🐼変異種:ドイツよ、おまえもか:水際対策の意味 ― 2021年12月22日 21:16
変異種:ドイツよ、おまえもか:水際対策の意味
フランスが英国に対して宣戦布告(?)した話は既に書いた。
(変異種:江戸の敵を長崎で:英仏戦争の行方)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2021/12/17/9448583
「英仏戦争(単なるじゃれ合い?)は当分続きそうだな・・・。」
まあ、どうでもいいんですが。
しかし、ドイツも戦線に加わるとなると話は変わってくる。
(Covid:ドイツは英国の旅行者に対する制限を強化します)
https://www.bbc.com/news/uk-59715820
「ドイツは、オミクロンの亜種の蔓延を遅らせるために、英国からのほとんどの旅行者を禁止する最新のヨーロッパの国になりました。」
はて、英独戦争ってあったかな?。
(バトル・オブ・ブリテン)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%96%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%86%E3%83%B3
「第二次世界大戦におけるドイツ空軍とイギリス空軍の戦いのうちで、ドイツによるイギリス本土上陸作戦の前哨戦としてイギリスの制空権の獲得のために行われた一連の航空戦を指す。」
「戦略目標を達することなく独ソ戦を前にしてヒトラーによって中止された。」
うーん、浮沈子の記憶が確かならば、チェンバレンはヒトラーの出方を見誤り、ナチスの欧州制覇を許したわけだ。
(ネヴィル・チェンバレン)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8D%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%AC%E3%83%B3
「この期間にイギリスが軍備の近代化を進めたのは事実だが、同時にドイツも軍備の強化を行いより強力な軍備を作り上げた」
独仏が、英国に対して共同戦線を張るという話は聞いたことがない。
そういえば、ドイツも豪州の潜水艦調達に一枚噛んでいた記憶もあるしな。
それより、欧州連合離脱の方が影響が大きいかも知れない(そうなのかあ?)。
いや、まあ、単に英国のオミクロンの流行が急速に広がっていることと、ドイツにおける感染者数や死者数の増加が原因だろう。
「ドイツで新たに確認されたコロナウイルスの症例数は英国よりも少ないですが、金曜日に50,968の新規症例が報告されていますが、Covid検査陽性後の死亡者数は増加しています。ドイツは金曜日に437人の死者を報告した。」(BBCの記事より)
英国は9万人の感染者に対して、現在のところ100人台の死者しか出していないからな。
ドイツの死者数が不自然に高いか、英国のそれが低すぎるのか。
まあいい。
いずれにしても、ドイツは英国に対して入国規制を掛けたわけだ。
欧州では、アルファの時にも同じことをしていたからな。
フランスはユーロトンネルを閉鎖(?)し、物流に大混乱を来した。
しかし、状況は既に、英国からの旅行者を締めだせば済む段階ではない。
自国の感染者の増加が、規制を掛けている外国を上回っている状態では、水際対策の意味は事実上ないからな。
イスラエルは、とうとう4回目の接種に踏み切った。
(イスラエルは、オミクロンの症例が急増するにつれて、60歳以上の人々のために4回目のCovid-19ワクチンの展開を開始します)
https://edition.cnn.com/2021/12/21/middleeast/israel-fourth-covid-vaccine-booster-intl/index.html
「60歳以上の人々、医療従事者、免疫システムが抑制されている人々に即時効果をもたらすコロナウイルスワクチンの4回目の接種を開始する予定」
「4回目の投与の対象となる人は、3回目の投与から少なくとも4ヶ月が経過していれば、それを受け取ることができます。」
「このような状況では、すぐに行動しないと電車に乗り遅れます」
「素晴らしいニュースです。時間を無駄にしないでください。ワクチンを接種してください」
米国のように、ワクチンが余って余って困っている(国民がうってくれないから余ってるんだろうけど)ところもあれば、我が国のようにいつどれだけ入手できるのかさえ、公表できないところもある。
「7月末に、国(イスラエル)は60歳以上の人々にワクチンの追加免疫を提供し始めました。8月下旬以降、ワクチンの2回目の投与から5か月後、16歳以上の誰もが追加免疫を利用できるようになりました。」
「現時点では、資格が得られた後、ワクチンの3回目の接種を受けるまで、イスラエルでは完全にワクチン接種されているとは見なされません。」
ふーん。
イスラエルでは、浮沈子なんてワクチン接種者とは見做されないわけだ。
「イスラエル人はワクチンパスを作成する必要があります。たとえば、100平方メートル(約1,076フィート)を超える店舗に出入りするためのパスを提示することが義務付けられます。」
レストランにも入れないな・・・。
「イスラエルの最新の政府データは、オミクロン変異体の341の確認された症例を示しています。これらの症例の3分の2は、完全にワクチン接種されたか、最近病気から回復した人に見られます。」
オミクロンは、ブースト接種でも防ぐことはできない。
イスラエルのデータは明快だ。
ファイザーの場合、3回目で中和抗体値は25倍になるかも知れないが、それではオミクロンは防ぎきれない。
型落ちのワクチンのままじゃ、たぶん、4回うっても効かないかもしれない(未確認)。
少なくとも、イスラエルのフィールドデータは、現行ワクチンでは3回じゃダメだって示しているからな。
我が国では、8か月とかふざけたことを言っているけど、イスラエルは3回目は5か月、4回目は4か月過ぎたらうち始めることができる。
社会経済を回していくためにワクチン一択でいくなら、せめてこのくらいの対応が必要だろう。
我が国は、ワクチン不足だ。
調達に失敗し続け、おそらく4回目に必要なワクチンの確保も難しいだろう(少なくとも来年半ばまでには調達する必要がある)。
それを誤魔化すために、怪しげな治療薬(ファイザー製20万回分)に手を出したりしているけど、それこそ、全感染者に投与することはムリポだ(重症化予防ということだからな)。
まずは希望者に必要なワクチンを、適切なタイミング(前回の接種から4か月以内)で確実に届けることが先だろう。
幸い、欧州は我が国でも生産が予定されているノババックス性のワクチンを認可した様だ。
(米ノババックス社製のワクチンをEUが承認 日本でも承認を申請中)
https://www.asahi.com/articles/ASPDP23ZTPDNUHBI03F.html
「ノババックスは変異株「オミクロン株」への効果も調べているが、審査を担った欧州医薬品庁は、データが限られているとして見解を示さなかった。」
マジか!?。
やれやれ・・・。
(オミクロン対応ワクチン、1月生産開始 ノババックス)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN02FD00S1A201C2000000/
「現行のワクチンがオミクロン型に効果があるかどうかも調べる。」
欧州の判定は、その結果が芳しくないという現れだ。
「「オミクロン型」に対応した新たなワクチンの生産を2022年1月に始めると発表」
開発期間が短くて済むのは結構な話だが、審査には1年くらいかかるかも知れない(そんなあ!)。
接種した人がモスラにならないかどうか、しっかり見極める必要があるからな(そうなのかあ?)。
社会経済を正常に戻すためにワクチンは欠かせない。
各国は追加接種になだれ込んでいる。
イスラエルのデータは、オミクロンに対する既存ワクチン(あそこはみんなファイザーですけど)の効果に大いに疑問を投げかける。
オミクロン対応ワクチン開発のネタが次々と報道される背景には、現行ワクチンの追加接種が効果を発揮しないことが分かってきているからではないのか。
4回うとうが、5回うとうが、期間を短縮して毎月うとうが、対オミクロンでは生理食塩水と大して違わないワクチンを100回うっても意味はない。
ドイツは、英国に戦争仕掛ける暇があったら、自国でのオミクロン撃退に注力した方がいいと思うんだがな(ビオンテックはドイツですけど)。
ファイザーは、イスラエルの4回目接種の効果を見極めるだろう。
8月から本格的にうち始めた3回目の接種で、オミクロンに対する発症予防効果が限定的であることは分かっている。
4度目の正直があるのかどうか。
虎の子の新開発ワクチンを投入せざるを得ないのか。
イスラエルは、ファイザーの実験場だ(人口は東京都よりも少ない)。
そして、その結果に全世界が注目している。
重症化率や死亡率が極端に高いというデータはないが、デルタと同等と見ておいた方がいい。
ワクチンを大多数が接種している我が国(人口の約8割)では、重症化予防効果が発揮される可能性はある。
しかし同時に、そのワクチンの効果が、重症化しやすい高齢者や持病持ちの間で激減(消滅?)していることも確かだ。
3回接種してブーストしても、オミクロンには効果はない(或いは限定的)。
4回うたなければ、少なくともファイザー製では役には立たない(それで効果があるかも未確認)。
3回目がいつになるかも分からない我が国では、2周遅れの話だけどな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
とうとう、「いわゆる市中感染」が確認された。
(オミクロン株 “市中感染” 大阪府の家族3人 感染経路不明)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211222/k10013398721000.html
「厚生労働省は、感染経路が分からない、いわゆる市中感染が確認された初めてのケースと見て、国立感染症研究所から専門家を大阪府に派遣して、濃厚接触をした人の特定を進めています。」
「現在行われている、外国人の新規入国を原則停止している水際措置や、すべての国内感染者を対象に「オミクロン株」の検査を行っている監視体制を継続」
つまり、何も変えないわけだ。
市中感染を抑え込む手立てはない。
「これから年末年始に向けて忘年会や帰省などを計画している人も多いと思うが、オミクロン株が出てきたことで、もう一度しっかりと危機意識を強く持ってもらいたい。」
気の持ちよう程度でいいのかあ?。
欧米でも、クリスマスは通常通り行われるが、その後、規制強化に踏み切らざるを得ないだろう。
我が国は、流行が収まっていることから、更に対策が遅れることが想定される。
もう誰も、感染を完全に抑え込もうなどと考えてはいない。
今日行ってきた大井町のフィットネスでは、サウナで尻に敷くマットが復活していた。
感染に関する知見が積み上がり、取捨選択して効果的な方法に絞り込むことは必要だが、何かが緩んできたような気もする。
新型コロナは、元々、感染しても3分の1は発症すらしない。
そのくせ、無症候性キャリアからの感染は後を絶たない。
検疫を突破され、水際対策による国内感染の抑制と時間稼ぎはそろそろ賞味期限切れになる。
追加接種を加速しようにも、国内にはワクチンはない。
しかも、3回じゃダメだということまではっきりしている。
まあ、どうでもいいんですが。
市中感染が急速に広がり、水際対策が意味をなさなくなれば(つまり、海外からの帰国者からよりも、今、隣に座っている人からの感染のリスクが高くなれば)、検疫は逆に緩められる。
厚労省は、そのタイミングを測っている。
検疫強化で、外国籍の入国者は原則ゼロだし、ワクチンを接種していれば(自腹での検査も必要)、自宅待機が14日が10日に短縮される措置も停止されている。
今はオミクロン感染者は全員施設待機だが、それらは今後変わっていくに違いない。
それは、国内の市中感染の増加と連動する。
市中感染バンザイだな・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
今朝(12月23日)見たら、英国の新規感染者が10万人の大台を超えていた。
(英国での毎日のCovid-19件が初めて100,000件を超える)
https://www.bbc.com/news/uk-59758757
「水曜日に約106,122件の症例が発表されました。」
クリスマスは消えた・・・。
「ボリス・ジョンソンは、クリスマス前にイギリスで新しい制限が導入されることはないと述べています。」
いや、クリスマス後のどんちゃん騒ぎは消えたな。
「首相は、オミクロンの亜種の急速な普及に伴い、クリスマス後に新たな措置を導入することを除外することを拒否しました。」
英国人って、どうしてこういう言い回しが好きなんだろうな・・・。
まあいい。
(英 感染者1日10万人で過去最多 ロンドンはオミクロン株が9割か)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211223/k10013400131000.html
「オミクロン株の感染が確認された人は、1日で1万3000人あまり増えて累計でおよそ7万4000人となり、ロンドンでは、感染者全体のおよそ9割」
我が国でも、早晩同じ状態になることは間違いない。
昨日(12月22日)は、午後遅い時間にフィットネスに行ったけど、街は大勢の人でにぎわい、クリスマス商戦たけなわだったからな。
この時期、クリスマス、年末年始(除夜の鐘、初詣)、成人式とイベント目白押しだ。
市中感染を果たしたオミクロンは、勢いを得て一気に広がる。
都市部だけではないからな。
年末年始は、お盆に次ぐ帰省ラッシュだ。
当局は、それについては何のメッセージも出していない。
オミクロンのまん延は既定路線だな・・・。
フランスが英国に対して宣戦布告(?)した話は既に書いた。
(変異種:江戸の敵を長崎で:英仏戦争の行方)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2021/12/17/9448583
「英仏戦争(単なるじゃれ合い?)は当分続きそうだな・・・。」
まあ、どうでもいいんですが。
しかし、ドイツも戦線に加わるとなると話は変わってくる。
(Covid:ドイツは英国の旅行者に対する制限を強化します)
https://www.bbc.com/news/uk-59715820
「ドイツは、オミクロンの亜種の蔓延を遅らせるために、英国からのほとんどの旅行者を禁止する最新のヨーロッパの国になりました。」
はて、英独戦争ってあったかな?。
(バトル・オブ・ブリテン)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%96%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%86%E3%83%B3
「第二次世界大戦におけるドイツ空軍とイギリス空軍の戦いのうちで、ドイツによるイギリス本土上陸作戦の前哨戦としてイギリスの制空権の獲得のために行われた一連の航空戦を指す。」
「戦略目標を達することなく独ソ戦を前にしてヒトラーによって中止された。」
うーん、浮沈子の記憶が確かならば、チェンバレンはヒトラーの出方を見誤り、ナチスの欧州制覇を許したわけだ。
(ネヴィル・チェンバレン)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8D%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%AC%E3%83%B3
「この期間にイギリスが軍備の近代化を進めたのは事実だが、同時にドイツも軍備の強化を行いより強力な軍備を作り上げた」
独仏が、英国に対して共同戦線を張るという話は聞いたことがない。
そういえば、ドイツも豪州の潜水艦調達に一枚噛んでいた記憶もあるしな。
それより、欧州連合離脱の方が影響が大きいかも知れない(そうなのかあ?)。
いや、まあ、単に英国のオミクロンの流行が急速に広がっていることと、ドイツにおける感染者数や死者数の増加が原因だろう。
「ドイツで新たに確認されたコロナウイルスの症例数は英国よりも少ないですが、金曜日に50,968の新規症例が報告されていますが、Covid検査陽性後の死亡者数は増加しています。ドイツは金曜日に437人の死者を報告した。」(BBCの記事より)
英国は9万人の感染者に対して、現在のところ100人台の死者しか出していないからな。
ドイツの死者数が不自然に高いか、英国のそれが低すぎるのか。
まあいい。
いずれにしても、ドイツは英国に対して入国規制を掛けたわけだ。
欧州では、アルファの時にも同じことをしていたからな。
フランスはユーロトンネルを閉鎖(?)し、物流に大混乱を来した。
しかし、状況は既に、英国からの旅行者を締めだせば済む段階ではない。
自国の感染者の増加が、規制を掛けている外国を上回っている状態では、水際対策の意味は事実上ないからな。
イスラエルは、とうとう4回目の接種に踏み切った。
(イスラエルは、オミクロンの症例が急増するにつれて、60歳以上の人々のために4回目のCovid-19ワクチンの展開を開始します)
https://edition.cnn.com/2021/12/21/middleeast/israel-fourth-covid-vaccine-booster-intl/index.html
「60歳以上の人々、医療従事者、免疫システムが抑制されている人々に即時効果をもたらすコロナウイルスワクチンの4回目の接種を開始する予定」
「4回目の投与の対象となる人は、3回目の投与から少なくとも4ヶ月が経過していれば、それを受け取ることができます。」
「このような状況では、すぐに行動しないと電車に乗り遅れます」
「素晴らしいニュースです。時間を無駄にしないでください。ワクチンを接種してください」
米国のように、ワクチンが余って余って困っている(国民がうってくれないから余ってるんだろうけど)ところもあれば、我が国のようにいつどれだけ入手できるのかさえ、公表できないところもある。
「7月末に、国(イスラエル)は60歳以上の人々にワクチンの追加免疫を提供し始めました。8月下旬以降、ワクチンの2回目の投与から5か月後、16歳以上の誰もが追加免疫を利用できるようになりました。」
「現時点では、資格が得られた後、ワクチンの3回目の接種を受けるまで、イスラエルでは完全にワクチン接種されているとは見なされません。」
ふーん。
イスラエルでは、浮沈子なんてワクチン接種者とは見做されないわけだ。
「イスラエル人はワクチンパスを作成する必要があります。たとえば、100平方メートル(約1,076フィート)を超える店舗に出入りするためのパスを提示することが義務付けられます。」
レストランにも入れないな・・・。
「イスラエルの最新の政府データは、オミクロン変異体の341の確認された症例を示しています。これらの症例の3分の2は、完全にワクチン接種されたか、最近病気から回復した人に見られます。」
オミクロンは、ブースト接種でも防ぐことはできない。
イスラエルのデータは明快だ。
ファイザーの場合、3回目で中和抗体値は25倍になるかも知れないが、それではオミクロンは防ぎきれない。
型落ちのワクチンのままじゃ、たぶん、4回うっても効かないかもしれない(未確認)。
少なくとも、イスラエルのフィールドデータは、現行ワクチンでは3回じゃダメだって示しているからな。
我が国では、8か月とかふざけたことを言っているけど、イスラエルは3回目は5か月、4回目は4か月過ぎたらうち始めることができる。
社会経済を回していくためにワクチン一択でいくなら、せめてこのくらいの対応が必要だろう。
我が国は、ワクチン不足だ。
調達に失敗し続け、おそらく4回目に必要なワクチンの確保も難しいだろう(少なくとも来年半ばまでには調達する必要がある)。
それを誤魔化すために、怪しげな治療薬(ファイザー製20万回分)に手を出したりしているけど、それこそ、全感染者に投与することはムリポだ(重症化予防ということだからな)。
まずは希望者に必要なワクチンを、適切なタイミング(前回の接種から4か月以内)で確実に届けることが先だろう。
幸い、欧州は我が国でも生産が予定されているノババックス性のワクチンを認可した様だ。
(米ノババックス社製のワクチンをEUが承認 日本でも承認を申請中)
https://www.asahi.com/articles/ASPDP23ZTPDNUHBI03F.html
「ノババックスは変異株「オミクロン株」への効果も調べているが、審査を担った欧州医薬品庁は、データが限られているとして見解を示さなかった。」
マジか!?。
やれやれ・・・。
(オミクロン対応ワクチン、1月生産開始 ノババックス)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN02FD00S1A201C2000000/
「現行のワクチンがオミクロン型に効果があるかどうかも調べる。」
欧州の判定は、その結果が芳しくないという現れだ。
「「オミクロン型」に対応した新たなワクチンの生産を2022年1月に始めると発表」
開発期間が短くて済むのは結構な話だが、審査には1年くらいかかるかも知れない(そんなあ!)。
接種した人がモスラにならないかどうか、しっかり見極める必要があるからな(そうなのかあ?)。
社会経済を正常に戻すためにワクチンは欠かせない。
各国は追加接種になだれ込んでいる。
イスラエルのデータは、オミクロンに対する既存ワクチン(あそこはみんなファイザーですけど)の効果に大いに疑問を投げかける。
オミクロン対応ワクチン開発のネタが次々と報道される背景には、現行ワクチンの追加接種が効果を発揮しないことが分かってきているからではないのか。
4回うとうが、5回うとうが、期間を短縮して毎月うとうが、対オミクロンでは生理食塩水と大して違わないワクチンを100回うっても意味はない。
ドイツは、英国に戦争仕掛ける暇があったら、自国でのオミクロン撃退に注力した方がいいと思うんだがな(ビオンテックはドイツですけど)。
ファイザーは、イスラエルの4回目接種の効果を見極めるだろう。
8月から本格的にうち始めた3回目の接種で、オミクロンに対する発症予防効果が限定的であることは分かっている。
4度目の正直があるのかどうか。
虎の子の新開発ワクチンを投入せざるを得ないのか。
イスラエルは、ファイザーの実験場だ(人口は東京都よりも少ない)。
そして、その結果に全世界が注目している。
重症化率や死亡率が極端に高いというデータはないが、デルタと同等と見ておいた方がいい。
ワクチンを大多数が接種している我が国(人口の約8割)では、重症化予防効果が発揮される可能性はある。
しかし同時に、そのワクチンの効果が、重症化しやすい高齢者や持病持ちの間で激減(消滅?)していることも確かだ。
3回接種してブーストしても、オミクロンには効果はない(或いは限定的)。
4回うたなければ、少なくともファイザー製では役には立たない(それで効果があるかも未確認)。
3回目がいつになるかも分からない我が国では、2周遅れの話だけどな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
とうとう、「いわゆる市中感染」が確認された。
(オミクロン株 “市中感染” 大阪府の家族3人 感染経路不明)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211222/k10013398721000.html
「厚生労働省は、感染経路が分からない、いわゆる市中感染が確認された初めてのケースと見て、国立感染症研究所から専門家を大阪府に派遣して、濃厚接触をした人の特定を進めています。」
「現在行われている、外国人の新規入国を原則停止している水際措置や、すべての国内感染者を対象に「オミクロン株」の検査を行っている監視体制を継続」
つまり、何も変えないわけだ。
市中感染を抑え込む手立てはない。
「これから年末年始に向けて忘年会や帰省などを計画している人も多いと思うが、オミクロン株が出てきたことで、もう一度しっかりと危機意識を強く持ってもらいたい。」
気の持ちよう程度でいいのかあ?。
欧米でも、クリスマスは通常通り行われるが、その後、規制強化に踏み切らざるを得ないだろう。
我が国は、流行が収まっていることから、更に対策が遅れることが想定される。
もう誰も、感染を完全に抑え込もうなどと考えてはいない。
今日行ってきた大井町のフィットネスでは、サウナで尻に敷くマットが復活していた。
感染に関する知見が積み上がり、取捨選択して効果的な方法に絞り込むことは必要だが、何かが緩んできたような気もする。
新型コロナは、元々、感染しても3分の1は発症すらしない。
そのくせ、無症候性キャリアからの感染は後を絶たない。
検疫を突破され、水際対策による国内感染の抑制と時間稼ぎはそろそろ賞味期限切れになる。
追加接種を加速しようにも、国内にはワクチンはない。
しかも、3回じゃダメだということまではっきりしている。
まあ、どうでもいいんですが。
市中感染が急速に広がり、水際対策が意味をなさなくなれば(つまり、海外からの帰国者からよりも、今、隣に座っている人からの感染のリスクが高くなれば)、検疫は逆に緩められる。
厚労省は、そのタイミングを測っている。
検疫強化で、外国籍の入国者は原則ゼロだし、ワクチンを接種していれば(自腹での検査も必要)、自宅待機が14日が10日に短縮される措置も停止されている。
今はオミクロン感染者は全員施設待機だが、それらは今後変わっていくに違いない。
それは、国内の市中感染の増加と連動する。
市中感染バンザイだな・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
今朝(12月23日)見たら、英国の新規感染者が10万人の大台を超えていた。
(英国での毎日のCovid-19件が初めて100,000件を超える)
https://www.bbc.com/news/uk-59758757
「水曜日に約106,122件の症例が発表されました。」
クリスマスは消えた・・・。
「ボリス・ジョンソンは、クリスマス前にイギリスで新しい制限が導入されることはないと述べています。」
いや、クリスマス後のどんちゃん騒ぎは消えたな。
「首相は、オミクロンの亜種の急速な普及に伴い、クリスマス後に新たな措置を導入することを除外することを拒否しました。」
英国人って、どうしてこういう言い回しが好きなんだろうな・・・。
まあいい。
(英 感染者1日10万人で過去最多 ロンドンはオミクロン株が9割か)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211223/k10013400131000.html
「オミクロン株の感染が確認された人は、1日で1万3000人あまり増えて累計でおよそ7万4000人となり、ロンドンでは、感染者全体のおよそ9割」
我が国でも、早晩同じ状態になることは間違いない。
昨日(12月22日)は、午後遅い時間にフィットネスに行ったけど、街は大勢の人でにぎわい、クリスマス商戦たけなわだったからな。
この時期、クリスマス、年末年始(除夜の鐘、初詣)、成人式とイベント目白押しだ。
市中感染を果たしたオミクロンは、勢いを得て一気に広がる。
都市部だけではないからな。
年末年始は、お盆に次ぐ帰省ラッシュだ。
当局は、それについては何のメッセージも出していない。
オミクロンのまん延は既定路線だな・・・。
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