スタティックファイアテスト成功! ― 2018年01月25日 15:31
スタティックファイアテスト成功!
寒さに震える日々を過ごす今日この頃、海の向こうでは、ファルコンヘビーのスタティックファイアテスト(静的点火試験?)が成功裏に終了した。
ちぇっ・・・。
成功したのかよ・・・。
(SpaceX Falcon Heavy warms up LC-39A during static test fire)
http://www.spaceflightinsider.com/organizations/space-exploration-technologies/spacex-falcon-heavy-warms-lc-39a-static-test-fire/
今回の試験は、予定より1か月ほど遅れて実施された。
「BETTER LATE THAN NEVER」
そりゃそうだ。
「The static test fire lasted for an estimated 10 seconds.」
10秒間というのが、通常の時間かどうかは知らない。
少なくとも、27基のエンジンが同時に点火され、制御下に置かれたことは確かなようだ。
この調子で行くと、本番の打ち上げも順調にいくかもしれない。
いくかな・・・。
(スペースX「ファルコン・ヘビー」点火テストを実施)
http://sorae.info/030201/2018_01_24_fh.html
いろいろ画像を見ると、ファルコン9の点火試験より白煙の量が多いような気がする(撮影のタイミングの違いかも)。
3倍だからな。
成功しても、そうでなくても、ド派手な打ち上げになることだけは間違いない。
イーロンマスクは、ズーマに対しては一切コメントしていない(たぶん)。
ファルコンヘビーによる煙幕に、一役買っているわけだ。
よーく見ると、白煙の向こうに、ズーマの姿が薄っすらと透けて見える様な気がする(幻覚ですな)。
まあいい。
もちろん、ズーマの疑惑(?)を晴らすためにも、ヘビーの成功は重要だ。
スペースXの技術力を疑うものは誰もいないが、チャレンジと安定感のバランスが重要だからな。
枯れた技術を束ねて必要なパフォーマンスを得つつ、それを改良して質を高めるというのがファルコンシリーズのアーキテクチャーだ。
ファルコン1から、ファルコン9ブロック1(1.0)へ。
田の字からオクタウェブにエンジン配置を変えたブロック2(1.1)。
燃料タンクの増量とパワーアップを果たし、ドローン船や地上へのパワードランディングに成功したブロック3(1.2=フルスラスト(FT))
グリッドフィンの改良など、再使用への適応性を高めたブロック4。
8月には、エンジンを改良したファルコン9の最終型であるブロック5が登場する(予定)。
その一方で、ファルコン1、ファルコン9の流れを汲んで、ファルコン27とでもいうべきファルコンヘビーの開発を続けてきたわけだ。
4年遅れだからな。
開発に難航したといっていい。
構造的にも、熱的にも、制御の難しさからいっても、一筋縄でないことは想像に難くない。
まあ、巨大なブースターをコアステージにくっ付けて飛ばす方法は、ソユーズロケットの昔から実用化されている枯れた手法ではある。
ロシアだけでなく、欧州のアリアンロケット、米国でもデルタ4ヘビーが採用して成功している。
しかし、推力を担うエンジンをクラスター化したブースターを使うというのは、あまり例がない。
(Nー1)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2017/08/03/8639480
自分で書いといてなんだが、これ読むと一発で成功したら、それこそ奇跡だと感じる。
一週間かそこらで打ち上げが行われる様だが、大いに期待したいところだ。
寒さに震える日々を過ごす今日この頃、海の向こうでは、ファルコンヘビーのスタティックファイアテスト(静的点火試験?)が成功裏に終了した。
ちぇっ・・・。
成功したのかよ・・・。
(SpaceX Falcon Heavy warms up LC-39A during static test fire)
http://www.spaceflightinsider.com/organizations/space-exploration-technologies/spacex-falcon-heavy-warms-lc-39a-static-test-fire/
今回の試験は、予定より1か月ほど遅れて実施された。
「BETTER LATE THAN NEVER」
そりゃそうだ。
「The static test fire lasted for an estimated 10 seconds.」
10秒間というのが、通常の時間かどうかは知らない。
少なくとも、27基のエンジンが同時に点火され、制御下に置かれたことは確かなようだ。
この調子で行くと、本番の打ち上げも順調にいくかもしれない。
いくかな・・・。
(スペースX「ファルコン・ヘビー」点火テストを実施)
http://sorae.info/030201/2018_01_24_fh.html
いろいろ画像を見ると、ファルコン9の点火試験より白煙の量が多いような気がする(撮影のタイミングの違いかも)。
3倍だからな。
成功しても、そうでなくても、ド派手な打ち上げになることだけは間違いない。
イーロンマスクは、ズーマに対しては一切コメントしていない(たぶん)。
ファルコンヘビーによる煙幕に、一役買っているわけだ。
よーく見ると、白煙の向こうに、ズーマの姿が薄っすらと透けて見える様な気がする(幻覚ですな)。
まあいい。
もちろん、ズーマの疑惑(?)を晴らすためにも、ヘビーの成功は重要だ。
スペースXの技術力を疑うものは誰もいないが、チャレンジと安定感のバランスが重要だからな。
枯れた技術を束ねて必要なパフォーマンスを得つつ、それを改良して質を高めるというのがファルコンシリーズのアーキテクチャーだ。
ファルコン1から、ファルコン9ブロック1(1.0)へ。
田の字からオクタウェブにエンジン配置を変えたブロック2(1.1)。
燃料タンクの増量とパワーアップを果たし、ドローン船や地上へのパワードランディングに成功したブロック3(1.2=フルスラスト(FT))
グリッドフィンの改良など、再使用への適応性を高めたブロック4。
8月には、エンジンを改良したファルコン9の最終型であるブロック5が登場する(予定)。
その一方で、ファルコン1、ファルコン9の流れを汲んで、ファルコン27とでもいうべきファルコンヘビーの開発を続けてきたわけだ。
4年遅れだからな。
開発に難航したといっていい。
構造的にも、熱的にも、制御の難しさからいっても、一筋縄でないことは想像に難くない。
まあ、巨大なブースターをコアステージにくっ付けて飛ばす方法は、ソユーズロケットの昔から実用化されている枯れた手法ではある。
ロシアだけでなく、欧州のアリアンロケット、米国でもデルタ4ヘビーが採用して成功している。
しかし、推力を担うエンジンをクラスター化したブースターを使うというのは、あまり例がない。
(Nー1)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2017/08/03/8639480
自分で書いといてなんだが、これ読むと一発で成功したら、それこそ奇跡だと感じる。
一週間かそこらで打ち上げが行われる様だが、大いに期待したいところだ。
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