500km2016年03月08日 00:38

500km
500km


プロペラ飛行機か、リニア新幹線かという速度。

(【ジュネーブモーターショー2016】速度計はなんと500km/hまで!ブガッティ・シロン発表)
http://clicccar.com/2016/03/07/358015/

このクルマについては、すでに書いた。

(スピードリミッター)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2016/03/01/8035493

「最高速度は420km/hでスピードリミッターが作動する」

なのに、なぜ500kmまでメーターが刻まれているんだあ?(画像参照)。

「意味ねー・・・。」

まあ、繰り返しても、しょうがないんですが。

「いってみれば飛行機級のエンジンなのでしょう。」

もちろん、ケーニグセグのレゲーラや、出るかでないか分からない2400馬力の狂気のようなクルマもあるが、ブガッティは、内装の品の良さや、エンジンのてんこ盛り具合(W16クワッドターボ)からいって、一頭地を抜いている(たぶん)。

(【ジュネーブショー2016】最高速は420km/h! ブガッティが新型スポーツカー「シロン」を発表)
http://www.webcg.net/articles/-/34161

「全領域で進化し、人類未到の地にたどり着いた」

クルマに対する自己評価としては、異例なほどの入れ込みだな。

単価3億円の商品ともなれば、宝石を扱うようなもんだろう。

記事の中に出てくる「タイプ57SC アトランティーク」というのは、異様な形をしたカブトムシのようなクルマだ。

(ラルフ・ローレンが持つカー・コレクション、 パリ・ルーブル宮殿内にて披露!)
http://engine-online.jp/special/SP1104_The_Art_of_the_Automobile.html?pg=3

「1938年型ブガッティ・タイプ57SC クーペ・アトランティーク」

下の方の黒いクルマだ。

希少性以外に、何か価値があるのかは分からない。

ちなみに、31億円だそうだ・・・。

それに比べれば、シロンの3億円なんて、バーゲンのようなもんだな。

500kmまでのメーターということは、たぶん、420kmのリミッターを外すことが出来るに違いない。

一度きりしか履けない指定タイヤ、リッター1kmを切る燃費、特殊なオーバルサーキットでのみ許される瞬間最大速度だろう。

その架空の性能を纏って、100kmでてろてろ走るわけだ・・・。

やっぱ、意味ねー・・・。

スピード912016年03月08日 16:31

スピード91
スピード91


新規患者は出ていない。

(Ebola Situation Report - 2 March 2016)
http://apps.who.int/ebola/current-situation/ebola-situation-report-2-march-2016

しかし、気になる記事が出た。

(エボラ生存者大半に神経性異常持続【米国神経学会】
感染後6カ月経ても脳に影響、自殺者も)
https://www.m3.com/open/clinical/news/article/406114/

「発症してから6カ月以上経過した生存者のほとんどに神経学的異常が認められた。」

「最も一般的な症状は脱力感、頭痛、記憶喪失、抑うつ症状、筋肉痛などの持続で、うち1人は幻覚が発現。2人は自殺した。神経学的検査で一般的な所見としては、異常な眼球運動、振戦、反射異常などが認められている。同研究ではエボラ特有の所見を判断するために、対照群との評価を進行中。」

「流行終息宣言されたものの、生存者たちは今でも長期にわたり苦しんでいる。エボラウイルスが脳にどのような影響を及ぼし続けるのかを知ることは重要だ」

脱力感、頭痛、記憶喪失、抑うつ症状、筋肉痛などの持続・・・。

浮沈子が、日頃悩まされている症状にそっくりだが、何らかの因果関係があるとすれば、由々しき事態だ。

エボラの後遺症については、今まで継続的に観察されたことが殆どないのかもしれない。

感染の予後がどうなるのか、気になるところだ。

(エボラ感染の英看護師、合併症で入院 通算3度目)
http://www.afpbb.com/articles/-/3078095

(三たび入院のエボラ感染者が退院、英ロンドン)
http://www.afpbb.com/articles/-/3078638

「西アフリカのシエラレオネで2014年にエボラウイルスに感染し、合併症のため23日に英ロンドン(London)の病院に通算3度目の入院をしていた英国人看護師ポーリーン・キャファキー(Pauline Cafferkey)が28日、退院した。」

「専門家はエボラウイルスについて、多くの生存者で継続的に問題を引き起こし得ると警告している。ただ、大半のケースでは、時間が経つにつれて症状は軽くなり、発症の頻度も下がっていくようだと指摘している。」

本当にそうなのかな。

そうあって欲しいが、まだ未解明のところが多いことも事実だ。

画像は、浮沈子が作成している感染者、死者のグラフである。

黄色い線は、単純に引き算した生存者ということになるが、17323人という数字になる。

実際に感染して、生き延びた方の人数を直接集計したわけではないので、本当のところは分からない。

しかし、数字の上では、これだけの人々が後遺症に悩まされていることになる。

そして、たぶん、きっと、おそらく、例によって、経済的理由から、それらの人々に対して手が差し伸べられることはない・・・。

やはり、そうなんだろうか?。

それが、21世紀初頭の人類の姿なんだろうか?。