MRポルシェしつこく再考2016年03月14日 02:15

MRポルシェしつこく再考
MRポルシェしつこく再考


10年毎に、スーパーカーとして登場するポルシェのフラッグシップ。

もちろん、959を除いて、全てMRだった。

運動性能を追求して、重量物であるエンジンを、重心周りに配置する関係で、どうしてもそうなる。

959は、ちょっと方向性が違ったけどな。

(ポルシェ、「918スパイダー」の生産を終了へ 次のモデルを予告!?)
http://jp.autoblog.com/2015/06/22/porsche-918-spyder-production-complete-official/

「918 スパイダーは、「904カレラGTS」から始まり「959」、「911 GT1」、「カレラGT」と続いて来たポルシェのフラッグシップ・スーパーカーに連なる最新モデルだった。」(画像は904カレラGTS)

レーシングモデルの市販版だった904、GT1と異なり、カレラGTや918スパイダーは、レーシングテクノロジー(特に、エンジン)を流用したといっても、純粋にストリートカーとして開発されている。

次期フラッグシップも、MRだろう。

911の系譜は、ポルシェのヒエラルキーの中では、元々頂点ではないのだ。

という話は、このブログでも、いやになる程書いてきて、やがてはMRがRRに替わってトップグレードとして君臨するに違いない、RRは歴史の中にフェードアウトしていくものだと思っていた。

しかし、まあ、少なくとも今はそうはなっていない。

4気筒エンジンになっちまったボクスター/ケイマンを見ると、涙が出てくる。

いや、号泣する・・・。

しかもだ、次期フラッグシップは、MRだが安物になるという。

「918スパイダーは、マクラーレン「P1」や「ラ フェラーリ」に対抗する1億円クラスのハイパーカーだったが、新しいモデルはマクラーレン「650S 」やフェラーリ「488 GTB」をライバルとする3,000万円程度の高級スポーツカーになる可能性が高い。となると、ハイブリッド・システムは搭載されないだろうと思われる。」

3000万円というのは、もう、通常のラインアップ価格である。

(ニュー911ターボSカブリオレ)
http://www.porsche.com/japan/jp/models/911/911-turbo-s-cabriolet/featuresandspecs/

「車両本体価格(消費税込):28,650,000 円」

もちろん、素で買うクルマではないので、オプションてんこ盛りにすると、200万円から300万円が上乗せになる。

そういう価格帯にフラッグシップが登場するということは、もう、数量限定とはいえ、MRがトップに君臨するということになるのではないか。

エントリーレンジのボクスター/ケイマンが、ちょっと離れ過ぎともいうがな。

しかし、3000万円で数量限定では、商売にならない。

ということは、ここに2種類のスーパーカーが登場するということになる。

本物の、数量限定(100台くらい)のスーパーカー、つまり、ポルシェの威信を賭けたフラッグシップとしてのクルマと、同じく数量限定ではあるが、1000台(992台?)くらい作る事実上の市販車である。

ポルシェが本気で作る、初めての市販MR車だ。

911ターボSの上位に君臨する、MRポルシェ。

まあ、エンジンは、V8ターボでもいいや。

直噴、気筒休止、電動ターボ、何でも突っ込んで、4リッターで700馬力位でいいや。

オートブログの記事では、コストの関係でハイブリッドは無理とあるが、もちろん、フラッグシップの方は付くだろう。

金(と、くじ運)のある方は、そっち買ってくれ(1000馬力!)。

3000万円で、MRポルシェ出したら、飛ぶように売れるだろうな。

ひょっとしたら、廉価版は4気筒ターボになるかも知れない。

ちょっとドン引きだが、ポルシェのことだから、どんな手を打ってくるかわからんぞ。

6気筒は、あくまで911の記号性として残して、MRは軽量でコンパクトな4気筒とする。

その代わり、徹底的にチューンして、911のトップクラスを追い回すわけだ。

ドッカンターボと、電動ターボの組み合わせで、低速から扱いやすく、ピークパワーもしっかり出せる。

こっちの方が、脈がありそうな気もしてきたな。

もちろん、ボディはカーボンモノコックで、オープン仕様だ。

既存の技術で構築可能で、911とも使いまわしが出来る。

そうやって、イメージリーダーとしてのMRを作り上げて、エントリーレベルのボクスター/ケイマンを売っていけばいいのだ。

伸び悩んでいるMRの販促効果も狙える。

しかしなあ、4気筒に3000万円払うかあ?。

カーボンボディでも、ちょっと躊躇われるなあ。

ハイブリッドと組み合わせて、どうかというところだが、軽量で吹けがいいエンジンの素性が生かせなくなる。

重くなってはしようがないのだ。

商品性としての疑問が残る。

まあ、どうでもいいんですが。

やっぱ、最低でもV8ターボだな。

フェラーリやマクラーレンと同じ土俵で、どこまでできるかということになる。

一発逆転という手が、ないことはない。

今や、ポルシェの中身はアウディになってるんだから、R8をポルシェブランドにして、徹底的にチューニングして、V10ポルシェという可能性だってある。

アウディの中では、確かにR8だけ浮いてるってことはあるしな。

アウディで売るか、ポルシェで売るかを考えたら、ポルシェの方が売れるだろう。

ランボルギーニは、独自の市場があるので、そっちを食うことはないだろう(食うかもな)。

商売的には、あり得る話だ。

この際だから、V10にターボ入れてもいい!。

1000馬力なんて、簡単に出せるだろう。

うーん、これならいけるかも!。

さて、浮沈子の妄想は、果てしなく広がっていくが、ポルシェは堅実な企業だ。

儲からなければ手は出さない。

VWグループの中で食い合うことは許されないし、基幹技術は使いまわすに違いない。

浮沈子は、この予想の中では、敢えてフラット6をMRに積むという選択を外している。

やはり、911のイメージとして、取っておきたいような気もする。

V10ターボか・・・。

ちょっと、鼻血もんだな・・・(ブッ!)。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
kfujitoの徒然の筆者のペンネームは、
「○○子」です。
○○を記入してください。

コメント:

トラックバック