜けないと言われている。

おいおい・・・。

まあ、だから正しい泳法をマスターしましょうということなんだが、ジジババにとっては、おめーの癖は死ぬまで直らねーよといわれるに等しい(そうなのかあ?)。

癖が治るのが先か、お迎えが来るのが先か・・・。

まあいい。

浮沈子が10年かかって付けてしまった悪い癖は、たぶん、死ぬまで直らないかもしれない。

ただ、それでいいと思わずに、少しでも直そうとすることは大切な姿勢だ。

優れた指導者に付いて、真剣な努力を重ねるしかない。

もちろん、遊びに過ぎないんだが、真剣に遊ばなければつまらないからな。

悪癖を廃して正しいスキルを身に着けることで、安全快適に潜ることが出来ればそれでいい。

口で言うのは簡単だが、実際はなかなか困難だということが分かってくる。

しかし、努力を続けなければ、何も変わらず、歳と共に衰えていくだけになる。

挑戦し続けなければ、敗退するしかない。

現状を維持することさえ難しくなるしな。

先週、あれだけ食いまくったのに、体重が減ったということは、それだけの運動量をこなしていたからということになる。

疲れるわけだな。

結果も疲れることになったけどな。

もう、それにこだわることはやめようと思っていても、ついつい思い出しては、プチへこみになる。

まあ、どうでもいいんですが。

へこんでいても、何も変わらない。

山に登るルートが複数あるように、ダイビングにもいろいろなアプローチがあるんだろう。

GUEファンダメンタルズのテクニカルパスのドアは開かなかった。

再び叩くことになるかどうかは分からない。

とりあえずは、サイドマウントによるカバーン講習のドアを叩いてみよう。

5日(明日じゃん!?)のチェックダイブは、台風21号の影響で國富のプールで行うことになった。

ここで、とても無理だと判断されれば、バックマウントシングルタンク、ハーネス、プレート、ロングホースで行うことになる。

ひさびさのサイドマウント2本差し。

まともに潜れるかどうかが心配だが、本数はダブルタンクよりは多いからな。

それだけ、変な癖が付いている可能性もある。

困ったもんだ・・・。

最近のサイドマウントの流儀は、少し上体を起こしたトリム(膝まで一直線:15度くらい?)を維持することなんだそうだが、水平姿勢を強要される(!)GUEの直後だからな。

やや混乱するかもしれない。

しかし、下半身については、足を伸ばし、膝を開かず、落とさない姿勢を維持するわけだから、共通のトレーニングになる(ここ、重要です!)。

頭より上に足が上がるのが御法度らしい。

まあ、どちらも洞窟由来のダイビングだからな。

ヘンタイ度でいえば、似たようなもんだろう。

浮沈子が見るところ、テクニカルダイバーは、誰もが自分が一番正しいと思ってる(たぶん)。

そう思わなければ、やってられないシビアな環境に潜るわけだからな。

当然と言えば当然だろう。

俺様のダイビングこそが、絶対正しいと信じられなければ、ヤバいところには行けないからな。

浮沈子は、自分が潜っているところのビデオを見て、こいつをテックパスに通すわけにはいかないと強く感じた。

インストラクターと同意見だな。

その意味では、正しい評価が出来るようになってきているのかも知れない。

さて、明日のチェックダイブの結果は、どうでるんだろうか?。

持ち物リスト:(追加)

ハーネス(メインライト付き)、ウイング
マスク(メイン)
ブーツ(合うなら何でも)
フィン(マレス・ダイブライト両方)
ウエット5mm、フードベスト
金属のメジャー(1m:要購入)
(ポーチの中に、タイラップとマウスピースを入れる人もいる。)
ダブルエンダー2個(ポーチ用)
白マジック(スプール用:要購入)
移充填ホース(國富用)
アロー3個、アローホルダー、名前用マジック(要購入)
スプール2個
バックアップライト
バックアップマスク(ダブルエンダー付き)
水中ノート(ダブルエンダー付き)
(フロートはいらない:雲見では必要かも)
予備のバンジー(クリップ付き)
予備のダブルエンダーリール用
コンピューター2個(左右:ボトムタイマーでないこと)
コンパス(状況による:雲見では必要かも)
カッティングデバイス2個(発注済)
ポーチ(発注済)

プチリバウンドと中性浮力2018年09月04日 21:15

プチリバウンドと中性浮力


浮き出したら、早期に対応しないといけないのは中性浮力もリバウンドも同じだ。

6か月間の体重の増減を見ると、この間のプチリバウンドの傾向が分かる。

先々週からドカ食いを続けて2週間、プチリバウンド状態に陥っていた浮沈子は、昨日から粗食に耐え、辛うじて踏みとどまった(ホントかあ?)。

ドカ食いしても、一気にリバウンドに突入するわけではない。

心を入れ替え、カロリーと運動のバランスを取ろうと心がければ、ドロップアウトすることなく、継続的なダイエットの軌道に復帰することが出来る。

単に、食事の量を減らすのではなく、必要な栄養素を厳選し、カロリーの高い脂肪や糖質を控え、併せて運動の習慣を続けることが重要だな。

運動は、量ではなくて質の問題もある。

浮沈子レベルの筋トレとかでは、大した効果は期待できない。

今日は、午前中に用足しをしたり、買い物に行ったり、早めの昼食を食べたりして、午後の昼寝を久しぶりにむさぼる。

目が覚めてから、かなり精神的に努力してフィットネスに出かけた。

自転車が倒れそうな強風が吹く。

昨日計り損ねた体脂肪計に乗って、筋肉量などの値を見る。

いつもは、いい値を出そうとして、午前中に測っているんだが、今回は飯の後で、ちょっと不利な状況だったが、先月から体重がわずかに減っていて、BMIは、ようやく標準範囲に収まった。

このペースでいけば、来月には体重が標準範囲に収まりそうだな。

いい傾向だ。

体脂肪率、筋肉量とも、標準範囲に入っている。

つーか、筋肉量はほとんど同じで、体脂肪量が減ってきている。

大切なことは、このペースを維持することだな。

2年前のダイエットは、急激な体重の減少の後、V字でリバウンドしたからな。

Vドリル(バルブドリル)は苦手でも、V字回復型リバウンドは得意だ。

まあ、どうでもいいんですが。

この半年、体脂肪率は、ほぼ一貫して下がり続けている。

3月:29.1%
4月:26.8%
5月:26.3%
6月:26.9%
7月:24.9%
8月:未計測
9月:24.3%

体型的にも、やや改善されている。

しかし、体重計みたいなやつだからな。

余り当てにはならんだろう。

この傾向が続くことを願うばかりだ。

体重的にはプチリバウンドを繰り返しているんだが、今回はそこからの復帰が早い。

継続的な傾向を示しているのは体脂肪率位だ。

体重自体は、増減を繰り返している。

夏も盛りを過ぎ、食欲の秋だからな。

気を付けないと、吹き上げ食らいそうだ。

早めの対処は中性浮力の極意だが、ダイエットにも共通していそうな感じだな・・・。

さらばVR?2018年09月05日 06:50

さらばVR?


思い出したようにVRの記事を書く。

先日、ダイビングの関係でお会いした方と、ホームページによる訴求についてお話しした。

その際に、我々が日常認識している現実は、脳が作り出すバーチャルな世界だという話が出た(つーか、浮沈子が吹っ掛けた議論ですが)。

昆虫は、複眼でものを見ているし、もっとシンプルなセンサーで世界を捉えている生き物(機械でもいいんですが)はたくさんいる。

人間は、単眼とか、精密な聴覚とかを備え、やや衰えた嗅覚や触覚と、ダイエットに不向きな味覚、さらには自らの内臓などから送られる信号を元に、自己と自分が生きる世界を構築する。

ああ、記憶とかも重要かもな。

そうして構築された仮想世界で日常を営み、その世界との整合性をとりながら生活する。

そこに齟齬をきたせば、統合失調症とかになるのかもしれない(詳しくは知りませんが)。

VRは、その「仮想の」現実世界に、重層的に或いは代替的に仮想世界を与える。

どれ程精度が上がり、リアリティが増しても、脳はそれを現実とは受け入れず、仮想世界として捉えようとするだろう。

夢に直接関与するとか、脳に直接刺激を与えてVRを実現するとかしない限り、やはり現実とは異なる世界になるからな。

しかし、技術的なリアリティとは別の話として、例えば小説を読んだりすることで疑似体験を得るということもある。

紙に印刷された記号をなぞることで、人間の脳は簡単にVRを構築することが可能なのだ。

脳がそう認識すれば、技術的精度はVRの本質ではないのかもしれない。

(視力がなくても見える!網膜にビジョンを映すQDレ-ザ)
http://ascii.jp/elem/000/001/428/1428515/

先日、こんな記事を読んで、技術の進歩は留まることを知らないと認識を新たにした。

人間の脳に直接訴求するVRが登場するのも時間の問題かもしれないな。

その刺激を、真の現実として受け入れるためには、現実の刺激を遮断する行為も必要かもしれない。

視覚、聴覚はもとより、内臓感覚まで完全に遮断することが出来れば、外部からの干渉を現実として受け入れることはあり得るだろう。

夢中になって小説を読んでいると、腹が空いていることを忘れてしまうこともあるしな。

VRを極めようとすれば、騙そうとしている人間の脳の働きに、もっと注目する必要がある。

結局、マトリックスやインセプションの世界になるのかもしれない。

ホームページによる顧客への訴求というのは、結局、そういうVRプロセスの文脈の中で再定義されていくだろう。

議論は、人間の脳が、自我を形成することにまでは及ばなかった。

そういった、高次の脳機能については、未解明なところも多い。

自我を持った生身の脳を騙しおおせることは、結局できないのではないかと浮沈子は考えている。

それが真実かどうかは、今後のVRの展開に掛かってくるのかもしれないけどな・・・。