「海洋レジャー創刊号」2016年10月13日 10:43

「海洋レジャー創刊号」
「海洋レジャー創刊号」



DANからのメールと、冊子が届いた。

昨日、デルタの機内に老眼鏡を忘れ、100均で買った一番度の低い(1.0)眼鏡をかけて読む。

1.5にしとけばよかったな・・・。

見え張って、一番低いのを選んだ罰が当たった。

今朝連絡したら、デルタで確保していて、ゴールドメダリオン会員だから、送料向こう持ちで送ってくれるそうだ。

明日には届く。

それまでの辛抱である。

アラートダイバーは事実上廃刊となり、年2回の「海洋レジャー」にアラートダイバーライトとして統合され、ホームページの記事により補完されるとのことだ。

時代だな。

デジタルデバイドな輩には、情報誌の統合という形で対応しつつ、コスト削減に励んでいるわけだ。

ダイバー向けの部分だけは、一般でもネットで読むことが出来る(今回だけ?)。

(協会誌「海洋レジャー創刊号」内「Alert Diver Lite 2016秋号」データ掲載)
http://www.danjapan.gr.jp/news/kaiyorejamagazinealertdiverliteautumn2016

中圧ホースの内側に、怪しい結晶が析出する記事など、有用な情報が出ている。

安全に関する情報は、非会員に対してもどんどん垂れ流して(!)いいのではないか。

来月12日には、越中島で講習会を行うという。

演題未定なので、行くかどうかの判断はできない。

早く決めてね!。

案内のチラシが同封されているが、トルネードの傍を泳ぐシングルタンクバックマウントのダイバーの方に目が行く。

綺麗なホリゾンタルトリムで泳いでいる。

タンクベルトはかなり上の方だ。

ドライスーツの足の方に空気を溜めて、プラフィンが浮きやすくしている(アンクルウエイトも付けてるみたいですが)。

手が下がっているのは頂けないけど、リラックスしているということにしておこうか。

まあ、どうでもいいんですが。

今日は、これから神田に行って、大井町に行って、池田さんとこに連絡とってなどなど、いろいろ忙しい。

日本の寒さが堪える。

既に、風邪気味になっている。

夕べ、ゲイトウェイとパナソニックのノートを1607に更新したりして、夜更かししたからかもしれない。

一夜明けて、日本の暮らしに戻っている。

早めに食事をしてから出かけよう。

ぼちぼち、準備しておこうかな。

JMTRよ、おまもか2016年10月13日 13:11

JMTRよ、おまもか


茨城新聞で、10月1日に大洗のJMTRの廃炉が報道された。

(原子力機構 「JMTR」廃炉で調整 改修60億円、運転できず)
http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14752510006662

「原子力機構が廃炉の方向で調整を進めていることが30日、分かった。」

「規制委は今年8月、原子力機構に対して老朽化が進む施設の在り方を見直し、11月末までに報告するよう指示。このため原子力機構は現在、組織全体の施設の集約化・重点化の検討を進めている。」

「再稼働後は、原発で使う核燃料や材料の照射試験のほか、がんなどの検査に使う放射性医薬品の原料「モリブデン99」の国産化計画の拠点としても期待されていた。」

それらの照射試験、モリブデン99の国産化はどうするのかな。

もう、国内での原子力関連の研究や、RIの生産は不要で、フランスと協力しながら国際分業でやることにしたのかもしれない。

純国産技術に拘り、自前で何とかしようという時代は終わったのだ。

そのフランスでも、いささか順調とは言い難い話がある。

(核融合炉実現へ険しい道 実験炉運転、大幅に延期)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016101301000744.html

「核融合の開始時期は2027年から35年に大幅に延期され、建設費も当初の約3倍の2兆円余りに増加。」

目標の延期がほぼ10年前のこの時期に行われたということは、2025年くらいになると2050年頃に再延期されるんだろうな。

その間に、なんか事故でも起こして、地元の反対で20年くらい凍結されて、多額の費用が掛かることを理由に、2030年くらいに計画凍結、挙句の果ては、中止になって再び我が国で作ることになるのかもしれない。

フランスには、フェニックス、スーパーフェニックスの前科もあるしな。

我が国での原発の状況は厳しい。

技術的な話ではなく、政治的に厳しくなっている。

それは、経済的な状況とも絡んで、悪循環を成しつつある。

福島の終息の目途は立たず、延々と作業が続けられ、先が見えない状況だ。

トリチウムを含んだ処理後の廃液はたまる一方だし、巨額の国費を投じた遮水壁でも地下水は止まらない。

いつか、どこかで廃液は海に捨てられることになる。

他の稼働している原発からは、トリチウムを含んだ廃液を垂れ流しているのだから、出来ない道理はない。

そして、本丸のデブリ取り出しへの作業に掛かることになる。

そういった、シリアスな状況の中、国産技術に拘って、独自研究を続けられるほど、原子力村には余裕はない様だ。

即戦力、代替方法がないやむを得ない部分だけに絞って、事業縮小していくほかはない。

日本原子力研究開発機構は、もんじゅを切り、JMTRを切って、スリム化を果たそうとしているが、残った研究炉で何をするのかという目標を失っているのではないか。

総花的にやればいいわけではないけど、高温ガス炉と、超老朽化した常陽だけでは、未来は見えない。

東海村の方もJRR-4が消え、照射炉としてのJRR-3Mだけが残り、他は、試験照射施設だけだ。

原子炉から加速器へ。

その流れが加速している。

文字通りだな。

来月には結論が出て、年内にはもんじゅの廃炉が決まる。

来年、年明けには、解散総選挙が打たれるかもしれない。

巨大技術が、政治の道具にされる。

作る時もそうなら、潰すときもそうだ。

人間が作り出した、人間のための道具だから、それは仕方ないのかもしれない。

オクロには天然の原子炉があったというし、太陽は核融合でエネルギーを出しているというから、原子炉も核融合炉も人が作りしものとばかりは言えないのかもしれない。

しかし、形あるものはやがて壊れる。

ああ、原子炉の場合は、文字通り崩壊するわけだな。

人間は、生命として負のエントロピーを増大させるだけではなく、自らが物を作ることによって、その行為を外部化する。

精緻な集積回路や巨大構造物は、悉く自然の摂理に反している。

が、それを作りし人間もまた、自然の一部なのだ・・・。

消えようとしている研究炉JMTR。

廃炉措置という、長い長い終末過程へと移行し、沈船のようにその役割を終えた姿を晒し続ける。

(宇宙旅行を支持する理論物理学者スティーヴン・ホーキング博士、「宇宙へ行かない限り人類に未来はないだろう」)
http://japanese.engadget.com/2016/10/09/stephen_hawking/

「地球の生命体が、突然の核戦争や遺伝子操作されたウイルスなどが引き起こす大惨事によって全滅する危険は、高まり続けていると思う。宇宙へ行かない限り、人類に未来はないだろう」

地球に取り残された人類の未来は、どうしてくれるんだあ?。

そんなことにならないように、人間は自らを律していくしかない。

宇宙旅行などという与太話に、人類の未来を賭けるなどというのは、如何に博打好きのホーキングといえどもやり過ぎだ。

人が作りしものの最たるものは、人間という存在そのものかもしれない。

一人一人は、神の作りしものかもしれないが、人間社会、人類という集団は、紛れもなく人が作った。

そして、神の摂理に従えば、それもまた、やがて消えゆく運命にある。

つーか、人間自身が、よりよく生きようとして作り出したものによって、自らが滅亡するというのがありそうなシナリオだな。

まあいい。

悲観的なことを考えても、何にもならない。

短い時間の中で、精一杯生き続けること、神の摂理に掉さして、ジタバタすることでしか生を全うできないのが人間の浅ましさだ。

そろそろ、レストランを出て、じたばたしに行くかな・・・。