情報収集衛星 ― 2015年01月29日 00:00
情報収集衛星
宇宙の歴史に、また新たなページが書き加えられようとしている。
なんて、ちょっとオーバーかな。
(H-IIAロケット27号機による
情報収集衛星レーダ予備機の
打上げ時刻及び打上げ時間帯について)
http://www.jaxa.jp/press/2015/01/20150127_h2af27_j.html
「三菱重工業株式会社及び宇宙航空研究開発機構は、種子島宇宙センターからの情報収集衛星レーダ予備機/H-IIAロケット27号機(H-IIA・F27)の打上げ時刻及び打上げ時間帯を、下記の通り決定いたしましたので、お知らせいたします。」
「打上げ日:平成27年1月29日(木)
打上げ時刻:10時21分(日本標準時)
打上げ時間帯:10時21分~10時34分(日本標準時)
打上げ予備期間:平成27年1月30日(金)~平成27年2月28日(土)」
まあ、公表されているのはこれだけである。
(H-IIAロケット、1月29日打ち上げ 情報収集衛星レーダー予備機を搭載)
http://www.sorae.jp/030801/5421.html
「今回打ち上げられる衛星は、内閣衛星情報センターが運用する情報収集衛星のレーダー衛星の予備機だ。」
「今回打ち上げられるレーダー予備機は、現在運用されているレーダー衛星が故障した際に備えたバックアップ機となる。」
「基本的には光学衛星が2機、レーダー衛星が2機あれば、1日に1回、地球上のある地点を観測できるが、衛星が故障した場合に備え、予備機が打ち上げられることになった。」
「レーダー衛星は大電力を使うことから故障する確率が比較的高(い)」
「現在軌道上には光学3号機と光学4号機、レーダー3号機とレーダー4号機、そして光学5号機実証衛星の5機が配備されている。」
「また今年度中(2015年3月まで)には、光学5号機の打ち上げも予定されている。」
(情報収集衛星:衛星の一覧)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%83%85%E5%A0%B1%E5%8F%8E%E9%9B%86%E8%A1%9B%E6%98%9F#.E8.A1.9B.E6.98.9F.E3.81.AE.E4.B8.80.E8.A6.A7
「打上げ日:衛星名:推測される性能、説明等
・2009年11月28日:光学3号機:分解能60cm級。衛星開発費は490億2600万円、ロケットの製造と打上げ費は94億9100万円
・2011年9月23日:光学4号機:分解能は3号機と同じ。ただしポインティング性能が向上している[22]。衛星開発費は347億円[23]、ロケットの製造と打上げ費は103億7000万円
・2011年12月12日:レーダ3号機:分解能を約1mに向上。電源の不具合対策を実施した。衛星開発費は398億円、ロケットの製造と打上げ費は103億円
・2013年1月27日:レーダ4号機:レーダ3号機の同型機。レーダ3号機に比べて開発コストを約154億円削減[25]。打上げ費は109億円
・2013年1月27日:光学5号機実証衛星:分解能が41cmより高性能の実証機。設計寿命は2年程度を想定している
・2015年1月29日(今回):レーダ予備機:2010年度開発着手。レーダ3・4号機の予備機で同型機。レーダ4号機に比べて開発コストを約12億円削減
・2014年度(3月)打上げ予定:光学5号機:分解能は41cmより高性能。開発開始時点において民間商用衛星で最高性能を誇るGeoEye-1の分解能を上回り、アメリカ国家偵察局運用の偵察衛星に次ぐ性能を目指して開発される」
光学5号機実証衛星の寿命にもよるが、3月に本番の光学5号機が上がれば、都合7機が運用されることになる。
「日本は内閣衛星情報センターの定員が219名(2011年(平成23年)7月現在)という少人数体制である。このため、現状ではあまり多くの分析はできないとの指摘があがっている」
ちっとは、人員増やしたのかねえ?。
まあいい。
少数精鋭というのが、我が国が愛する精神である。
多数精鋭が、いいんですけど・・・。
JAXAの予算を削って、41センチ未満の解像度(光学衛星)で運用されるわけで、世界中を舐めまわすわけだ。
浮沈子が、セブでどこに出かけたとかも、きっとバレバレなんだろうな。
衛星の軌道と通過時刻は、公式には公開されていないが、ウィキの記事によれば、誰でも知り得るらしいので、こっそり出かけるときには、衛星が頭上にいない時刻を見計らって行動することにしよう(浮沈子は、国際スパイではありません:念のため)。
明日の打ち上げは、レーダ衛星(レーダーと伸ばさないのが、業界用語らしい)の予備機ということである。
予備機を打ち上げるのは、我が国の情報収集衛星の歴史の中で、初めてということになる。
光学5号機が上がると、平成15年度は打ち上げ予定はない。
スケジュールを見ると、既に光学6号機と光学7号機、レーダ5号機とレーダ6号機が開発中ということになっている。
平成15年度に開発着手予定の光学8号機は、なんと分解能25cm未満という。
収集する情報量が飛躍的に増大し、分析に要する人手も大量に必要になると思われる。
(H2Aロケット27号機、29日午前打ち上げへ 種子島)
http://www.asahi.com/articles/ASH1W55LDH1WTIPE01G.html?iref=reca
「ロケットは28日午後9時、組み立て棟から発射点へ向けて移動を始める。」
先ほど動き出したということだ。
(打上げ予定)
http://h2a.mhi.co.jp/mission/plan/index.html
なんと、三菱のページには、予定が書かれていない。
「最新の打上げ予定が決まり次第、更新いたします。」
(打上げ実績:政府関連ミッション)
http://h2a.mhi.co.jp/mission/results/index.html
「成功」とか、「失敗」と書かれているだけ・・・。
なんか不気味・・・。
お役所よりもお役所的な三菱ならではの公表の仕方だな。
まあ、どうでもいいんですが。
宇宙開発は、結局、軍事優先ということになる。
もちろん、国家として、鼎の軽重を問われるようなことがないよう、その辺の仕切りはしっかりしてもらいたいが、打ち上げ業者に搭載衛星の名称や、打ち上げ予定も表示させないという姿勢はいかがなものか。
6年後には、25センチ未満の分解能で、全世界がトレースされる。
われわれは、そんな時代に生きている。
インターネットは、当局に検閲され、一歩外に出れば、衛星によって捕捉され、何かを買えば、カード情報から追跡される。
街角には、監視カメラが設置され、通信は傍受され、その一方で、政府が国民の税金を使って収集した情報は秘匿されるわけだ。
電子化の成れの果ては、支配である。
データを握っているのは、グーグルだけではないのだ。
そんな政府関連ミッションが、明日行われる。
三菱重工の予定の欄にも載らない27号機の実績には、たぶん「成功」と記されるだけのミッションである。
画像は、謎の円盤UFOに登場するコンピューター衛星のシド(SID:Space Intruder Detector)。
もちろん、我が国の情報収集衛星とは、似て非なるものである(たぶん)。
UFOの接近を察知、SHADOにいち早く報告するということになっており、地球人を監視するというショボイ機能などは持ち合わせていない(たぶん)。
しかし、なんだな、この不恰好な姿は、この前見たセブのイロカエルアンコウによく似てるな。
宇宙の歴史に、また新たなページが書き加えられようとしている。
なんて、ちょっとオーバーかな。
(H-IIAロケット27号機による
情報収集衛星レーダ予備機の
打上げ時刻及び打上げ時間帯について)
http://www.jaxa.jp/press/2015/01/20150127_h2af27_j.html
「三菱重工業株式会社及び宇宙航空研究開発機構は、種子島宇宙センターからの情報収集衛星レーダ予備機/H-IIAロケット27号機(H-IIA・F27)の打上げ時刻及び打上げ時間帯を、下記の通り決定いたしましたので、お知らせいたします。」
「打上げ日:平成27年1月29日(木)
打上げ時刻:10時21分(日本標準時)
打上げ時間帯:10時21分~10時34分(日本標準時)
打上げ予備期間:平成27年1月30日(金)~平成27年2月28日(土)」
まあ、公表されているのはこれだけである。
(H-IIAロケット、1月29日打ち上げ 情報収集衛星レーダー予備機を搭載)
http://www.sorae.jp/030801/5421.html
「今回打ち上げられる衛星は、内閣衛星情報センターが運用する情報収集衛星のレーダー衛星の予備機だ。」
「今回打ち上げられるレーダー予備機は、現在運用されているレーダー衛星が故障した際に備えたバックアップ機となる。」
「基本的には光学衛星が2機、レーダー衛星が2機あれば、1日に1回、地球上のある地点を観測できるが、衛星が故障した場合に備え、予備機が打ち上げられることになった。」
「レーダー衛星は大電力を使うことから故障する確率が比較的高(い)」
「現在軌道上には光学3号機と光学4号機、レーダー3号機とレーダー4号機、そして光学5号機実証衛星の5機が配備されている。」
「また今年度中(2015年3月まで)には、光学5号機の打ち上げも予定されている。」
(情報収集衛星:衛星の一覧)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%83%85%E5%A0%B1%E5%8F%8E%E9%9B%86%E8%A1%9B%E6%98%9F#.E8.A1.9B.E6.98.9F.E3.81.AE.E4.B8.80.E8.A6.A7
「打上げ日:衛星名:推測される性能、説明等
・2009年11月28日:光学3号機:分解能60cm級。衛星開発費は490億2600万円、ロケットの製造と打上げ費は94億9100万円
・2011年9月23日:光学4号機:分解能は3号機と同じ。ただしポインティング性能が向上している[22]。衛星開発費は347億円[23]、ロケットの製造と打上げ費は103億7000万円
・2011年12月12日:レーダ3号機:分解能を約1mに向上。電源の不具合対策を実施した。衛星開発費は398億円、ロケットの製造と打上げ費は103億円
・2013年1月27日:レーダ4号機:レーダ3号機の同型機。レーダ3号機に比べて開発コストを約154億円削減[25]。打上げ費は109億円
・2013年1月27日:光学5号機実証衛星:分解能が41cmより高性能の実証機。設計寿命は2年程度を想定している
・2015年1月29日(今回):レーダ予備機:2010年度開発着手。レーダ3・4号機の予備機で同型機。レーダ4号機に比べて開発コストを約12億円削減
・2014年度(3月)打上げ予定:光学5号機:分解能は41cmより高性能。開発開始時点において民間商用衛星で最高性能を誇るGeoEye-1の分解能を上回り、アメリカ国家偵察局運用の偵察衛星に次ぐ性能を目指して開発される」
光学5号機実証衛星の寿命にもよるが、3月に本番の光学5号機が上がれば、都合7機が運用されることになる。
「日本は内閣衛星情報センターの定員が219名(2011年(平成23年)7月現在)という少人数体制である。このため、現状ではあまり多くの分析はできないとの指摘があがっている」
ちっとは、人員増やしたのかねえ?。
まあいい。
少数精鋭というのが、我が国が愛する精神である。
多数精鋭が、いいんですけど・・・。
JAXAの予算を削って、41センチ未満の解像度(光学衛星)で運用されるわけで、世界中を舐めまわすわけだ。
浮沈子が、セブでどこに出かけたとかも、きっとバレバレなんだろうな。
衛星の軌道と通過時刻は、公式には公開されていないが、ウィキの記事によれば、誰でも知り得るらしいので、こっそり出かけるときには、衛星が頭上にいない時刻を見計らって行動することにしよう(浮沈子は、国際スパイではありません:念のため)。
明日の打ち上げは、レーダ衛星(レーダーと伸ばさないのが、業界用語らしい)の予備機ということである。
予備機を打ち上げるのは、我が国の情報収集衛星の歴史の中で、初めてということになる。
光学5号機が上がると、平成15年度は打ち上げ予定はない。
スケジュールを見ると、既に光学6号機と光学7号機、レーダ5号機とレーダ6号機が開発中ということになっている。
平成15年度に開発着手予定の光学8号機は、なんと分解能25cm未満という。
収集する情報量が飛躍的に増大し、分析に要する人手も大量に必要になると思われる。
(H2Aロケット27号機、29日午前打ち上げへ 種子島)
http://www.asahi.com/articles/ASH1W55LDH1WTIPE01G.html?iref=reca
「ロケットは28日午後9時、組み立て棟から発射点へ向けて移動を始める。」
先ほど動き出したということだ。
(打上げ予定)
http://h2a.mhi.co.jp/mission/plan/index.html
なんと、三菱のページには、予定が書かれていない。
「最新の打上げ予定が決まり次第、更新いたします。」
(打上げ実績:政府関連ミッション)
http://h2a.mhi.co.jp/mission/results/index.html
「成功」とか、「失敗」と書かれているだけ・・・。
なんか不気味・・・。
お役所よりもお役所的な三菱ならではの公表の仕方だな。
まあ、どうでもいいんですが。
宇宙開発は、結局、軍事優先ということになる。
もちろん、国家として、鼎の軽重を問われるようなことがないよう、その辺の仕切りはしっかりしてもらいたいが、打ち上げ業者に搭載衛星の名称や、打ち上げ予定も表示させないという姿勢はいかがなものか。
6年後には、25センチ未満の分解能で、全世界がトレースされる。
われわれは、そんな時代に生きている。
インターネットは、当局に検閲され、一歩外に出れば、衛星によって捕捉され、何かを買えば、カード情報から追跡される。
街角には、監視カメラが設置され、通信は傍受され、その一方で、政府が国民の税金を使って収集した情報は秘匿されるわけだ。
電子化の成れの果ては、支配である。
データを握っているのは、グーグルだけではないのだ。
そんな政府関連ミッションが、明日行われる。
三菱重工の予定の欄にも載らない27号機の実績には、たぶん「成功」と記されるだけのミッションである。
画像は、謎の円盤UFOに登場するコンピューター衛星のシド(SID:Space Intruder Detector)。
もちろん、我が国の情報収集衛星とは、似て非なるものである(たぶん)。
UFOの接近を察知、SHADOにいち早く報告するということになっており、地球人を監視するというショボイ機能などは持ち合わせていない(たぶん)。
しかし、なんだな、この不恰好な姿は、この前見たセブのイロカエルアンコウによく似てるな。
ブレーキ ― 2015年01月29日 09:16
ブレーキ
シエラレオネの感染に、明らかにブレーキが掛かった。
首都圏であるウエスタンエリアでの増加は、毎日数十人だったが、現在は数人である(確定患者のみ)。
各地区の増加も僅かで、1名乃至はゼロという状況が続いている。
朗報だ!。
集計の数字が正しければ、シエラレオネでの流行は、確実に終息に向かっている。
もちろん、画像は確定患者だけを見ており、疑い患者が毎日10人くらいのアベレージで増加していることを考えると楽観は出来ない。
しかし、トレンドとしては、明らかに終息に向かっている。
問題はどれ程の期間、ロングテールが続くかということだな。
数か月は覚悟しなければならないが、しかし、地域別に見ても、全体的に増加にブレーキが掛かっているので、どこかで継続して増え続けるということはないだろう。
隔離政策が機能したということだ。
年末にエボラの感染者が2万人を超えた頃は、まだどうなるか分からなかったが、ここ数週間で、トレンドが変わったことは明白だ。
現在最も憂慮される状況にあるのは、リベリアの首都を含む、モンセラード郡である。
4661人(1月20日現在)を記録し、毎日10人以上の感染者が報告されている。
問題なのは、この状況が数か月間続いているということだ。
リベリアは、来月から閉鎖していた学校を再開するなど、人間の動きが活発化する。
社会の疲弊を避けるためには必要だが、エボラにとっては感染再爆発の可能性を秘めている。
シエラレオネの憂鬱は、少しは晴れたかもしれないが、最後のツメを誤ると、リベリアの二の舞になりかねない。
もう少し、踏ん張らなければなるまい。
シエラレオネの感染に、明らかにブレーキが掛かった。
首都圏であるウエスタンエリアでの増加は、毎日数十人だったが、現在は数人である(確定患者のみ)。
各地区の増加も僅かで、1名乃至はゼロという状況が続いている。
朗報だ!。
集計の数字が正しければ、シエラレオネでの流行は、確実に終息に向かっている。
もちろん、画像は確定患者だけを見ており、疑い患者が毎日10人くらいのアベレージで増加していることを考えると楽観は出来ない。
しかし、トレンドとしては、明らかに終息に向かっている。
問題はどれ程の期間、ロングテールが続くかということだな。
数か月は覚悟しなければならないが、しかし、地域別に見ても、全体的に増加にブレーキが掛かっているので、どこかで継続して増え続けるということはないだろう。
隔離政策が機能したということだ。
年末にエボラの感染者が2万人を超えた頃は、まだどうなるか分からなかったが、ここ数週間で、トレンドが変わったことは明白だ。
現在最も憂慮される状況にあるのは、リベリアの首都を含む、モンセラード郡である。
4661人(1月20日現在)を記録し、毎日10人以上の感染者が報告されている。
問題なのは、この状況が数か月間続いているということだ。
リベリアは、来月から閉鎖していた学校を再開するなど、人間の動きが活発化する。
社会の疲弊を避けるためには必要だが、エボラにとっては感染再爆発の可能性を秘めている。
シエラレオネの憂鬱は、少しは晴れたかもしれないが、最後のツメを誤ると、リベリアの二の舞になりかねない。
もう少し、踏ん張らなければなるまい。
リベリアの憂鬱4 ― 2015年01月29日 10:24
リベリアの憂鬱4
画像のグラフが、大変見にくいのは浮沈子のせいである。
突出して感染者が多いモンセラード郡を、うまく切り離して表示できない。
それでも、明らかに増加を続けているのが、モンセラード郡であることは見て取れる。
グランドケープマウント郡も、侮れない増加を続けている。
マージビ郡は、微妙な増加だな。
グラフから読み取るのは難しいが、ボミ郡(7)、ボン郡(19)、ロファ郡(62)、グランドバッサ郡(1)、ニンバ郡(4)も微妙に増えている(カッコ内は、今月になって増加した感染者数)。
今月になってから、1人の増加もない地域は皆無なのだ。
このグラフは、感染者が100人を越えた地域だけを見ている。
ある程度の規模で感染が起こった場合の完全終息が、如何に難しいかを端的に示しているのだ。
特に、首都モンロビアを含むモンセラード郡については、昨年後半の爆発的な増加の後、継続して一定規模の感染が繰り返されている状況が続いている。
そう、この地域では、エボラは活発に再感染を繰り返しているのだ。
(リベリアの行政区画)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%99%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%81%AE%E8%A1%8C%E6%94%BF%E5%8C%BA%E7%94%BB
感染者が多発した地域は、初発地に近いロファ郡、人口密集地である首都圏周辺など、リベリアの中でも限られている。
他の地域での感染は、比較的小規模に留まっているというのが特徴だな。
それにしても、首都圏の感染はいただけない。
これだけ長期間、感染が繰り返されているということは、未だにトレース(感染経路の把握)が不十分だということだ。
というより、やってないんじゃね?。
発生した患者だけを隔離していくという、簡単ではあるが手抜きの対策だけだと、結果として、いつまでたっても終息しない状況になる。
感染経路を断つには、患者から遡ったり、さらに、なるべく上流の感染者から下流にフォワードしたりして、感染の可能性のある人々のネットワークを割り出して、再感染させないようにフォローしたり、発症初期に素早く隔離・治療するなどの対策が不可欠だ。
5千人に迫る感染者を出した地域なので、少なく見積もってもその10倍、場合によっては100倍の関係者をトレースし続ける必要がある。
もちろん、一定期間(通常は、潜伏期間である21日間)を過ぎれば、監視対象からは外していい。
アクティブな監視対象となると、最大で2万人から3万人という規模になる(直近の3週間の新規感染者は約250人)。
それだけの関係者をトレースする人員なんて、実際には割けないんだろう。
米軍は、隔離・治療のための施設を作り、そこで働くスタッフを養成してくれているらしいが、疫学的に重要な追跡調査については、ボランティア団体や現地のスタッフに依存しているのだろう。
リベリアの憂鬱は、そこにある。
人手がないのだ。
増加のペースは確かに落ちたが、これでは終息に持ち込むことはできない。
WHOは、ここのところに注目して、現場を支援して欲しいところだ。
隔離された家族と、置き去りにされる子供などの、複雑な問題もある。
(エボラ熱:「過剰隔離、子供が犠牲」現地治療の日本人医師)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-236655-storytopic-1.html
「症状がない子供たちまで隔離対象にされ、無駄に感染させられている」
報道はシエラレオネの事例だが、事実とすれば大問題だな。
これって、犯罪じゃねえのかあ?。
「ヒトとカネと施設があれば、死亡率はもっと低くできる。現地の人の犠牲の上にある程度の封じ込めが成り立っているのが現状で、支援の手を緩めてはならない」
「日本でのエボラ熱報道は激減し「西アフリカの現状が忘れられた」ように感じた。」
全くその通り。
流行のピークを過ぎたことで、世界の関心が薄れていくことも、終息を困難にする。
元々、衛生資源が乏しく、エボラの大流行を引き起こしたのもそれが原因の一つだ。
終息に当っては、手を抜くどころか、より多くの資源を投入する必要がある。
(弁慶と牛若丸の手法)
http://samidare.jp/yoshida-ss/note?p=log&lid=247946
「ご飯粒を潰して糊を作る方法に、弁慶は一度に茶碗一杯のご飯を潰ぶして糊を作ろうとし、牛若丸は一粒一粒づつ潰して糊を作ろうとしたと言う。」
「結果は牛若丸のやり方が早くて、良質な糊が出来たという」
「弁慶のは潰されない粒粒が沢山残り、糊が出来るのが遅く、粗悪な糊が出来上がったという。」
この話、リベリアの大統領に聞かせてやりたいな。
画像のグラフが、大変見にくいのは浮沈子のせいである。
突出して感染者が多いモンセラード郡を、うまく切り離して表示できない。
それでも、明らかに増加を続けているのが、モンセラード郡であることは見て取れる。
グランドケープマウント郡も、侮れない増加を続けている。
マージビ郡は、微妙な増加だな。
グラフから読み取るのは難しいが、ボミ郡(7)、ボン郡(19)、ロファ郡(62)、グランドバッサ郡(1)、ニンバ郡(4)も微妙に増えている(カッコ内は、今月になって増加した感染者数)。
今月になってから、1人の増加もない地域は皆無なのだ。
このグラフは、感染者が100人を越えた地域だけを見ている。
ある程度の規模で感染が起こった場合の完全終息が、如何に難しいかを端的に示しているのだ。
特に、首都モンロビアを含むモンセラード郡については、昨年後半の爆発的な増加の後、継続して一定規模の感染が繰り返されている状況が続いている。
そう、この地域では、エボラは活発に再感染を繰り返しているのだ。
(リベリアの行政区画)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%99%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%81%AE%E8%A1%8C%E6%94%BF%E5%8C%BA%E7%94%BB
感染者が多発した地域は、初発地に近いロファ郡、人口密集地である首都圏周辺など、リベリアの中でも限られている。
他の地域での感染は、比較的小規模に留まっているというのが特徴だな。
それにしても、首都圏の感染はいただけない。
これだけ長期間、感染が繰り返されているということは、未だにトレース(感染経路の把握)が不十分だということだ。
というより、やってないんじゃね?。
発生した患者だけを隔離していくという、簡単ではあるが手抜きの対策だけだと、結果として、いつまでたっても終息しない状況になる。
感染経路を断つには、患者から遡ったり、さらに、なるべく上流の感染者から下流にフォワードしたりして、感染の可能性のある人々のネットワークを割り出して、再感染させないようにフォローしたり、発症初期に素早く隔離・治療するなどの対策が不可欠だ。
5千人に迫る感染者を出した地域なので、少なく見積もってもその10倍、場合によっては100倍の関係者をトレースし続ける必要がある。
もちろん、一定期間(通常は、潜伏期間である21日間)を過ぎれば、監視対象からは外していい。
アクティブな監視対象となると、最大で2万人から3万人という規模になる(直近の3週間の新規感染者は約250人)。
それだけの関係者をトレースする人員なんて、実際には割けないんだろう。
米軍は、隔離・治療のための施設を作り、そこで働くスタッフを養成してくれているらしいが、疫学的に重要な追跡調査については、ボランティア団体や現地のスタッフに依存しているのだろう。
リベリアの憂鬱は、そこにある。
人手がないのだ。
増加のペースは確かに落ちたが、これでは終息に持ち込むことはできない。
WHOは、ここのところに注目して、現場を支援して欲しいところだ。
隔離された家族と、置き去りにされる子供などの、複雑な問題もある。
(エボラ熱:「過剰隔離、子供が犠牲」現地治療の日本人医師)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-236655-storytopic-1.html
「症状がない子供たちまで隔離対象にされ、無駄に感染させられている」
報道はシエラレオネの事例だが、事実とすれば大問題だな。
これって、犯罪じゃねえのかあ?。
「ヒトとカネと施設があれば、死亡率はもっと低くできる。現地の人の犠牲の上にある程度の封じ込めが成り立っているのが現状で、支援の手を緩めてはならない」
「日本でのエボラ熱報道は激減し「西アフリカの現状が忘れられた」ように感じた。」
全くその通り。
流行のピークを過ぎたことで、世界の関心が薄れていくことも、終息を困難にする。
元々、衛生資源が乏しく、エボラの大流行を引き起こしたのもそれが原因の一つだ。
終息に当っては、手を抜くどころか、より多くの資源を投入する必要がある。
(弁慶と牛若丸の手法)
http://samidare.jp/yoshida-ss/note?p=log&lid=247946
「ご飯粒を潰して糊を作る方法に、弁慶は一度に茶碗一杯のご飯を潰ぶして糊を作ろうとし、牛若丸は一粒一粒づつ潰して糊を作ろうとしたと言う。」
「結果は牛若丸のやり方が早くて、良質な糊が出来たという」
「弁慶のは潰されない粒粒が沢山残り、糊が出来るのが遅く、粗悪な糊が出来上がったという。」
この話、リベリアの大統領に聞かせてやりたいな。
スピード47 ― 2015年01月29日 18:33
スピード47
1日当りの感染者の増加をみると、明らかな減少傾向が現われている。
画像のグラフは、英語版のウィキが更新されるタイミングで見ているので、厳密な推移を分析するには不適当だが、傾向を読むには十分だ。
1か月前は100人を超えていたが、18日から25日までの1週間で見ると、50人余りと半減した。
しかし、この数字は、何度も書いて恐縮だが、WHOが非常事態宣言した昨年8月当時の数字よりも大きい。
今回の減少は本物だし、国際社会の積極的な関与の中での数字なので、増加傾向にあった頃と単純に比較しても仕方がない。
衛生資源の量も質も、全く異なる。
だが、油断は禁物なのだ。
リベリアのモンセラード郡の増加は続いているし、2月に入って学校が再開され、人間の移動が活発になれば、当然リスクは高まる。
当局が把握していない感染経路から、続々と新たな感染が発生し、再び拡大を始める可能性だってあるのだ。
我々は、エボラのスピードを超えた。
増加率が減少しているというのがその証拠である。
それは、間違いない。
それでも、地面に引き倒し、押さえつけ、完全に沈黙させるまでは安心できない。
人間の感染症として流行を繰り返してきたエボラ出血熱は、マラリアのように、自然宿主からの感染ではなく、人から人へと感染していく。
現地に特有の埋葬習慣が復活するだけで、簡単に再流行が発生することは明らかだ。
現在の減少傾向が続けば、来月下旬には、新たな感染者は殆ど出なくなる。
獲らぬ狸のなんとやらだが、トレンドとしてはそうなる。
実際には、散発的な感染が発生して、なかなか完全終息には至らない期間が続くと思われるが、その段階になれば、トレースに掛かる労力も少なくなり、徹底することができるので、やがては関係者が完全に捕捉されるようになるはずだ。
春になれば、完全終息を宣言する目処が立ってくるに違いない。
実際には、それから42日間、一人の感染者も出ない事を確認しなければならないので、たぶん5月辺りになると思われる。
何か、突発的なことが起こってずれ込んだり、モンセラード郡のような状況が続いて、完全終息の目処が立たなくなることも考えられる。
リベリアの状況を見ると、その可能性は否定できないな。
ギニアについては、何ともいえない。
最も早く終息出来そうな気もするが、ジリジリとした増加が続いている現状を見ると、ひょっとしたら最後まで感染者を出し続ける可能性もある。
東部地区での感染を、完全に封じ込められるかどうかが鍵になるかもしれない。
首都コナクリも、しつこく微増し続けているし。
案外、すんなり終息しそうなのはシエラレオネだったりする。
きれいな終息曲線を描いているし、この国は、人権無視で強制的な政策を採っている。
悲観的だった浮沈子も、ようやく終息について語る気になってきた。
とりあえずの目標は、患者の感染をゼロにすることだな。
それは、早ければ2月下旬、遅くとも3月には実現しなければならない。
そうして、経過観察期間の4月を経て、5月には終息宣言を行うというのが理想だ。
リベリアは、たぶん、1か月乃至2か月くらい遅れる可能性がある。
無症候性キャリアとか、自然宿主からの再感染とかが発生すれば、話は変わる。
しかし、それはまた別の流行なんだろう。
実際、この地域の4千万人余りの人口のうち、感染したのはたったの(!)2万人余りに過ぎない。
大部分の人々は、免疫を持っていないし、自然宿主からの感染は、事実上防ぎようがない。
そんなことが可能ならば、エボラ出血熱が40年も根絶されずに流行を繰り返すことはなかったはずだ。
今回開発されているワクチンや、特効薬がどの程度の効果があるかは、フィールドで見てみなければ評価できない面がある。
WHOは、初期対応のまずさを反省し、基金の設立を進めるとしている。
(WHO、緊急対応基金を検討 エボラ感染拡大受け)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM26H0K_W5A120C1EAF000/
エボラが流行する度に、今回のような大騒ぎをしていたのではたまらない。
「マーガレット・チャン事務局長はエボラ熱について「この組織の事務、管理、技術のインフラの弱さをあらわにした」と述べ、対応が不十分だったこと認めた。そのうえで基金創設などを「改革のパッケージ」として提示した。」
(「エボラ対応の過ちを教訓にすべき」WHO局長)
http://www.afpbb.com/articles/-/3037656
「WHOは同会議で、各国代表者らからの批判の声に直面した。米疾病対策センター(Centers for Disease Control and Prevention、CDC)のトム・フリーデン(Tom Frieden)所長は「WHOでは、技術面が政治面によって抑えられることがあまりに多すぎる。この点を見直す必要がある」と指摘した。」
具体的にどのようなことがあったのかは知らないが、政策決定を円滑に行えるように日頃の態勢を整備しておくことも重要だな。
ボランティア団体に頼り、各国からの寄付によって危機を乗り切ろうなどという貧困な精神では、人類の命と健康を守るという使命は果たせまい。
WHOに求められているのは、正に政治力だといってもいい。
今回の流行は、完全に想定外だったが、次はその言い訳は通用しない。
致死性の高い感染症が、21世紀になっても大流行するという、ハズカシイ歴史を刻んでしまったのだから。
(WHO「エボラ終息向け新たな段階」:追加)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150130/k10015076681000.html
1日当りの感染者の増加をみると、明らかな減少傾向が現われている。
画像のグラフは、英語版のウィキが更新されるタイミングで見ているので、厳密な推移を分析するには不適当だが、傾向を読むには十分だ。
1か月前は100人を超えていたが、18日から25日までの1週間で見ると、50人余りと半減した。
しかし、この数字は、何度も書いて恐縮だが、WHOが非常事態宣言した昨年8月当時の数字よりも大きい。
今回の減少は本物だし、国際社会の積極的な関与の中での数字なので、増加傾向にあった頃と単純に比較しても仕方がない。
衛生資源の量も質も、全く異なる。
だが、油断は禁物なのだ。
リベリアのモンセラード郡の増加は続いているし、2月に入って学校が再開され、人間の移動が活発になれば、当然リスクは高まる。
当局が把握していない感染経路から、続々と新たな感染が発生し、再び拡大を始める可能性だってあるのだ。
我々は、エボラのスピードを超えた。
増加率が減少しているというのがその証拠である。
それは、間違いない。
それでも、地面に引き倒し、押さえつけ、完全に沈黙させるまでは安心できない。
人間の感染症として流行を繰り返してきたエボラ出血熱は、マラリアのように、自然宿主からの感染ではなく、人から人へと感染していく。
現地に特有の埋葬習慣が復活するだけで、簡単に再流行が発生することは明らかだ。
現在の減少傾向が続けば、来月下旬には、新たな感染者は殆ど出なくなる。
獲らぬ狸のなんとやらだが、トレンドとしてはそうなる。
実際には、散発的な感染が発生して、なかなか完全終息には至らない期間が続くと思われるが、その段階になれば、トレースに掛かる労力も少なくなり、徹底することができるので、やがては関係者が完全に捕捉されるようになるはずだ。
春になれば、完全終息を宣言する目処が立ってくるに違いない。
実際には、それから42日間、一人の感染者も出ない事を確認しなければならないので、たぶん5月辺りになると思われる。
何か、突発的なことが起こってずれ込んだり、モンセラード郡のような状況が続いて、完全終息の目処が立たなくなることも考えられる。
リベリアの状況を見ると、その可能性は否定できないな。
ギニアについては、何ともいえない。
最も早く終息出来そうな気もするが、ジリジリとした増加が続いている現状を見ると、ひょっとしたら最後まで感染者を出し続ける可能性もある。
東部地区での感染を、完全に封じ込められるかどうかが鍵になるかもしれない。
首都コナクリも、しつこく微増し続けているし。
案外、すんなり終息しそうなのはシエラレオネだったりする。
きれいな終息曲線を描いているし、この国は、人権無視で強制的な政策を採っている。
悲観的だった浮沈子も、ようやく終息について語る気になってきた。
とりあえずの目標は、患者の感染をゼロにすることだな。
それは、早ければ2月下旬、遅くとも3月には実現しなければならない。
そうして、経過観察期間の4月を経て、5月には終息宣言を行うというのが理想だ。
リベリアは、たぶん、1か月乃至2か月くらい遅れる可能性がある。
無症候性キャリアとか、自然宿主からの再感染とかが発生すれば、話は変わる。
しかし、それはまた別の流行なんだろう。
実際、この地域の4千万人余りの人口のうち、感染したのはたったの(!)2万人余りに過ぎない。
大部分の人々は、免疫を持っていないし、自然宿主からの感染は、事実上防ぎようがない。
そんなことが可能ならば、エボラ出血熱が40年も根絶されずに流行を繰り返すことはなかったはずだ。
今回開発されているワクチンや、特効薬がどの程度の効果があるかは、フィールドで見てみなければ評価できない面がある。
WHOは、初期対応のまずさを反省し、基金の設立を進めるとしている。
(WHO、緊急対応基金を検討 エボラ感染拡大受け)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM26H0K_W5A120C1EAF000/
エボラが流行する度に、今回のような大騒ぎをしていたのではたまらない。
「マーガレット・チャン事務局長はエボラ熱について「この組織の事務、管理、技術のインフラの弱さをあらわにした」と述べ、対応が不十分だったこと認めた。そのうえで基金創設などを「改革のパッケージ」として提示した。」
(「エボラ対応の過ちを教訓にすべき」WHO局長)
http://www.afpbb.com/articles/-/3037656
「WHOは同会議で、各国代表者らからの批判の声に直面した。米疾病対策センター(Centers for Disease Control and Prevention、CDC)のトム・フリーデン(Tom Frieden)所長は「WHOでは、技術面が政治面によって抑えられることがあまりに多すぎる。この点を見直す必要がある」と指摘した。」
具体的にどのようなことがあったのかは知らないが、政策決定を円滑に行えるように日頃の態勢を整備しておくことも重要だな。
ボランティア団体に頼り、各国からの寄付によって危機を乗り切ろうなどという貧困な精神では、人類の命と健康を守るという使命は果たせまい。
WHOに求められているのは、正に政治力だといってもいい。
今回の流行は、完全に想定外だったが、次はその言い訳は通用しない。
致死性の高い感染症が、21世紀になっても大流行するという、ハズカシイ歴史を刻んでしまったのだから。
(WHO「エボラ終息向け新たな段階」:追加)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150130/k10015076681000.html
ポルシェなし ― 2015年01月29日 21:42
ポルシェなし
浮沈子は、テレビゲームとかはやらない。
アクション系はもちろん、ロールプレーイングもやらない。
パソコンゲームも、ソリティアとシャンハイに嵌ったくらいで卒業した。
ボードゲームについても、囲碁、将棋、チェスなど全くやらない。
そもそも、ゲームに興味がない。
賭け事、勝負事に、一切手を出さない。
理由は簡単・・・。
負けると悔しいから。
競技性のあるスポーツにも関心が薄い。
そのくせ、ルマン観にフランスまで行ってしまったが。
あれは、まあ、人様がやっているのを傍から見てるだけなので、スポーツ観戦だな。
野球とか、以前は見てたし、幼少の頃は相撲の中継も見ていた。
(「アルピーヌ ビジョン グランツーリスモ」を発表)
http://www.gran-turismo.com/jp/news/00_8464176.html
まあ、こんな記事を読んでも、あまりピンと来ないのだが、先日、愚弟が言っていたことを思い出した。
(ポルシェがGTシリーズに出ない理由って何?)
http://granturismo6ps3.blog.so-net.ne.jp/2013-11-17-3
「エレクトロニック・アーツという世界の頂点に君臨するビデオゲーム・コンピューターゲーム会社が、ポルシェの独占権を持っているので、どおうりでグランツーリスモには登場しないわけですね。」
ははあ、しかし、話によるとルーフは出ているらしい。
ポルシェじゃないから。
まあ、どうでもいいんですが。
で、このアルピーヌ・グランツーリスモというコンセプトカーは、どうやらアルピーヌA110というクルマへのオマージュとなっているらしい。
(アルピーヌ・A110)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%8C%E3%83%BBA110
「数々のラリーで、優勝を始め、多くの好成績を収めたA110の最大の武器は、RRによる絶大なトラクションとライバル達に比べ圧倒的に軽量な車重であり、これによりラリー界を席巻し、1973年の初代WRCの栄誉に輝いた。」
名車なのである。
このクルマのベースになったというのがルノー8なんだが、リアエンジン・リア駆動(いわゆるRR)ということで、上記引用の通り、当然ながらA110もRRである。
なんだ、911と同じじゃん!?。
コンセプトカーとはいえ、テレビゲームの世界でデビューする時代になったわけだな。
実車(モックアップでしょうが)の方は、パリの自動車ショーで展示されているようだ。
「国際自動車フェスティバルはフランスで30年の歴史を誇り「その年の一番美しいクルマ」などの表彰を行うイベントです。」
「この栄えある舞台のために、アルピーヌは「アルピーヌ ビジョン グランツーリスモ」のフルスケールモデルを作成しました。」
「フルスケールモデルはパリのガラ晩餐会でアンヴェールされたのち、2月1日までフェスティバル会場に展示されます。」
「その後パリのポルト・ド・ベルサイユで開催される2015年レトロモビールショー(2月4~8)でも展示され、アルピーヌ60周年記念の船出を飾るシンボルとなります。」
長い歴史を誇る、アルピーヌ。
(アルピーヌ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%8C
「1956年にフランスのレーシングドライバーで、ルノーのディーラーを経営するジャン・レデレが設立した。当初よりルノーのチューンナップおよびレースバージョンを数多く手がけ、ルノー4CVをベースにFRPボディをのせたA106を販売する。その後ドフィーヌをベースとしたA108,R8をベースとしたA110を販売、特にA110はラリーで活躍してアルピーヌの名前を不動のものとした。」
1973年に株式をルノーが取得し、それ以降はルノーのスポーツ部門のようになっている。
ブランドも、一時は途絶え、歴史から消えようとしていたが、カルロス・ゴーンによって復活するようだな。
いずれにしても、今回のコンセプトカーもまた、A110にコロモを被せたようなデザインとなっている。
もうそろそろA110の呪縛から解き放たれてもいいんじゃないのかあ?。
まあいい。
このクルマ、RRということもあって、現代のポルシェとよく似ている。
昔のポルシェ(例えば、浮沈子の83タルガ)なんかと比べると、押しつぶされたカエルのようにも見える(A110ファンの方、すいません!)。
現代のポルシェの造形そのものだな(現代のポルシェファンの方、すいません!)。
まあ、どうでもいんですが。
ちなみに、名前が良く似ているBMWチューナーのアルピナとは、何の関係もない。
(アルピナ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%94%E3%83%8A
「もともとアルピナはタイプライターなどを製造するドイツバイエルン州の事務機器メーカーであった。」
浮沈子の記憶の中のアルピナといえば、汚れた英雄の中で草刈正雄が乗っていたことくらいか。
(「汚れた英雄」の乗るアルピナC1-2.3とは)
http://bmw.jugem.cc/?eid=1232
「映画に出るこの車が非常にかっこよすぎたため、アルピナルックにするオーナーが後をたたなかったそうです。」
えーと、アルピーヌの話でしたな。
(アルピーヌもアルパインもアルピナもみんな同じこと?)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q149899614
「大元はアルプス山脈ですから確かに同じです。
ドイツ語かフランス語かの違いです。」
「なるほど、アルプス山脈のことですか。。
でも、ルノーやBMWのカロッツェリアとかカーステがアルプス山脈と何の関係があるんだろう。。」
まあ、日本でも富士通とかあるし・・・。
「デザイナーのビクター・スフィアゾフ氏のコメント」
「アルピーヌ ビジョン グランツーリスモは正真正銘のスポーツカーで、クルマへの情熱とステアリングを握る楽しさを融合させています。」
「そこにはアルピーヌの過去、現在、未来が投影されています。バルケッタの案はアルピーヌA450のル・マン24時間レース参戦にインスパイアされました。」
「フロントはA110にインスピレーションを受け、リアの垂直翼はA210とA220をモチーフとしつつ、クルマのスタイルにいいコンビネーションを与えています。」
(ALPINE A210)
http://blog.livedoor.jp/lucenagoya/archives/1692414.html
(Alpine A220 LeMans 1969)
http://tty.minibird.jp/t2-tohoho/archives/8836
(Pictures of Alpine A220 (1968) (1024 x 768))
http://www.favcars.com/pictures-alpine-a220-1968-145377-1024x768.htm
どっちも、ルマン出場のレーシングカーだな。
透視図を見てもわかるが、当然MRになっている。
(Alpine A210)
http://fr.wikipedia.org/wiki/Alpine_A210
(Alpine A220)
http://fr.wikipedia.org/wiki/Alpine_A220
しかしなあ、グランツーリスモに、ポルシェがないってのもなあ。
もっとも、出てきたとしても、浮沈子はやらんけどな。
負けると悔しいから・・・。
浮沈子は、テレビゲームとかはやらない。
アクション系はもちろん、ロールプレーイングもやらない。
パソコンゲームも、ソリティアとシャンハイに嵌ったくらいで卒業した。
ボードゲームについても、囲碁、将棋、チェスなど全くやらない。
そもそも、ゲームに興味がない。
賭け事、勝負事に、一切手を出さない。
理由は簡単・・・。
負けると悔しいから。
競技性のあるスポーツにも関心が薄い。
そのくせ、ルマン観にフランスまで行ってしまったが。
あれは、まあ、人様がやっているのを傍から見てるだけなので、スポーツ観戦だな。
野球とか、以前は見てたし、幼少の頃は相撲の中継も見ていた。
(「アルピーヌ ビジョン グランツーリスモ」を発表)
http://www.gran-turismo.com/jp/news/00_8464176.html
まあ、こんな記事を読んでも、あまりピンと来ないのだが、先日、愚弟が言っていたことを思い出した。
(ポルシェがGTシリーズに出ない理由って何?)
http://granturismo6ps3.blog.so-net.ne.jp/2013-11-17-3
「エレクトロニック・アーツという世界の頂点に君臨するビデオゲーム・コンピューターゲーム会社が、ポルシェの独占権を持っているので、どおうりでグランツーリスモには登場しないわけですね。」
ははあ、しかし、話によるとルーフは出ているらしい。
ポルシェじゃないから。
まあ、どうでもいいんですが。
で、このアルピーヌ・グランツーリスモというコンセプトカーは、どうやらアルピーヌA110というクルマへのオマージュとなっているらしい。
(アルピーヌ・A110)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%8C%E3%83%BBA110
「数々のラリーで、優勝を始め、多くの好成績を収めたA110の最大の武器は、RRによる絶大なトラクションとライバル達に比べ圧倒的に軽量な車重であり、これによりラリー界を席巻し、1973年の初代WRCの栄誉に輝いた。」
名車なのである。
このクルマのベースになったというのがルノー8なんだが、リアエンジン・リア駆動(いわゆるRR)ということで、上記引用の通り、当然ながらA110もRRである。
なんだ、911と同じじゃん!?。
コンセプトカーとはいえ、テレビゲームの世界でデビューする時代になったわけだな。
実車(モックアップでしょうが)の方は、パリの自動車ショーで展示されているようだ。
「国際自動車フェスティバルはフランスで30年の歴史を誇り「その年の一番美しいクルマ」などの表彰を行うイベントです。」
「この栄えある舞台のために、アルピーヌは「アルピーヌ ビジョン グランツーリスモ」のフルスケールモデルを作成しました。」
「フルスケールモデルはパリのガラ晩餐会でアンヴェールされたのち、2月1日までフェスティバル会場に展示されます。」
「その後パリのポルト・ド・ベルサイユで開催される2015年レトロモビールショー(2月4~8)でも展示され、アルピーヌ60周年記念の船出を飾るシンボルとなります。」
長い歴史を誇る、アルピーヌ。
(アルピーヌ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%8C
「1956年にフランスのレーシングドライバーで、ルノーのディーラーを経営するジャン・レデレが設立した。当初よりルノーのチューンナップおよびレースバージョンを数多く手がけ、ルノー4CVをベースにFRPボディをのせたA106を販売する。その後ドフィーヌをベースとしたA108,R8をベースとしたA110を販売、特にA110はラリーで活躍してアルピーヌの名前を不動のものとした。」
1973年に株式をルノーが取得し、それ以降はルノーのスポーツ部門のようになっている。
ブランドも、一時は途絶え、歴史から消えようとしていたが、カルロス・ゴーンによって復活するようだな。
いずれにしても、今回のコンセプトカーもまた、A110にコロモを被せたようなデザインとなっている。
もうそろそろA110の呪縛から解き放たれてもいいんじゃないのかあ?。
まあいい。
このクルマ、RRということもあって、現代のポルシェとよく似ている。
昔のポルシェ(例えば、浮沈子の83タルガ)なんかと比べると、押しつぶされたカエルのようにも見える(A110ファンの方、すいません!)。
現代のポルシェの造形そのものだな(現代のポルシェファンの方、すいません!)。
まあ、どうでもいんですが。
ちなみに、名前が良く似ているBMWチューナーのアルピナとは、何の関係もない。
(アルピナ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%94%E3%83%8A
「もともとアルピナはタイプライターなどを製造するドイツバイエルン州の事務機器メーカーであった。」
浮沈子の記憶の中のアルピナといえば、汚れた英雄の中で草刈正雄が乗っていたことくらいか。
(「汚れた英雄」の乗るアルピナC1-2.3とは)
http://bmw.jugem.cc/?eid=1232
「映画に出るこの車が非常にかっこよすぎたため、アルピナルックにするオーナーが後をたたなかったそうです。」
えーと、アルピーヌの話でしたな。
(アルピーヌもアルパインもアルピナもみんな同じこと?)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q149899614
「大元はアルプス山脈ですから確かに同じです。
ドイツ語かフランス語かの違いです。」
「なるほど、アルプス山脈のことですか。。
でも、ルノーやBMWのカロッツェリアとかカーステがアルプス山脈と何の関係があるんだろう。。」
まあ、日本でも富士通とかあるし・・・。
「デザイナーのビクター・スフィアゾフ氏のコメント」
「アルピーヌ ビジョン グランツーリスモは正真正銘のスポーツカーで、クルマへの情熱とステアリングを握る楽しさを融合させています。」
「そこにはアルピーヌの過去、現在、未来が投影されています。バルケッタの案はアルピーヌA450のル・マン24時間レース参戦にインスパイアされました。」
「フロントはA110にインスピレーションを受け、リアの垂直翼はA210とA220をモチーフとしつつ、クルマのスタイルにいいコンビネーションを与えています。」
(ALPINE A210)
http://blog.livedoor.jp/lucenagoya/archives/1692414.html
(Alpine A220 LeMans 1969)
http://tty.minibird.jp/t2-tohoho/archives/8836
(Pictures of Alpine A220 (1968) (1024 x 768))
http://www.favcars.com/pictures-alpine-a220-1968-145377-1024x768.htm
どっちも、ルマン出場のレーシングカーだな。
透視図を見てもわかるが、当然MRになっている。
(Alpine A210)
http://fr.wikipedia.org/wiki/Alpine_A210
(Alpine A220)
http://fr.wikipedia.org/wiki/Alpine_A220
しかしなあ、グランツーリスモに、ポルシェがないってのもなあ。
もっとも、出てきたとしても、浮沈子はやらんけどな。
負けると悔しいから・・・。
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