ムカつく話 ― 2016年05月02日 22:40
ムカつく話
(受賞論文【優秀賞】「レジ袋削減は本当に必要か」)
http://www.chuo-u.ac.jp/usr/jhs_activity/award/winentries/6th_result/result03/
「レジ袋を削減することが環境改善にそれ程効果的なことであるのだろうか。むしろ政府指導による目先の弱者への押し付けではないか。」
誰が弱者で、どこが押しつけなのかは、浮沈子にはよく理解できない。
「レジ袋を削減したところで、不便になり、快適性が損なわれるばかりで、エネルギー消費という観点ではほとんど効果が得られない。」
この話の中では、環境への負荷は、エネルギー消費だという前提に立っている。
レジ袋を初めとする包装廃棄物が、完全には回収されないで海洋を汚染し、生態系に影響を与えているという事実には目もくれない。
確かに、レジ袋を削減したことによる効果には限界がある。
しかし、それは確実に、今すぐにでも実行できる話だ。
「リフューズ (無駄な消費をやめる)
リデュース (減量)
リユース (再使用)
リサイクル (再利用)」
まさに、最も効果があるリフューズである。
レジ袋のリサイクルをしろなどとは、誰も言っていない。
論点のすり替えばかりだ(浮沈子は、得意ですが)。
「目の前のレジ袋に白羽の矢を立て、環境に配慮しない極悪人だと競争力の無い中小業者を狙い撃ちするような今回の改正法は、弱い者いじめにさえ映る。」
何か、勘違いをしていないか。
レジ袋の有料化とか、エコバッグ持参者にはポイントを与えるとか、「中小業者」が負担を求めたり、インセンティブを与えたりするのは消費者に対してである。
「現代人には手放せない快適な文明がある。どこまで、妥協し、我慢し、利便性も維持できるのかを人類の知恵を出し合う時だ。」
レジ袋を無料で使い放題にするというのが、現代人の手放せない快適な文明かどうかは知らないが、国民の税金を1円も使わずに、直ちに実行できる方策としては優れた政策だと浮沈子は評価している。
「目先の小さなものだけに目くじら立てていないで、本質部分で資源の削減を図るべきだ。」
総論としては賛成だが、目先の小さなことに目くじら立てているのは、論文の筆者の方なのではないのか。
浮沈子は、ここ数年、個人的にレジ袋の削減に取り組んでいる。
まあ、完全にゼロにできているわけではないのだが、毎日レジ袋を受け取る立場なので、リユースすることにしている。
もらったレジ袋をショルダーバッグのポケットに入れて、買い物の度にレジで渡す。
これに入れてくださいって。
まあ、初めは戸惑う店員もいるし、買い物の量によっては、入りきらないこともある(そんなときのために、複数枚持ち歩く)。
使っているうちには、擦り切れたりしてヘタってくるが、最後のご奉公はゴミ袋として活躍していただく。
浮沈子が棲息する東京都大田区というところでは、燃やせるゴミとして、確実に回収され、論文にもある通り、サーマルリサイクルされる。
そこの仕組みは、しっかりと使う。
それが、現実的なオトナの対応というものだ。
毎日、場合によっては複数回買い物に行くが、年間の消費量は100枚もいかない。
ゴミ出しの回数を考えると、50枚いくかどうかである。
小ぶりのレジ袋をもらうことが多いので、ゴミ出しの時は、複数のレジ袋を、取っ手の部分を活用して、束ねて出すようにしている。
収集員の方の手間を少なくする配慮だ(自画自賛)。
レジ袋の減量化については、有料化になりそうな雰囲気もあり、浮沈子的にはそうなってもらいたくない。
動機としては、経済的な理由が先行し、地球環境の保護や海洋生物の保護などは、実際、後回しである。
背に腹は代えられない。
資源的には大した節約にはなっていないし、大排気量の自家用車を、意味もなく(ここ、重要です)乗り回している。
飛行機乗って、海外へダイビングに行ったりもする(廃棄物たっぷりのCCRで潜るしな)。
まあ、どうでもいいんですが。
レジ袋の削減というのは、中小業者の負担軽減でもある。
地域のコンビニのコストを減らすことにも繋がるのだ。
ノーカーデーとかの方が、地域社会への負担は大きいだろう。
「マイカー自粛は、何よりの環境対策だ。」
「とにかくガソリンを使わない、燃やさないことが、何よりの環境対策」
「皆で知恵を出し合い、企業間で技術や資源を共有し合い、協力して改善するしかない。横のつながりを強化させるのも、上に立つ公官庁の役目でもあろう。」
いいところに目を付けているな(ちょっと、ステレオタイプですが)。
ガソリン車よりも、遥かに環境負荷が高いディーゼル車に対する問題意識は欠落しているようだしな。
まあいい。
一瞬、ムカッとしたが、若い世代が全体を俯瞰して、自分の立ち位置を確認するという観点からは、いい論文であるともいえる。
現実の社会の中で、限られた選択肢をどう組み合わせ、合意を形成し、少しでも前進させていくかを学んでいくべきだろう。
浮沈子だって、全体が見えているわけではないし、まだまだ環境負荷を減らすような工夫が出来るはずだ。
省エネや、省資源、廃棄物の削減だけが全てではない。
論文の中にもチラッと出ているように、ものやサービスを共用していくというのも環境負荷を減らし、資源の枯渇を先延ばしにする有効な対策の一つだ。
レジ袋の例えでいえば、使い終わったレジ袋を店に戻して再使用するようなもんだな。
レジ袋のデボジットといってもいい。
まあ、強度的な問題とか、衛生面の話もあるので、浮沈子的にはオススメはできないがな。
肝心なことは、大所高所の話を理解すると同時に、自分自身がどう行動するかということだろう。
さてと・・・。
久しぶりに、ムカついたので、気分転換に夜のドライブでもして、ガソリン燃やしまくるか・・・。
(受賞論文【優秀賞】「レジ袋削減は本当に必要か」)
http://www.chuo-u.ac.jp/usr/jhs_activity/award/winentries/6th_result/result03/
「レジ袋を削減することが環境改善にそれ程効果的なことであるのだろうか。むしろ政府指導による目先の弱者への押し付けではないか。」
誰が弱者で、どこが押しつけなのかは、浮沈子にはよく理解できない。
「レジ袋を削減したところで、不便になり、快適性が損なわれるばかりで、エネルギー消費という観点ではほとんど効果が得られない。」
この話の中では、環境への負荷は、エネルギー消費だという前提に立っている。
レジ袋を初めとする包装廃棄物が、完全には回収されないで海洋を汚染し、生態系に影響を与えているという事実には目もくれない。
確かに、レジ袋を削減したことによる効果には限界がある。
しかし、それは確実に、今すぐにでも実行できる話だ。
「リフューズ (無駄な消費をやめる)
リデュース (減量)
リユース (再使用)
リサイクル (再利用)」
まさに、最も効果があるリフューズである。
レジ袋のリサイクルをしろなどとは、誰も言っていない。
論点のすり替えばかりだ(浮沈子は、得意ですが)。
「目の前のレジ袋に白羽の矢を立て、環境に配慮しない極悪人だと競争力の無い中小業者を狙い撃ちするような今回の改正法は、弱い者いじめにさえ映る。」
何か、勘違いをしていないか。
レジ袋の有料化とか、エコバッグ持参者にはポイントを与えるとか、「中小業者」が負担を求めたり、インセンティブを与えたりするのは消費者に対してである。
「現代人には手放せない快適な文明がある。どこまで、妥協し、我慢し、利便性も維持できるのかを人類の知恵を出し合う時だ。」
レジ袋を無料で使い放題にするというのが、現代人の手放せない快適な文明かどうかは知らないが、国民の税金を1円も使わずに、直ちに実行できる方策としては優れた政策だと浮沈子は評価している。
「目先の小さなものだけに目くじら立てていないで、本質部分で資源の削減を図るべきだ。」
総論としては賛成だが、目先の小さなことに目くじら立てているのは、論文の筆者の方なのではないのか。
浮沈子は、ここ数年、個人的にレジ袋の削減に取り組んでいる。
まあ、完全にゼロにできているわけではないのだが、毎日レジ袋を受け取る立場なので、リユースすることにしている。
もらったレジ袋をショルダーバッグのポケットに入れて、買い物の度にレジで渡す。
これに入れてくださいって。
まあ、初めは戸惑う店員もいるし、買い物の量によっては、入りきらないこともある(そんなときのために、複数枚持ち歩く)。
使っているうちには、擦り切れたりしてヘタってくるが、最後のご奉公はゴミ袋として活躍していただく。
浮沈子が棲息する東京都大田区というところでは、燃やせるゴミとして、確実に回収され、論文にもある通り、サーマルリサイクルされる。
そこの仕組みは、しっかりと使う。
それが、現実的なオトナの対応というものだ。
毎日、場合によっては複数回買い物に行くが、年間の消費量は100枚もいかない。
ゴミ出しの回数を考えると、50枚いくかどうかである。
小ぶりのレジ袋をもらうことが多いので、ゴミ出しの時は、複数のレジ袋を、取っ手の部分を活用して、束ねて出すようにしている。
収集員の方の手間を少なくする配慮だ(自画自賛)。
レジ袋の減量化については、有料化になりそうな雰囲気もあり、浮沈子的にはそうなってもらいたくない。
動機としては、経済的な理由が先行し、地球環境の保護や海洋生物の保護などは、実際、後回しである。
背に腹は代えられない。
資源的には大した節約にはなっていないし、大排気量の自家用車を、意味もなく(ここ、重要です)乗り回している。
飛行機乗って、海外へダイビングに行ったりもする(廃棄物たっぷりのCCRで潜るしな)。
まあ、どうでもいいんですが。
レジ袋の削減というのは、中小業者の負担軽減でもある。
地域のコンビニのコストを減らすことにも繋がるのだ。
ノーカーデーとかの方が、地域社会への負担は大きいだろう。
「マイカー自粛は、何よりの環境対策だ。」
「とにかくガソリンを使わない、燃やさないことが、何よりの環境対策」
「皆で知恵を出し合い、企業間で技術や資源を共有し合い、協力して改善するしかない。横のつながりを強化させるのも、上に立つ公官庁の役目でもあろう。」
いいところに目を付けているな(ちょっと、ステレオタイプですが)。
ガソリン車よりも、遥かに環境負荷が高いディーゼル車に対する問題意識は欠落しているようだしな。
まあいい。
一瞬、ムカッとしたが、若い世代が全体を俯瞰して、自分の立ち位置を確認するという観点からは、いい論文であるともいえる。
現実の社会の中で、限られた選択肢をどう組み合わせ、合意を形成し、少しでも前進させていくかを学んでいくべきだろう。
浮沈子だって、全体が見えているわけではないし、まだまだ環境負荷を減らすような工夫が出来るはずだ。
省エネや、省資源、廃棄物の削減だけが全てではない。
論文の中にもチラッと出ているように、ものやサービスを共用していくというのも環境負荷を減らし、資源の枯渇を先延ばしにする有効な対策の一つだ。
レジ袋の例えでいえば、使い終わったレジ袋を店に戻して再使用するようなもんだな。
レジ袋のデボジットといってもいい。
まあ、強度的な問題とか、衛生面の話もあるので、浮沈子的にはオススメはできないがな。
肝心なことは、大所高所の話を理解すると同時に、自分自身がどう行動するかということだろう。
さてと・・・。
久しぶりに、ムカついたので、気分転換に夜のドライブでもして、ガソリン燃やしまくるか・・・。
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