コオロギの声2018年11月06日 05:28

コオロギの声


秋も深まった夜。

コオロギの声を聞く。

(コオロギ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%82%AA%E3%83%AD%E3%82%AE

「オス成虫の翅にはやすり状の発音器や共鳴室があり、発音器をこすり合わせて「鳴く」ものが多い。」

そう、鳴くといっても、人間のように呼気で声帯を震わせて音を発するわけではない。

人工呼吸器を気管切開して繋げば、人間は声を失う。

そうして、人語を発することが出来なくなった患者は、例えば筆談であったり、ワープロを打ったりして意思表示することはできるかもしれない。

声を失い、話すという行為によるコミュニケーションが出来なくなる。

話すというのはシンプルな手段なのに、煩わしいことになる。

先ごろ亡くなった英国の物理学者スティーブンホーキングは、ノートパソコンを車椅子に括り付けて、わずかに動く顔の筋肉を使ってワープロを操作していた。

そういう手もあるか。

手は使わないけどな。

まあいい。

静かな秋の夜。

声を失った者の声を代弁するように、コオロギが一声鳴くのを聞いた。

幻聴だったかもしれない。

一度しか聞かなかったからな。

まあ、どうでもいいんですが。

何かの象徴のように、その声を聞いた・・・。

秋空の心2018年11月06日 18:21

秋空の心


男心と秋の空。

(男心と秋の空)
http://kotowaza-allguide.com/o/otokogokorotoakinosora.html

「つい先日までは同僚の女性に熱を上げていたのに、今は後輩にちょっかいばかりかけている。男心と秋の空とはいうが、なんとも軽薄な人だ」

(女心と秋の空)
http://kotowaza-allguide.com/o/onnagokorotoakinosora.html

「女心と秋の空とはいうが、あんなに仲良かったカップルなのに、まさか彼女に他に好きな人ができただなんて驚きだ」

浮沈子は、男心で覚えていたんだがな。

どっちよ!?。

(本当は男だった!? 「女心と秋の空」
「男心と秋の空」と「女心と秋の空」、あなたならどちらを使いますか? そのニュアンスは微妙に違うからおもしろい!)
https://allabout.co.jp/gm/gc/220725/

「低気圧と高気圧が日本の上空を交互に通るため、お天気が変わりやすいのもこの時季の特徴で、これを変わりやすい人の心になぞらえ、「男心と秋の空」「女心と秋の空」と言うようになりました。」

それは分かってるって!。

「もともとは「男心と秋の空」です。」

やっぱね!。

「西洋文化の影響で女性が素直に意思表示できるようになったこともあり、この頃(大正デモクラシー)から「女心と秋の空」とも言われるようになります」

ビミョーなニュアンスの違いについては割愛する。

「昭和に入って徐々に女心も定着していきますが、あの『広辞苑』に初めて掲載されたのは1998年」

「今でも、ほとんどの辞書が男心をメインにしており、女心が載っていない辞書も多いのです。」

へえー・・・。

「この言葉自体が“秋の空”のようですが、どちらを使っても間違いではありません。」

まあ、どっちでもいいんですが。

今日は、午後から雨になった。

浮世の雑事で、朝から千葉方面に出かけ、昼前には帰ってくる。

午後からも、電話を掛けたり、あちこちに出かけたりして、傘が手放せなかった。

今夜いっぱい降り続く感じだな。

先週までは、雨マークなんて出てなかったのにな。

秋の空の面目躍如だ。

例えに出てくるくらい、変わりやすいというのは分かるが、気象庁の入れ替えたばかりのクレイコンピューターをグリグリしても、天気予報は当たらない。

秋の空の勝ち!(って、そういうことかあ?)。

いろいろ重なった週末、一段落してホッとする。

暫くは雑事に振り回されることになるが、本格的な冬になる前に、目の前のことは片づけたい。

明日は、久しぶりにフィットネス(つーか、水泳教室)。

バタフライ初日。

ぶるるっ(武者震い?)。

気分転換して、英気を養おう。

雨が降っても、やがて高く澄んだ空に変わる。

秋の空も、そう考えれば捨てたもんじゃないかもな・・・。