人口問題2016年12月04日 22:57

人口問題
人口問題


22世紀には、世界人口が減少に転じる(これは、間違いない)。

いや、今世紀後半から、既に減少は始まるという話もある。

(急増している世界の人口は今世紀中に減少に転じる!)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20140709/268392/

「下位推計では2040年ごろから減少に転じる」

「国連以外の人口学者の推計でも、21世紀中に世界人口はピークを迎えるという見方が強い」

記事は途中までしか読めないが、2番目のグラフでは、発展途上国の人口増加率が1990年をピークに、以後、一貫して下降している。

まあ、予測だからな。

当たるも八卦、当たらぬも八卦・・・。

(70億人目前、人類はいつからどのように増加してきたのか)
http://gigazine.net/news/20111028_population_7_billion/

グラフにプロットされている人口を拾ってみよう。

「(・約7万年前:10,000人)
・1万年前:5,000,000人
・2000年前:300,000,000人
・1200年頃:450,000,000人
・1650年頃:500,000,000人
・1750年: 800,000,000人
・1804年:1,000,000,000人
・1927年:2,000,000,000人
・1959年:3,000,000,000人
・1974年:4,000,000,000人
・1987年:5,000,000,000人
・1999年:6,000,000,000人
・2011年:7,000,000,000人
・2016年:7,367,396,400人」

初めの1万人というのは、このページから。

(トバ・カタストロフ理論)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%90%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%95%E7%90%86%E8%AB%96

「現世人類も、トバ事変の気候変動によって総人口が1万人にまで激減したという。」

今日の人口(推定)は、このページで確認できる。

(世界の人口)
http://arkot.com/jinkou/

まあ、どうでもいいんですが。

ちょっと乱暴だが、10億人ずつ増えるのにかかった時間を見てみる。

・0→10億:約7万年(テキトー)
・10億→20億:123年
・20億→30億: 32年
・30億→40億: 15年
・40億→50億: 13年
・50億→60億: 12年
・60億→70億: 12年
・70億→80億: 15年(予測)
・80億→90億: 25年?(テキトー)

どうやら、人類は、人口増加のピークを過ぎつつあるようだ。

まだ、暫くは増加し続けるだろうし、現在の人口問題といえば、人口増加に伴う水不足や食糧不足、医療や教育が行き届かないことなどだが、今世紀を凌げば、問題は全体として解決に向かう可能性がある。

正念場だな。

そして、その後は、急速に高齢化が進展し、22世紀から23世紀にかけては、人口減少が世界の課題になることは間違いない。

経済の停滞や、過疎化、新たな形での貧困、地域社会の崩壊・・・。

そんな先のことは、未来の人類に任せよう。

我が国では、既に人口減少が始まっている。

(人口減少社会)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E5%8F%A3%E6%B8%9B%E5%B0%91%E7%A4%BE%E4%BC%9A

「日本においては、2000年代後半、もしくは2010年代以降、その局面に入ったとされる。」

面白いことに、人口増加社会という対語を検索しても、何もヒットしない。

まあいい。

つーか、人口増加が当たり前の時代だったからな。

「具体的な影響:
自動車保有台数の減少により、国内市場は縮小傾向にある。国内新車販売台数(登録車+軽自動車)は、1990年に778万台でピークを打ち、2014年は556万台に減少し、今後もさらに増える要素は見られないという点は一般的な見方となっている」

浮沈子は、スマホの普及が大きいとみているんだがな(テキトー)。

国連の推計というのは、人口が増える方向へバイアスが掛かる傾向があるかもしれない。

現に起きている人口増加の問題に対処しなければならないから、もうすぐ人口減りますとか、なかなか言いづらいところがある。

しかし、人口は、確実に減っていく。

そのプロセスは、地域によって一様ではないだろうが、概ね高齢化を伴う。

そう、ジジババとお子様が死ななくなる時代なのだ。

少子化の中で、長寿化が進展する。

これは、やっぱ、保健・衛生の改善と医療の進歩・普及だろうな。

そして、24世紀になる頃には、人類は10億人以下になるかもしれない。

(200年後、世界の人口は半分になる!?)
http://wired.jp/2013/01/23/population/

「2300年には10億人をわずかに下回ると考えられている。」

ちょっと信じられない話だな。

19世紀初頭の人口になるということだ。

ちなみに、このワイアードの記事の原文は、イタリア語である・・・。

ラテン系だからといって、差別とかはしていないけどな・・・。

やっぱ、ちょっとな・・・。

元ネタは、これだ。

(Exploratory Extension of IIASA’s World Population Projections: Scenarios to 2300)
http://webarchive.iiasa.ac.at/Admin/PUB/Documents/IR-08-022.pdf

いくつかの試算が紹介されているが、最悪のシナリオでは、24世紀初頭で5億人というのもある(12ページ)。

まあ、これはないな。

しかし、どのみち、世界人口の減少は避けられない。

そういう状況の中で、地域社会(国家とかも含めて)が、どういう対応をしていくのか、地球レベルでの資源のシェアは、どうすべきなのか、そういった話を整理していく必要があるだろうな。

幸い、浮沈子が生きている間は、そんな心配はしなくていい。

1000年も経ったら、人類の人口は、トバカタストロフの頃のように、1万人くらいになっているかも知れない。

なるほど、これなら、火星移住について、次の破局噴火(イエローストーンとか、トバ火山とか)に備えて、真剣に考えてもいいかもしれないな・・・。

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