スーパーカー「ズ」 ― 2012年12月07日 04:07
スーパーカー「ズ」(512BB)
かつて、スーパーカーとして認知されていたのは、フェラーリとランボルギーニの12気筒車くらいのものであった(マクラーレンF1は、ずっと後の登場である)。
最高速度は、300kmというのが目安。
わずか(!)400馬力で、本当にそんなに出ていたのか・・・?。
(フェラーリ・512BB)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BB512BB
(ランボルギーニ・カウンタック)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%83%E3%82%AF
まあ、いい。
40年の歳月が流れた(あっ、という間に・・・)。
紅顔の美少年は、つるっぱげオヤジになり、憧れだったベンツとポルシェを乗り回す不良中年になった。
そして、なんと、21世紀の自動車は、軒並み500馬力を超え、最高速は、実測で300kmを超えるのが当たり前となった。
その程度では、誰もスーパーカーと呼んでくれない。
単なるスポーツカー、せいぜいスーパースポーツである。
(フェラーリ・F12ベルリネッタ:GTカーだそうです)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BBF12%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%AA%E3%83%8D%E3%83%83%E3%82%BF
(ランボルギーニ・アヴェンタドール:これは、スーパーカーらしい)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%AB
1000馬力、時速400km以上で、ようやく誰もが認めるスーパーカーを名乗れる。
(ブガッティ・ヴェイロン)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%82%AC%E3%83%83%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%83%B3
(シェルビー・スーパーカーズ・エアロ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%82%A2%E3%83%AD
400馬力未満、時速300km未満のクルマには、特別な呼び名は付かない。
ただの自動車である。
そりゃ、メーカーは、ピュアスポーツ(操縦性「だけ」を楽しむクルマ)とか、ラグジュアリースポーツ(内装や装備の豪華さ「も」楽しむクルマ)とか言っているが、オフロード車が600馬力の時代に、「何カッコつけてんだよ!」と言われても仕方ない。
(ベンツG65AMG(ゲレンデヴァーゲン):一番下にあります)
http://benz-gelandewagen.jp/lineup/amg.html
いやはや、大変な時代になったものだ。
スタイルも、レトロ調から正統派まである。
(【ロサンゼルスモーターショー12】メルセデスベンツ SLS AMG ブラックシリーズ[詳細画像])
http://response.jp/article/2012/12/06/186528.html
(ケーニッグゼグ・アゲーラ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%82%B0%E3%82%BB%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A9
(パガーニ・ウアイラ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%A9
レン・シュポルトの記事で、991ポルシェはスーパーカーか?、というのがあった。
(レンシュポルト Vol. 19:巻頭のコラムなので、目次には出ていません)
http://www.neko.co.jp/?p=2572
こんな議論が行われているのは、日本だけだろう。930ターボがスーパーカーだった国である。
(ポルシェ・911:2代目 930型(1974年-1989年))
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%BB911#2.E4.BB.A3.E7.9B.AE_930.E5.9E.8B.EF.BC.881974.E5.B9.B4-1989.E5.B9.B4.EF.BC.89
991型になって、GTカーの色濃いクルマになり、スポーツカーとしての位置づけがシフトしてきた感があるが、オーナーとなる方は、あくまでスポーツカーとして、走りを楽しむために購入するという。
実測で300km出てしまうスポーツカーって、考えてみればスゴイことだ。しかし、ワタクシはカレラGTですら、スーパーカーではないと考えている。
オジサンの頭の中では、「マクラーレンF1」だけが真のスーパーカーであると、今でも信じて疑わない。P1が作られても、考えは変わらない。
スーパーカーという名に相応しいのは、「時代を超越したクルマ」、つまり、技術、性能、カーコンセプトなど、その時代のクルマの価値を凌駕する高みにあったかどうかが問われるのだ。
その意味では、ヴェイロンでさえ、疑わしい。
航空機の離陸速度を超える走行速度、コンピューターの助けなしには、まともな走行すらできない巨大なパワー。
そんな、乗り物を、公道で自由に走らせて楽しむ時代は終わろうとしている。
ひょっとしたら、もう二度と真のスーパーカーが作られることはないのかの知れない。
かつて、スーパーカーとして認知されていたのは、フェラーリとランボルギーニの12気筒車くらいのものであった(マクラーレンF1は、ずっと後の登場である)。
最高速度は、300kmというのが目安。
わずか(!)400馬力で、本当にそんなに出ていたのか・・・?。
(フェラーリ・512BB)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BB512BB
(ランボルギーニ・カウンタック)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%83%E3%82%AF
まあ、いい。
40年の歳月が流れた(あっ、という間に・・・)。
紅顔の美少年は、つるっぱげオヤジになり、憧れだったベンツとポルシェを乗り回す不良中年になった。
そして、なんと、21世紀の自動車は、軒並み500馬力を超え、最高速は、実測で300kmを超えるのが当たり前となった。
その程度では、誰もスーパーカーと呼んでくれない。
単なるスポーツカー、せいぜいスーパースポーツである。
(フェラーリ・F12ベルリネッタ:GTカーだそうです)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BBF12%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%AA%E3%83%8D%E3%83%83%E3%82%BF
(ランボルギーニ・アヴェンタドール:これは、スーパーカーらしい)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%AB
1000馬力、時速400km以上で、ようやく誰もが認めるスーパーカーを名乗れる。
(ブガッティ・ヴェイロン)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%82%AC%E3%83%83%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%83%B3
(シェルビー・スーパーカーズ・エアロ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%82%A2%E3%83%AD
400馬力未満、時速300km未満のクルマには、特別な呼び名は付かない。
ただの自動車である。
そりゃ、メーカーは、ピュアスポーツ(操縦性「だけ」を楽しむクルマ)とか、ラグジュアリースポーツ(内装や装備の豪華さ「も」楽しむクルマ)とか言っているが、オフロード車が600馬力の時代に、「何カッコつけてんだよ!」と言われても仕方ない。
(ベンツG65AMG(ゲレンデヴァーゲン):一番下にあります)
http://benz-gelandewagen.jp/lineup/amg.html
いやはや、大変な時代になったものだ。
スタイルも、レトロ調から正統派まである。
(【ロサンゼルスモーターショー12】メルセデスベンツ SLS AMG ブラックシリーズ[詳細画像])
http://response.jp/article/2012/12/06/186528.html
(ケーニッグゼグ・アゲーラ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%82%B0%E3%82%BB%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A9
(パガーニ・ウアイラ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%A9
レン・シュポルトの記事で、991ポルシェはスーパーカーか?、というのがあった。
(レンシュポルト Vol. 19:巻頭のコラムなので、目次には出ていません)
http://www.neko.co.jp/?p=2572
こんな議論が行われているのは、日本だけだろう。930ターボがスーパーカーだった国である。
(ポルシェ・911:2代目 930型(1974年-1989年))
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%BB911#2.E4.BB.A3.E7.9B.AE_930.E5.9E.8B.EF.BC.881974.E5.B9.B4-1989.E5.B9.B4.EF.BC.89
991型になって、GTカーの色濃いクルマになり、スポーツカーとしての位置づけがシフトしてきた感があるが、オーナーとなる方は、あくまでスポーツカーとして、走りを楽しむために購入するという。
実測で300km出てしまうスポーツカーって、考えてみればスゴイことだ。しかし、ワタクシはカレラGTですら、スーパーカーではないと考えている。
オジサンの頭の中では、「マクラーレンF1」だけが真のスーパーカーであると、今でも信じて疑わない。P1が作られても、考えは変わらない。
スーパーカーという名に相応しいのは、「時代を超越したクルマ」、つまり、技術、性能、カーコンセプトなど、その時代のクルマの価値を凌駕する高みにあったかどうかが問われるのだ。
その意味では、ヴェイロンでさえ、疑わしい。
航空機の離陸速度を超える走行速度、コンピューターの助けなしには、まともな走行すらできない巨大なパワー。
そんな、乗り物を、公道で自由に走らせて楽しむ時代は終わろうとしている。
ひょっとしたら、もう二度と真のスーパーカーが作られることはないのかの知れない。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。