酒とタバコ2014年03月08日 01:37

酒とタバコ


浮沈子がタバコを吸い始めたのは、21歳の時である(ホントです)。

酒は、まあ、二十歳前からやっていたな。

タバコは、一時期は1日3箱吸っていたが、250円から280円に値上げするときに止めた。

愚弟が止めたので、それをきっかけにした。

以来、10年以上、1本も吸っていない。

酒は、4年前に、ディープダイビングをきっかけに止めた。

両方とも、いい時期に止めることができたと感謝している。

(「電子たばこ」役立つ?有害? 高校生ブームで懸念、米国で論争)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140307-00000500-fsi-bus_all

「欧州ではスイスやスペインが公共の場での喫煙を禁止する規制を導入。欧州連合(EU)も規制を強化する方針だ。米国でも今後、連邦政府レベルでの規制が検討される見通し」

世界では、概ねタバコは吸えなくなっている。

ホテルにも、部屋には灰皿がない。

バルコニーのテーブルの上にあったりする。

愛煙家にとっては、厳しい時代になった。

さて、酒はディープダイビングをきっかけに止めたのだが、こちらの方が禁止されるという話は聞かない。

しかし、ヘベレケに酔うというのは、さすがに褒められた行為ではないし、昼間から酒の臭いをぷんぷんさせているというのも頂けない。

マナーの問題だな。

全てのアルコール飲料は、健康被害や依存を生み出すことが分かっている。

精神病の温床にもなる。

もともと、アルコールは、血液脳関門といわれる血管のバリアーを通り抜けることによって、脳神経に作用し、薬理効果(?)を得ることを身上としている。

二日酔いになる程の深酒をすると、何千万もの脳細胞が死ぬといわれている。

浮沈子も、だいぶ少なくなっていて、それでなくても記憶力や思考力に問題があるので、この先が心配であるな。

肝臓などの解毒システムにも負担がかかり、肝硬変や肝臓癌の発生にも繋がる。

酒酔い運転など、間接的に社会問題を生み出す。

タバコは、呼吸器疾患や発癌性が問題だが、受動喫煙という厄介な問題があり、先に引用した記事でも、紙巻タバコより低いとはいえ、周りに迷惑らしい。

高次脳機能が発達した哺乳類は、脳に対する刺激を、「快」として受け入れる傾向があるようだ。

サルだって、酒を飲むくらいである。

タバコが脳にどのような刺激を与えているかは知らないし、タバコを吸うのは人類だけだから、サルに聞くわけにもいかない。

ダイバーの中にも、タバコを吸う方は多い。

意外なほど多いので驚くが、浮沈子は、それこそ自己責任だと思っている。

エキジットして、直ぐに吸い始める人もいるが、概ねボートの上なので、受動喫煙の問題はない。

止めた方がいいに決まっているが、他人の迷惑にならなければ、好きにすればいい。

タバコは、しかし、高すぎるな。

製造原価なんてタダみたいなもので、流通コストと税金と宣伝広告費が殆どのコストを占めているんだろう。

タバコ栽培農家が手にしている金額なんて、大したことはない。

農業政策として語る必要もない。

(タバコ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%90%E3%82%B3

我が国は、タバコの葉の輸入国なのである。

タバコモザイクウイルスなんて、懐かしい名前が出てくるな。

(タバコモザイクウイルス)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%90%E3%82%B3%E3%83%A2%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9

「結晶学者ロザリンド・フランクリンはスタンリーのもとでX線回折による研究を行い、後にTMVの模型を造った(1958年)。彼女はTMVが中空で中に1本鎖のRNAが入っていると想像したが、それが正しいことは彼女の死後証明された。」

DNAの立体構造が解き明かされる過程で、「二重らせん」にも登場する女性科学者である。

(ロザリンド・フランクリン)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B6%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%B3

「フランス留学後の1950年、ロンドン大学のキングス・カレッジに研究職を得て、X線結晶学の研究に没頭した。X線結晶学とは、結晶へのX線照射による物質の散乱パターンを逆フーリエ解析を用いて解き、当該物質の分子構造を解明していこうというものである。彼女にあたえられた研究テーマは、X線によるDNA結晶の解析であった。」

「1962年にワトソン、クリック、ウィルキンスがDNAの構造解明によりノーベル生理学・医学賞を受賞したが、フランクリンは1958年に37歳の若さで卵巣癌と巣状肺炎により死亡したため、受賞の栄誉は得られなかった。一説には、実験のため無防備に大量のX線を浴びたことが癌の原因だといわれている」

生命の鍵を握るといわれ、世界の頭脳が結集したDNAも、その全遺伝子配列が決定し、疾病の治療や育種の世界へと進んでいる。

遺伝子工学が喧伝され、浮沈子も理系を指向していた。

この辺りの名前は、耳にタコができるほど聞かされた。

ワトソン、クリック、ウィルキンス、キャベンディッシュ研究所、ブラッグ卿、ライナス・ポーリング・・・。

第二次大戦後の雰囲気を残す時期の、英国の名門研究所を舞台に繰り広げられたドラマを活写した「二重らせん」を読んで、夢中になったものだ。

いい思い出である。

酒もタバコも止めて、飲む方は燃料として車に飲ませ、吸う方はナイトロックスになった。

金はそっちの方が余程掛かるが、後悔はしていない。

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