給水塔に翼を付けた感じのスターホッパーが150mの高度に上がった様だが、注目すべきは水平方向に100m程移動した点かも2019年08月28日 17:18

給水塔に翼を付けた感じのスターホッパーが150mの高度に上がった様だが、注目すべきは水平方向に100m程移動した点かも
給水塔に翼を付けた感じのスターホッパーが150mの高度に上がった様だが、注目すべきは水平方向に100m程移動した点かも


(SpaceXの「Starhopper」、150m上空でのホバリングテスト成功(動画あり))
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1908/28/news082.html

「150m上空まで到達すると約1分間ホバリングしてからゆっくりと地上に戻り、着陸した。」

リンクされている動画はこちら。

(150 Meter Starhopper Test:動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?time_continue=7&v=bYb3bfA6_sQ

もうもうと舞う土埃は、何とかして欲しいもんだが、そこは本質ではない。

到達高度とかは、この際あまり関係ないかもしれない。

前回の20mでも、今回の150mでも大差はない。

それよりも、動画を見て感心したのは水平方向に100m程度(テキトーです)移動して着陸している点だな。

てっぺん辺りから、スラスターを噴いているようだし、エンジンの噴射の角度をジンバルで操作している感じだ。

映像を見る限り、推力の調整もスムーズに行われていると思われる。

今回のテストは、大成功だったに違いない。

次のテストがいつ、どういう内容で行われるかは知らないが、開発は順調に進んでいるように見える。

つーか、他の要素技術がどうなっているかはさっぱり分からない。

スターシップとスーパーヘビーによるビッグファルコンロケット(BFR)は、画期的な宇宙機だ。

人類史上、初めて100パーセント完全再使用の宇宙機を手にすることになる。

整備性とか、そのコストなど、解決すべき課題はあれども、使い捨ての宇宙機では不可能なコストをたたき出すことが出来る。

だが、それを実現するまでの道のりは遠い。

「Starshipはいつの日か、火星の赤い砂に着陸するだろう」(One day Starship will land on the rusty sands of Mars)

強気の発言で知られるイーロンマスクと言えども、その日がいつかについて言及はしなかったからな。

人類初のメタンエンジン(今回は1基だけ)を、ドンガラの給水塔のようなスターホッパーに括り付けてちょこっと飛ばしてみただけだ。

それにしては、上出来の部類に映る。

打ち上げロケットとして、初のパワードランディングを成功させたファルコン9の開発では、グラスホッパーやF9Rが活躍した。

まあ、ドカンと空中爆発もやってくれたけどな。

(爆発)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/08/23/7420217

「スペースXのファルコン9Rが、試験飛行中に空中で爆発した。」

「・・・安全を確保した上で、今回のようなド派手な花火を上げてくれるのも、ファンサービスの一環かもしれない(イーロン・マスクなら、やりかねないかも)。」

まあ、どうでもいいんですが。

これから、追い込んだテストを繰り返す中で、ド派手なイベントを期待してもいいかも知れない。

まーた、バルブとかにチタン使ってたりして・・・。

(SpaceXの宇宙船「Starhopper」が火だるまになった前回テストから一転、飛行に成功:追加)
https://gigazine.net/news/20190828-spacex-starhopper-test/

(スペースX、月・火星ロケット試験機の150メートル飛行試験に成功:追加)
https://news.yahoo.co.jp/byline/akiyamaayano/20190828-00140177/

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