マクロの楽しみ2015年06月20日 18:51

マクロの楽しみ
マクロの楽しみ


石垣でのマッタリしたダイビング。

昨日のマンタとは、180度違うマクロの世界・・・。

地べたに張り付いて、ハゼが穴から出てくるのを待つ・・・。

1匹・・・、2匹・・・。

そして、ころあいを見て、エビが出てくる。

にじり寄るCCRダイバー・・・。

1cm・・・、2cm・・・。

カメラを構えた手を、カタツムリのようにゆっくりと伸ばし、最大画角で捕らえようと試みる。

フレームの中に、ハゼの目がハッキリ映ってくる・・・。

と、突然、画面から全てが消えて、砂地に空いた穴だけが、空しくコンデジのモニターに写る。

キショウメ、もう一度だ。

そうして、何度かトライしているうちに、NDLは10分を切っていた。

水深25m、マクロの戦いは終わった。

エビハゼの共生は、ダイバーにとって格好の被写体だな。

特に、CCRダイバーの場合、対象に限りなく寄ることが出来るという点では他の追随を許さない。

浮沈子は、老眼が進んで、水中では細かいものが見えない。

サメ、カメ、ナポレオン、その他比較的大きい対象がいいな。

マンタ、ジンベイ、ハンマーなどは大歓迎だ。

だが、今日は砂地に繰り広げられる命を賭けた攻防を見た。

デコ出し覚悟のダイビングではなく、安心してマクロ撮影に没頭できる器材としてのCCRを堪能する。

まあ、ポセイドンの場合、キャリブレーション攻撃というヤツが5分に1回くらいあるので、水底に張り付いたら、回路の中のガスをミニマムボリューム以下に調整しておくことを勧める。

穴に隠れたハゼが出てくるまでの間に、少しずつ排気して調整しておくことも必要だな。

ここ一番の勝負どころで、背中から聞こえるシューッという排気音は、悪夢である・・・。

マクロ。

水中写真の面白さ。

いや、被写体との駆け引きといってもいいか。

彼らは、命懸けで警戒しているわけで、こちらも真剣にならざるを得ない。

30分もジッと動かずにカメラを抱えて張り付いてた。

うーん、水中写真の奥は深いな。

画像は、帰ってきてからドミの販売機で買った琉球コーラ。

味は、・・・。

まあ、ご想像にお任せする。

この1枚を撮るのに、30分も粘った(ウソです!)。

しかし、泡が出ないCCRで、マクロを撮る時に息を止めてしまうというのは何故なんだろうな?。