スクーバの行方2015年06月25日 10:48

スクーバの行方
スクーバの行方


昔は、スピアフィッシングで、魚を突いて遊んでいたらしい。

その銛をカメラに替えて、今や水中写真はダイビングの目的になっている。

写真なら、いくら撮っても、魚が減るようなことはない(腹は減りますが・・・)。

浮沈子は、行ってきたという思い出の記録と、ブログネタにするために撮ってくるのがせいぜいだが、人によってはコンクールレベルの写真を撮ろうと、這いつくばって粘る方もいる。

先日の石垣島ダイビングで、CCRの面々が、砂地に這いつくばって、マクロ撮影に没頭しているのを見て、将来のダイビングは、皆CCRになってしまうのではないかと考えてしまった。

テックだ何だと言わなくたって、せいぜい25mに這いつくばっていれば、ものの30分でNDLは限界になる。

深度が増せば、さらに短くなる。

もうちょっと粘りたかったなあ・・・。

そんなことしてたら、あっという間にデコ出しだ。

もちろん、マクロだけではない。

15mくらいのマンタスクランブルで、じっと待っているとしても、1時間も経てばガス切れになって、浮上しなければならず、今日は残念でしたということになる。

石垣ではドリフトダイビングが認められていないようだが、たとえば、複数のポイントをハシゴして、ロングダイブを楽しむなどの芸当も可能だ。

もちろん、レクリエーショナルなダイビングなので、減圧とかは行わない。

動いて良し、固まって良し・・・。

写真派にとって、CCRはなくてはならないアイテムになるだろう。

という話を、石垣でしたら、やはり値段(イニシャルコストと、ランニングコストの両方)が、ネックになるでしょうね、とお店の人に軽くあしらわれてしまった。

でも、カメラとかやる人って、CCRもびっくりするような金額を、器材にかけたりするじゃないですか!。

(Canon EOS-1DX&1DC用一眼レフ対応ハウジング!)
http://item.rakuten.co.jp/b-oceans/fie-1dxop/?scid=af_pc_etc&sc2id=67889001

税込 656,640 円!。

本体より高い!。

(EOS-1D X ボディ)
http://kakaku.com/item/K0000302704/

最安価格(税込):¥541,466!。

ちなみに、レンズ別売。

(一眼レフカメラ/ミラーレスカメラ
EOS-1D X概要)
http://cweb.canon.jp/eos/lineup/1dx/

「※ 商品にレンズは含まれておりません」

フラッシュも別売。

浮沈子は詳しくないので、これ以上は書けない(レンズポートとかも必要なようだな)。

(デジタル一眼レフカメラ水中撮影ガイド:追加)
http://www.seaandsea.co.jp/dslr/

しかし、かーるく100まんえんを超える価格で、さらにオプション品がかかって、CCRの1台位は楽に買えそうだ。

浮沈子みたいに、4まんえんくらいのコンデジをぶら下げていくのとは大違いである。

それに比べたら、CCRなんて、考えようによれば安いものだ(そうかあ?)。

だいたい、カメラ買う人は、何台も買うことになるし(CCR何台も買う人もいるけどな)。

価格の手頃なCCRと、豪華カメラセットで売り出せば、付加価値としては高い(値段も高いけどな)。

これからは、水中撮影も動画が当たり前の世界になるだろう。

水中では、息を呑むシーンが、目の前に展開しているのだ。

今回の石垣ダイビングでは、水中撮影とCCRの相性の良さを再認識した。

マクロでも、ワイドでも(真上撮っても、泡写りません!)相性がいい。

画像は、昨日大井町のスキューバプロショップに届いたサイドマウントのテキスト(100ページ足らずで、4000円位します)。

こなれない翻訳と、若干のミスプリ(22ページ:クロット・ストラップ→クロッチ・ストラップ、特性のポケット→特製のポケット)が気になるが、英語で読むことを考えれば、大いに助かる。

内容的には、サイドマウントで潜ったことがない人にはピンとこないだろう(たぶん)。

(「第16回/マニュアルの落とし穴」)
http://www.padi.co.jp/visitors/column/tecrec16.asp

例によってイントラの記事だが、インストラクションの重要性と、メタリコン2本差しの無謀さについては、まっこと、その通りである。

まだ1章を読み終わったばかりだが、サイドマウントも、上手に使えばロングダイブを快適にこなせる。

しかし、CCRと比較してはいけない。

両者は、全く別の器材だ。

どんなダイビングをしたいのか、どこで潜りたいのか。

様々な器材を使いこなし、情況に合ったダイビングを楽しむことができるのが一番いい。

これからしばらくは、そういう情況が続くんだろう。

そうして、やがてはみんながCCRで潜るようになるんだろう(そうなのかあ?)。

CCR対応ダイビングコンピューターを装備して、ボート上で、調子の悪くなったユニットを交換しながら、きちんとNDLも管理する。

フツウの器材なんだと、改めて感じた。

今は、メーカー各社が性能を競っているが、基本的には似たり寄ったりなので、そのうち、操作系はある程度統一されるかもしれない。

そうなれば、どこへ行っても使える器材となって、重いユニットを担いでいくこともない。

オープンサーキットのように、レンタルが当たり前になり、身体ひとつでダイビングツアーに出かけるようになるかもしれない。

今日は、CCRにしようか、それともナイトロックスのサイドマウントにしようか・・・。

もちろん、激流でいきなり急潜降だったり、延々と浅瀬を歩いてエントリーするビーチだったり、打ち寄せる波を掻い潜りながら手すりに掴まりつつエキジットしなければならないようなところでは、バックマウントの方がいいかも。

まあ、どうしてもそういうところで潜りたければ、そうすればいい。

浮沈子は、CCRで潜れる所で潜る。

せいぜい、サイドマウントで行ける所で潜る。

楽だから。

それでも、バックマウントで潜ることもある(IEとかあ?)。

まあ、どうでもいいんですが。

今後、スクーバダイビングが、どうなっていくのかはわからない。

浮沈子だって、いつまでも潜っていられるわけではないのだ。

あと何百回かのダイビングのうち、CCRの本数をなるべく多くしていこうとは思っている。

できれば・・・ですが。

浅く明るく暖かい海で・・・。

三度目の正直2015年06月25日 22:26

三度目の正直
三度目の正直


(NASAとSpaceX、国際宇宙ステーション補給船「Dragon」を6月28日打ち上げ)
http://japan.cnet.com/news/society/35066364/

「米航空宇宙局(NASA)は、国際宇宙ステーションへの貨物を米SpaceXの補給船「Dragon」で送るため、SpaceXのロケット「Falcon 9」を米国東部夏時間6月28日10時21分(日本時間6月28日23時21分)に打ち上げる。」

当初は、26日だったように記憶していたので、2日程延びたということだ。

で、当然、再利用テストも行われる。

(SpaceX is going to try a revolutionary rocket landing this Sunday -- here's how to watch)
http://www.businessinsider.com.au/spacex-falcon-9-ocean-landing-test-june-2015-6

1月と4月は悲惨な結果だったが、三度目の正直ということもあるし・・・。

(三度目の正直)
http://kotowaza-allguide.com/sa/sandomenosyoujiki.html

「三度目の正直とは、物事は一度目と二度目はあてにならないが、三度目なら確実であるということ。また、二度の失敗の後に成功することをいう。」

(二度あることは三度ある)
http://kotowaza-allguide.com/ni/nidoarukotowasando.html

「物事は繰り返し起こる傾向があるものだから、失敗を重ねないようにという戒め。」

まあ、どうでもいいんですが。

浮沈子が注目したのは、今回の荷物の中に、有人飛行の際に使用するドッキング装置が含まれているということだ。

(Next Launch - SpaceX CRS-7)
http://spacexstats.com/index.php

該当するページには、こうある。

「The seventh cargo resupply mission of Dragon to the ISS, also carrying the first International Docking Adapter in the trunk of Dragon, for use in Commercial Crew missions.」
(ISSへのドラゴンの第七貨物補給ミッションは、また、商業クルーミッションで使用するために、ドラゴンのトランクに最初の国際ドッキングアダプターを運びます。:自動翻訳のまま)

(NASA Docking System)
https://en.wikipedia.org/wiki/NASA_Docking_System

「As of 2014, IDA-1 is scheduled to be launched on SpX CRS-7 and IDA-2 on SpX CRS-9.」

ちっと、遅れてるみたいだけどな。

まあいい。

いよいよ、民間宇宙旅行の時代が幕を開けようとしている。

ISSが、ソユーズ宇宙船だけに依存するようになってから4年、そろそろ次世代の宇宙船が登場してもいい頃だ。

今回の輸送は、そのための資材の運搬も行うことになる。

どーでもいい宇宙実験や、またコケるかもしれない再利用実験だけではなく、宇宙の歴史に新たな1ページを加える部分にも着目したいものだ。