打ち上げ2016年10月11日 04:25

打ち上げ


加藤先生、下田さんを交えて、イントラと打ち上げ。

フィッシャーマンで、いつもの席だ。

浮沈子だけ、デザートの巨大なアイスパフェ。

でかすぎる・・・。

次回はふつーのアイスクリームにしよう。

話は、必然的にダイビングの話になる。

ヤップのブラックマンタ、チュークの沈船、ビキニの話やモルジブのリゾートの話。

北マリアナ諸島の北方の島々のクルーズの話も出た。

手つかずの島々のダイビング。

イントラが行ったロシアの話、オスカーの故郷スウェーデンの話。

ハワイやインドネシア、オーストラリア、フィリピンなどなど。

世界は広い。

出なかったのは、日本の話。

ああ、阿蘇山の噴火や、長崎の話は出たな。

モルジブは、一度行った方がいいという。

シンガポール経由で行けるんだそうだ。

遠いな。

インド洋は、やはり魚が違うんだそうだ。

比較的治安もいいので、安心して行ける。

レッドシーも行きたいんだがな。

リゾートでも、ロシア機とかテロに会ってるしな。

一時期、サメも出てたしな。

オーストラリアも、一度は行きたいところだ。

パラオに沈んでいる飛行機の話も出たな。

B24。

爆撃機だ。

デイドリームのスタッフも確認していない。

デカい飛行機だそうだ。

他にも、下田さんともう一人が見たという飛行機の話も出ていたな。

すごい話がゴロゴロ出て、あっという間に時間が経つ。

名残惜しいが、お開きとなった。

次回の再会を約して分かれる。

ダイバーの世界にどっぷりと浸かる。

浮沈子以外は、プロ中のプロだ。

入り口に立って、恐る恐る覗き込んでいる浮沈子には、想像もできない世界がそこにはある。

浮沈子は、ただ潜ることだけを考えてきたことに気付く。

彼らにとって、そんなことはあたりまえで、エントリーするまでの様々な段取りが話題の中心だ。

プロは、潜ることだけが仕事なのではなく、潜らせることも仕事なのだ。

大変だな。

その大変さを分かっているから、話題になるわけだ。

そこを解決してもらって、ただ潜っているうちは、お客さんということになる。

エントリーできた時点で、ダイビングの8割は終わっている。

浮沈子は、やはり、ただ潜るのがいい。

潜れるうちに潜っておきたいのだ。

段取りは他の人に任せられても、潜ることは自分自身にしかできない。

ロボットが代わりに潜って、VRで見せてくれる時代が来るのは、もう少し先だろうから。

そのロボットは、中性浮力やトリムで悩むなんてダサいことは、きっとないだろうけどな。

泡も吐かないだろうしな。

まあ、どうでもいいんですが。

ダイビングという娯楽が、いつまで続くかはわからない。

ひょっとしたら、今はダイビングの終焉の始まりなのかもしれない。

濡れるしな。

暑かったり寒かったりするしな。

今日も、ブルーコーナーに行ったお客さんは、船酔いと寒さで大変だったようだ。

そして、水中では、ナイトロックスだろうがCCRだろうが、不活性ガスは体内に溜まり続けるし、酸素毒性で細胞はボロボロだろう。

器材は重くて筋肉痛になるし。

そんな思いをして水中世界に行かなくても、もうすぐVRの時代が来る。

濡れずに、水中を味わえるのだ。

しかし、浮沈子は、疑似体験では満たされない昔人間だ。

実際に水に浸かり、リスクを冒してその世界に遊ぶ。

この15日間のダイビングの締めとして、相応しい時間を過ごした。

世界の海は、実際にはともかく、建前としてはダイバーに開かれている。

そこに行き、そこで潜り、そこで感じる。

そういう、本物のダイビングを、可能な限り続けたいのだ。

もし、運が良ければ、浮沈子にもおかに上がる日が来るだろう。

海で事故ることなく、静かにタンクを降ろす日が来るのだ。

その日まで、安全に、楽しく潜り続けよう。

今回のダイビングは終わった。

打ち上げも、良かったな。

いい感じの終わり方だ。

次のダイビングへの活力を貰った気がした。

おかに上がれば2016年10月11日 05:33

おかに上がれば


ダイバーも、おかに上がればただの人。

この2週間余りでたっぷりと溜め込んだ窒素を、せっせと排出する。

まあ、息してるだけだけどな。

アイスクリームパフェを爆食して、ブログを書きかけ、そのまま眠ってしまい、4時頃に起きて食堂に降りた。

なんと、ポテト(アンテロープの飼い犬:♂)が眠っている。

カヨさんがいなくなり、浮沈子が犬が苦手というのが徹底されず(まあ、パラオだしな)、ウミ(同じくアンテロープの飼い犬:♀)も、時々出没している。

まあいい。

2匹とも、浮沈子になれたのか、特にポテトは、最初のころは寄ってきて舐めたり(!)してたが、最近は無視して大人しくしている。

ウミは、まだ寄ってくるけどな。

浮沈子が人畜無害(ああ、文字通りか)であることが分かってもらえたのかもしれない。

ポテトは、浮沈子が席に着くまでは、目を覚ましていたが、座ってブログを打ち始めたら安心して寝てしまった。

時々、ピクンと肩が動く。

何か夢でも見ているのだろう。

犬も夢を見るのかしらん?。

猫も現れたが、どこかに行ってしまった。

今日は、ポテトと浮沈子の天下である。

夜通し、雨が降ったり止んだりしている。

今日は、ガラツマオの滝ツアーだが、午前中くらい晴れて欲しいな。

水量が不足する心配はないだろう。

2回目のダイビングしない日。

今回は、途中に中日を入れた。

バベルダオブ島ツアー(といっても、プライベートなやつ)に行った。

その時は水には濡れなかったが、明日は濡れるだろう。

滝つぼで泳げるんだそうだ。

主のウナギがいるかもしれない。

行きは歩きで、帰りにはトロッコ列車(モノレールと呼ばれている)に乗る予定だ。

帰路に街中で落としてもらって、コーヒーベリーでネットサーフィンして、昼飯(鳥鳥かあ)、アンテロープのタクシーサービスでお迎えに来てもらう予定。

帰ってきたら、デイドリームに干してあるウエットスーツ、ポケットパンツ、SMBを取りに行き、アンテロープの清算をして荷造りする。

おおっ、結構忙しいな。

今回の荷物は、ビジネスなので32kg2つまで無料だ。

超重量級のアイテムが入ったピンクのメッシュバッグと、軽く嵩張るアイテムが入ったインスピの箱の2つにする予定だ。

まあ、重量的には収まる。

エコノミーで超過料金払うより、ビジネスで来た方が安いのだ。

今度から、ずっとそうしようかな。

どーせ、ハイシーズンには来ないから、席も取れるだろうしな。

まあいい。

荷造りが終わったら、最後の晩餐はカープレストランだ。

メニューはカツカレーと決まっている。

ケルベロスどもに吠え立てられないように、岸壁側から行こう。

夜明けを告げるニワトリが、5時過ぎから鳴き出した。

それまで時々鳴いていたヤモリの声が聞こえなくなる。

ポテトが何度か寝返りを打っている。

空が白んで、明るくなり始めた。

雨も止んだ。

窒素抜きの日に、高所移動をするのは考え物だが、まあそれ程高度はないのでいいだろう。

CCRだったら、全然心配しないんだがな。

2杯目の粉コーヒー飲んだら、一度部屋に戻って出直すとしよう・・・。

夢の潜水器2016年10月11日 07:45

夢の潜水器


明け方にうとうとしたら、CCRの夢を見た。

コンパクトで、サイドマウントのシングルタンクの大きさに収まっている。

驚いたのは、ガスの携行方法だ。

カセットコンロのような小さい缶を、ケースの中にポンと入れるだけだ。

簡単、便利。

呼吸回路は給気側が中圧になっていて、排気側は環境圧だ。

だから、吸気抵抗を感じることなく、楽な呼吸が出来る。

どういう仕組みでそんな風にしているかは知らない(夢だからな)。

高信頼性ユニットだから、ベイルアウトなんてものは持たない。

二重化したければ、サイドマウントのように、左右2本差しすればいいだけだ。

カウンターラング?。

そんなもんは、内蔵されてるに決まっている。

袋が膨らんだりするのではなく、一定容積で圧力調整を動的に行う仕組みだから、CCRのくせに、息を吸えば浮き、吐けば沈むのだ。

もう、オープンサーキットなどという前時代的遺物を使うダイバーはいない。

呼吸ガスは、基本的にトライミックスである。

最適な混合比を自動計算して混ぜてくれる。

ガス交換の手順とかは、誰も教えてくれない。

必要ないから。

内蔵電池は、様々な動力やデータ処理に使われるが、1年間は交換不要だ。

メンテナンスはメーカーが行う。

仕様が標準化されているので、買うバカはいない。

BCには自動浮力調整装置がついているが、ガス源は独立で持っている。

トリムの調整だけは、自分で何とかしなければならない。

体形やスーツによっても変わるしな。

浮沈子は、そんな未来のCCRを1本差しして、なぜかDD前で潜っている(まあ、夢だからな)。

イントラが、トリムが取れていないと、水中で指導している。

頭下がりだというのだ。

だって、これ以上足を下げたら、エビ・ハゼの穴をぶっ壊しちまうじゃん!?。

下を覗き込むと、確かに足が上がっていて、トリムが取れていないことが分かる。

慎重に呼吸しながら、トリムを修正していく。

突然、もうもうとシルトが舞い上がり、目の前が真っ白になる。

えーっ、俺じゃないぜえ!?。

目が覚めて、夢だと分かる。

エビ・ハゼの穴は、大丈夫だったんだろうか?。

確認するために、続きを見ようとして目を閉じるが、それは適わなかった。

とりとめもない夢だ。

今の浮沈子の状況を反映している。

しょうもない状況だな。

まあどうでもいいんですが。

妙にリアルで、現実っぽかった。

実際にCCRの夢を見ることは少ない。

夢想することは、しょっちゅうだがな。

朝食を終えて、食堂で書いている。

キョウコさんが、お弁当の写真を撮っている。

慣れない手つきで簾を上げていたのは、浮沈子のためではなかったのだ・・・。

まあいい。

とうとう、ブルートゥースのキーボードでエンターキーが押せなくなり、心身症になりそうな状態で、ソフトキーを叩いている。

横置きでは、昔のポケコン並みの行数しか表示できない。

明日には帰国する。

今日一日の辛抱である。

そろそろ、滝ツアーの準備でもしようかな。

ガラツマオの滝2016年10月11日 12:46

ガラツマオの滝
ガラスマオの滝


ノリコさんのガイドで、バベルダオブ島北部のガラツマオ州にある有名な(一部で?)滝に行ってきた。

車で約40分くらいか。

途中、ちょっと寄り道したりして、9時15分くらいに到着。

入場料はツアーで払ってくれるが、モノレールの代金(20ドル)は別だ。

アンテロープでは、おススメはしていない。

つーか、遠慮してくれと明記されている。

人が乗る乗り物としての安全性が確保されていないからだという。

結論から言えば、それは正解だが、個人的には問題ないと感じた。

自己責任の世界がここにもある。

到着後、マリンブーツに履き替えて、下りは徒歩で行く。

ゲストは浮沈子だけ。

殆ど、プライベートツアーだ。

ノリコさんは、もたもた歩く浮沈子を煽ることもなく、雨でぬかるむ道を、約40分かけてゆっくりと歩いてくれた。

海水パンツをはいての参加で、滝つぼに上半身裸でアプローチする。

向かって左側の勢いのいいところは深くなっているが、滝の中央部は滝つぼといっても踝くらいの深さしかない。

比較的水量の少ない中央部を突破して、滝の裏側に回り込む。

水温はそれ程冷たくはない。

何枚か、写真を撮って、早々に退散する。

ノリコさんは、タオルで身体を拭いて、その上からTシャツを着る。

浮沈子は、Tシャツだけ着て帰りのトロッコ列車に乗り込む。

途中、2回くらい、レールとのギアのかみ合わせが外れたような気がしたが、概ね順調に登ってきた。

逆バンクになるのが気になるが、運転士がハイクアウトしてカバーするので大丈夫(たぶん)。

10人くらい乗れそうだが、それだけ乗ると、不安だろう。

事故を起こした話は聞いていないという。

まあ、自己責任だな。

浮沈子は、正解だと思うんだがな。

登りは、半分の時間で、駐車場のある停車場に着く。

景色もいいし、来てよかった。

帰りは、コーヒーベリーで落としてもらって、この記事を書いている。

駐車場があるところのトイレで海パンを履き替え、快適な状況である。

滝つぼで、御弁当を食べてもいいな。

涼しかったしな。

これをアップしたら、昼飯にしよう。

雨が上がったので、少し歩こうかな・・・。

チョンボ2016年10月11日 17:31

チョンボ


アンティアスカフェで、大チョンボ2つ。

1つ目。

ランチの注文で、カツカレーを頼んだこと。

今日のカープレストランでの夕食を、カツカレーにしようと決めていたのに。

2つ目。

リサが迎えに来た時に、あわてて店を出て、支払いを忘れたこと。

アンテロープに着いてから気づき、リサに頼んで、払ってきてもらった。

アンテロープへの支払いを済ませ、荷造りを行い、後は、空港でお土産を買って、帰るだけだ。

50ドルの出国税は、現金で確保してある。

今回は、なるべくカードで支払うようにしたが、日々の買い物やパーミッションは現金だ。

ピローチップもしかり。

会食以外の食事(全部カープレストラン)も現金。

結構使ったな。

500ドル換金してきたが、180ドルしか残らない。

そんなに使ったろうか?。

パーミッション100ドル、出国税50ドル、夕食等が約100ドル、今日のモノレール代が20ドル、ランドツアーで約20ドル(カヨさんへのお礼と餞別は、別途日本円で)、ピローチップが約20ドル。

まあ、そんなもんか。

今回は、円高だったから、もっと替えておけばよかったかな。

まあいい。

今夜の夕食と、明日のお土産代で60ドルだから、残金は120ドルになる。

健全だな。

前回は、15ドルだったからな。

ヒヤヒヤものだ。

午後は散発的に、すさまじい風と雨で、南側の階段を通る時にびしょ濡れになる。

濡れるのには慣れているが、気温も低いので気を付けなければならない。

くしゃみを2回もした。

憎まれたかな。

まあ、どうでもいいんですが。

ノリコさんは、午後からボートツアーに行って、さっき帰ってきたが、波が高くて大変だったそうだ。

また、音を立てて降ってきた。

5時になって、早番のスタッフは帰り支度だ。

今日は、ドナが遅番。

食堂の床に滴った水を、雑巾で拭っている。

足で・・・。

滑らなきゃいいわけだからな。

南から、湿った生暖かい風が吹いている。

対岸は、霞んで見えない。

加藤先生は、こんな天気の中、通常ダイビングでゲメリスとか、ウーロンとかに行ったわけだ。

どちらも仕事とはいえ、沈船潜ってた方が、ナンボか楽しいかもな。

沈船ご指名のツアーが増えるといいな。

ブルーコーナーと沈船の、欲張りなツアーがあってもいいな。

6時になったら、傘持って出かけよう。

食事したら、どーせ爆睡で、2時頃まで寝ちまうだろうしな。

今年の春先の渇水期が、ウソのような降り方だ。

浮沈子は、いい時期に潜ったことになる。

今夜来られるお客さんは大変だな。

ダイビングも、ランドツアーも、ボートツアーも、自然相手の遊びだからな。

ホテルに引き籠って、リゾートライフを満喫するのもいいかも知れない。

外が雨だと、気が滅入るだけかもしれないけどな。

この食堂の席からの眺めも、後僅かだ。

ハイシーズンが始まり、お客さんが押し寄せるまでの間の、束の間の静けさ。

港や湾内に係留されている船に、明かりが灯る。

景色は、灰色のベールの中に沈んでいき、エンジンの音が雨音にかき消されそうになりながら響くだけだ。

夜の帳(とばり)とは、よく言ったな。

眠気が襲って来て、うつらうつらしそうになる。

一寝入りしてから出かけよう・・・。