多彩な打ち上げ ― 2018年03月08日 02:25
多彩な打ち上げ
既に、3月も中旬に差し掛かろうとしているが、今月も多彩な打ち上げが目白押しだ。
・3月9日:ソユーズ(O3b F4):低軌道
・3月15日:ロングマーチ3B(Apstar 6C):静止軌道
・3月21日:ソユーズ(ISS 54S):ISS
・3月21日:Ariann 5(Superbird 8 / DSN 1&Hylas 4):静止軌道
・3月24日:GSLV Mk.2(GSAT 6A):静止軌道
・3月29日:ファルコン9(イリジウムネクスト41-50):低軌道
21日のアリアン5は、我が国の偵察衛星(きらめき1号)を乗せたやつが飛ぶ。
スカパーと区分所有だ。
そのほかに、英国の通信衛星も相乗りする。
ファルコンは、6日にも飛んでるからな。
今月、2回目だ。
少ない(決して、そんなことはないんですが)。
来月は、5回飛ぶ予定だからな(こっちが、異常に多いだけ)。
まあいい。
ソユーズが上げるO3bというのは、ちょっと変わっている。
(O3b (人工衛星))
https://ja.wikipedia.org/wiki/O3b_(%E4%BA%BA%E5%B7%A5%E8%A1%9B%E6%98%9F)
「衛星は8063kmの赤道上の中軌道に展開」
「音声通信の送受信の単方向レイテンシで179ミリ秒のレイテンシ、データ通信の端末相互間の往復レイテンシが238ミリ秒としている。TCP接続あたりの最大スループットは2.1 Mビット/秒」
今となっては、過去の遺物のような性能だが、リアルタイム性をさほど追求しなければ、アプリケーションによっては重宝するかもしれない。
この衛星コンステレーションのアイデアは、グレッグワイラーによって出されたものだといわれている。
(宇宙インターネットに挑むスタートアップOneWebの勝算)
https://wired.jp/2015/02/09/oneweb/
「国際的なデータの送受信は、地球から2万2千マイル離れた衛星に依存していたため難しい面があった。ワイラーは、この衛星を地球に近づけてもっと利用できれば、人々により高速な通信環境を提供できるのではないかと考えた。」
「ワイラーはこのモデルをテストするためにO3bという企業をつくり、地球から5千マイルの距離で12基の衛星を運用している。」
3年前の記事だから、ちょっと時差がある。
それでも、静止衛星から中軌道衛星のコンステレーションまで実現してきたわけだ。
次は、ワンウェブで、低軌道衛星コンステレーションを展開し、高速で低遅延なサービスを提供しようとしている。
「どうなるかはわからないが、ワイラーの事業が単なる大博打である、というだけでは控えめな表現だろう。」
3年前は、こういう状況だったということが分かる記事なわけだな。
今や、ワンウェブやスターリンクの成功を疑う者はいないだろう。
競争世界になって、そっちの方のリスクが増えた気もするけどな。
静止衛星と異なり、全地球ネットワークを張るわけだから、全部取るか、全世界でショボいかという話になる(そうなのかあ?)。
衛星のスループットとか、その辺の性能の問題もあるしな。
画期的な通信を実現できれば、ピザパイの箱の大きさのアンテナで、ブロードバンド通信が世界中で出来るようになる。
パラダイム転換だな。
今までは、静止衛星を持つ神のような通信会社がいて、その他大勢はその軍門に下るか、ショボイ衛星飛ばして隙間産業するしかなかった。
数千から1万を超える衛星を管理して大規模通信サービスを提供するなどというのは、SFの世界に過ぎなかったわけだが、人間業では到底出来ないことを、機械の力を借りて可能にしてきたわけだ(まあ、これからですが)。
O3bも、順次、衛星の機能をブラッシュアップしていくんだろうが、まあ、時間の問題だろうな。
フランス領ギアナ(2回)、中国四川省西昌、カザフスタンバイコヌール、インドサティシュダワン、カリフォルニア州バンデンバーグと、ローンチサイトも多彩だ。
もちろん、フロリダからも上がっている。
・MAR 1:ATLAS V 541(GOES-S):静止軌道
・MAR 6:FALCON 9 V1.2(HISPASAT 30W-6):静止軌道
今年は、今日までに18機の衛星打ち上げロケットが飛んでいるが、そのうちの5機がファルコンだ(ヘビー含む)。
ちなみに、ロケットラボは入っているが、電柱ロケットは勘定していない(ちゃんと、衛星上げたのに・・・)。
スペースXの快進撃を止めることはできないのか。
ブルーオリジンに期待するしかないってのも、ちょっと情けないんだがな。
既に、3月も中旬に差し掛かろうとしているが、今月も多彩な打ち上げが目白押しだ。
・3月9日:ソユーズ(O3b F4):低軌道
・3月15日:ロングマーチ3B(Apstar 6C):静止軌道
・3月21日:ソユーズ(ISS 54S):ISS
・3月21日:Ariann 5(Superbird 8 / DSN 1&Hylas 4):静止軌道
・3月24日:GSLV Mk.2(GSAT 6A):静止軌道
・3月29日:ファルコン9(イリジウムネクスト41-50):低軌道
21日のアリアン5は、我が国の偵察衛星(きらめき1号)を乗せたやつが飛ぶ。
スカパーと区分所有だ。
そのほかに、英国の通信衛星も相乗りする。
ファルコンは、6日にも飛んでるからな。
今月、2回目だ。
少ない(決して、そんなことはないんですが)。
来月は、5回飛ぶ予定だからな(こっちが、異常に多いだけ)。
まあいい。
ソユーズが上げるO3bというのは、ちょっと変わっている。
(O3b (人工衛星))
https://ja.wikipedia.org/wiki/O3b_(%E4%BA%BA%E5%B7%A5%E8%A1%9B%E6%98%9F)
「衛星は8063kmの赤道上の中軌道に展開」
「音声通信の送受信の単方向レイテンシで179ミリ秒のレイテンシ、データ通信の端末相互間の往復レイテンシが238ミリ秒としている。TCP接続あたりの最大スループットは2.1 Mビット/秒」
今となっては、過去の遺物のような性能だが、リアルタイム性をさほど追求しなければ、アプリケーションによっては重宝するかもしれない。
この衛星コンステレーションのアイデアは、グレッグワイラーによって出されたものだといわれている。
(宇宙インターネットに挑むスタートアップOneWebの勝算)
https://wired.jp/2015/02/09/oneweb/
「国際的なデータの送受信は、地球から2万2千マイル離れた衛星に依存していたため難しい面があった。ワイラーは、この衛星を地球に近づけてもっと利用できれば、人々により高速な通信環境を提供できるのではないかと考えた。」
「ワイラーはこのモデルをテストするためにO3bという企業をつくり、地球から5千マイルの距離で12基の衛星を運用している。」
3年前の記事だから、ちょっと時差がある。
それでも、静止衛星から中軌道衛星のコンステレーションまで実現してきたわけだ。
次は、ワンウェブで、低軌道衛星コンステレーションを展開し、高速で低遅延なサービスを提供しようとしている。
「どうなるかはわからないが、ワイラーの事業が単なる大博打である、というだけでは控えめな表現だろう。」
3年前は、こういう状況だったということが分かる記事なわけだな。
今や、ワンウェブやスターリンクの成功を疑う者はいないだろう。
競争世界になって、そっちの方のリスクが増えた気もするけどな。
静止衛星と異なり、全地球ネットワークを張るわけだから、全部取るか、全世界でショボいかという話になる(そうなのかあ?)。
衛星のスループットとか、その辺の性能の問題もあるしな。
画期的な通信を実現できれば、ピザパイの箱の大きさのアンテナで、ブロードバンド通信が世界中で出来るようになる。
パラダイム転換だな。
今までは、静止衛星を持つ神のような通信会社がいて、その他大勢はその軍門に下るか、ショボイ衛星飛ばして隙間産業するしかなかった。
数千から1万を超える衛星を管理して大規模通信サービスを提供するなどというのは、SFの世界に過ぎなかったわけだが、人間業では到底出来ないことを、機械の力を借りて可能にしてきたわけだ(まあ、これからですが)。
O3bも、順次、衛星の機能をブラッシュアップしていくんだろうが、まあ、時間の問題だろうな。
フランス領ギアナ(2回)、中国四川省西昌、カザフスタンバイコヌール、インドサティシュダワン、カリフォルニア州バンデンバーグと、ローンチサイトも多彩だ。
もちろん、フロリダからも上がっている。
・MAR 1:ATLAS V 541(GOES-S):静止軌道
・MAR 6:FALCON 9 V1.2(HISPASAT 30W-6):静止軌道
今年は、今日までに18機の衛星打ち上げロケットが飛んでいるが、そのうちの5機がファルコンだ(ヘビー含む)。
ちなみに、ロケットラボは入っているが、電柱ロケットは勘定していない(ちゃんと、衛星上げたのに・・・)。
スペースXの快進撃を止めることはできないのか。
ブルーオリジンに期待するしかないってのも、ちょっと情けないんだがな。
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