🐼メキシコへの道:補遺:PCR検査ツアー2021年12月06日 06:42

メキシコへの道:補遺:PCR検査ツアー


(ラクリクサ・インフィニティ)
https://www.laclicsa.com.mx/sucursal/laclicsa-infinity/

まあ、どう読むかは知らないけど、11月29日にそういう名前の検査場に行った(HIS手配のPCR検査ツアー1の方)。

カンクンのダウンタウン、ニチュプテ通りとコントイ通りの交差点にある。

ADO(アデオ)のバスターミナルからは2km以上(3km近く)南に離れている。

毎回ここになるのかは知らないけど、HISが契約している検査場は、そうたくさんないだろうから、ここになるのかも知れない(未確認)。

政府様式の陰性証明書は、ラボの様式とは別に発行される(メールでは、両方来ました)。

ちゃんと、お医者さんのサインも入っている正式のものだ(医師名や医師免許番号入り)。

企業や団体ツアーなど、絶対にチョンボが許されない手続きには、こっちを使うしかないだろう。

個人手配の旅行などでは、街中のラボの結果通知の該当箇所を英訳して、政府様式の要件を満たしたペーパーをつければいい感じだ(浮沈子は、今回そっちを使って検疫をパスしましたが、保証の限りではありません:浮沈子現地企画のPCR検査ツアー2)。

さて、肝心の市中検査を政府様式に準じた陰性証明にする英訳書(今回は、ANAカウンターで作成)だが、原則、政府様式の英語部分を抽出している。

①タイトル:
Certificate of Testing for COVID-19
②ID部:
・Name:(パスポートのローマ字氏名:名、姓、MRの順:全て大文字)
・Passport number:(パスポート番号)
・Nationality:JAPAN
・Date of birth:DD/MM/YYYY(YYYY/MM/DDでもいいかも)
・Gender:MALE(男性の場合:政府様式ではSex)
③検査結果部:
・Sample:Nasopharyngeal Swab(鼻咽頭拭い液の場合)
・Testing Method for Covid-19:Nucleic acid amplification test(RT-PCR)(核酸増幅法でRT-PCR法の場合)
・Result:Negative(もちろん陰性の場合)
・Test result date: DD/MM/YYYY(YYYY/MM/DDでもいいかも)
・Specimen Collection Date and time:DD/MM/YYYY(YYYY/MM/DDでもいいかも)HH:MM(24時制:またはHH/MM AM or PM:12時制)
④検査機関等
・Name of medical institution:
(検査会社の名称:英語名でなくても可?:固有名詞だからな)
・Adress of the institution:
(検査会社の住所:英語名でなくても可?:固有名詞だからな)
・Name of Doctor:
(診断した医師の氏名:政府様式ではSignature by doctorとなっている)
*Signature in the data(サインは添付書類を見よ、というおまじない?)

本当に、これで要件を満たしているのかは知らない。

あくまでも、今回、浮沈子が受けた検査結果証明書が、この補助書類を添付して成田検疫所の検疫官の審査をパスしたというだけの話だ。

陰性証明書は「提示」となっていて、提出による後日確認はない。

つ­ーことは、その日その時の特定の検疫官の判断(気分?)に掛かっているということになる。

保証の限りではないのだ。

また、上記項目が完備されていたからと言って、たとえばラボの証明書に医師のサインがなかったりしたら無効となる可能性もある(未確認)。

細かい話をすれば、政府様式にはDate of issueという書類作成日の欄もあるが、この補助様式にはない(ラボの書類には日付が記載されています)。

現時点では、検体は唾液も認められているし、検査方法もRT-PCR法の他に、核酸増幅テストとしてもLAMP法、TMA法、TRC法、Smart Amp法、NEAR法が認められている(詳細は厚労相ホームページで確認のこと)。

ラボの印章については、浮沈子が受けた検査機関は、あったりなかったりする(HIS手配の方は、政府様式の方にもスタンプがありましたが、プラヤで受けた方はラボの書類にスタンプはありません)。

うーん、検疫をパスするためのおまじないとして、現地ラボの書類+補助書類を使う際には、依然としてリスクを伴うわけだ。

次回どうするかというのは、最終的にはその時の判断に依るけど、旅行会社を使って、政府書式の陰性証明書を取った方が無難であることは確かだな(旅行会社で単独でツアー契約できるかどうかは未確認)。

今回使ったプラヤのラボが、たまたま要件を満たしていただけかもしれない。

(Amatista Center Labratorio Molecular)
https://amatistacenter.com/

カンクン、プラヤデルカルメン、トゥルムに検査場があるようだ(このアマチスタというのは、プラヤでも複数検査場があるようです:5番街でも3か所くらい)。

観光客目当てのラボは他にもあったが、浮沈子はブログ記事にも書いた通り、5番街の端のADOバスターミナルに近い所の検査場(つーか、同じ建物の中:入口は5番街)に、たまたま飛込で入っただけ。

運が良かっただけかもしれない。

ちなみに、グーグルマップで見ても、2018年の撮影なので、画像は出てこなかった。

世界のことは、グーグルマップ見てるだけでは分からんのよ!。

実際に行ってみて、この目で見、足で歩いて、食中りして(タコス食った店は写ってましたが:2016年撮影)みなければ分からないのだ。

まあ、どうでもいいんですが。

次回機会があれば、別の検査場でも採取して、必要条件を満たしているか試してみたいもんだな(90米ドル掛かりますが)。

問題は、陰性ではなく、陽性と結果が出てしまった時の対応なわけだ。

旅行保険に入っておく必要は元より、現地の医療機関にお世話になる可能性がある(もちろん、症状が出ていなくても飛行機には乗れないから、延泊や帰りの便の手配をする必要が出てくる)。

そこんとこは、今回全く想定していなかった(覚悟はしていましたが)。

準高齢者で持病持ちの浮沈子の場合、文字通り、現地に骨を埋めてしまう可能性だってゼロではない(そんなあ!:そこまでの洞窟愛はない・・・)。

ワクチン接種から約4か月経過し、抗体はおそらく10分の1以下に落ちているはずだ(未確認)。

ヤバいな・・・。

ヤバ過ぎ!。

見えないリスクを何重にも抱え、オミクロン株の流行が全世界的に話題になり始めた時期に、よくぞ行ったものだと感心する(我ながら、呆れています)。

(30以上もの変異を併せ持つ新型コロナの「新しい変異株」が発見される、「ニュー変異株」と呼ばれる見通し)
https://gigazine.net/news/20211126-south-africa-covid-variant/

「記事作成時点で「B.1.1.529」と呼称されているこの変異株」

実際には、ニュー株ではなく、オミクロン株と命名された。

(SARSコロナウイルス2-オミクロン株)
https://ja.wikipedia.org/wiki/SARS%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B92-%E3%82%AA%E3%83%9F%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%B3%E6%A0%AA

「既知の最初の症例は、2021年11月24日に南アフリカから世界保健機関(WHO)に初めて報告された。2021年11月26日にWHOはオミクロン株を懸念される変異株に指定し、ギリシアアルファベットの15番目の文字オミクロンを元に命名した」

「前のミュー株の次のギリシア文字だったニューとクサイ/クシーはスキップされた。理由はニューが英語の「New」と、クサイ/クシーの英語表記のXiが一般的な中国の姓と混同しやすいためである」

習近平(Xi Jinping)の名前との関係も取りざたされているが、知ったことではない。

命名当日に出国しているわけだから、今回のツアーはある意味、オミクロンツアーとなったわけだ(そうなのかあ?)。

事実、帰国後の報道で、メキシコでも同変異種の感染が確認されているからな。

浮沈子でなくて良かった!(後日予定の再検査で陽性になったりしたら、スキャンダルものだな)。

このご時世に、物見遊山で外遊してお持ち帰りとはケシカラン!。

今朝の検温は35.8度。

平熱(35.3度)よりは、やや高いが、誤差の範囲だ(たぶん)。

メキシコからの帰国のためのPCR検査ツアーについて書いたが、繰り返しになるけど、これは個別ケースに過ぎない(検査ツアー2の方)。

今回の、浮沈子個人旅行における、たまたま行き当たりばったりで飛び込んだラボの陰性証明書が、ANA担当者作成の補助書類添付して、成田検疫所の検疫官の審査をパスしただけの話だ。

オーソライズされたものでないことを、しつこく記しておきたい。

浮沈子自身、改めて調べ直して、たまたま運が良かっただけだと思い返している。

次回、チョンボが許されない講習ツアーで、こっち(90米ドルの検査)を選択するかどうかも未定だ。

状況は時々刻々変化している。

オミクロン株の対応についても、航空会社に新規予約(邦人帰国者含む)の停止を要請したかと思えば、直ぐに撤回したりしているしな。

外国籍の旅行者に対しても、トランジットや邦人家族の場合は例外扱いしているのかも知れない(未確認)。

報道などでは、そこまで細かいことは分からないのだ。

今後の流行状況によっては、海外渡航に関する規制が強化され、陰性証明書の提示だけでは再入国できない可能性も出てくる。

追加接種(8か月後の場合、浮沈子は3月予定)の有無、帰国後の停留措置の適用(検疫法に基づく施設待機)など、実務的な対応の変更も想定される。

政府様式じゃないとダメとかな。

しかし、各国語の政府様式が英語併記となっていて、検疫官がそっち(英語)だけで見ているというのは、ありそうな話だ(メキシコシティ空港でのANA担当者の話)。

政府様式を使う意義は、まず、それに間違いはない。

ったく・・・。

個人旅行者にとっては、それが抑止力になって、海外渡航を躊躇う要因の一つになってるかもしれない。

もちろん、最大の要因は、海外での感染の可能性だろうけど。

メキシコは、入国規制が一切ない。

ワクチン接種も要件ではないし、入国に際して事前検査を行い、陰性証明書を提示する必要もない。

自己申告で発熱等がないことを紙に書くか、アプリで提示するだけで、国内の飛行機に乗ることもできる(国際線では、それすらない)。

ウェルカムなわけだ。

短期滞在の場合、現地で感染しても発症までは時間が掛かるから、帰国後に祖国で感染者としてカウントされるだけで、メキシコの統計には載らないからな。

メキシコでの流行状況を見ているだけでは、何も分からないのだ。

ブログ記事にも書いたけど、夜の5番街を徘徊する観光客のうち、マスクしているのは1割にも満たない。

欧米人は、ほとんどノーマスクだ。

昼間も、最終日(出発日:現地12月1日午前)に両替に出たが、同じ感じだったな。

解放的な雰囲気で、旅行者は屋外ではマスクなんてしないのだ(浮沈子は、異彩を放っていたに違いない)。

こんな状況では、先が思いやられる。

世界は浮沈子の日常と繋がっている。

その絆の深さを、改めて感じる。

来春予定の講習渡航が実現することを願うばかりだ・・・。

🐼メキシコへの道:補遺:セノーテ土産考2021年12月06日 14:00

メキシコへの道:補遺:セノーテ土産考
メキシコへの道:補遺:セノーテ土産考


今回のメキシコツアーは、来春のフルケーブ講習の下見という位置付けで、講習に使うセノーテ(エルエデン(エデン)、タジマハ、カラベラ)の陸上の様子(特に駐車場からエントリーまでのタンク運び関連)や、宿泊予定のプラヤデルカルメンの街中を見てくることが主目的だった。

エデンでは、おそらくオープンウォーターでのスキル確認や、カバーンラインへプライマリーリールを引く練習もするだろうから、水中の入口付近の様子もよく見てきた。

ステージはやや狭いけど、足の立つところでタンクを付けることができる。

ケーブインストラクターの認定を受ける竹内さんの生徒役ということなので、カバーンからイントロケーブ、フルケーブまでの全ての講習が含まれることになる(たぶん)。

浮沈子は、名目上、TDIのカバーンカードホルダーだが、講習はそれを含めて行われるだろう(未確認)。

イントロケーブ以降は、初体験ということになる。

最新の正確な内容については、指導団体のページで確認してもらう必要があるけど、今回お世話になったアクアプリのページに、日本語でまとめた各項目が掲載されているので引用する(ちなみに、浮沈子が来春受講予定の指導団体はTDIではありません)。

(ケーブダイビング)
https://aquappli.com/product/cavedive/

「洞窟潜水のライセンスカードはカバーン、イントロケーブ、フルケーブの3種類に分かれています。」

以下、リンクされている各コースの内容から引用する。

カバーン:
あなたが学ぶことで期待できるもの:
1, カバーンダイビング方針
2. ガスマッチングの手順と、メンバーにより異なるガス消費量を考慮したマネジメント
3. 心理学的考察
4. 器材コンフィギュレーション
 a) シリンダーの選択
 b) レギュレーターの選択
 c) BCD/ハーネスの選択
 d) リールの選択
 e) 適切なウェイト調整
5. コミュニケーション
 a) ハンドシグナル
 b) ライトシグナル
 c) タッチコンタクトシグナル
6. スイミングテクニック
 a) 姿勢/ホリゾンタルトリム
 b) 浮力コントロール
 c) ラインの辿り方
 d) スイミングテクニック
7. 生理学
 a) 呼吸テクニック
 b) ストレスマネジメント
8. 洞窟環境
 a) 地質学 i) ボトム ii) 天井
 b) ローカルアクセスの要件
 c) 土地所有者との関係
9. 洞窟保全
10. トラブルシューティング
 a) 緊急時の手順
 b) 器材の故障
 c) 水底物質の状況
11. 事故分析
12. ダイブテーブルと減圧理論の再確認
13. カバーンダイビングとエチケット

必要な習得スキル:
1. ガイドラインの適切な配置
2. 目を開けた状態と閉じた状態(視界が失われた状況を想定)でガイドラインを適切に辿る
3. ガイドラインを辿りながら、目を開けてバディとエアーシェア
4. ガイドラインを辿りつつ、目を閉じてタッチコンタクトをおこないながら、バディとエアーシェア
5. ガイドラインに触れた状態でマスク脱着
6. ライト/ハンドシグナルとタッチコンタクトをデモンストレーション
7. カバーンの探索
8. バックアップナビゲーション手段を参照
9. 水底物質を巻き上げないスイミングテクニック
10. プライマリーライトが故障した場合を想定して、バックアップライトの使用とガイドラインを辿るシミュレーション を行う
11. デュアルバルブシステムを使用する場合:エアー/ガスバルブマネジメント
12.適切なダイブプランの立案
13.器材のチェックとマッチング
14. 適切なストレス分析(認識と管理)

あなたは何ができるようになるか:
1. 昼光エリア(Daylight zone) 。 (例:自然光が差し込む洞窟の入口)
2. 内部進入は、シリンダー容量に対して、シングルシリンダーは1/3まで、ダブルシリンダーは1/6までに制限される
3. 水面より直線距離で 61m以内
4. 最大水深40m
5. ノンストップリミット(減圧停止不要リミット) ダイビング
6. 2人のダイバーが並んで通ることができないような、行動が制限される狭いスペースがないこと
7. 適切な安全停止
8. ガイドラインの連続性を維持
9. カバーンダイビング用の適切な器材を使用
10. オーバーヘッド環境では生命維持装置をはずさない

イントロケーブ:
あなたが学ぶことで期待できるもの:
1. ケーブダイビング方針
2. ガスマッチングの手順と、メンバーにより異なるガス消費量を考慮したマネジメント
3. 心理学的考察
4. 器材コンフィギュレーション
a) シリンダーの選択
b) レギュレーターの選択
c) BCD/ハーネスの選択
d) リールの選択
e) 適切なウェイト調整
f) 器材コンフィギュレーション
5. コミュニケーション
a) ハンドシグナル
b) ライトシグナル
c) タッチコンタクトシグナル
6. スイミングテクニック
a) 姿勢/ホリゾンタルトリム
b) 浮力コントロール
c) ラインの辿り方
d) スイミングテクニック
7. 生理学
a) 呼吸テクニック
b) ストレスマネジメント
8. 洞窟環境
a) 地質学 i) ボトム ii) 天井
b) ローカルアクセスの要件
c) 土地所有者との関係
9. 保全
10. トラブルシューティング
a) 緊急時の手順
b) 器材の故障
c) 水底物質の状況
11. 事故分析
12. ダイブテーブルと減圧理論の再確認
13. カバーンダイビングのエチケット
14. 必要なスキルと修了要件

必要な習得スキル:
1. ガイドラインの適切な配置
2. ラインマーカーの適切な使用方法
3. 目を開けた状態と閉じた状態(視界が失われた状況を想定)でガイドラインを適切に辿る
4. ガイドラインを辿りながら、目を開けてバディとエアーシェア
5. ガイドラインを辿りつつ、ライトを消して目を閉じてタッチコンタクトをおこないながら、バディとエアーシェア
6. ガイドラインに触れた状態でマスク脱着
7. ライト/ハンドシグナルとタッチコンタクトをデモンストレーション
8. 保全とアウェアネスそして後方確認のテクニック
9. バックアップナビゲーション手段を参照
10. 砂の巻上げを起こさないスキルのデモンストレーション
11. プライマリーライトが故障した場合を想定して、バックアップライトを使用して洞窟からエキジットするシミュレ ーションを行う
12. ロストラインとロストダイバードリルのデモンストレーション
13.浮力コントロール、ホリゾンタルトリム、スイミングテクニックのデモンストレーション

あなたは何ができるようになるか:
1. 内部進入は、シリンダー容量に対して、シングルシリンダーは1/3まで、ダブルシリンダーは1/6までに制限される
2. 最大水深40m (ダイバーのもつ制限水深を超えないこと)
3. ノンストップリミット(減圧停止不要リミット)ダイビング
4. ガイドラインの連続性を維持
5. ケーブダイビング用の適切な器材を使用
6.トレーニングの範囲と活動範囲が同じであること
このコースを修了すると、イントロケーブダイバーは次のレベルのオーバーヘッド環境トレーニング(TDIフルケーブダイバーコース)に進む資格があります!

フルケーブ:
あなたが学ぶことで期待できるもの:
・標準の洞窟ダイビングポリシー
・ガス管理手順と異なるボリュームを含む管理
・洞窟ダイビングの心理的考察
・以下を含む機器の考慮事項:
・・シリンダーオプション
・・レギュレーターのオプション
・・浮力補正器/ハーネスオプション
・・適切な重み付け
・・リールオプション
・・機器構成
・コミュニケーション(光と手の信号)
・水泳テクニック
・・体位・トリム
・・浮力制御
・・ラインフォロー
・・推進(フィン)技術
・生理
・・呼吸法
・・ストレスマネジメント
・・減圧理論とその洞窟ダイビングへの応用
・洞窟環境
・保全
・問題解決
・・緊急時の対応
・・器具の不具合
・・沈泥の状態
・事故分析
・洞窟ダイビングのエチケット

必要な習得スキル:
・ガイドラインを適切に展開する
・指向性および非指向性ラインマーカーを適切に使用する
・目を開いて閉じた状態でガイドラインに正しく従う(視認性の低下をシミュレート)
・ガイドラインに従って、目を開いたバディとのエアシェア
・ガイドラインに従ってタッチ接触を使用して、ライトをオフにして目を閉じたバディとのエアシェア
・ガイドラインに触れている間にマスクを取り外して交換する
・保存、認識、および逆参照手法を実証する
・光/手信号とタッチ接触を実証する
・シルティング防止技術を実証する
・一次ライトの障害をシミュレートし、バックアップライトを使用して洞窟を出る
・ロストラインとロストダイバードリルを実演
・リールを使用してサーキットとトラバースで必要なジャンプとギャップを実行し、水を開くための継続的なガイドラインを維持することを実証する
・浮力制御、適切なトリム、推進技術の実証
・適切なストレス分析の実証(検出と管理)
・さまざまなタイプの流れにおける特殊な推進技術の実証
・機器のチェックとマッチング
・適切な略奪計画を立証する

あなたは何ができるようになるか:
・ダイビング活動はトレーニングの活動に近似しています
・計画されたダイビングは、ダイバーの現在の認定レベルを超えない
・侵入は「3分の1のルール」に制限され、最大深度は40メートル/ 130フィートです。
・ダイバーは継続的なガイドラインを維持する必要があります
・適切な洞窟ダイビング機器を使用する必要があります
・安全と減圧は適切または必要に応じて停止します(TDI減圧ダイバーまたは同等のものとしてトレーニングされている場合)

例によって、(P社だけではなく)直訳風な感じだが、正確性を担保するためだから仕方ない。

ここで言いたかったことは、あんなことやこんなことが出来るようにならなければ、そして、その背景となる知識や態度を身につけなければ、ケーブダイバーにはなれないということなわけだ。

各コースの難易度は、講習日程と講習金額に反映されている(たぶん)。

カバーン:3日間~、$700.00
イントロケーブ:3日間~、$1,000.00
フルケーブ:5日間~、$2,000.00

イントロケーブのみで終わる受講生がいるとは思えないな。

カバーンだけならありうるが、イントロケーブはフルケーブコースへの繋ぎだ(或いは足切り?)。

内容的にも、カバーン講習の項目を、ケーブ環境で確認するという感じだ。

詳細な比較は割愛する(後日、別稿で書く予定)。

今日のメインテーマは、カバーンエリアのみを含む、こういうセノーテダイバーのカンクン(プラヤデルカルメン、トゥルム含む)でのお土産の話だ。

今回、浮沈子は23kgまでの国際線預入荷物を1個にした(2個までは、航空運賃に含まれるようです:ビジネスクラスだと、たぶん30kg?)。

その関係で、嵩張ったり重量が増えるお土産は買わなかった。

つーか、自分以外へのお土産はない。

自分用のお土産として唯一買ったのが、画像のTシャツ。

ドスオホスの駐車場にあるお店(小屋?)で、15米ドルで買った。

女性用の明るいブルーのやつも欲しかったんだが、諦めた(ヘンタイと思われたくないからな:手遅れかあ?)。

いろいろなデザインとサイズがあるから、好みのものを選べる。

お土産ではないけれど、Tシャツ以外で浮沈子がゲットしたのは、このブログでも使用しているセノーテ専属カメラマンが撮影してくれた水中写真だ。

ドスオホスでは40米ドル、チャックモールでは60米ドルだった。

高いと感じるか安いと感じるかは、人によって異なるだろう。

ちなみに、ガイドさんが撮影することは禁じられている(安全管理上、職務専念義務が課せられているようだ)。

まして、講習中の撮影などは、言語道断だからな(どの指導団体でも同じだろう)。

浮沈子は、自分で撮影したのでは、自分自身を映すことが難しいこと(水中の自撮りが出来ないわけではないでしょうが)、カメラ持ち込みが禁じられているセノーテもあること、可能でも高い持ち込み量を取られることを聞いていたので、撮影してもらった画像を買うことに抵抗はなかった。

宣伝する気はないけれど、いい記念になるし、自分の姿を見て、ああ、やっぱ足が開いているなあとか、反省材料とすることもできることを考えれば、お得と感じる。

おススメだ!。

特に、チャックモールのククルカンでの画像は、時間帯がドンピシャだったこともあり、被写体(浮沈子)のアホなOKサインやピースサインの問題を除けば、絶品の出来栄えだ。

オマケで、カメラマンが撮影した水中風景も付いている(チャックモールでは、別料金になるようです)。

ソンブレロとか、銀細工とか、マラカスとか、テキーラ、葉巻なども、確かに5番街のお土産屋さんで売っているけど、セノーテダイバーの関心を引くかどうかは分からない。

お手軽なものとしては、セノーテのワッペンやシールもある(2米ドルくらいから:ドスオホスのTシャツ買った店にありました)。

洞窟の中のものは、砂一粒たりとも持ち帰ることは許されない。

とっていいのは写真だけ(セノーテにも依りますが)、持ち帰っていいのは思い出だけ・・・。

自分で写真を撮らないで、撮ってもらったのを買うことについては、安全上のメリットもある。

カバーンでも、ラインを見失うリスクはある。

洞窟の中で、方向感覚を失う危険は常にある。

ハロックラインでは、前を行くダイバーがかきまぜたもやもやで、ラインを見失うことはしょっちゅうだ。

そんななかで、写真撮影に夢中になるというのはリスクが高い。

大人しく、金で解決すべきだろう。

荷物も少なくなるしな。

いいことだらけだ。

大体、浮沈子は、普段から2眼レンズと揮発メモリーで賄っているからな。

自分の目で見ただけでは、忘れてしまうってえ?。

TDIなどのスキルとしては要求されていないかもしれないけれど、記憶力の増強も必要なトレーニングかも知れないぞ。

冗談抜きで、ケーブダイビングにおいては、ポイントポイントでアローやクッキー、岩のカタチや色などを記憶しておくことが、命を助けることに繋がるからな。

ここは、来る時に通ったとか、違うラインを辿っているとかの認識の参考になる。

まあ、どうでもいいんですが。

最終日には、カラベラまで足を延ばしたので、ヒデさんの買い物に付き合った(トゥルムには、ダイビング器材専門店があります)。

値段的には、激安というわけではない感じだったが、手っ取り早く現地で手に入れたければ、そういう店もあるようだ(浮沈子は、中には入りませんでした)。

何回か通うようになったら、もっとめぼしいものが見つかるかも知れない。

Tシャツ、ワッペン、水中写真。

なんか、ショボい感じだな。

葉巻、テキーラ、ソンブレロには負けてる気がする・・・。

🐼メキシコへの道:補遺:フィンキックとインストラクション2021年12月06日 22:03

メキシコへの道:補遺:フィンキックとインストラクション


今回のセノーテダイビングでは、多くの課題が浮き彫りになった。

入口のカバーンダイビングでさえ、これから克服すべき課題や、磨きをかけておかなければならない課題、今まで見えいなかった課題が見えてくるという、いい経験をした。

その中で、一番分かりやすかったのがフィンキックだ(ほかにも、山のようにあります)。

浮沈子は、フィンキックがへたくそだ。

ストロークが小さく、速く、グラインディングが短く、膝が落ち、キックした後にフィンを開いてバランスを取ろうとする(ぴょこぴょこ蹴り、ぐらぐらしている印象だ)。

初心者がフロッグキックを身につける際に、陥りやすいネガなところを、身をもって実践しているわけだな。

やれやれ・・・。

セノーテのダイビングでは、何か作業を行う時以外、停止することはない。

1時間でも2時間でも、止まることなく泳ぎ続ける。

速く泳ぐ必要はないが、一定の速度(概ね1分間に20mくらい)で、延々と泳ぎ続ける必要がある。

関連する事柄には、器材のバランス(トリム含む)、姿勢(ストリームライン)、筋力、持久力、精神的なストレス管理などが含まれる。

もちろん、適正なフィンの選択というのもあるだろう。

フィンキックの影響範囲は広く、それが間違っていたり、未完成だったりすると、様々なネガ(インシデントやアクシデント)の要因になり得る。

直接的には、肉体の疲労、ガスの消費、体内への不活性ガスの蓄積などに影響するし、精神的にはストレスの蓄積、注意力の欠如、環境的には壁蹴ったり、天井蹴ったり、シルトを巻き上げたりという大惨事(生死にかかわる!)につながる。

さて、今回のダイビングで、ガイドをお願いしたアクアプリのヒデさんは、フルケーブインストラクターでもある。

講習を受けているわけではないので、浮沈子のフィンキックを改善してもらうことは料金に含まれてはいない。

が、しかし、ガイドする上で支障を来すような状況では、安全管理上も問題だし、環境保全上の配慮からも、必要最小限のアドバイスをして、せめて、洞窟をぶっ壊されないようにして、無事に日本に送り返す必要はあるからな。

見るに見かねて、教えて頂いたのは、ゆっくりと大きく引き、フィンの面を作り(水を捉える角度を調整)、蹴るのではなく、押すのでもなく、そのまま動かすだけというものだった。

細かいところでは、後半でフィンの面を合わせてから裏を上に向けるところを意識できればいいという。

特に、ゆっくりというのは定性的な表現になるので改善が難しい所なんだが、浮沈子の場合、ビデオでいえば2分の1倍速のスローモーションで動かせと言われた(人によって違うと思いますが)。

浮沈子は、そこにインストラクションの神髄を見た気がした。

何度か浮沈子に前を泳がせ(オープンウォーターエリアとか、リスクが小さいところで)、フィンキックの特徴をよく見て、星の数ほどある改善点のうちから、手っ取り早く最大の効果を発揮しそうなポイントを把握し、相手に受け入れやすいメソッドを定量的に分かりやすく、短く端的に印象に残るような言葉を選んで伝える。

2分の1倍速のスローモーションで、動かすだけ・・・。

やってみて(やって見せ)、言って聞かせてさせてみて、褒めてやらねば子は育たじ。

浮沈子は、大体のダイビングに於いて、ガイドさんの後ろに着く。

今日のダイビングで何を見てきましたかと聞かれて、ガイドのフィンと答える類だ。

ヒデさんの素晴らしいフィンキックの見本は、散々見せて頂いた(ご本人も、基本に忠実なキックを意識してされていたそうです)。

浮沈子が改善したかどうかは分からない。

しかし、何となく泳ぐのが楽になり、ガイドとの距離を保つのが容易になった気はした。

初日に潜ったドスオホスでは、どんどん離されてしまったからな(セノーテでは、原則2mの間隔を維持することになっています)。

間が空くと、安全上の問題だけではなく、比較的狭い場所ですれ違う際に相手を待たせる時間が長くなるというガイディング上の問題も生じる。

スローモーションを意識してからは、エアの消費も、やや減った気がする。

今回のダイビングでは、概ねガイドさんの1.5倍消費している。

フィンキックは、漫然と回数を重ねるだけで上達することはできない。

少なくとも、浮沈子の場合はそうだ。

これまで、何万回もキックしているはずだが、一向に様になっていないからな。

戴いた言葉は貴重だ。

一挙手一投足を意識し、常に改善に心がけることが、へたくそが上達するための唯一の道だ。

一蹴りの中に真実が存在する。

フィンキックを見れば、そのダイバーのダイビングに対する取り組み、経験、能力、可能性さえ見えてくる。

誤魔化しの効かない環境の中で、フィンキック改善のお題を頂けただけでも、今回のメキシコ行きの成果としては十分過ぎる。

来春の講習の際に、見違えるようなフィンキックが出来るようになれば、せめてもの恩返しになるだろう。

ヒデさん、期待しないで待っててね!。