次世代の探査機 ― 2015年01月13日 01:57
次世代の探査機
宇宙探査の現状と課題については、このブログでも少し触れた。
(宇宙探査の憂鬱)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/01/05/7532541
「浮沈子は、我が国独自の深宇宙探査が消えてなくなるのは、時間の問題だと思っている。」
「国際協力、民間活力の利用で、コストパフォーマンスを高め、地球近傍を中心とした活動に限っていくのが正解だろう。」
まあ、概ねこの方向が変わることはあるまい。
それでも、地球近傍を離れて、例えば太陽系の外や他の恒星系に探査機を送り込むという話は、かなり昔からある。
実際、ボイジャー1号は、太陽系の外に達し、恒星間宇宙を飛行中だ。
(人類の地平)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2013/06/29/6881602
(ボイジャー1号)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%82%A4%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC1%E5%8F%B7
「ボイジャー1号 (Voyager 1) は1977年に打ち上げられた太陽圏外を飛行中のNASAの無人宇宙探査機である。」
「ボイジャー1号は双曲線軌道に乗り、太陽の脱出速度に達している。ボイジャー1号はパイオニア10号や11号(共に運用終了)、姉妹機であるボイジャー2号とともに星間探査機へと役割を変えている。」
「ボイジャー1号は地球から最も遠くに到達した人工物となっている。特定の恒星をまっすぐ目指しているわけではないが、仮に太陽系に最も近い恒星系であるケンタウルス座アルファ星に向かったとしても、到着するまでには約8万年かかる。」
1977年9月というから、既に37年以上も昔である。
しかし、今からでも遅くはない。
太陽系の惑星探査などに構わずに、一気に他の恒星を目指す軌道に乗れば、37年くらいの遅れは、直ぐに取り戻せるだろう。
何せ、8万年も掛かるんだから。
この探査機が、これほど長期間観測を続けることが出来ているのは、何よりも搭載している原子力電池のおかげである。
「2機のボイジャー探査機ではそれぞれ3個の原子力電池が電力を供給している。この発電装置は当初想定されていた寿命を大幅に超えて2013年現在も稼動している。1977年当時470Wを供給していた原子力電池は、2008年の時点で285Wに落ちた。節電のため一部の観測装置の電源を順次切ってゆくことで、2025年頃までは地球との通信を維持するのに十分な電力を供給できると期待されている」
「2020年の時点で以下の装置が動いている予定。今後これらの電源をどの順番で切るかは、まだ未定。
・低エネルギー荷電粒子
・宇宙線サブシステム
・磁力計
・プラズマ波サブシステム」
(原子力電池)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E9%9B%BB%E6%B1%A0
「熱電変換方式
放射性核種の原子核崩壊の際に発生するエネルギーを熱として利用し、熱電変換素子により電力に変換する。実用される原子力電池にはアルファ崩壊を起こす核種であるプルトニウム238やポロニウム210が用いられ、放射されたアルファ線が物質に吸収されて生じた熱を利用している。」
「宇宙探査機については小惑星帯までは太陽光放射量も十分なため、小惑星帯よりも内側でのみ活動する探査機の電源には太陽電池が使われてきた。一方でそれよりも外側で活動する探査機の場合は、太陽からの光が弱い上に目標到達に長い時間(打ち上げから木星到達までには、軌道や位置関係にもよるが最低1年以上)がかかるので、原子力電池以外の選択肢は事実上存在しなかった。しかし2011年現在では太陽電池の性能向上により、少なくとも木星軌道程度であれば原子力電池を太陽電池に置き換えることも可能となっている。」
「原子力電池は寿命が長いため、打ち上げから30年以上経つボイジャー1号とボイジャー2号は現在でも太陽圏の外へと向かっており、星間空間の探査・観測ミッションを続行している(パイオニア10号は2003年に、パイオニア11号は1995年に通信途絶)。」
8万年後に他の恒星系に辿り着いたとしても、それまでには流石の燃料電池も尽きていよう。
だが、心配には及ばない。
他の恒星系に着いたら、太陽電池(まあ、よその「太陽」ですが)を広げればいいだけだ(広げるための電源はどーする?)。
まあいい。
到着するまでの管制や、到着したことの確認は、搭載したコンピューター(HAL9000みたいなやつ)が行うことになる。
何せ、8万年後には、人類文明なんて、おそらく消滅しているに決まっているんだから。
そうして、チンパンジーが進化した新たな文明世界のもとに、ある時電波が届く・・・。
大口径の電波望遠鏡を宇宙の彼方に向けていた猿の惑星の科学者は、これこそ、地球外生命の証に違いないと確信するわけだな。
しかし、その時、考古学者は過去の遺跡の研究から、宇宙からの電波との奇妙な一致を見出すのだ。
おおっ!、地球の古代には、宇宙人がやってきて文明をもたらしたに違いない・・・(違うってば!)。
猿の惑星のSF作家の一人(一匹?)は、「スペースオデッセイ80001」とかいう小説を書き、映画化されて大ヒットになる(なんで西暦がそんなに長く続いているかは、深く追求しない・・・)。
まあ、どうでもいいんですが。
しかし、それでも8万年というのは人類にとっては長すぎる時間だ。
もちっと短い時間の中で探査できる、次世代の宇宙探査ってないのかあ?。
一つの方法としては、探査機のスピードを劇的に速くするという方法である。
パイオニアやボイジャーはスイングバイという方法で加速しているが、もっとうまいやり方があるんじゃなかろうか。
(イオンエンジン)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3
燃料となる推進剤のほかに電力が必要であるため、長時間(100年とか)の運用は困難だが、恒星間宇宙船を加速するのにはもってこいだな。
巨大な燃料タンクを打ち上げて、軌道上で結合し、原子力電池が続く限りイオンエンジンで加速して増速することが出来る。
1000年くらいで他の恒星系に行き着くことが出来れば、まあ、現実的な方法なのではないか(この際、減速することは考えない)。
小惑星とか、火星とか、近所でちまちまやってないで、こういうところに目をつけて、一気に巻き返しを図るってのはどうだろうか。
「原子力」電池というのに、政治的な抵抗があるというのは、分からないではないんですが。
宇宙探査の現状と課題については、このブログでも少し触れた。
(宇宙探査の憂鬱)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/01/05/7532541
「浮沈子は、我が国独自の深宇宙探査が消えてなくなるのは、時間の問題だと思っている。」
「国際協力、民間活力の利用で、コストパフォーマンスを高め、地球近傍を中心とした活動に限っていくのが正解だろう。」
まあ、概ねこの方向が変わることはあるまい。
それでも、地球近傍を離れて、例えば太陽系の外や他の恒星系に探査機を送り込むという話は、かなり昔からある。
実際、ボイジャー1号は、太陽系の外に達し、恒星間宇宙を飛行中だ。
(人類の地平)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2013/06/29/6881602
(ボイジャー1号)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%82%A4%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC1%E5%8F%B7
「ボイジャー1号 (Voyager 1) は1977年に打ち上げられた太陽圏外を飛行中のNASAの無人宇宙探査機である。」
「ボイジャー1号は双曲線軌道に乗り、太陽の脱出速度に達している。ボイジャー1号はパイオニア10号や11号(共に運用終了)、姉妹機であるボイジャー2号とともに星間探査機へと役割を変えている。」
「ボイジャー1号は地球から最も遠くに到達した人工物となっている。特定の恒星をまっすぐ目指しているわけではないが、仮に太陽系に最も近い恒星系であるケンタウルス座アルファ星に向かったとしても、到着するまでには約8万年かかる。」
1977年9月というから、既に37年以上も昔である。
しかし、今からでも遅くはない。
太陽系の惑星探査などに構わずに、一気に他の恒星を目指す軌道に乗れば、37年くらいの遅れは、直ぐに取り戻せるだろう。
何せ、8万年も掛かるんだから。
この探査機が、これほど長期間観測を続けることが出来ているのは、何よりも搭載している原子力電池のおかげである。
「2機のボイジャー探査機ではそれぞれ3個の原子力電池が電力を供給している。この発電装置は当初想定されていた寿命を大幅に超えて2013年現在も稼動している。1977年当時470Wを供給していた原子力電池は、2008年の時点で285Wに落ちた。節電のため一部の観測装置の電源を順次切ってゆくことで、2025年頃までは地球との通信を維持するのに十分な電力を供給できると期待されている」
「2020年の時点で以下の装置が動いている予定。今後これらの電源をどの順番で切るかは、まだ未定。
・低エネルギー荷電粒子
・宇宙線サブシステム
・磁力計
・プラズマ波サブシステム」
(原子力電池)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E9%9B%BB%E6%B1%A0
「熱電変換方式
放射性核種の原子核崩壊の際に発生するエネルギーを熱として利用し、熱電変換素子により電力に変換する。実用される原子力電池にはアルファ崩壊を起こす核種であるプルトニウム238やポロニウム210が用いられ、放射されたアルファ線が物質に吸収されて生じた熱を利用している。」
「宇宙探査機については小惑星帯までは太陽光放射量も十分なため、小惑星帯よりも内側でのみ活動する探査機の電源には太陽電池が使われてきた。一方でそれよりも外側で活動する探査機の場合は、太陽からの光が弱い上に目標到達に長い時間(打ち上げから木星到達までには、軌道や位置関係にもよるが最低1年以上)がかかるので、原子力電池以外の選択肢は事実上存在しなかった。しかし2011年現在では太陽電池の性能向上により、少なくとも木星軌道程度であれば原子力電池を太陽電池に置き換えることも可能となっている。」
「原子力電池は寿命が長いため、打ち上げから30年以上経つボイジャー1号とボイジャー2号は現在でも太陽圏の外へと向かっており、星間空間の探査・観測ミッションを続行している(パイオニア10号は2003年に、パイオニア11号は1995年に通信途絶)。」
8万年後に他の恒星系に辿り着いたとしても、それまでには流石の燃料電池も尽きていよう。
だが、心配には及ばない。
他の恒星系に着いたら、太陽電池(まあ、よその「太陽」ですが)を広げればいいだけだ(広げるための電源はどーする?)。
まあいい。
到着するまでの管制や、到着したことの確認は、搭載したコンピューター(HAL9000みたいなやつ)が行うことになる。
何せ、8万年後には、人類文明なんて、おそらく消滅しているに決まっているんだから。
そうして、チンパンジーが進化した新たな文明世界のもとに、ある時電波が届く・・・。
大口径の電波望遠鏡を宇宙の彼方に向けていた猿の惑星の科学者は、これこそ、地球外生命の証に違いないと確信するわけだな。
しかし、その時、考古学者は過去の遺跡の研究から、宇宙からの電波との奇妙な一致を見出すのだ。
おおっ!、地球の古代には、宇宙人がやってきて文明をもたらしたに違いない・・・(違うってば!)。
猿の惑星のSF作家の一人(一匹?)は、「スペースオデッセイ80001」とかいう小説を書き、映画化されて大ヒットになる(なんで西暦がそんなに長く続いているかは、深く追求しない・・・)。
まあ、どうでもいいんですが。
しかし、それでも8万年というのは人類にとっては長すぎる時間だ。
もちっと短い時間の中で探査できる、次世代の宇宙探査ってないのかあ?。
一つの方法としては、探査機のスピードを劇的に速くするという方法である。
パイオニアやボイジャーはスイングバイという方法で加速しているが、もっとうまいやり方があるんじゃなかろうか。
(イオンエンジン)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3
燃料となる推進剤のほかに電力が必要であるため、長時間(100年とか)の運用は困難だが、恒星間宇宙船を加速するのにはもってこいだな。
巨大な燃料タンクを打ち上げて、軌道上で結合し、原子力電池が続く限りイオンエンジンで加速して増速することが出来る。
1000年くらいで他の恒星系に行き着くことが出来れば、まあ、現実的な方法なのではないか(この際、減速することは考えない)。
小惑星とか、火星とか、近所でちまちまやってないで、こういうところに目をつけて、一気に巻き返しを図るってのはどうだろうか。
「原子力」電池というのに、政治的な抵抗があるというのは、分からないではないんですが。
新型NSX ― 2015年01月13日 11:53
新型NSX
NSXの新型が発表された。
まずは、予告記事から。
(2015年北米国際自動車ショーでAcura新型「NSX」を世界初公開)
http://www.honda.co.jp/news/2014/4141218.html?from=copy
(ホンダ、2015年北米国際自動車ショーでAcura新型『NSX』を世界初公開)
http://jp.autoblog.com/2014/12/18/2015-acura-nsx/
で、今朝の本番。
(【デトロイトモーターショー15】ホンダ NSX 新型、量産モデルを初公開…新世代ハイブリッドスーパーカー誕生)
http://response.jp/article/2015/01/13/241462.html
(【デトロイトモーターショー15】ホンダ NSXの発売は2015年中、価格は1800万円)
http://response.jp/article/2015/01/13/241473.html
「発売は2015年の夏。ネットで好みの仕様を注文できるようにする。カスタマイズできるため、クルマの仕様はひとつに限らなくなる。デリバリーは2015年末。それまでにメディア向けの試乗会も行う予定だ。価格は15万ドル(1ドル=120円換算で1800万円)」
「そして最後に「ALL START IS NOW(すべてがここから始まる)」と力強い言葉でプレスカンファレンスを締めくくった。」
ちなみに、ナウには、「ここ」という意味はない・・・。
(now)
http://ejje.weblio.jp/content/now
まあ、どうでもいいんですが。
新型NSXって、どんなクルマなのだろうか。
(NSX CONCEPT : the 43rd Tokyo Motor Show 2013 - Honda Ver.:動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=Ppf6rxNlTus
コンセプトモデルのCG動画だが、後輪はV6エンジン駆動、前輪は左右独立のモーター駆動の2シータースーパースポーツである。
これって、ミッドシップといっていいんだろうな。
イメージとしては、BMWのⅰ8が近い。
2013の東京モーターショーでは、コンセプトモデルの実車が展示されていた。
(東京モーターショー(その6)NSX)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2013/11/24/7070257
前出の動画を改めて見ると、街中走りなど、低負荷時には前輪モーターだけのFFになるようだ。
「トランスミッションは新開発の9速デュアルクラッチ。V6エンジンが後輪を駆動し、前輪左右にインホイールモーターを組み込んだ4WDハイブリッドとなる。」
レスポンスの記事によれば、4輪にインホイールモーターとあるので、電気駆動時にも4WDにすることが可能なのかもしれない。
スーパースポーツにインホイールモーターというのは、走り重視のホンダとしては、思い切ったことをやったものだ。
バネ下重量の増加という点では、相当のデメリットで、乗り心地や加速、減速の際の動的性能に悪影響が生じる。
商用車などの実用車ならともかく、よりにもよって、ミッドシップ2シーターに採用するアイテムではない。
「また、直噴V型6気筒ガソリンエンジンは、2個のターボチャージャーで過給。排気量を縮小しながら、パワーを引き出すダウンサイジング・コンセプトが導入される。」
ちっ!、ここでもダウンサイジングかよ・・・。
「2013年のコンセプトカーから全長は80mm、全幅は25mm拡大しており、若干キャブフォワードのデザインに変更された。」
全体の印象は変わらないな。
しかし、浮沈子の評価は低い!。
これは、スーパーカーのカッコをしたナンパぐるま(デートカー)だ。
ホンダにはプレリュードというのがあった。
(ホンダ・プレリュード:2代目 AB/BA1型(1982-1987年))
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%89#2.E4.BB.A3.E7.9B.AE_AB.2FBA1.E5.9E.8B.EF.BC.881982-1987.E5.B9.B4.EF.BC.89
「当時としては斬新なデザインが女性にも好評で、運転席側にも助手席リクライニングノブがついており「デートカー」という言葉を生み出した。」
ナンパ、ナンパ!。
新型NSXは、走行性能よりもギミックを取ったイメージキャラクター的なクルマだ。
そりゃあ、絶対性能は高いかもしれないし、コーナーリングスピードだって、左右の前輪の回転差を利用したステアリングで高速になるのかもしれないが、サルでもできる運転を実現するためのギミックに過ぎない。
そういえば、プレリュードにも4輪ステア機能が付いていたな。
(ホンダ・プレリュード:3代目 BA4/5/7型(1987-1991年))
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%89#3.E4.BB.A3.E7.9B.AE_BA4.2F5.2F7.E5.9E.8B.EF.BC.881987-1991.E5.B9.B4.EF.BC.89
「量産乗用車では世界初となる、機械式4WSが搭載されている。」
まあいい。
新型NSXには、そういった見せ掛けの仕掛けが満載なわけだ。
もちろん、商品性高く、1800万円のお値段も、考えようによってはバーゲンである。
初代NSXは、新車が800万円くらいだったと記憶しているが、中古車は当時1500万円位したそうだ。
それだけの価値がある車だったわけだ。
ボディも総アルミ製だったし。
エンジンの搭載位置が高かったことと、やっぱ3リットルV6じゃ非力だったので、絶対的な評価は必ずしも高くはなかったが、玄人を唸らせる完成度の高いクルマだった。
乗り易いスーパーカーということで、マクラーレンF1の設計者であるゴードン・マーレイには、受けが良かったようだ。
「・・・ホンダがNSXを市販し、その快適性は「スポーツカーとしては運転しやすく快適すぎる」という批判があったものの、従来のスポーツカーとは一線を画していた。マレーは求める絶対性能は違いこそすれNSXをベンチマークとし、F1の開発中もNSXを所有し、快適性とスポーツカーとしての性能の指標としていた。」
「マレーはNSXを評して「F1が10点満点ならば、NSXは7点、そのほかのスポーツカー(F40や959、ブガッティ・EB110)は2点か3点」とした。」
(ホンダ・NSX)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BBNSX
「バブル景気絶頂期の1989年に発表、翌1990年9月14日の販売開始から2005年12月末までの15年間の長きにわたってフルモデルチェンジを行うことなく製造され、2006年まで販売がなされた。」
ピュアなクルマだ。
ホンダの潔さを感じるな。
(ホンダ NSX(全国)の中古車を「探す」)
http://www.carsensor.net/usedcar/bHO/s042/index.html?LP=HO_S042&SORT=2
今でも人気のようで、250万円から2000万円くらいまでの値段が付いている。
しかし、浮沈子は買わない。
買えたとしても買わない。
オープンじゃないからというのが主な理由だが、横置きV6エンジンというのが引っ掛かっている。
ここはピュアじゃないな。
新型は、V6でも縦置きで、ツインターボだそうだ。
モーターアシストもあるので、パワーに不足はないだろう。
ボディがどういう作りになっているのかは分からないが、アルミとカーボンの組み合わせなんだろうな。
(Auto Prove Survey】カーボンの時代〜超軽量化技術への挑戦!:少し古いですが)
http://autoprove.net/2011/07/8892.html
今年中にはデリバリーされるという。
(550馬力超…ホンダNSX、10年ぶり復活へ)
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20150113-OYT1T50041.html
「日本では15年内にホンダブランドで売り出す。」
「ターボエンジンに三つのモーターを組み合わせたハイブリッド車で、燃費を高めながら、550馬力以上の最高出力を実現した。」
550馬力とかいわれても、反応しなくなったな。
パワー競争に慣れてしまって、何のインパクトも感じない。
実車が走り出せば、様々な評価が出るだろうが、20年経ってみなければクルマの良し悪しは評価できない。
その意味では、初代NSXは名車だ。
2代目がそれに値するかどうか、浮沈子はやや批判的に見ている。
NSXの新型が発表された。
まずは、予告記事から。
(2015年北米国際自動車ショーでAcura新型「NSX」を世界初公開)
http://www.honda.co.jp/news/2014/4141218.html?from=copy
(ホンダ、2015年北米国際自動車ショーでAcura新型『NSX』を世界初公開)
http://jp.autoblog.com/2014/12/18/2015-acura-nsx/
で、今朝の本番。
(【デトロイトモーターショー15】ホンダ NSX 新型、量産モデルを初公開…新世代ハイブリッドスーパーカー誕生)
http://response.jp/article/2015/01/13/241462.html
(【デトロイトモーターショー15】ホンダ NSXの発売は2015年中、価格は1800万円)
http://response.jp/article/2015/01/13/241473.html
「発売は2015年の夏。ネットで好みの仕様を注文できるようにする。カスタマイズできるため、クルマの仕様はひとつに限らなくなる。デリバリーは2015年末。それまでにメディア向けの試乗会も行う予定だ。価格は15万ドル(1ドル=120円換算で1800万円)」
「そして最後に「ALL START IS NOW(すべてがここから始まる)」と力強い言葉でプレスカンファレンスを締めくくった。」
ちなみに、ナウには、「ここ」という意味はない・・・。
(now)
http://ejje.weblio.jp/content/now
まあ、どうでもいいんですが。
新型NSXって、どんなクルマなのだろうか。
(NSX CONCEPT : the 43rd Tokyo Motor Show 2013 - Honda Ver.:動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=Ppf6rxNlTus
コンセプトモデルのCG動画だが、後輪はV6エンジン駆動、前輪は左右独立のモーター駆動の2シータースーパースポーツである。
これって、ミッドシップといっていいんだろうな。
イメージとしては、BMWのⅰ8が近い。
2013の東京モーターショーでは、コンセプトモデルの実車が展示されていた。
(東京モーターショー(その6)NSX)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2013/11/24/7070257
前出の動画を改めて見ると、街中走りなど、低負荷時には前輪モーターだけのFFになるようだ。
「トランスミッションは新開発の9速デュアルクラッチ。V6エンジンが後輪を駆動し、前輪左右にインホイールモーターを組み込んだ4WDハイブリッドとなる。」
レスポンスの記事によれば、4輪にインホイールモーターとあるので、電気駆動時にも4WDにすることが可能なのかもしれない。
スーパースポーツにインホイールモーターというのは、走り重視のホンダとしては、思い切ったことをやったものだ。
バネ下重量の増加という点では、相当のデメリットで、乗り心地や加速、減速の際の動的性能に悪影響が生じる。
商用車などの実用車ならともかく、よりにもよって、ミッドシップ2シーターに採用するアイテムではない。
「また、直噴V型6気筒ガソリンエンジンは、2個のターボチャージャーで過給。排気量を縮小しながら、パワーを引き出すダウンサイジング・コンセプトが導入される。」
ちっ!、ここでもダウンサイジングかよ・・・。
「2013年のコンセプトカーから全長は80mm、全幅は25mm拡大しており、若干キャブフォワードのデザインに変更された。」
全体の印象は変わらないな。
しかし、浮沈子の評価は低い!。
これは、スーパーカーのカッコをしたナンパぐるま(デートカー)だ。
ホンダにはプレリュードというのがあった。
(ホンダ・プレリュード:2代目 AB/BA1型(1982-1987年))
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%89#2.E4.BB.A3.E7.9B.AE_AB.2FBA1.E5.9E.8B.EF.BC.881982-1987.E5.B9.B4.EF.BC.89
「当時としては斬新なデザインが女性にも好評で、運転席側にも助手席リクライニングノブがついており「デートカー」という言葉を生み出した。」
ナンパ、ナンパ!。
新型NSXは、走行性能よりもギミックを取ったイメージキャラクター的なクルマだ。
そりゃあ、絶対性能は高いかもしれないし、コーナーリングスピードだって、左右の前輪の回転差を利用したステアリングで高速になるのかもしれないが、サルでもできる運転を実現するためのギミックに過ぎない。
そういえば、プレリュードにも4輪ステア機能が付いていたな。
(ホンダ・プレリュード:3代目 BA4/5/7型(1987-1991年))
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%89#3.E4.BB.A3.E7.9B.AE_BA4.2F5.2F7.E5.9E.8B.EF.BC.881987-1991.E5.B9.B4.EF.BC.89
「量産乗用車では世界初となる、機械式4WSが搭載されている。」
まあいい。
新型NSXには、そういった見せ掛けの仕掛けが満載なわけだ。
もちろん、商品性高く、1800万円のお値段も、考えようによってはバーゲンである。
初代NSXは、新車が800万円くらいだったと記憶しているが、中古車は当時1500万円位したそうだ。
それだけの価値がある車だったわけだ。
ボディも総アルミ製だったし。
エンジンの搭載位置が高かったことと、やっぱ3リットルV6じゃ非力だったので、絶対的な評価は必ずしも高くはなかったが、玄人を唸らせる完成度の高いクルマだった。
乗り易いスーパーカーということで、マクラーレンF1の設計者であるゴードン・マーレイには、受けが良かったようだ。
「・・・ホンダがNSXを市販し、その快適性は「スポーツカーとしては運転しやすく快適すぎる」という批判があったものの、従来のスポーツカーとは一線を画していた。マレーは求める絶対性能は違いこそすれNSXをベンチマークとし、F1の開発中もNSXを所有し、快適性とスポーツカーとしての性能の指標としていた。」
「マレーはNSXを評して「F1が10点満点ならば、NSXは7点、そのほかのスポーツカー(F40や959、ブガッティ・EB110)は2点か3点」とした。」
(ホンダ・NSX)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BBNSX
「バブル景気絶頂期の1989年に発表、翌1990年9月14日の販売開始から2005年12月末までの15年間の長きにわたってフルモデルチェンジを行うことなく製造され、2006年まで販売がなされた。」
ピュアなクルマだ。
ホンダの潔さを感じるな。
(ホンダ NSX(全国)の中古車を「探す」)
http://www.carsensor.net/usedcar/bHO/s042/index.html?LP=HO_S042&SORT=2
今でも人気のようで、250万円から2000万円くらいまでの値段が付いている。
しかし、浮沈子は買わない。
買えたとしても買わない。
オープンじゃないからというのが主な理由だが、横置きV6エンジンというのが引っ掛かっている。
ここはピュアじゃないな。
新型は、V6でも縦置きで、ツインターボだそうだ。
モーターアシストもあるので、パワーに不足はないだろう。
ボディがどういう作りになっているのかは分からないが、アルミとカーボンの組み合わせなんだろうな。
(Auto Prove Survey】カーボンの時代〜超軽量化技術への挑戦!:少し古いですが)
http://autoprove.net/2011/07/8892.html
今年中にはデリバリーされるという。
(550馬力超…ホンダNSX、10年ぶり復活へ)
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20150113-OYT1T50041.html
「日本では15年内にホンダブランドで売り出す。」
「ターボエンジンに三つのモーターを組み合わせたハイブリッド車で、燃費を高めながら、550馬力以上の最高出力を実現した。」
550馬力とかいわれても、反応しなくなったな。
パワー競争に慣れてしまって、何のインパクトも感じない。
実車が走り出せば、様々な評価が出るだろうが、20年経ってみなければクルマの良し悪しは評価できない。
その意味では、初代NSXは名車だ。
2代目がそれに値するかどうか、浮沈子はやや批判的に見ている。
夢の中の歌 ― 2015年01月13日 19:10
夢の中の歌
どこかの南の島。
おんぼろの軽トラックのラジオ。
そのしわがれたような雑音交じりの音の彼方から、懐かしい曲が聞こえている。
助手席の少年が音量を大きくして、曲に合わせて歌いだす。
歌詞の意味は良くわからないが、心に沁みるいい曲だ。
椰子の並木道を走りながら、この曲をいつまでも聴いていたいと思った。
夢の中の話である。
夢の中のことだと、夢の中で分かっている。
そういう時は、なぜか目覚めが近いものだ。
夢から醒めたら、きっと曲のことは分からなくなってしまうだろうという確信があって、もうちょっと聞いていたいと思ったが、覚醒は無慈悲にも訪れて深い眠りから引きずり出される。
夢の中の少年は自分自身であったかも知れず、南の島と思っていたのは、少年の頃の自宅近所であったかもしれない。
懐かしい思い出にたっぷり浸った後の満足感と、十分に睡眠を取った後の充足感に満たされて目覚める。
もちろん、どんな曲であったのかも、その歌詞も覚えてはいない。
懐かしい、いつも聴いていた歌、その歌を聴くと心が安らぎ、ホッとするような歌であることは確かだ。
睡眠が、脳の機能を維持するのに必要不可欠であると聞いたことがある。
記憶を定着させたり、忘れるべきことを忘れてしまうための、あるいは別の記憶領域に押しやっておくためのプロセスだという説もあるらしい。
しかし、今日の夢は違ったな。
自分自身の感性の原点、原風景、身も心もリラックスできる真のリゾートを垣間見た思いだ。
来週の今頃はフィリピンにいて、南の島の椰子の並木道を、おんぼろの軽トラックに揺られて、雑音交じりのラジオから現地の放送局の音楽を聞いているかもしれない。
いや、情景はマクタン島じゃなかったな。
どっちかといえば、ロタに近い。
でも、もっとゴミゴミした感じで、いい意味でカオスだ。
人の心の繋がりが感じられる。
それが、えもいわれぬ安心感を与えてくれるのだ。
歌は、その情景のBGMのように流れ、生活の一部となり、溶け込んでいた。
歌っていた少年の、覗き込むような目が忘れられない。
そして、今日、こんな夢を見たことさえも、やがて忘れてしまいそうな気がして、ブログネタにした。
しかし、何年か経てば、こんな記事を書いたことさえ忘れてしまうに違いない。
浪速のことは、夢のまた夢・・・。
(豊臣秀吉)
http://ja.wikiquote.org/wiki/%E8%B1%8A%E8%87%A3%E7%A7%80%E5%90%89
どこかの南の島。
おんぼろの軽トラックのラジオ。
そのしわがれたような雑音交じりの音の彼方から、懐かしい曲が聞こえている。
助手席の少年が音量を大きくして、曲に合わせて歌いだす。
歌詞の意味は良くわからないが、心に沁みるいい曲だ。
椰子の並木道を走りながら、この曲をいつまでも聴いていたいと思った。
夢の中の話である。
夢の中のことだと、夢の中で分かっている。
そういう時は、なぜか目覚めが近いものだ。
夢から醒めたら、きっと曲のことは分からなくなってしまうだろうという確信があって、もうちょっと聞いていたいと思ったが、覚醒は無慈悲にも訪れて深い眠りから引きずり出される。
夢の中の少年は自分自身であったかも知れず、南の島と思っていたのは、少年の頃の自宅近所であったかもしれない。
懐かしい思い出にたっぷり浸った後の満足感と、十分に睡眠を取った後の充足感に満たされて目覚める。
もちろん、どんな曲であったのかも、その歌詞も覚えてはいない。
懐かしい、いつも聴いていた歌、その歌を聴くと心が安らぎ、ホッとするような歌であることは確かだ。
睡眠が、脳の機能を維持するのに必要不可欠であると聞いたことがある。
記憶を定着させたり、忘れるべきことを忘れてしまうための、あるいは別の記憶領域に押しやっておくためのプロセスだという説もあるらしい。
しかし、今日の夢は違ったな。
自分自身の感性の原点、原風景、身も心もリラックスできる真のリゾートを垣間見た思いだ。
来週の今頃はフィリピンにいて、南の島の椰子の並木道を、おんぼろの軽トラックに揺られて、雑音交じりのラジオから現地の放送局の音楽を聞いているかもしれない。
いや、情景はマクタン島じゃなかったな。
どっちかといえば、ロタに近い。
でも、もっとゴミゴミした感じで、いい意味でカオスだ。
人の心の繋がりが感じられる。
それが、えもいわれぬ安心感を与えてくれるのだ。
歌は、その情景のBGMのように流れ、生活の一部となり、溶け込んでいた。
歌っていた少年の、覗き込むような目が忘れられない。
そして、今日、こんな夢を見たことさえも、やがて忘れてしまいそうな気がして、ブログネタにした。
しかし、何年か経てば、こんな記事を書いたことさえ忘れてしまうに違いない。
浪速のことは、夢のまた夢・・・。
(豊臣秀吉)
http://ja.wikiquote.org/wiki/%E8%B1%8A%E8%87%A3%E7%A7%80%E5%90%89
タイムスリップ ― 2015年01月13日 21:24
タイムスリップ
原田知世が出てくる「彼女が水着にきがえたら」という映画を鑑賞した。
(彼女が水着に着替えたら:動画出ます)
http://www.veoh.com/watch/v6591352xR2Q8nhX?h1=%E5%BD%BC%E5%A5%B3%E3%81%8C%E6%B0%B4%E7%9D%80%E3%81%AB%E7%9D%80%E6%9B%BF%E3%81%88%E3%81%9F%E3%82%89
まあ、直ぐに消されてしまうかもしれないが、浮沈子は観ることが出来た。
今まで観たことがなかった。
初めの方で、水中スクーターのシーンが出てくる。
ははあ、これのことを言ってたんだなと分かる。
2台の水中スクーターを持って、くるくる回るやつだ。
(彼女が水着にきがえたら)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BD%BC%E5%A5%B3%E3%81%8C%E6%B0%B4%E7%9D%80%E3%81%AB%E3%81%8D%E3%81%8C%E3%81%88%E3%81%9F%E3%82%89
共演している織田裕二共々、今は47歳といういい歳になっている。
って、そもそも1989年、バブル真っ盛りの時代に公開された大昔の映画だ。
今見るとショボイ感じがしないでもない。
水中スクーターは、もちろんav-1である。
既に25年、四半世紀が経っている。
その頃、浮沈子はダイビングや船などとは無縁だった。
映画も見なかったな。
今日、初めて鑑賞したわけだ。
谷啓は既にこの世になく、伊武雅刀も65歳のじいさまである。
25年の歳月は、何もかも変えてしまった。
そして、その時の流れのこちら側で、浮沈子は流れ着いてくる中古の水中スクーターを拾い上げる(またまた、中古でスイマセン!)。
時間の流れを飛び越えて、何か伝わるものがあったかといわれれば、それは何もない。
ストーリーも、演技も、アクションも、全てショボイ。
水中カメラも、当然フィルムだろうし・・・。
バブルは弾け、全ては泡のように消えた。
円安の時代になり、これから我が国は中国や米国に買い叩かれる時代になる。
そんなことになるなどとは思いもよらない、ノーテンキな時代の映画である。
本当の宝は、今、傍らにいる人だというが、それもいない。
まあいい。
いつか夢は醒める。
夢を見ている時に、夢から醒めた後のことを考える必要はない。
夢は夢、あるがままに身を委ねているのが正しい。
それを見ていられる時間には、限りがあるのだということを忘れなければそれでいい。
原田知世が出てくる「彼女が水着にきがえたら」という映画を鑑賞した。
(彼女が水着に着替えたら:動画出ます)
http://www.veoh.com/watch/v6591352xR2Q8nhX?h1=%E5%BD%BC%E5%A5%B3%E3%81%8C%E6%B0%B4%E7%9D%80%E3%81%AB%E7%9D%80%E6%9B%BF%E3%81%88%E3%81%9F%E3%82%89
まあ、直ぐに消されてしまうかもしれないが、浮沈子は観ることが出来た。
今まで観たことがなかった。
初めの方で、水中スクーターのシーンが出てくる。
ははあ、これのことを言ってたんだなと分かる。
2台の水中スクーターを持って、くるくる回るやつだ。
(彼女が水着にきがえたら)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BD%BC%E5%A5%B3%E3%81%8C%E6%B0%B4%E7%9D%80%E3%81%AB%E3%81%8D%E3%81%8C%E3%81%88%E3%81%9F%E3%82%89
共演している織田裕二共々、今は47歳といういい歳になっている。
って、そもそも1989年、バブル真っ盛りの時代に公開された大昔の映画だ。
今見るとショボイ感じがしないでもない。
水中スクーターは、もちろんav-1である。
既に25年、四半世紀が経っている。
その頃、浮沈子はダイビングや船などとは無縁だった。
映画も見なかったな。
今日、初めて鑑賞したわけだ。
谷啓は既にこの世になく、伊武雅刀も65歳のじいさまである。
25年の歳月は、何もかも変えてしまった。
そして、その時の流れのこちら側で、浮沈子は流れ着いてくる中古の水中スクーターを拾い上げる(またまた、中古でスイマセン!)。
時間の流れを飛び越えて、何か伝わるものがあったかといわれれば、それは何もない。
ストーリーも、演技も、アクションも、全てショボイ。
水中カメラも、当然フィルムだろうし・・・。
バブルは弾け、全ては泡のように消えた。
円安の時代になり、これから我が国は中国や米国に買い叩かれる時代になる。
そんなことになるなどとは思いもよらない、ノーテンキな時代の映画である。
本当の宝は、今、傍らにいる人だというが、それもいない。
まあいい。
いつか夢は醒める。
夢を見ている時に、夢から醒めた後のことを考える必要はない。
夢は夢、あるがままに身を委ねているのが正しい。
それを見ていられる時間には、限りがあるのだということを忘れなければそれでいい。
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