BFRの心2018年11月08日 23:10

BFRの心


ブログの表題の付け方が、ぞんざいになっている。

・秋空の心:
秋の空の移ろいやすさを、男女の心の変化にたとえた話(綺麗にまとめ過ぎかあ?)。

・CCRの心:
生命の起源を探るうちに、人の作りし機械までもが生き物のように感じられるという話(そうだったかあ?)。

一応、心ということで、タイトルとつながった内容にはなっている(たぶん・・・)

まあいい。

心というのは、人間の精神活動という意味と、もう一つには、真意とか、主旨みたいな使い方もされるようだからな。

(なぞかけ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%AA%E3%81%9E%E3%81%8B%E3%81%91

「なぞかけの形式は「○○とかけて××と解く。その心は□□」というもの。」

(「その心は」の意味と使い方・なぞかけ・落語・大喜利での使い方)
https://mayonez.jp/topic/1020671

「主に「なぞかけ」で使われる「その心は」とはある言葉や行動などの本当の意味するところ・真意・主旨という意味です。」

今回のBFRについては、こっちの意味での心とした(いらぬ解説、休むに似たり・・・)。

つーか、ニュースを見ても、一体なにをやりたいんだか、さっぱりわからない。

(スペースX「ミニBFR」検討中か。ファルコン9ロケット上段を改造)
https://sorae.info/030201/2018_11_08_fal.html

「「ファルコン9」ロケットの上段に手をくわえ、「ミニBFR」としてテスト打上げをする」

「超軽量ヒートシールドや超音速コントロール表面のテストには、軌道上打上げが不可欠」

えーと、正確に言えば、ファルコン9の1段目の上に、BFRの上段のテストベッドを載せて打ち上げ、地球再突入の機能テストを行うというだけの話のように聞こえる(そうなのかあ?)。

本格的なBFRの上段(BFSとかいうらしい)のミニ版を開発して載せたり、そいつを現行のファルコン9の2段目と置き換えて、ファルコン9バージョンの完全再使用を目論むとかいう話ではないようだ(フェアリングの回収はどーなる?)。

BFSは、それだけでも巨大なロケットで(全長55m:ちなみにH2Aは53m)、しかも、単独で打ち上げても宇宙空間に達することが出来るといわれている。

大陸間弾道旅客ロケットとして、そういう使い方をするなら、2段目だけでも行けるんじゃないか(未確認)。

そんなとてつもないもんを、規模を縮小したとしても、来年の半ばまでに打ち上げるという話ではない(たぶん)。

浮沈子の予想通りなら、ファルコン9の2段目に、超軽量ヒートシールドや超音速コントロール表面(意味不明)を張り付けただけのやつを、地球外から高速で制御落下させるという話なんだろう。

例によって、どこかの衛星の打ち上げのついでにやる。

時期的に言って、もう、具体的な話が付いているんだろう。

ふつーに考えれば、せいぜいそんなところだ。

この話は、もちろん、スペースドットコムだけでなく、米国のロケット関係のメディアが一斉に取り上げている。

(Falcon 9 second stage to be upgraded to ‘mini-BFR ship’)
http://www.spaceflightinsider.com/organizations/space-exploration-technologies/falcon-9-second-stage-to-be-upgraded-to-mini-bfr-ship/

「ファルコン9の第2ステージは、mini-BFR Shipのようにアップグレードされるだろう」(自動翻訳のまま:以下同じ)

(SpaceX to modify Falcon 9 upper stage to test BFR technologies)
https://spacenews.com/spacex-to-modify-falcon-9-upper-stage-to-test-bfr-technologies/

「BFRの上段は、「宇宙船」と呼ばれることもあり、9月に発表された最新の反復では、 3本の着陸脚が尾翼と7台のエンジンに組み込まれています。」

「アップグレードされたステージは着陸のテストには使用されません。」

「SpaceXは、Falcon 9の第2段階を何年も再利用することを検討してきました。」

実際の上段の再使用は、ファルコン9の2段目の改良ではなく、BFRによって行われることになるんだろう。

まあ、来年の6月になれば、どういう方法で開発が行われるかが分かる。

メタンエンジン積んだ巨大ロケットであるBFRの1段目には、見るべき点は少ない(デカいだけ?)。

完全再使用を目論むBFR上段(BFS)こそ、次期ファルコンシリーズの最大の見ものだ。

開発は難航を極め、向こう10年間のうちに実現することはないと浮沈子は見ている。

何かやってますという、エクスキューズとまではいわないけど、どっかの金持ちがポンと出したくなるようなネタを出しただけではないのか。

別に、ミニBFRなどと、大風呂敷を広げるまでもないだろうに・・・。

初めに引用した、なぞかけのウィキの記事には、こんなのが載っていた。

「「ミニスカート」とかけて、「結婚式のスピーチ」と解く。その心は「短いほど喜ばれる」」(3代目三遊亭遊朝の作品)

ミニ繋がりで落ちが付いたところで、今日はお開きだな・・・。