宇宙探査の憂鬱 ― 2015年01月05日 22:31
宇宙探査の憂鬱
この記事を読んで、いささか考えさせられた。
(「世界一美しい射場」種子島で考えた惑星探査の未来(上))
http://dot.asahi.com/dot/2015010500045.html
(「世界一美しい射場」種子島で考えた惑星探査の未来(中))
http://dot.asahi.com/dot/2015010500047.html
(「世界一美しい射場」種子島で考えた惑星探査の未来(下))
http://dot.asahi.com/dot/2015010500049.html
「日本(の政府)がもたもたしているうちに民間側が一足先にミッションを達成してもおかしくない状況である。しかも、国よりも安価に行う可能性さえ十分にある。この文章から、そのような危機感はまったく伝わってこない。」
宇宙開発は国家が主導して行うものだ、という刷り込みが感じられるな。
国家財政が借金漬けの我が国では、金にならない宇宙探査が、真っ先に切り捨てられるのは当然だろう。
そもそも、国家が行う宇宙開発というのは、金になるからやるのではない。
国土と国家体制を守るための軍事目的や政治目的、後は、まあ、名刺代わりというか、政治家や高級官僚の見栄とメンツのためである。
教育的効果とか、長期の国家利益(資源探査)なんて、話の上だけのことで、誰も本気にはしていない。
「何百億円もの費用をかけて行った探査の結果が、結局失われてしまうとしたら、それこそ国家的損失である。」
ロケットの打ち上げや衛星の製作は、はっきり言えばメーカーに利益を落とすために行っているのであって、その探査の成果を得るためにやっているわけではない(って、そこまで言うかあ?)。
データの解析や公表だって、金が掛かり、それを節約することが出来れば、国家的損失どころか、無駄金(!)の節減になるのだ。
しかし、そんなことは言えないから、長期的に細々と続けているだけの話だ。
別に探査機が飛ばなくても国民が飢えることはないし、国家体制が揺らぐこともない。
宇宙探査などという道楽に現を抜かして国家が揺らぐことがあれば、それこそ国辱物である。
宇宙探査は、分相応に、なるべく金を掛けずに行うのがいい。
優秀な人材が集まらず、廃れていったとしても、それは仕方ない。
我が国は、そういう形での国際貢献より、他国に軍隊を派遣してドンパチやることで男を上げようとしているのだから。
それが国民の選択であり、国家の名の下に国民の税金を投じて行う宇宙探査は、その決定に従ってもらうしかあるまい。
宇宙は軍事と商売が跋扈する空間になった(歴史的にも、大陸間弾道弾などの軍事利用が先だし)。
その傾向は、今後ますます強くなるだろう。
そもそも、民間が宇宙探査を国家よりも効率的に行うことの、どこが危機なのか、浮沈子には全く分からないな。
そっちの方が効率的に出来るのなら、そこで得られた成果のおこぼれを頂戴して、その範囲で研究でも何でもすればいいのだ。
国家が宇宙探査を行うというのは、経済成長が著しく、使う金に困っているような国が行えばいい。
そもそも、特定の国が宇宙開発をリードするという時代も、既に過去の話だ。
国際協力の枠組みの中で、応分の役割を果たせればそれでいい。
安上がりだし。
我が国の中だけで完結しなくてもいいし、いっそのこと、国内の人材育成や宇宙関連企業は全部海外に拠点を移してしまってもいい。
大体、高緯度の国土には、打ち上げのメリットもないし・・・。
ローンチシステムだって、自前で打ち上げられるのは軍事目的の衛星だけしかない。
あとは、オマケみたいなもので、商業衛星の打ち上げなんか、国際競争に参加すら出来ない。
それこそ、国家的損失というものだ。
他国の民間企業に打ち上げてもらうのがいい。
もう、国産に拘る時代じゃないんだ。
他国で経験を積んだ研究者が、そこで打ち上げた民間探査機の成果を元に、他国の予算で研究し、発表していく。
知識は、人類全体に共有されるので、何も問題はないだろう。
まあ、金になりそうな情報は、学会とかでも発表できずに、企業の独占になるんだろうな。
そうして、研究は、軍事目的か金儲けのため「だけ」に行われるようになるわけだ。
そのどちらでもない宇宙探査は、将来消えていく運命にあるともいえる。
少なくとも、我が国が大枚をはたいて取り組む課題ではあるまい。
月へ行くことには何のメリットもないし、火星なんかに行くことなんて出来っこない。
そんな人類が、その先の宇宙について知ったって、何になるんだあ?(もう、ヤケです・・・)。
せいぜい、天体望遠鏡で大気の底から覗くか、地球近傍乃至はラグランジュ点に送っておく位で十分のような気がするな。
わざわざ行くことはない。
太陽系がどうやって出来たかがわかったとしても、明日のお飯には何の影響もないし。
そんな金があるなら、法人税でも下げて、少しでも景気を良くしてもらいたいもんだ。
なんか、世知辛い話になったが、そういうふうにしたのは我々だし、その結果は受け入れなければなるまい。
火星探査機も金星探査機も失敗し、我が国の深宇宙探査は、今どん底だな。
はやぶさも、成功とはいえない。
三菱のロケットのコストは、未来永劫下がらない仕掛けになっているし、悪循環で、商業衛星のまともな商売も出来ない。
そうこうするうちに、スペースXの再利用ロケットが実現した日には、市場から弾き飛ばされるのは目に見えている。
(SpaceX launch set for Tuesday)
http://www.orlandosentinel.com/news/space/os-spacex-launch-resupply-5-20150104-story.html
そんな中で、宇宙探査だけが伸びていくシナリオなんて、有り得ない。
浮沈子は、我が国独自の深宇宙探査が消えてなくなるのは、時間の問題だと思っている。
国際協力、民間活力の利用で、コストパフォーマンスを高め、地球近傍を中心とした活動に限っていくのが正解だろう。
それが、現実である。
憂鬱だな・・・。
この記事を読んで、いささか考えさせられた。
(「世界一美しい射場」種子島で考えた惑星探査の未来(上))
http://dot.asahi.com/dot/2015010500045.html
(「世界一美しい射場」種子島で考えた惑星探査の未来(中))
http://dot.asahi.com/dot/2015010500047.html
(「世界一美しい射場」種子島で考えた惑星探査の未来(下))
http://dot.asahi.com/dot/2015010500049.html
「日本(の政府)がもたもたしているうちに民間側が一足先にミッションを達成してもおかしくない状況である。しかも、国よりも安価に行う可能性さえ十分にある。この文章から、そのような危機感はまったく伝わってこない。」
宇宙開発は国家が主導して行うものだ、という刷り込みが感じられるな。
国家財政が借金漬けの我が国では、金にならない宇宙探査が、真っ先に切り捨てられるのは当然だろう。
そもそも、国家が行う宇宙開発というのは、金になるからやるのではない。
国土と国家体制を守るための軍事目的や政治目的、後は、まあ、名刺代わりというか、政治家や高級官僚の見栄とメンツのためである。
教育的効果とか、長期の国家利益(資源探査)なんて、話の上だけのことで、誰も本気にはしていない。
「何百億円もの費用をかけて行った探査の結果が、結局失われてしまうとしたら、それこそ国家的損失である。」
ロケットの打ち上げや衛星の製作は、はっきり言えばメーカーに利益を落とすために行っているのであって、その探査の成果を得るためにやっているわけではない(って、そこまで言うかあ?)。
データの解析や公表だって、金が掛かり、それを節約することが出来れば、国家的損失どころか、無駄金(!)の節減になるのだ。
しかし、そんなことは言えないから、長期的に細々と続けているだけの話だ。
別に探査機が飛ばなくても国民が飢えることはないし、国家体制が揺らぐこともない。
宇宙探査などという道楽に現を抜かして国家が揺らぐことがあれば、それこそ国辱物である。
宇宙探査は、分相応に、なるべく金を掛けずに行うのがいい。
優秀な人材が集まらず、廃れていったとしても、それは仕方ない。
我が国は、そういう形での国際貢献より、他国に軍隊を派遣してドンパチやることで男を上げようとしているのだから。
それが国民の選択であり、国家の名の下に国民の税金を投じて行う宇宙探査は、その決定に従ってもらうしかあるまい。
宇宙は軍事と商売が跋扈する空間になった(歴史的にも、大陸間弾道弾などの軍事利用が先だし)。
その傾向は、今後ますます強くなるだろう。
そもそも、民間が宇宙探査を国家よりも効率的に行うことの、どこが危機なのか、浮沈子には全く分からないな。
そっちの方が効率的に出来るのなら、そこで得られた成果のおこぼれを頂戴して、その範囲で研究でも何でもすればいいのだ。
国家が宇宙探査を行うというのは、経済成長が著しく、使う金に困っているような国が行えばいい。
そもそも、特定の国が宇宙開発をリードするという時代も、既に過去の話だ。
国際協力の枠組みの中で、応分の役割を果たせればそれでいい。
安上がりだし。
我が国の中だけで完結しなくてもいいし、いっそのこと、国内の人材育成や宇宙関連企業は全部海外に拠点を移してしまってもいい。
大体、高緯度の国土には、打ち上げのメリットもないし・・・。
ローンチシステムだって、自前で打ち上げられるのは軍事目的の衛星だけしかない。
あとは、オマケみたいなもので、商業衛星の打ち上げなんか、国際競争に参加すら出来ない。
それこそ、国家的損失というものだ。
他国の民間企業に打ち上げてもらうのがいい。
もう、国産に拘る時代じゃないんだ。
他国で経験を積んだ研究者が、そこで打ち上げた民間探査機の成果を元に、他国の予算で研究し、発表していく。
知識は、人類全体に共有されるので、何も問題はないだろう。
まあ、金になりそうな情報は、学会とかでも発表できずに、企業の独占になるんだろうな。
そうして、研究は、軍事目的か金儲けのため「だけ」に行われるようになるわけだ。
そのどちらでもない宇宙探査は、将来消えていく運命にあるともいえる。
少なくとも、我が国が大枚をはたいて取り組む課題ではあるまい。
月へ行くことには何のメリットもないし、火星なんかに行くことなんて出来っこない。
そんな人類が、その先の宇宙について知ったって、何になるんだあ?(もう、ヤケです・・・)。
せいぜい、天体望遠鏡で大気の底から覗くか、地球近傍乃至はラグランジュ点に送っておく位で十分のような気がするな。
わざわざ行くことはない。
太陽系がどうやって出来たかがわかったとしても、明日のお飯には何の影響もないし。
そんな金があるなら、法人税でも下げて、少しでも景気を良くしてもらいたいもんだ。
なんか、世知辛い話になったが、そういうふうにしたのは我々だし、その結果は受け入れなければなるまい。
火星探査機も金星探査機も失敗し、我が国の深宇宙探査は、今どん底だな。
はやぶさも、成功とはいえない。
三菱のロケットのコストは、未来永劫下がらない仕掛けになっているし、悪循環で、商業衛星のまともな商売も出来ない。
そうこうするうちに、スペースXの再利用ロケットが実現した日には、市場から弾き飛ばされるのは目に見えている。
(SpaceX launch set for Tuesday)
http://www.orlandosentinel.com/news/space/os-spacex-launch-resupply-5-20150104-story.html
そんな中で、宇宙探査だけが伸びていくシナリオなんて、有り得ない。
浮沈子は、我が国独自の深宇宙探査が消えてなくなるのは、時間の問題だと思っている。
国際協力、民間活力の利用で、コストパフォーマンスを高め、地球近傍を中心とした活動に限っていくのが正解だろう。
それが、現実である。
憂鬱だな・・・。
DPV考 ― 2015年01月06日 02:46
DPV考
熱に浮かされたように、DPVのことばかり考えている(という程でもないんですが)。
夢に出てきたことは確かだ。
まるで、映画のアバターの主人公のように、水中を飛び回る夢だ・・・。
殆ど、ビョーキだな。
買う!。
絶対、買う!。
例によって、この手のアイテムは、ピンキリなのである。
(アポロavx)
http://apollo-japan.jp/vehicle/avx/index.html
(Apollo AVX Under Water Scooter:お値段に、ビックリ!)
http://www.divein2scuba.com/index.php?_a=viewProd&productId=429
「$10500.00」
ショエーッ!!、たっけーっ!!!。
他のモデルと違って、この機種のみバッテリーと充電器が付属している。
パーツリストを見ると、「非売品」となっているし。
交換時には、修理扱いになるんだろうな。
もう、別物である。
耐圧も150mを謳っている。
CCRに匹敵するお値段と、最大航続距離40km(富戸から大島まで、楽勝で行けます)。
(オリオンツアー:伊豆)
http://www.orion-tour.co.jp/izu/
「大島へ【東京から距離約120km】」
「東京から高速ジェット船で約1時間45分」
「熱海から高速ジェット船で約45分」
したがって、計算上は熱海からは約52kmということに(端数切り上げ)。
熱海と富戸は10キロ以上離れているから、まあ、概ね最大航続距離圏内ということになる(実際には、25kmくらいか)。
もっとも、最大航続距離は時速3kmの時の話だから、25kmとしても8時間以上掛かる。
CCRでも無理だな。
初島くらいなら何とかなるかもしれない。
まあ、どうでもいいんですが。
実際の話はともかく、この機種ならボートポイントへ簡単に行くことができるだろう。
問題は、ナビゲーションということになるな。
富戸からIOPまでダブルタンクで行って、そのまま戻ってくるなんていうのは、朝飯前である(往復で5kmくらい?)。
2本差しのサイドマウントなら、1時間半くらいは軽くもつ。
プロペラピッチを1にして、時速5kmとして1時間。
3分の1ルールを適用しても、まあ、運用可能なパターンだな。
バレたら、出入り禁止になること請け合いである。
コンプライアンス重視の浮沈子は、そんな無謀なことはしない。
というより、この機種は予算外である。
これにするなら、もう1台CCRを買うな。
で、実際に買うとすると、これかな。
(av-2 エボリューション)
http://apollo-japan.jp/vehicle/av2_evo/index.html
(AV-2 Evolution)
http://apollosportsusa.com/Products/UWVehicles/AV2_Evolution.htm
これを見ると、約3500ドル(42まんえん)+消費税で、453600円という大出費である。
まあ、定価みたいなもんだから、実際どのくらいの価格になるのか見積もり依頼中である。
しかし、リチウムイオンバッテリーと充電器の価格が高いな。
181440円という、ベラボーな価格である。
(【アポロスポーツ 】
AV-2 EVOLUTION VDS 【リチウムイオンバッテリー・チャージャーセット】:¥366,583 (税込))
http://shop3.genesis-ec.com/search/item.asp?shopcd=17302&item=0612098043
(水中スクーター
アポロスポーツ AV-2 EVOLUTION(エボリューション)【バッテリー・チャージャーセット】:税込 303,016 円:鉛蓄電池ですが)
http://item.rakuten.co.jp/mic21/0612098043_1/
(apollo(アポロスポーツ) スクーターサドル【送料無料】【10P04Jan15】税込 32,184 円)
http://item.rakuten.co.jp/mic21/0703098007/
サドルだけで、3まんえんもするのか・・・。
しかし、あれは欲しいな。
海外でも、殆ど同価格で出ているので、評価は高いと見た。
さて、どうしたもんかな。
機能的には、クラシックでも十分だし、鉛蓄電池はメーカー在庫がないというので、今時の選択肢としてはリチウムイオンしかないだろう。
サドル込みで、ざっと40万円かあ・・・。
中古の出物があれば、それをゲットするというのもアリかもしれない。
(USED apollo AV-1水中スクーター メンテナンス済み:11万円:税別)
http://page23.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/o62204266
鉛蓄電池は、AV-1ならまだ手に入るようだし。
メーカーメンテ品が、新品バッテリー付きでこの値段なら美味しいだろう。
(水中スクーター (在庫処分)未使用品です:53,500円)
http://page16.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/u71622194
なかなかいいものが残ってるようだな。
タバタからも、OEM品として出ている。
(SAV-7 Evo)
http://www.tusa.net/vehicle/pd_sav7.html
AV-2の基本的なデザインは、AV-1から変わっていないと思われる。
サドルとか共用できるということは、本体の型が同じということだ。
中身にしても、それ程進化しているわけではないと思う。
制御系だけだろう。
また、実際のダイビングでの使用を考えれば、鉛でも十分対応できる。
バッテリー2個持ちで、入れ替えればいいだけの話だ。
それにしても、富戸の脇の浜でダイナミックな地形を存分に楽しむには、もってこいのアイテムだな。
是非とも手に入れて、水中遊泳を楽に楽しみたいものだ。
熱に浮かされたように、DPVのことばかり考えている(という程でもないんですが)。
夢に出てきたことは確かだ。
まるで、映画のアバターの主人公のように、水中を飛び回る夢だ・・・。
殆ど、ビョーキだな。
買う!。
絶対、買う!。
例によって、この手のアイテムは、ピンキリなのである。
(アポロavx)
http://apollo-japan.jp/vehicle/avx/index.html
(Apollo AVX Under Water Scooter:お値段に、ビックリ!)
http://www.divein2scuba.com/index.php?_a=viewProd&productId=429
「$10500.00」
ショエーッ!!、たっけーっ!!!。
他のモデルと違って、この機種のみバッテリーと充電器が付属している。
パーツリストを見ると、「非売品」となっているし。
交換時には、修理扱いになるんだろうな。
もう、別物である。
耐圧も150mを謳っている。
CCRに匹敵するお値段と、最大航続距離40km(富戸から大島まで、楽勝で行けます)。
(オリオンツアー:伊豆)
http://www.orion-tour.co.jp/izu/
「大島へ【東京から距離約120km】」
「東京から高速ジェット船で約1時間45分」
「熱海から高速ジェット船で約45分」
したがって、計算上は熱海からは約52kmということに(端数切り上げ)。
熱海と富戸は10キロ以上離れているから、まあ、概ね最大航続距離圏内ということになる(実際には、25kmくらいか)。
もっとも、最大航続距離は時速3kmの時の話だから、25kmとしても8時間以上掛かる。
CCRでも無理だな。
初島くらいなら何とかなるかもしれない。
まあ、どうでもいいんですが。
実際の話はともかく、この機種ならボートポイントへ簡単に行くことができるだろう。
問題は、ナビゲーションということになるな。
富戸からIOPまでダブルタンクで行って、そのまま戻ってくるなんていうのは、朝飯前である(往復で5kmくらい?)。
2本差しのサイドマウントなら、1時間半くらいは軽くもつ。
プロペラピッチを1にして、時速5kmとして1時間。
3分の1ルールを適用しても、まあ、運用可能なパターンだな。
バレたら、出入り禁止になること請け合いである。
コンプライアンス重視の浮沈子は、そんな無謀なことはしない。
というより、この機種は予算外である。
これにするなら、もう1台CCRを買うな。
で、実際に買うとすると、これかな。
(av-2 エボリューション)
http://apollo-japan.jp/vehicle/av2_evo/index.html
(AV-2 Evolution)
http://apollosportsusa.com/Products/UWVehicles/AV2_Evolution.htm
これを見ると、約3500ドル(42まんえん)+消費税で、453600円という大出費である。
まあ、定価みたいなもんだから、実際どのくらいの価格になるのか見積もり依頼中である。
しかし、リチウムイオンバッテリーと充電器の価格が高いな。
181440円という、ベラボーな価格である。
(【アポロスポーツ 】
AV-2 EVOLUTION VDS 【リチウムイオンバッテリー・チャージャーセット】:¥366,583 (税込))
http://shop3.genesis-ec.com/search/item.asp?shopcd=17302&item=0612098043
(水中スクーター
アポロスポーツ AV-2 EVOLUTION(エボリューション)【バッテリー・チャージャーセット】:税込 303,016 円:鉛蓄電池ですが)
http://item.rakuten.co.jp/mic21/0612098043_1/
(apollo(アポロスポーツ) スクーターサドル【送料無料】【10P04Jan15】税込 32,184 円)
http://item.rakuten.co.jp/mic21/0703098007/
サドルだけで、3まんえんもするのか・・・。
しかし、あれは欲しいな。
海外でも、殆ど同価格で出ているので、評価は高いと見た。
さて、どうしたもんかな。
機能的には、クラシックでも十分だし、鉛蓄電池はメーカー在庫がないというので、今時の選択肢としてはリチウムイオンしかないだろう。
サドル込みで、ざっと40万円かあ・・・。
中古の出物があれば、それをゲットするというのもアリかもしれない。
(USED apollo AV-1水中スクーター メンテナンス済み:11万円:税別)
http://page23.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/o62204266
鉛蓄電池は、AV-1ならまだ手に入るようだし。
メーカーメンテ品が、新品バッテリー付きでこの値段なら美味しいだろう。
(水中スクーター (在庫処分)未使用品です:53,500円)
http://page16.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/u71622194
なかなかいいものが残ってるようだな。
タバタからも、OEM品として出ている。
(SAV-7 Evo)
http://www.tusa.net/vehicle/pd_sav7.html
AV-2の基本的なデザインは、AV-1から変わっていないと思われる。
サドルとか共用できるということは、本体の型が同じということだ。
中身にしても、それ程進化しているわけではないと思う。
制御系だけだろう。
また、実際のダイビングでの使用を考えれば、鉛でも十分対応できる。
バッテリー2個持ちで、入れ替えればいいだけの話だ。
それにしても、富戸の脇の浜でダイナミックな地形を存分に楽しむには、もってこいのアイテムだな。
是非とも手に入れて、水中遊泳を楽に楽しみたいものだ。
DPV考その2 ― 2015年01月06日 10:08
DPV考その2
DPVの機種選びは、なかなか楽しい作業だが、メーカーについては浮沈子はアポロ製に決めている。
海外メーカーのものは、メンテナンスに苦労しそうだから。
本国に送り返したりしたら、返ってくるまで長期間使えなくなるし、正規の保証もないので不良品の場合の対応が面倒だ。
DPVはおもちゃではない。
壊れて捨てて、買い換えるという商品ではないのだ。
浮沈子のイメージとしては、船舶に近い。
船検登録してもいいくらいだ。
水中を行く船、いわば潜水艦である。
人の命を乗せて走るアイテムなのである。
いいものを買って長く乗る。
アポロは、商品開発も自社で行い、avxという、殆ど手作りの製品も出した。
本当は、正極材料がLiFePO4のリチウムイオンバッテリーを奢ったavxが理想なのだが、なんせバカ高いので諦めざるを得ない。
AV-2でも十分である。
余計なインジケーターとか付いていないクラシックモデルがいい。
どうせ、バッテリー残量は時間管理することになるし、寿命については電圧を見て、経年劣化を考慮して早めに交換することになる。
消耗品だから。
パワーコントロールがなくても、水中で速度を調整することは可能だ。
途中で止まればいい。
船を維持することに比べたら、比較にならないくらい安い。
富戸で保管してもらって、好きな時に乗れる。
冬場とか、比較的透視度が高い時期を中心に運用することになるが、ヨコバマでは一年中使えるだろう。
スピードを抑えて、移動時間の短縮に使える。
砂地を徘徊するのにぴったりだな。
しっかりメンテナンスすれば、10年くらいは楽に使えるだろう。
程度のいい中古があれば、手に入れて大切に使いたい。
新品でも、初期のメンテナンス費用が低いことを考えると、それ程高い買い物ではない。
10年使って、その間のメンテナンスコストを考えたら、大差ないのではないか。
もちろん、使用頻度にもよる。
消耗品であるバッテリーの寿命が短くなれば、それだけコストも掛かる。
10万円くらいの出費が、毎年発生することになる。
それを高いと見るか、安いと見るか。
初期投資で40万円としても、10年経てば130万円ということになる。
10万円で中古を手に入れて、メーカーメンテに出して、リチウムイオンバッテリー新品にして、乗り出しまでに20万円掛けたら、その差は10万円。
10年運用して、年間1万円しか違わない。
うーん、思い切って新品買うのが正解だろうな。
モーターとかの主要部分は、耐久性には余裕を見ているだろうが、電装品は部分的には交換が必要になるだろうし。
しかし、基本的に壊れるところはないはずだ。
2年とかの短期間で手放すつもりなら、中古でもいい(程度がいいものに限る)。
長く乗るなら新品だな。
ダメ出しが済んでいる旧機種とか、クラシックモデルの方が浮沈子は好みだ。
しかし、まあ、殆ど関係ないともいえる。
バッテリーやモーター以外に、根本的な改良のしようもない機械である。
まあ、そのうち、水中ナビゲーターとかオプションで出るかも知れないけど。
考えてみれば、ダイビングのあり方を根本から変える器材だ。
時速3キロとしても、1時間のダイビングで相当の範囲をカバーできる。
安全面からも、急な流れなどの際に、フィンキックでは対応できなくてもDPVなら脱出できる可能性は高い。
一方で、無茶な運用をすれば事故続出である。
浮沈子的には、運用限界範囲内でのロングクルージングがいいな。
岩にへばりついたり、砂地のロープに着いたゴミ系のマクロを探すのも、たまにはいいかもしれないが、雄大な水中の景観を楽しみながら、一般のダイバーが訪れたことのない遠方のエリアを探検に行くというのがよろしい。
そこでマクロ探ししてもいいんですけど。
まあいい。
冬の脇の浜をプロペラピッチ2でぶっ飛べば、ダイナミックに景色を堪能することが出来る。
ヨコバマの砂地もワイドに探索できる。
ダイブマスターの水中地図だって、あわよくばワンダイブでも作成可能だ(早く言ってよ!)。
まあ、どうでもいいんですが。
水底に這いつくばって、見えない目を凝らし、必死で中性浮力を取りながらドライスーツと格闘する日々は終わった。
エア持ちが期待したほど良くなかったのは、興奮のあまり呼吸が早くなっていたからかもしれないが、疲労感は全くなかった(器材の運搬は、講師の山口さんがやってくれました)。
疲れなかったのは、当然といえば当然だ。
殆ど動いていないんだから・・・。
ダイビングは、DPVによって、スポーツからレジャーになった。
21世紀のダイビングに相応しい。
しかも、ジジババになっても、若造(!)といっしょになって遊べる。
浮沈子は、ジジババがDPVを低速で運行して、若造はフィンキックで行くというダイビングだって、断然アリだと思う。
ダイビングは、中性浮力とトリムとフィンワークが大切だというのは、IANTDの田中さんの名言だが、中性浮力とトリムとDPVになるかも知れない。
実際、フィンを使うのは、エントリーとエキジットの際だけである。
まあ、故障した時のことを考えると、多少はフィンキックする必要はある。
理想的には、CCRでDPVなら鬼に金棒というものだ。
究極の器材依存型ダイビングだな(陸上での重量は重くなる一方である)。
穴潜りならともかく、オープンウォーターでは、過剰ともいえる。
しかし、それは決して邪道ではないと浮沈子は考えているのだ(楽が出来るのが、いちばん!)。
で、ゆくゆくは、DPVとCCRを一体にして、身軽な状態で水中散歩にでかけるわけだ。
フィンも履かず、小さなBCと予備の40cfのタンクだけを持って出航(!)する。
戻ってきたら、後は全部スタッフが片付けてくれると有難いなあ・・・(そこんとこ、ヨロシク!)。
DPVの機種選びは、なかなか楽しい作業だが、メーカーについては浮沈子はアポロ製に決めている。
海外メーカーのものは、メンテナンスに苦労しそうだから。
本国に送り返したりしたら、返ってくるまで長期間使えなくなるし、正規の保証もないので不良品の場合の対応が面倒だ。
DPVはおもちゃではない。
壊れて捨てて、買い換えるという商品ではないのだ。
浮沈子のイメージとしては、船舶に近い。
船検登録してもいいくらいだ。
水中を行く船、いわば潜水艦である。
人の命を乗せて走るアイテムなのである。
いいものを買って長く乗る。
アポロは、商品開発も自社で行い、avxという、殆ど手作りの製品も出した。
本当は、正極材料がLiFePO4のリチウムイオンバッテリーを奢ったavxが理想なのだが、なんせバカ高いので諦めざるを得ない。
AV-2でも十分である。
余計なインジケーターとか付いていないクラシックモデルがいい。
どうせ、バッテリー残量は時間管理することになるし、寿命については電圧を見て、経年劣化を考慮して早めに交換することになる。
消耗品だから。
パワーコントロールがなくても、水中で速度を調整することは可能だ。
途中で止まればいい。
船を維持することに比べたら、比較にならないくらい安い。
富戸で保管してもらって、好きな時に乗れる。
冬場とか、比較的透視度が高い時期を中心に運用することになるが、ヨコバマでは一年中使えるだろう。
スピードを抑えて、移動時間の短縮に使える。
砂地を徘徊するのにぴったりだな。
しっかりメンテナンスすれば、10年くらいは楽に使えるだろう。
程度のいい中古があれば、手に入れて大切に使いたい。
新品でも、初期のメンテナンス費用が低いことを考えると、それ程高い買い物ではない。
10年使って、その間のメンテナンスコストを考えたら、大差ないのではないか。
もちろん、使用頻度にもよる。
消耗品であるバッテリーの寿命が短くなれば、それだけコストも掛かる。
10万円くらいの出費が、毎年発生することになる。
それを高いと見るか、安いと見るか。
初期投資で40万円としても、10年経てば130万円ということになる。
10万円で中古を手に入れて、メーカーメンテに出して、リチウムイオンバッテリー新品にして、乗り出しまでに20万円掛けたら、その差は10万円。
10年運用して、年間1万円しか違わない。
うーん、思い切って新品買うのが正解だろうな。
モーターとかの主要部分は、耐久性には余裕を見ているだろうが、電装品は部分的には交換が必要になるだろうし。
しかし、基本的に壊れるところはないはずだ。
2年とかの短期間で手放すつもりなら、中古でもいい(程度がいいものに限る)。
長く乗るなら新品だな。
ダメ出しが済んでいる旧機種とか、クラシックモデルの方が浮沈子は好みだ。
しかし、まあ、殆ど関係ないともいえる。
バッテリーやモーター以外に、根本的な改良のしようもない機械である。
まあ、そのうち、水中ナビゲーターとかオプションで出るかも知れないけど。
考えてみれば、ダイビングのあり方を根本から変える器材だ。
時速3キロとしても、1時間のダイビングで相当の範囲をカバーできる。
安全面からも、急な流れなどの際に、フィンキックでは対応できなくてもDPVなら脱出できる可能性は高い。
一方で、無茶な運用をすれば事故続出である。
浮沈子的には、運用限界範囲内でのロングクルージングがいいな。
岩にへばりついたり、砂地のロープに着いたゴミ系のマクロを探すのも、たまにはいいかもしれないが、雄大な水中の景観を楽しみながら、一般のダイバーが訪れたことのない遠方のエリアを探検に行くというのがよろしい。
そこでマクロ探ししてもいいんですけど。
まあいい。
冬の脇の浜をプロペラピッチ2でぶっ飛べば、ダイナミックに景色を堪能することが出来る。
ヨコバマの砂地もワイドに探索できる。
ダイブマスターの水中地図だって、あわよくばワンダイブでも作成可能だ(早く言ってよ!)。
まあ、どうでもいいんですが。
水底に這いつくばって、見えない目を凝らし、必死で中性浮力を取りながらドライスーツと格闘する日々は終わった。
エア持ちが期待したほど良くなかったのは、興奮のあまり呼吸が早くなっていたからかもしれないが、疲労感は全くなかった(器材の運搬は、講師の山口さんがやってくれました)。
疲れなかったのは、当然といえば当然だ。
殆ど動いていないんだから・・・。
ダイビングは、DPVによって、スポーツからレジャーになった。
21世紀のダイビングに相応しい。
しかも、ジジババになっても、若造(!)といっしょになって遊べる。
浮沈子は、ジジババがDPVを低速で運行して、若造はフィンキックで行くというダイビングだって、断然アリだと思う。
ダイビングは、中性浮力とトリムとフィンワークが大切だというのは、IANTDの田中さんの名言だが、中性浮力とトリムとDPVになるかも知れない。
実際、フィンを使うのは、エントリーとエキジットの際だけである。
まあ、故障した時のことを考えると、多少はフィンキックする必要はある。
理想的には、CCRでDPVなら鬼に金棒というものだ。
究極の器材依存型ダイビングだな(陸上での重量は重くなる一方である)。
穴潜りならともかく、オープンウォーターでは、過剰ともいえる。
しかし、それは決して邪道ではないと浮沈子は考えているのだ(楽が出来るのが、いちばん!)。
で、ゆくゆくは、DPVとCCRを一体にして、身軽な状態で水中散歩にでかけるわけだ。
フィンも履かず、小さなBCと予備の40cfのタンクだけを持って出航(!)する。
戻ってきたら、後は全部スタッフが片付けてくれると有難いなあ・・・(そこんとこ、ヨロシク!)。
まんま浮沈子 ― 2015年01月07日 00:21
まんま浮沈子
「浮沈子」というペンネームは、デカルトの潜水夫からの命名である。
(Cartesian Diver)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2012/12/20/6665488
(我潜る故に・・・)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2012/12/21/6666303
デカルトがこの玩具を発明したといわれていることから、カルテジアン・ダイバーといわれているそうだ。
「我潜る、故に我あり」と言ったからではない。
今日は大井町のスキューバプロショップで、セブンのテストダイブ。
ついでに、柏崎さんに海外ダイブ用フルフットフィンの試着をお願いして、硬めのモデルを選ぶ。
筋肉痛のネタがまた一つ増えたわけだな。
しかし、柔らかいモデルだと、フロッグキックがうまく出来ないということもあって、硬めにした(下手なだけか)。
さらに、当然、新たな物欲の対象であるDPVの選択の相談にも乗ってもらった。
アポロのAV-1の中古が横浜店にあり、うまく動けば格安で譲ってくれるという(後日、横浜店で現物を確認することに)。
もちろん、バッテリーは新品を買わなければならない。
鉛だが、十分である。
浮沈子は、2個買おうと思っている。
鉛2個の方が、リチウムイオン1個より安い。
いや、鉛3個でも安い(3個は、買いませんが)。
運用を考えれば、鉛2個で十分だろう。
(水中スクーター BLADEFISH 5000)
http://blog.goo.ne.jp/fishman_2007/e/f0c09d9d300c75a95097b46e9235b289
この機種も検討したが、やはり記事にもあるとおり、パワー不足の感があるそうだ(柏崎:談)。
なにより、サドルライディング(股ばさみ)ができない。
これは、アポロの特許なので、他社のモデルでは出来ない(個人的に改造する分には、可能かも)。
中古AV-1は、サドルが付いていないので、これも新品を買うことになる。
本体の値段よりも、バッテリーとサドルの合計の方が高い。
格安だな。
個人所有ではなく、メンテが行き届いたショップの器材なので安心感もある(酷使されていたりして!)。
まあ、現物を確認して、軸のブレとかペラの歪みなどをチェックしてから買うことが出来るので、そっちの安心感が大きいな。
新品の見積もりも出してもらったが、某量販店のネット価格よりも安かった。
まあ、某量販店は、価格交渉アリだから、さらに安く出すことは可能だろう。
AV-2エボのリチウムイオン電池と充電器、サドル含めて税抜きで35万円くらいだ。
クラシックだと、30万円くらいか。
AV-1の中古が、新品バッテリー2個とサドル、中古充電器付きで10万円くらい(初期整備費用除く:未定です)。
参考までにAVXの見積もりも出してもらったが、やっぱ100万円のオーダーだな。
「本当に買うんですかあ?」と、アポロの営業が言ったとか言わなかったとか。
それだけ特殊なモデルなんだろう。
工芸品というか、床の間の飾りというか。
いやいや、ガンガン使って元を取る、ヘビーデューティーなモデルである。
まあいい。
たぶん、状態が良ければ中古AV-1に落ち着くと思われる。
早く使ってみたいな。
で、本題はグアムの最終ダイブの後、P1エラーを吐いてしまったセブンのチェックダイブ。
新品のソフノダイブを使用して、4mのプールに70分漬かってみた。
全く問題はない。
良かった!。
バッチリだな。
セブへは、安心して行くことが出来る。
画像は、本日初めてダウンロードしたプロファイル。
去年の12月20日にグアムで潜った1本目のギャブギャブ2のもの。
最初に耳抜きでジタバタした後、8分42秒後には一気に33mまで潜行(横の目盛は、総潜水時間を10等分する仕掛けらしい:今回は7分50秒が一目盛)。
サンゴの根の周りを泳ぎながら、他のダイバーがいなくなった37分後くらい(5目盛め辺り)に、ガイドの上田さんと浮沈子の二人だけのダイビングを楽しんでいる(20分も!)。
その時のビデオがこれ。
(Gab Gab llでのオオテンジクザメ、食事中:最後の方に浮沈子がチラッと映っています:動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=9sN0PzXT07o
まあ、前にも引用してるんですが。
(CCRの底力)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/12/24/7523477
1本のCCRダイブで、殆ど通常のダイビング2本分である。
凡例の最後にDeco Ceiling(一部、文字欠け)があるが、ピンクの線は一番上に張り付いたまま。
デコ出しの気配もない。
オレンジの線は酸素の残圧だが、深度に関係なく一定に減っているのも分かる。
そう、電気的に残圧管理をしているセブンならではのプロファイルな訳だ。
まあ、ディリュエントの減りが早いとか、不規則だとか、浮力調整がへたっぴなんじゃね、とかいう突っ込みは無しだな(バレバレじゃん!?)。
まあいい。
最後に申し訳程度に(2分間)安全停止をしているが、本来は無用である。
深場に行ったので、念のためというところか。
こんなところにも、上田さんのポリシーが感じられる。
本当は、今日のプールでのプロファイルを載せようと思ったのだが、あまりにつまらないのでこっちにした。
同じ70分間潜っていたが、やっぱ、プールより、グアムのサンゴ礁の方がいいな。
プールでは、水深2m辺りでホバリングの練習。
やったことある方は分かるが、CCRでは至難の業である。
深度が10cmずれたらアウトである。
その中で、セブンの動的キャリブレーションの際に、どの程度回路からガスを抜けばいいかを身体に覚えこませる。
10回くらいやってみて、ようやくコツが分かってきた(5分に1回なので、これだけで1時間くらい)。
その間も、フィンキック(柔らかめのフルフットをお借りしました)の練習や、器材のコンフィギュレーションを弄ってみたりと、結構忙しかったな。
自分の小さな呼吸音と、ソレノイドバルブの作動音、温水プールの水を循環させる、どこか遠くにあるポンプの音しか聞こえない(普通は、聞こえないでしょう)。
円筒形のプールの中層を漂うディープな時間を独り占めする(浮力の変化に集中しているので、リラックスはしていても眠くはならない)。
午後は、プール講習もなく、プライベートダイビング状態だった。
スクラバーや酸素(一目盛しか減らない!)は十分残圧があるので、明日も潜らせてもらうことにする。
円筒形のプールで浮いたり沈んだりする泡の出ないCCRダイバー(厳密には、浮く時には、回路やBCから少し排気して調整してますが)。
まんま、浮沈子であるな。
「浮沈子」というペンネームは、デカルトの潜水夫からの命名である。
(Cartesian Diver)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2012/12/20/6665488
(我潜る故に・・・)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2012/12/21/6666303
デカルトがこの玩具を発明したといわれていることから、カルテジアン・ダイバーといわれているそうだ。
「我潜る、故に我あり」と言ったからではない。
今日は大井町のスキューバプロショップで、セブンのテストダイブ。
ついでに、柏崎さんに海外ダイブ用フルフットフィンの試着をお願いして、硬めのモデルを選ぶ。
筋肉痛のネタがまた一つ増えたわけだな。
しかし、柔らかいモデルだと、フロッグキックがうまく出来ないということもあって、硬めにした(下手なだけか)。
さらに、当然、新たな物欲の対象であるDPVの選択の相談にも乗ってもらった。
アポロのAV-1の中古が横浜店にあり、うまく動けば格安で譲ってくれるという(後日、横浜店で現物を確認することに)。
もちろん、バッテリーは新品を買わなければならない。
鉛だが、十分である。
浮沈子は、2個買おうと思っている。
鉛2個の方が、リチウムイオン1個より安い。
いや、鉛3個でも安い(3個は、買いませんが)。
運用を考えれば、鉛2個で十分だろう。
(水中スクーター BLADEFISH 5000)
http://blog.goo.ne.jp/fishman_2007/e/f0c09d9d300c75a95097b46e9235b289
この機種も検討したが、やはり記事にもあるとおり、パワー不足の感があるそうだ(柏崎:談)。
なにより、サドルライディング(股ばさみ)ができない。
これは、アポロの特許なので、他社のモデルでは出来ない(個人的に改造する分には、可能かも)。
中古AV-1は、サドルが付いていないので、これも新品を買うことになる。
本体の値段よりも、バッテリーとサドルの合計の方が高い。
格安だな。
個人所有ではなく、メンテが行き届いたショップの器材なので安心感もある(酷使されていたりして!)。
まあ、現物を確認して、軸のブレとかペラの歪みなどをチェックしてから買うことが出来るので、そっちの安心感が大きいな。
新品の見積もりも出してもらったが、某量販店のネット価格よりも安かった。
まあ、某量販店は、価格交渉アリだから、さらに安く出すことは可能だろう。
AV-2エボのリチウムイオン電池と充電器、サドル含めて税抜きで35万円くらいだ。
クラシックだと、30万円くらいか。
AV-1の中古が、新品バッテリー2個とサドル、中古充電器付きで10万円くらい(初期整備費用除く:未定です)。
参考までにAVXの見積もりも出してもらったが、やっぱ100万円のオーダーだな。
「本当に買うんですかあ?」と、アポロの営業が言ったとか言わなかったとか。
それだけ特殊なモデルなんだろう。
工芸品というか、床の間の飾りというか。
いやいや、ガンガン使って元を取る、ヘビーデューティーなモデルである。
まあいい。
たぶん、状態が良ければ中古AV-1に落ち着くと思われる。
早く使ってみたいな。
で、本題はグアムの最終ダイブの後、P1エラーを吐いてしまったセブンのチェックダイブ。
新品のソフノダイブを使用して、4mのプールに70分漬かってみた。
全く問題はない。
良かった!。
バッチリだな。
セブへは、安心して行くことが出来る。
画像は、本日初めてダウンロードしたプロファイル。
去年の12月20日にグアムで潜った1本目のギャブギャブ2のもの。
最初に耳抜きでジタバタした後、8分42秒後には一気に33mまで潜行(横の目盛は、総潜水時間を10等分する仕掛けらしい:今回は7分50秒が一目盛)。
サンゴの根の周りを泳ぎながら、他のダイバーがいなくなった37分後くらい(5目盛め辺り)に、ガイドの上田さんと浮沈子の二人だけのダイビングを楽しんでいる(20分も!)。
その時のビデオがこれ。
(Gab Gab llでのオオテンジクザメ、食事中:最後の方に浮沈子がチラッと映っています:動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=9sN0PzXT07o
まあ、前にも引用してるんですが。
(CCRの底力)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/12/24/7523477
1本のCCRダイブで、殆ど通常のダイビング2本分である。
凡例の最後にDeco Ceiling(一部、文字欠け)があるが、ピンクの線は一番上に張り付いたまま。
デコ出しの気配もない。
オレンジの線は酸素の残圧だが、深度に関係なく一定に減っているのも分かる。
そう、電気的に残圧管理をしているセブンならではのプロファイルな訳だ。
まあ、ディリュエントの減りが早いとか、不規則だとか、浮力調整がへたっぴなんじゃね、とかいう突っ込みは無しだな(バレバレじゃん!?)。
まあいい。
最後に申し訳程度に(2分間)安全停止をしているが、本来は無用である。
深場に行ったので、念のためというところか。
こんなところにも、上田さんのポリシーが感じられる。
本当は、今日のプールでのプロファイルを載せようと思ったのだが、あまりにつまらないのでこっちにした。
同じ70分間潜っていたが、やっぱ、プールより、グアムのサンゴ礁の方がいいな。
プールでは、水深2m辺りでホバリングの練習。
やったことある方は分かるが、CCRでは至難の業である。
深度が10cmずれたらアウトである。
その中で、セブンの動的キャリブレーションの際に、どの程度回路からガスを抜けばいいかを身体に覚えこませる。
10回くらいやってみて、ようやくコツが分かってきた(5分に1回なので、これだけで1時間くらい)。
その間も、フィンキック(柔らかめのフルフットをお借りしました)の練習や、器材のコンフィギュレーションを弄ってみたりと、結構忙しかったな。
自分の小さな呼吸音と、ソレノイドバルブの作動音、温水プールの水を循環させる、どこか遠くにあるポンプの音しか聞こえない(普通は、聞こえないでしょう)。
円筒形のプールの中層を漂うディープな時間を独り占めする(浮力の変化に集中しているので、リラックスはしていても眠くはならない)。
午後は、プール講習もなく、プライベートダイビング状態だった。
スクラバーや酸素(一目盛しか減らない!)は十分残圧があるので、明日も潜らせてもらうことにする。
円筒形のプールで浮いたり沈んだりする泡の出ないCCRダイバー(厳密には、浮く時には、回路やBCから少し排気して調整してますが)。
まんま、浮沈子であるな。
サイドマウント自主練習予定 ― 2015年01月07日 19:57
サイドマウント自主練習予定
サイドマウントの自主練習会が予定されている。
もちろん、浮沈子は参加する。
万難を排して馳せ参じる。
予定では、今週末に富戸でアルミタンクを使用しての開催だそうだ。
サイドマウントは何でもアリで、浮沈子が習ったのはPADI(豊田流?)だが、他にもいろいろあるようだな。
器材や潜る環境によって、柔軟なコンフィギュレーションが可能だ。
10人いれば、10通りのサイドマウントがある(浮沈子が見る限り、全く同じコンフィギュレーションの方は皆無である)。
ただし、基本的なことは共通している。
・タンクバルブへのアクセスが容易であること。
・タンク胴体のスナップリングの付け外しを、片手で容易に行うことが出来ること。
・タンクの浮力変化に対応することが出来ること(特に、ラクスファーのように、ダイビング中に浮力がマイナスからプラスに変わる場合)。
・タンクのストリームラインを維持すること(泳ぐ時に、抵抗が最も少ない配置にすること)。
・左右のバランスを維持すること(シングルタンクでも、ダブルタンクでも)。
・トリムを維持し、ホリゾンタルスタイルで潜ること(前下がりや後ろ下がりの姿勢にならない)。
・ホース類をきちんと整理して、器材がぶらぶらしたり、外側に露出しないように固定すること(ただし、予備のセカンドは、緊急時には直ちに使用できなければならない)。
・エントリー、エキジットの際は、タンクの運用に配慮すること。
と、まあ、大体以上だが、漏れもあるかもしれないし、そんなことは関係ないという意見もあるだろう。
それぞれの具体的な解決方法については、指導団体のスペシャルティを受けるなり何なりして頂きたい。
ちゃんとした指導を受けずに、自己流の「なんちゃってサイドマウント」で潜り、こんなもんは使い物にならん!、という話は聞こえないな。
基本的にはボートダイビングに適しているが、ビーチでも、足元がしっかりしていたり、混み合ってさえいなければ問題はない。
テクニカルダイビングが出来るような場所なら、事実上、サイドマウントで潜ることは可能だ。
もちろん、洞窟のような場所でもOK。
というよりも、元々、そういう場所に潜るための技術である。
大部分のダイビングに於いては、シングルタンクで事足りてしまうので、わざわざ2本ざしにする必要はないが、2本持ち込めればそれに越したことはない。
予備の空気源を自前で持つことになるわけで、心強いことこの上ない。
2本差しのサイドマウント(出来れば、ナイトロックス)は、浅い水深ならリブリーザーに匹敵するパフォーマンスを発揮する。
3時間連続ダイブも可能だ。
純酸素もいらないし、スクラバーも不要である。
まあ、音やアブクは盛大ですが!。
30mオーバーのロングダイブをするなら、CCRが絶対お薦めである。
もちろん、オープンサーキットでも、テクニカルダイビングで潜るという方法もある。
どちらを選ぶかは、ダイビングのスタイルの選択になるだろう。
浮沈子なら、迷わずCCRだがな。
サイドマウントは、既存のダイビングを置き換えるものではない。
新たな選択肢を与えるものに過ぎない。
別に、サイドマウントで潜ったからといって、誰が褒めてくれるわけでもない。
水中での扱い易さ、タンクの重さを感じないダイビングがしたいだけの話である(ボートダイビングで、エントリー後に手渡してくれる場合)。
既存のダイビングを置き換えるのは、もちろん、CCRである(!)。
まあいい。
暖かい南の海で、ボートダイビングで潜るなら、浮沈子はサイドマウントにする(CCRで潜れなければ)。
1本差しなら普通に潜れるし、2本差しならより安全で安心だ。
かつて、ナイトロックスが導入された時、器材屋さんが勘違い(?)をして、これで空気用とナイトロックス用の器材が両方売れると考えたことがあるらしい。
実際は、40パーセントまでの酸素濃度なら、既存の器材で十分対応できたわけだ。
サイドマウントでは、器材の選択に幅があるので、一概には言えない。
とりあえず、BCは専用でなければ扱いづらいし、タンクベルト(スナップリング付き)も必要になる(ホリスの器材には付属してます)。
ホース類をタンクに固定するためのベルトは、様々なゴム類が出回っているので、それを工夫して取り付ければいい。
2本差しで潜るなら、ロングホースは必携だ(1本でも、ロングホースがあると、運用上安心です)。
2本差しでは、当然レギュレーター(ファースト)が必用になるが、1本差しなら既存のものを流用可能である。
インフレーター用の中圧ホースは、BCを買うと、適当な長さのものが付いてくる(ホリスの場合)。
まあ、自分の気に入った長さに調整したいのなら、器材屋さんに作ってもらうことも可能だ。
ドライスーツ用の中圧は、バックマウント用では長過ぎるので、作り直したほうがいいということはある(やって出来ないわけではありません)。
また、残圧計は、高圧ホースを短くするか、フレキシブルにする必要がある。
しかし、基本的にはかなりの器材がバックマウントから流用できるので、シングルタンクの運用なら、大物はBCだけの出費で賄えてしまうだろう。
サイドマウントとバックマウントの両方に使えるBCもいくつか出回っているので、BCを買い換えたり新規に買う場合に、そういうタイプを選択するということも出来る。
ただし、バックマウントについては長めの11リッター(アルミタンク)を前提にしているため、BCの下の方がタンクを置いたときに折れ曲がるというデメリットはある(SMS75の場合)。
器材については、各指導団体のサイドマウント・インストラクターに確認してもらいたい。
サイドマウントのメリットは、人によって様々だろうが、浮沈子は水中の扱いがらくちんだということに尽きる。
腰への負担が少ないとか、水平姿勢が取り易いとかいうのは、あくまでも相対的、個人的な問題で、水中でもダブルタンクの方がいいという方もいる(陸上では皆無でしょうが)。
バックマウントだって、BCの形状によっては、簡単にホリゾンタルになれるし、ウエイトベストを使用すれば、腰への負担は皆無だ。
ボートダイビングでタンクを担いで飛び込まなくてもいいというメリットだって、水面でBCを付ければいいだけの話である(オープンウォーターの講習でやりますよね!)。
マスク、ふぃん、シュノーケル、ウエイトベルト(ウエイトベストでもいいですが)だけでエントリーして、タンクとBCをセットしたものをボートから降ろしてもらえばいいのだ。
何なら、ウエイトだって水面で着けるという方法もある(BC着けてからの方が、浮力確保の点では安全ですが)。
真のサイドマウントのメリットではないのだ。
水中での扱い易さが、レクリエーショナルダイビングに於けるサイドマウントの利点の全てである。
また、事実上、レクリエーショナルでダブルタンクを運用する唯一の手段だ。
バックマウントのダブルタンクを組んでもいいが、浮沈子はやらない(できないし)。
バックマウントのシングルタンクに加えて、40cfのステージボトルを携行するという選択肢もある(もちろん、サイドマウントで)。
安全面では、ダブルタンクとほぼ同等で、より現実的な選択ともいえる。
何が何でもサイドマウントにしなければならないというものではない。
水中で楽なのがいいから、サイドマウントにするだけだ。
ガイドとかでも、例えばパラオのデイドリームでは、全員サイドマウントで潜っているし、環境にもよるが、今後はダイビングのスタイルとして定着していくに違いない。
浮沈子が、奇異な目で見られることもなくなっていくだろう(サイドマウントのせいかどうかは不明ですが)。
メタリコンタンクだって、やって出来ないことはないというのは、先日実際に体験した(まあ、ドライシーズンだけでしょうが)。
週末の自主練習が楽しみである。
サイドマウントの自主練習会が予定されている。
もちろん、浮沈子は参加する。
万難を排して馳せ参じる。
予定では、今週末に富戸でアルミタンクを使用しての開催だそうだ。
サイドマウントは何でもアリで、浮沈子が習ったのはPADI(豊田流?)だが、他にもいろいろあるようだな。
器材や潜る環境によって、柔軟なコンフィギュレーションが可能だ。
10人いれば、10通りのサイドマウントがある(浮沈子が見る限り、全く同じコンフィギュレーションの方は皆無である)。
ただし、基本的なことは共通している。
・タンクバルブへのアクセスが容易であること。
・タンク胴体のスナップリングの付け外しを、片手で容易に行うことが出来ること。
・タンクの浮力変化に対応することが出来ること(特に、ラクスファーのように、ダイビング中に浮力がマイナスからプラスに変わる場合)。
・タンクのストリームラインを維持すること(泳ぐ時に、抵抗が最も少ない配置にすること)。
・左右のバランスを維持すること(シングルタンクでも、ダブルタンクでも)。
・トリムを維持し、ホリゾンタルスタイルで潜ること(前下がりや後ろ下がりの姿勢にならない)。
・ホース類をきちんと整理して、器材がぶらぶらしたり、外側に露出しないように固定すること(ただし、予備のセカンドは、緊急時には直ちに使用できなければならない)。
・エントリー、エキジットの際は、タンクの運用に配慮すること。
と、まあ、大体以上だが、漏れもあるかもしれないし、そんなことは関係ないという意見もあるだろう。
それぞれの具体的な解決方法については、指導団体のスペシャルティを受けるなり何なりして頂きたい。
ちゃんとした指導を受けずに、自己流の「なんちゃってサイドマウント」で潜り、こんなもんは使い物にならん!、という話は聞こえないな。
基本的にはボートダイビングに適しているが、ビーチでも、足元がしっかりしていたり、混み合ってさえいなければ問題はない。
テクニカルダイビングが出来るような場所なら、事実上、サイドマウントで潜ることは可能だ。
もちろん、洞窟のような場所でもOK。
というよりも、元々、そういう場所に潜るための技術である。
大部分のダイビングに於いては、シングルタンクで事足りてしまうので、わざわざ2本ざしにする必要はないが、2本持ち込めればそれに越したことはない。
予備の空気源を自前で持つことになるわけで、心強いことこの上ない。
2本差しのサイドマウント(出来れば、ナイトロックス)は、浅い水深ならリブリーザーに匹敵するパフォーマンスを発揮する。
3時間連続ダイブも可能だ。
純酸素もいらないし、スクラバーも不要である。
まあ、音やアブクは盛大ですが!。
30mオーバーのロングダイブをするなら、CCRが絶対お薦めである。
もちろん、オープンサーキットでも、テクニカルダイビングで潜るという方法もある。
どちらを選ぶかは、ダイビングのスタイルの選択になるだろう。
浮沈子なら、迷わずCCRだがな。
サイドマウントは、既存のダイビングを置き換えるものではない。
新たな選択肢を与えるものに過ぎない。
別に、サイドマウントで潜ったからといって、誰が褒めてくれるわけでもない。
水中での扱い易さ、タンクの重さを感じないダイビングがしたいだけの話である(ボートダイビングで、エントリー後に手渡してくれる場合)。
既存のダイビングを置き換えるのは、もちろん、CCRである(!)。
まあいい。
暖かい南の海で、ボートダイビングで潜るなら、浮沈子はサイドマウントにする(CCRで潜れなければ)。
1本差しなら普通に潜れるし、2本差しならより安全で安心だ。
かつて、ナイトロックスが導入された時、器材屋さんが勘違い(?)をして、これで空気用とナイトロックス用の器材が両方売れると考えたことがあるらしい。
実際は、40パーセントまでの酸素濃度なら、既存の器材で十分対応できたわけだ。
サイドマウントでは、器材の選択に幅があるので、一概には言えない。
とりあえず、BCは専用でなければ扱いづらいし、タンクベルト(スナップリング付き)も必要になる(ホリスの器材には付属してます)。
ホース類をタンクに固定するためのベルトは、様々なゴム類が出回っているので、それを工夫して取り付ければいい。
2本差しで潜るなら、ロングホースは必携だ(1本でも、ロングホースがあると、運用上安心です)。
2本差しでは、当然レギュレーター(ファースト)が必用になるが、1本差しなら既存のものを流用可能である。
インフレーター用の中圧ホースは、BCを買うと、適当な長さのものが付いてくる(ホリスの場合)。
まあ、自分の気に入った長さに調整したいのなら、器材屋さんに作ってもらうことも可能だ。
ドライスーツ用の中圧は、バックマウント用では長過ぎるので、作り直したほうがいいということはある(やって出来ないわけではありません)。
また、残圧計は、高圧ホースを短くするか、フレキシブルにする必要がある。
しかし、基本的にはかなりの器材がバックマウントから流用できるので、シングルタンクの運用なら、大物はBCだけの出費で賄えてしまうだろう。
サイドマウントとバックマウントの両方に使えるBCもいくつか出回っているので、BCを買い換えたり新規に買う場合に、そういうタイプを選択するということも出来る。
ただし、バックマウントについては長めの11リッター(アルミタンク)を前提にしているため、BCの下の方がタンクを置いたときに折れ曲がるというデメリットはある(SMS75の場合)。
器材については、各指導団体のサイドマウント・インストラクターに確認してもらいたい。
サイドマウントのメリットは、人によって様々だろうが、浮沈子は水中の扱いがらくちんだということに尽きる。
腰への負担が少ないとか、水平姿勢が取り易いとかいうのは、あくまでも相対的、個人的な問題で、水中でもダブルタンクの方がいいという方もいる(陸上では皆無でしょうが)。
バックマウントだって、BCの形状によっては、簡単にホリゾンタルになれるし、ウエイトベストを使用すれば、腰への負担は皆無だ。
ボートダイビングでタンクを担いで飛び込まなくてもいいというメリットだって、水面でBCを付ければいいだけの話である(オープンウォーターの講習でやりますよね!)。
マスク、ふぃん、シュノーケル、ウエイトベルト(ウエイトベストでもいいですが)だけでエントリーして、タンクとBCをセットしたものをボートから降ろしてもらえばいいのだ。
何なら、ウエイトだって水面で着けるという方法もある(BC着けてからの方が、浮力確保の点では安全ですが)。
真のサイドマウントのメリットではないのだ。
水中での扱い易さが、レクリエーショナルダイビングに於けるサイドマウントの利点の全てである。
また、事実上、レクリエーショナルでダブルタンクを運用する唯一の手段だ。
バックマウントのダブルタンクを組んでもいいが、浮沈子はやらない(できないし)。
バックマウントのシングルタンクに加えて、40cfのステージボトルを携行するという選択肢もある(もちろん、サイドマウントで)。
安全面では、ダブルタンクとほぼ同等で、より現実的な選択ともいえる。
何が何でもサイドマウントにしなければならないというものではない。
水中で楽なのがいいから、サイドマウントにするだけだ。
ガイドとかでも、例えばパラオのデイドリームでは、全員サイドマウントで潜っているし、環境にもよるが、今後はダイビングのスタイルとして定着していくに違いない。
浮沈子が、奇異な目で見られることもなくなっていくだろう(サイドマウントのせいかどうかは不明ですが)。
メタリコンタンクだって、やって出来ないことはないというのは、先日実際に体験した(まあ、ドライシーズンだけでしょうが)。
週末の自主練習が楽しみである。
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