コンピューターは遅くなり、センターコアの燃料が足りなくなる2度目のファルコンヘビー? ― 2019年04月10日 21:24
コンピューターは遅くなり、センターコアの燃料が足りなくなる2度目のファルコンヘビー?
昨年2月の打ち上げの際の記事。
(打ち上げ迫る)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2018/02/06/8783203
スペースXの主要な打ち上げについてはブログで取り上げ、その際にはプレスキットにリンクを張るようにしている。
(Falcon Heavy Demonstration Mission)
http://www.spacex.com/sites/spacex/files/falconheavypresskit_v1.pdf
くだらんヨタ記事には用はないが、正確な記録としてのプレスキット及び、動画へのリンクは欠かせない。
動画の方は、まあ、ユーチューブのスペースXのページから探せるけどな。
で、今回のアラブサット6aの打ち上げのプレスキット。
(arabsat-6a_press_kit)
https://www.spacex.com/sites/spacex/files/arabsat-6a_press_kit.pdf
両者の打ち上げシーケンスを比較してみて、いろいろ気になった。
まずは、1度目の打ち上げの復習。
「Mission Timeline (all times approximate)
COUNTDOWN
Hour/Min/Sec Events
- 01:28:00 SpaceX Launch Director verifies go for propellant load
- 01:25:00 RP-1 (rocket grade kerosene) loading underway
- 00:45:00 LOX (liquid oxygen) loading underway
- 00:07:00 Falcon Heavy begins engine chill prior to launch
- 00:01:00 Flight computer commanded to begin final prelaunch checks
- 00:01:00 Propellant tank pressurization to flight pressure begins
- 00:00:45 SpaceX Launch Director verifies go for launch
- 00:00:05 Engine controller commands side booster engine ignition sequence to start
- 00:00:03 Engine controller commands center core engine ignition sequence to start
- 00:00:00 Falcon Heavy liftoff
LAUNCH, LANDINGS AND ORBITAL INSERTION
Hour/Min/Sec Events
00:01:06 Max Q (moment of peak mechanical stress on the rocket)
00:02:29 Booster engine cutoff (BECO)
00:02:33 Side cores separate from center core
00:02:50 Side cores begin boostback burn
00:03:04 Center core engine shutdown/main engine cutoff (MECO)
00:03:07 Center core and 2nd stage separate
00:03:15 2nd stage engine starts
00:03:24 Center core begins boostback burn
00:03:49 Fairing deployment
00:06:41 Side cores begin entry burn
00:06:47 Center core begins entry burn
00:07:58 Side core landings
00:08:19 Center core landing
00:08:31 2nd stage engine cutoff (SECO-1)
00:28:22 2nd stage engine restarts
00:28:52 2nd stage engine cutoff (SECO-2)
Mission continues on an experimental long coast and third stage two burn to
target a precessing Earth-Mars elliptical orbit around the sun 」
初回の打ち上げだから、人間系の作業については、じっくりと時間を掛けている。
燃料注入がかなり早めに始まっているが、それも余裕を見ているのかもしれない。
このブログの記事の中では、直前に行われたファルコン9の打ち上げと比較しているが、ヘビーでは1時間25分前に始まった燃料(RP-1)の注入は、9では1時間10分前となっている。
あまり変わらないな。
そんなことを踏まえて、今回のタイムラインを見てみる。
「53:00 SpaceX Launch Director verifies go for propellant load
- 50:00 1st stage RP-1 (rocket grade kerosene) loading begins
- 45:00 1st stage LOX (liquid oxygen) loading begins
- 35:00 2nd stage RP-1 (rocket grade kerosene) loading begins
- 18:30 2nd stage LOX loading begins
- 07:00 Falcon Heavy begins pre-launch engine chill
- 01:30 Flight computer commanded to begin final pre-launch checks
- 01:00 Propellant tanks pressurize for flight
- 00:45 SpaceX Launch Director verifies go for launch
- 00:02 Engine controller commands engine ignition sequence to start
- 00:00 Falcon Heavy liftoff
01:09 Max Q (moment of peak mechanical stress on the rocket)
02:30 Booster engine cutoff (BECO)
02:34 Side boosters separate from center core
02:51 Side boosters begin boostback burn
03:31 Center core engine shutdown/main engine cutoff (MECO)
03:35 Center core and 2nd stage separate
03:42 2nd stage engine starts
04:07 Fairing deployment
06:11 Side boosters begin entry burn
07:00 Center core begins entry burn
07:51 Side booster landings
08:48 2nd stage engine cutoff (SECO-1)
09:48 Center core landing
27:34 2nd stage engine restarts
29:00 2nd stage engine cutoff (SECO-2)
34:02 Arabsat-6A satellite deployment」
燃料注入は、なんとファルコン9よりも遅い、50分前からだ。
燃料、持つのかあ?。
燃焼時間を見ると余計気になる。
サイドブースターの燃焼時間は、1回目が2分29秒で、今回が2分30秒だからほとんど同じだが、センターコアは、3分4秒に対して3分31秒と、27秒も長くなっている。
ファルコン9のエンジンは、もちろん出力を調整できる仕様になっているから、燃焼時間だけを見て燃料消費量を単純に推測することはできない。
(マーリン(ロケットエンジンファミリー):マーリン1D:標題から自動翻訳のまま:以下同じ)
https://en.wikipedia.org/wiki/Merlin_(rocket_engine_family)
「エンジンの新機能は100%から70%にスロットルする機能です。Merlin 1Dのその後の改良は、全推力の40%まで作動しました。」
それにしても、3分の2の時間で注入する燃料を、長い時間かけて燃やすわけだからな。
やっぱ気になる。
センターコアのドローン船への着陸に失敗した原因は、ランディングバーンの際のエンジンの着火に失敗したからとされているが、当初は燃料切れが心配されていたからな。
まあ、どうでもいいんですが。
今回の1段目は、ブロック5を用いた初の打ち上げということになる。
初回打ち上げは、ブロック3(サイドブースタ2本)とブロック4(センターコア)だったからな。
標準仕様の商業打ち上げ用ロケットとしては、今回が初回の打ち上げともいえる。
前回は、あくまでスペースXの社内実験だからな(まあ、全ての打ち上げが同じようなもんだと言えなくもない?)。
浮沈子的に気になるところはまだある。
打ち上げ前に搭載されたコンピューターが最終チェックを始める時刻が、前回は1分前だったのに、今回は1分半前からに前倒しされている。
ファルコン9は、ブロック5でも1分前からだったからな。
何かが変わったわけではないんだろうが、チェック項目が増えて時間が掛かるようになったのか、早めにチェックを済ませて、人間系の作業を挿入したのか、それとも、コンピューターの演算速度が遅くなったのか(ありえねー!)。
打ち上げイベントとしては、通常の静止衛星の打ち上げと同じく、GTOに乗せてお終いになる。
見どころとしては、ブロック5での打ち上げシーンと、サイドブースター2機のセンターコアからの分離と同時着陸、前回失敗したセンターコアのドローン船への着陸、今まで失敗したことがない第2段エンジンの点火やフェアリングの投棄、ズーマの時に問題になった衛星の分離機構からのデプロイくらいか。
昨年には、ソユーズロケットのブースター(あっちでは1段目ということらしいけど)の分離失敗もあったからな。
まあいい。
ファルコン9でも、1段目を使い捨てにすれば十分打ち上げ可能なアラブサット6aだけど、ファルコンヘビーにして、ブースター3つを再使用した方が採算的には有利になると見ているんだろう。
今回投入する軌道が、衛星側にとって負担が少なく、早期の運用開始や運用期間の延長に貢献しているのかどうかは知らない。
今後のヘビーの使い方として、セントール上段ロケットのような、静止軌道への直接投入という方法も検討されているに違いない。
明日の朝(日本時間で07:35)にはローンチウインドウが開く(57分間)。
何度か延期され、昨日は天候を理由に1日延びている。
天候が理由になっているということは、それ以外の要素は潰し切れたということだろう(たぶん)。
今回使用する新品のサイドブースターは、次回の空軍の打ち上げの際に、再使用されることが決まっている(もちろん、回収に成功すれば)。
センターコアは、新品を使うようだ。
お役所は、まだそんなところに拘っている。
再使用宇宙船だったスペースシャトルのトラウマは、当分消えそうにない。
その失敗に懲りて、再使用できるロケットを使い捨てにして、開発期間と開発コストを圧縮しようとしたSLSは、周回遅れになっても、まだ上がっていない。
裏をかいて開発した再使用のファルコンシリーズは、今や飛ぶ鳥を落とす勢いになった(バードストライクかあ?)。
無人貨物打ち上げ用ロケットだけではなく、やがて、有人ロケットも再使用に転換していかざるを得なくなるだろう。
国家の威信や、巨大科学(予算が?)のためのロケットではなく、民間需要を反映した物見遊山や宇宙ビジネスのための打ち上げロケットということになれば、コストの問題は至上命題となるからな。
単なる再使用ではなく、スケーラビリティを吸収する再使用型巨大ロケットという新たなビジネスモデルの登場だ。
燃料代が、打ち上げコストの1パーセントに過ぎないというのが本当なら、再使用ロケットは、宝の山を掘るスコップのようなものだ。
スコップを使い捨てにする奴はいないだろう?。
さらには、デカいスコップの方がいいに決まってるしな。
明日の朝の中継では、ファルコンヘビーがデカいスコップに見えるかもしれないな・・・。
昨年2月の打ち上げの際の記事。
(打ち上げ迫る)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2018/02/06/8783203
スペースXの主要な打ち上げについてはブログで取り上げ、その際にはプレスキットにリンクを張るようにしている。
(Falcon Heavy Demonstration Mission)
http://www.spacex.com/sites/spacex/files/falconheavypresskit_v1.pdf
くだらんヨタ記事には用はないが、正確な記録としてのプレスキット及び、動画へのリンクは欠かせない。
動画の方は、まあ、ユーチューブのスペースXのページから探せるけどな。
で、今回のアラブサット6aの打ち上げのプレスキット。
(arabsat-6a_press_kit)
https://www.spacex.com/sites/spacex/files/arabsat-6a_press_kit.pdf
両者の打ち上げシーケンスを比較してみて、いろいろ気になった。
まずは、1度目の打ち上げの復習。
「Mission Timeline (all times approximate)
COUNTDOWN
Hour/Min/Sec Events
- 01:28:00 SpaceX Launch Director verifies go for propellant load
- 01:25:00 RP-1 (rocket grade kerosene) loading underway
- 00:45:00 LOX (liquid oxygen) loading underway
- 00:07:00 Falcon Heavy begins engine chill prior to launch
- 00:01:00 Flight computer commanded to begin final prelaunch checks
- 00:01:00 Propellant tank pressurization to flight pressure begins
- 00:00:45 SpaceX Launch Director verifies go for launch
- 00:00:05 Engine controller commands side booster engine ignition sequence to start
- 00:00:03 Engine controller commands center core engine ignition sequence to start
- 00:00:00 Falcon Heavy liftoff
LAUNCH, LANDINGS AND ORBITAL INSERTION
Hour/Min/Sec Events
00:01:06 Max Q (moment of peak mechanical stress on the rocket)
00:02:29 Booster engine cutoff (BECO)
00:02:33 Side cores separate from center core
00:02:50 Side cores begin boostback burn
00:03:04 Center core engine shutdown/main engine cutoff (MECO)
00:03:07 Center core and 2nd stage separate
00:03:15 2nd stage engine starts
00:03:24 Center core begins boostback burn
00:03:49 Fairing deployment
00:06:41 Side cores begin entry burn
00:06:47 Center core begins entry burn
00:07:58 Side core landings
00:08:19 Center core landing
00:08:31 2nd stage engine cutoff (SECO-1)
00:28:22 2nd stage engine restarts
00:28:52 2nd stage engine cutoff (SECO-2)
Mission continues on an experimental long coast and third stage two burn to
target a precessing Earth-Mars elliptical orbit around the sun 」
初回の打ち上げだから、人間系の作業については、じっくりと時間を掛けている。
燃料注入がかなり早めに始まっているが、それも余裕を見ているのかもしれない。
このブログの記事の中では、直前に行われたファルコン9の打ち上げと比較しているが、ヘビーでは1時間25分前に始まった燃料(RP-1)の注入は、9では1時間10分前となっている。
あまり変わらないな。
そんなことを踏まえて、今回のタイムラインを見てみる。
「53:00 SpaceX Launch Director verifies go for propellant load
- 50:00 1st stage RP-1 (rocket grade kerosene) loading begins
- 45:00 1st stage LOX (liquid oxygen) loading begins
- 35:00 2nd stage RP-1 (rocket grade kerosene) loading begins
- 18:30 2nd stage LOX loading begins
- 07:00 Falcon Heavy begins pre-launch engine chill
- 01:30 Flight computer commanded to begin final pre-launch checks
- 01:00 Propellant tanks pressurize for flight
- 00:45 SpaceX Launch Director verifies go for launch
- 00:02 Engine controller commands engine ignition sequence to start
- 00:00 Falcon Heavy liftoff
01:09 Max Q (moment of peak mechanical stress on the rocket)
02:30 Booster engine cutoff (BECO)
02:34 Side boosters separate from center core
02:51 Side boosters begin boostback burn
03:31 Center core engine shutdown/main engine cutoff (MECO)
03:35 Center core and 2nd stage separate
03:42 2nd stage engine starts
04:07 Fairing deployment
06:11 Side boosters begin entry burn
07:00 Center core begins entry burn
07:51 Side booster landings
08:48 2nd stage engine cutoff (SECO-1)
09:48 Center core landing
27:34 2nd stage engine restarts
29:00 2nd stage engine cutoff (SECO-2)
34:02 Arabsat-6A satellite deployment」
燃料注入は、なんとファルコン9よりも遅い、50分前からだ。
燃料、持つのかあ?。
燃焼時間を見ると余計気になる。
サイドブースターの燃焼時間は、1回目が2分29秒で、今回が2分30秒だからほとんど同じだが、センターコアは、3分4秒に対して3分31秒と、27秒も長くなっている。
ファルコン9のエンジンは、もちろん出力を調整できる仕様になっているから、燃焼時間だけを見て燃料消費量を単純に推測することはできない。
(マーリン(ロケットエンジンファミリー):マーリン1D:標題から自動翻訳のまま:以下同じ)
https://en.wikipedia.org/wiki/Merlin_(rocket_engine_family)
「エンジンの新機能は100%から70%にスロットルする機能です。Merlin 1Dのその後の改良は、全推力の40%まで作動しました。」
それにしても、3分の2の時間で注入する燃料を、長い時間かけて燃やすわけだからな。
やっぱ気になる。
センターコアのドローン船への着陸に失敗した原因は、ランディングバーンの際のエンジンの着火に失敗したからとされているが、当初は燃料切れが心配されていたからな。
まあ、どうでもいいんですが。
今回の1段目は、ブロック5を用いた初の打ち上げということになる。
初回打ち上げは、ブロック3(サイドブースタ2本)とブロック4(センターコア)だったからな。
標準仕様の商業打ち上げ用ロケットとしては、今回が初回の打ち上げともいえる。
前回は、あくまでスペースXの社内実験だからな(まあ、全ての打ち上げが同じようなもんだと言えなくもない?)。
浮沈子的に気になるところはまだある。
打ち上げ前に搭載されたコンピューターが最終チェックを始める時刻が、前回は1分前だったのに、今回は1分半前からに前倒しされている。
ファルコン9は、ブロック5でも1分前からだったからな。
何かが変わったわけではないんだろうが、チェック項目が増えて時間が掛かるようになったのか、早めにチェックを済ませて、人間系の作業を挿入したのか、それとも、コンピューターの演算速度が遅くなったのか(ありえねー!)。
打ち上げイベントとしては、通常の静止衛星の打ち上げと同じく、GTOに乗せてお終いになる。
見どころとしては、ブロック5での打ち上げシーンと、サイドブースター2機のセンターコアからの分離と同時着陸、前回失敗したセンターコアのドローン船への着陸、今まで失敗したことがない第2段エンジンの点火やフェアリングの投棄、ズーマの時に問題になった衛星の分離機構からのデプロイくらいか。
昨年には、ソユーズロケットのブースター(あっちでは1段目ということらしいけど)の分離失敗もあったからな。
まあいい。
ファルコン9でも、1段目を使い捨てにすれば十分打ち上げ可能なアラブサット6aだけど、ファルコンヘビーにして、ブースター3つを再使用した方が採算的には有利になると見ているんだろう。
今回投入する軌道が、衛星側にとって負担が少なく、早期の運用開始や運用期間の延長に貢献しているのかどうかは知らない。
今後のヘビーの使い方として、セントール上段ロケットのような、静止軌道への直接投入という方法も検討されているに違いない。
明日の朝(日本時間で07:35)にはローンチウインドウが開く(57分間)。
何度か延期され、昨日は天候を理由に1日延びている。
天候が理由になっているということは、それ以外の要素は潰し切れたということだろう(たぶん)。
今回使用する新品のサイドブースターは、次回の空軍の打ち上げの際に、再使用されることが決まっている(もちろん、回収に成功すれば)。
センターコアは、新品を使うようだ。
お役所は、まだそんなところに拘っている。
再使用宇宙船だったスペースシャトルのトラウマは、当分消えそうにない。
その失敗に懲りて、再使用できるロケットを使い捨てにして、開発期間と開発コストを圧縮しようとしたSLSは、周回遅れになっても、まだ上がっていない。
裏をかいて開発した再使用のファルコンシリーズは、今や飛ぶ鳥を落とす勢いになった(バードストライクかあ?)。
無人貨物打ち上げ用ロケットだけではなく、やがて、有人ロケットも再使用に転換していかざるを得なくなるだろう。
国家の威信や、巨大科学(予算が?)のためのロケットではなく、民間需要を反映した物見遊山や宇宙ビジネスのための打ち上げロケットということになれば、コストの問題は至上命題となるからな。
単なる再使用ではなく、スケーラビリティを吸収する再使用型巨大ロケットという新たなビジネスモデルの登場だ。
燃料代が、打ち上げコストの1パーセントに過ぎないというのが本当なら、再使用ロケットは、宝の山を掘るスコップのようなものだ。
スコップを使い捨てにする奴はいないだろう?。
さらには、デカいスコップの方がいいに決まってるしな。
明日の朝の中継では、ファルコンヘビーがデカいスコップに見えるかもしれないな・・・。
ステルス戦闘機がレーダーから消えて何が問題なのかというレベルではない? ― 2019年04月10日 23:49
ステルス戦闘機がレーダーから消えて何が問題なのかというレベルではない?
(F35Aの大量取得に影響必至
本格運用前、米軍異例の艦艇派遣)
https://this.kiji.is/488644320510772321?c=39546741839462401
「世界初の事故に米軍も艦艇を派遣して捜索に協力する異例の対応を取った。同型機を配備する各国に波及する可能性もある。」
「操縦士の40代の男性3等空佐が事故直前に「訓練中止」を無線通信で伝えた」
「現場周辺の海域は約1500メートルと深い。」
サルベージは困難を極める。
(緊急脱出の形跡なし=F35墜落、突発トラブルか-防衛省)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019041000937&g=soc
「事故機のパイロットが緊急脱出した形跡がないことが10日、分かった。」
浮沈子は、この事故のニュースを最初に知った時、ステルス機がレーダーから消えて、何が問題なのかと訝ったが、例によって思い違いだったな。
(F35Aは尾翼に特性 関係者「中露の機体収集、注意を」)
https://www.sankei.com/affairs/news/190410/afr1904100020-n1.html
「F35Aはレーダーに捕捉されにくいステルス性が高いのが特徴で、訓練では機体にあえてレーダーに映る措置を施していた」
産経の記事には、気になることが書かれている。
「通常、航空機は機体中央部にある主翼と水平尾翼を取り付ける高さをずらし、主翼の気流の影響を尾翼が受けないようにするが、F35Aは主翼と水平尾翼が同じ高さに取り付けられている。主翼と水平尾翼の間隔も通常より狭く・・・」
ステルス性を高めるためだと書かれている。
人的損耗が想定される軍用機で、しかもその可能性が最も高い戦闘機だからな。
秘匿性を高める措置に伴うネガは、戦闘における生存性を上げることとの比較考量で選択されているわけだから、ふつーに飛んでいる時でも事故は起こり得る。
余り頻繁だと、運用に支障が出かねないが、完全になくすことはもともと考えられていない。
軍用機は落ちることが前提だ。
そうはいっても、産経の記事にあるように、敵に鹵獲されてしまっては重要な軍事機密を渡すことになるからな。
落とすなら、その心配が少ないところで落ちてもらいたいものだ(そんなあ!)。
米軍の艦艇が急行しているというのも、我が国の対応では心もとないと思っているからだろう。
1500mからの機体の引き上げや、浮遊している部品の回収などに全力を挙げることになる。
ハッキリ言って、生存の可能性がないパイロットの捜索は二の次三の次になる。
緊急脱出していないなら、敵の捕虜になって機密を聞きだされる心配はないからな。
英霊たちと共に、水底深く静かに眠れ・・・。
(F35A戦闘機は墜落と断定 尾翼の一部 洋上で発見)
http://news.livedoor.com/article/detail/16294488/
「F35Aの墜落は世界で初めてで、防衛省は機体のトラブルなのか人的な要因なのか原因の究明を急いでいます。」(海兵隊用のF35Bは米国での墜落事故があるようです。)
そう、墜落事故が世界初というところがミソだな。
我が国は、ババを引いてしまったわけで、対応が急務だ。
仮に機体の欠陥ということになれば、全世界のF35Aが地上に引きずり下ろされるわけだからな。
民間航空機のB737MAXとはわけが違う。
影響は甚大だ・・・。
1500mからのサルベージも行われるだろう。
金がいくらかかっても、放置しておくことはできない。
水上艦だけではなく、米ロの原潜は現場に急行しているだろうしな。
世界中の軍事衛星は、軌道を変えて低空からの撮影を行っているに違いない。
そんなことは、日常生活とは何の関係もないところで行われている、一般人の与り知らぬ話だ。
今日は、水泳教室でバタフライのお稽古。
水深1m程のプールで、ドルフィンキックの練習だ。
おねーさんせんせに、潜り過ぎないようにとアドバイスを頂く・・・。
我が国は平和だ・・・。
その平和が、何によって守られているか、如何に脆く崩れやすいものかを自覚している人々は少ない。
しかし、それが平和というものだし、それを享受することは悪いことではない。
だが、余りに無自覚なのもいかがなものか。
2月には、F2戦闘機が山口県沖で墜落している。
(F2戦闘機、山口県沖でレーダーから消失 搭乗員2人の生存確認【UPDATE】)
https://www.huffingtonpost.jp/entry/f2shoushitsu_jp_5c6cab5fe4b0e37a1ed29f41
「航空自衛隊のF2戦闘機が2月20日、山口県沖を飛行中にレーダーから機影が消失し、連絡が取れなくなった。」
「岩屋毅防衛大臣は、開会中の衆議院予算委員会で搭乗員2人は生存していると明かした。」
相次ぐ戦闘機の墜落。
しかし、まあ、こういうのは想定の範囲内の話だ。
もちろん、落ちないのが一番いいに決まっている。
そう都合よくいかないのが、現実世界というものだ。
機体に原因があるとなると、いろいろややっこしくなりそうだな・・・。
(F35Aの大量取得に影響必至
本格運用前、米軍異例の艦艇派遣)
https://this.kiji.is/488644320510772321?c=39546741839462401
「世界初の事故に米軍も艦艇を派遣して捜索に協力する異例の対応を取った。同型機を配備する各国に波及する可能性もある。」
「操縦士の40代の男性3等空佐が事故直前に「訓練中止」を無線通信で伝えた」
「現場周辺の海域は約1500メートルと深い。」
サルベージは困難を極める。
(緊急脱出の形跡なし=F35墜落、突発トラブルか-防衛省)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019041000937&g=soc
「事故機のパイロットが緊急脱出した形跡がないことが10日、分かった。」
浮沈子は、この事故のニュースを最初に知った時、ステルス機がレーダーから消えて、何が問題なのかと訝ったが、例によって思い違いだったな。
(F35Aは尾翼に特性 関係者「中露の機体収集、注意を」)
https://www.sankei.com/affairs/news/190410/afr1904100020-n1.html
「F35Aはレーダーに捕捉されにくいステルス性が高いのが特徴で、訓練では機体にあえてレーダーに映る措置を施していた」
産経の記事には、気になることが書かれている。
「通常、航空機は機体中央部にある主翼と水平尾翼を取り付ける高さをずらし、主翼の気流の影響を尾翼が受けないようにするが、F35Aは主翼と水平尾翼が同じ高さに取り付けられている。主翼と水平尾翼の間隔も通常より狭く・・・」
ステルス性を高めるためだと書かれている。
人的損耗が想定される軍用機で、しかもその可能性が最も高い戦闘機だからな。
秘匿性を高める措置に伴うネガは、戦闘における生存性を上げることとの比較考量で選択されているわけだから、ふつーに飛んでいる時でも事故は起こり得る。
余り頻繁だと、運用に支障が出かねないが、完全になくすことはもともと考えられていない。
軍用機は落ちることが前提だ。
そうはいっても、産経の記事にあるように、敵に鹵獲されてしまっては重要な軍事機密を渡すことになるからな。
落とすなら、その心配が少ないところで落ちてもらいたいものだ(そんなあ!)。
米軍の艦艇が急行しているというのも、我が国の対応では心もとないと思っているからだろう。
1500mからの機体の引き上げや、浮遊している部品の回収などに全力を挙げることになる。
ハッキリ言って、生存の可能性がないパイロットの捜索は二の次三の次になる。
緊急脱出していないなら、敵の捕虜になって機密を聞きだされる心配はないからな。
英霊たちと共に、水底深く静かに眠れ・・・。
(F35A戦闘機は墜落と断定 尾翼の一部 洋上で発見)
http://news.livedoor.com/article/detail/16294488/
「F35Aの墜落は世界で初めてで、防衛省は機体のトラブルなのか人的な要因なのか原因の究明を急いでいます。」(海兵隊用のF35Bは米国での墜落事故があるようです。)
そう、墜落事故が世界初というところがミソだな。
我が国は、ババを引いてしまったわけで、対応が急務だ。
仮に機体の欠陥ということになれば、全世界のF35Aが地上に引きずり下ろされるわけだからな。
民間航空機のB737MAXとはわけが違う。
影響は甚大だ・・・。
1500mからのサルベージも行われるだろう。
金がいくらかかっても、放置しておくことはできない。
水上艦だけではなく、米ロの原潜は現場に急行しているだろうしな。
世界中の軍事衛星は、軌道を変えて低空からの撮影を行っているに違いない。
そんなことは、日常生活とは何の関係もないところで行われている、一般人の与り知らぬ話だ。
今日は、水泳教室でバタフライのお稽古。
水深1m程のプールで、ドルフィンキックの練習だ。
おねーさんせんせに、潜り過ぎないようにとアドバイスを頂く・・・。
我が国は平和だ・・・。
その平和が、何によって守られているか、如何に脆く崩れやすいものかを自覚している人々は少ない。
しかし、それが平和というものだし、それを享受することは悪いことではない。
だが、余りに無自覚なのもいかがなものか。
2月には、F2戦闘機が山口県沖で墜落している。
(F2戦闘機、山口県沖でレーダーから消失 搭乗員2人の生存確認【UPDATE】)
https://www.huffingtonpost.jp/entry/f2shoushitsu_jp_5c6cab5fe4b0e37a1ed29f41
「航空自衛隊のF2戦闘機が2月20日、山口県沖を飛行中にレーダーから機影が消失し、連絡が取れなくなった。」
「岩屋毅防衛大臣は、開会中の衆議院予算委員会で搭乗員2人は生存していると明かした。」
相次ぐ戦闘機の墜落。
しかし、まあ、こういうのは想定の範囲内の話だ。
もちろん、落ちないのが一番いいに決まっている。
そう都合よくいかないのが、現実世界というものだ。
機体に原因があるとなると、いろいろややっこしくなりそうだな・・・。
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