見込み違い? ― 2018年11月15日 15:12
見込み違い?
業界には激震が走っていることだろう(そうなのかあ?)。
(ビッグバン後の第1世代。天の川に史上最古の星が見つかる)
https://www.gizmodo.jp/2018/11/oldest-star-in-the-milkey-way.html
「推定135億3000万年前に生まれたこの星は、137億年前に起こったビッグバンの後に登場した星の第1世代のもので、さらには天の川の中でもっとも古代の星の一つであるばかりでなく、宇宙全体の中でももっとも古い星の仲間の可能性もあります。」
詳細な観測とかはこれからなんだろうが、TMT(30m望遠鏡)とかJWST(ジェームズウェッブ宇宙望遠鏡)とかでないと発見できないと言われていたファーストスターが、南半球のチンケな安物望遠鏡(!)によって、いとも簡単に発見され、しかも、以前想定されていた青色超巨星などではなく、最近言われ出した太陽の数十倍程度の星でもなく、ありふれた赤色矮星であったというのは、全くの想定外だな。
「この発見はもっとも初期の星がどのようなものか、それらがどこに位置しているかについて、人類が発見前に考えていた先入観に疑問を投げかけるものとなりました。」
そんな穏やかな話じゃないんじゃね?。
(「ファーストスター」世界初観測をねらう! 超巨大望遠鏡TMT)
http://www.mitsubishielectric.co.jp/me/dspace/column/c1410_2.html
「ファーストスターを観測することは遠方宇宙を研究する天文学者の究極の目的であり、もし発見されれば天文学の歴史が変わるでしょう」
今回見つかった星は、地球から約1590光年(英語版のウィキでは、1950光年)にしか離れていない。
(2MASS J18082002-5104378)
https://en.wikipedia.org/wiki/2MASS_J18082002-5104378
「Distance:1,950ly (600 pc)」
にしても、たったそんだけ・・・。
(ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%83%E3%83%96%E5%AE%87%E5%AE%99%E6%9C%9B%E9%81%A0%E9%8F%A1
「JWSTの主な任務は、宇宙誕生ビッグバンの約2億年後以降に輝き始めたとされるファーストスター(種族III)を初観測することである。」
(星の種族:種族III)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%9F%E3%81%AE%E7%A8%AE%E6%97%8F#%E7%A8%AE%E6%97%8FIII
「今はまだ仮説の段階だが、種族IIIと呼ばれる第三の種族も提唱されている。」
「種族IIIの星は極端に大きく高温で寿命が短かったと考えられている。その質量は太陽の数百倍に達していたとされる。」
(ファーストスターは太陽の40倍の重さ-コンピュータ中に再現された宇宙最初の星の成長過程-)
https://www.ipmu.jp/ja/node/1177
「最新の観測は宇宙最初の星は太陽の数十倍であったことを示唆していて、宇宙最初の星がモンスター星であったとのこれまでの理論的予想との食い違いが謎とされていました。私たちのシミュレーションにより観測結果と一致する初代星形成の描像を初めて得ることができました。」
やれやれ・・・。
関係者全員正座だな(天文屋だから、星座かあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
大切なものは、身近なところにあるというのは、メーテルリンクの青い鳥が教えるところである(1950光年が身近というのは、天文学的尺度によるけど)。
まだ確定したわけではないし、少ないとはいえ重元素が存在することから、ファーストスターではないかもしれない(連星系の片割れというのも気になる)。
しかしなあ、関係者にとっては衝撃だろうなあ・・・。
(An Ultra Metal-poor Star Near the Hydrogen-burning Limit:追加:原論文)
https://arxiv.org/pdf/1811.00549v1.pdf
「561.7978 pc ≤ d ≤ 632.9114 pc」
1パーセクはおよそ3.26光年だから、距離は約1950光年が正解だな。
業界には激震が走っていることだろう(そうなのかあ?)。
(ビッグバン後の第1世代。天の川に史上最古の星が見つかる)
https://www.gizmodo.jp/2018/11/oldest-star-in-the-milkey-way.html
「推定135億3000万年前に生まれたこの星は、137億年前に起こったビッグバンの後に登場した星の第1世代のもので、さらには天の川の中でもっとも古代の星の一つであるばかりでなく、宇宙全体の中でももっとも古い星の仲間の可能性もあります。」
詳細な観測とかはこれからなんだろうが、TMT(30m望遠鏡)とかJWST(ジェームズウェッブ宇宙望遠鏡)とかでないと発見できないと言われていたファーストスターが、南半球のチンケな安物望遠鏡(!)によって、いとも簡単に発見され、しかも、以前想定されていた青色超巨星などではなく、最近言われ出した太陽の数十倍程度の星でもなく、ありふれた赤色矮星であったというのは、全くの想定外だな。
「この発見はもっとも初期の星がどのようなものか、それらがどこに位置しているかについて、人類が発見前に考えていた先入観に疑問を投げかけるものとなりました。」
そんな穏やかな話じゃないんじゃね?。
(「ファーストスター」世界初観測をねらう! 超巨大望遠鏡TMT)
http://www.mitsubishielectric.co.jp/me/dspace/column/c1410_2.html
「ファーストスターを観測することは遠方宇宙を研究する天文学者の究極の目的であり、もし発見されれば天文学の歴史が変わるでしょう」
今回見つかった星は、地球から約1590光年(英語版のウィキでは、1950光年)にしか離れていない。
(2MASS J18082002-5104378)
https://en.wikipedia.org/wiki/2MASS_J18082002-5104378
「Distance:1,950ly (600 pc)」
にしても、たったそんだけ・・・。
(ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%83%E3%83%96%E5%AE%87%E5%AE%99%E6%9C%9B%E9%81%A0%E9%8F%A1
「JWSTの主な任務は、宇宙誕生ビッグバンの約2億年後以降に輝き始めたとされるファーストスター(種族III)を初観測することである。」
(星の種族:種族III)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%9F%E3%81%AE%E7%A8%AE%E6%97%8F#%E7%A8%AE%E6%97%8FIII
「今はまだ仮説の段階だが、種族IIIと呼ばれる第三の種族も提唱されている。」
「種族IIIの星は極端に大きく高温で寿命が短かったと考えられている。その質量は太陽の数百倍に達していたとされる。」
(ファーストスターは太陽の40倍の重さ-コンピュータ中に再現された宇宙最初の星の成長過程-)
https://www.ipmu.jp/ja/node/1177
「最新の観測は宇宙最初の星は太陽の数十倍であったことを示唆していて、宇宙最初の星がモンスター星であったとのこれまでの理論的予想との食い違いが謎とされていました。私たちのシミュレーションにより観測結果と一致する初代星形成の描像を初めて得ることができました。」
やれやれ・・・。
関係者全員正座だな(天文屋だから、星座かあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
大切なものは、身近なところにあるというのは、メーテルリンクの青い鳥が教えるところである(1950光年が身近というのは、天文学的尺度によるけど)。
まだ確定したわけではないし、少ないとはいえ重元素が存在することから、ファーストスターではないかもしれない(連星系の片割れというのも気になる)。
しかしなあ、関係者にとっては衝撃だろうなあ・・・。
(An Ultra Metal-poor Star Near the Hydrogen-burning Limit:追加:原論文)
https://arxiv.org/pdf/1811.00549v1.pdf
「561.7978 pc ≤ d ≤ 632.9114 pc」
1パーセクはおよそ3.26光年だから、距離は約1950光年が正解だな。
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